人狼議事


237 【リアル人狼RP村】蜉蝣の村【半身内】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【人】 鳥使い フィリップ

[そうしてネルへと、数歩近付く。
代わりとばかりに向けられた憤りの塊へなのか、それとも道中の会話へか。]

 ――……、
 ありがとう、…ございます。

[掛ける声は結局、当たり障りのない――言葉だけを取れば、社交辞令めいた単調なもの。

それでも向けた表情は、ずっと溜め込み続けた感情を隠すこともできずに、何とも酷い物だっただろうけれど。

それだけ言葉を告げれば。
他の職員が踏み込む前にと、廊下の奥へ足を向けようと。*]

(23) g_r_shinosaki 2015/08/30(Sun) 23時頃

【人】 童話作家 ネル

[一発入れたくらいで無様に倒れるもんだから、まったく。
きっと幾ら甚振っても『申し訳ございません』しか言わないのだろう。壊れたラジオでももっと気の利いたことを言うだろうに、と蔑んだ目で見下ろす。

弱いものイジメの趣味はない。
こんなお人形を殴ったって、面白くないのだし。…なにも還ってこないのだし。
無駄なことはしない。]

 …なんです?
 ボクの顔になにか?

[興ざめだ。男に背を向ける。と、意識を落としてしまったらしい彼>>17を支える彼>>22と目があって。その呆然とした顔、そして落とされた謝礼に、『首をこてりと傾げて』みせ。]

(24) ainsel00 2015/08/30(Sun) 23時半頃

【人】 童話作家 ネル

 お礼をされることはしてないですよ。
 それより、その顔をどうにかしたらどうです?
 周りに心配させる気ですか、
 
[ゆ う と う せ い ?
そ口の動きだけのそれは彼に伝わったか。

嫌味混じりだが、先の男には返さなかった定型文。本当はこんな無意味なやり取り、返事をする気などなかったのだけれど。返す気になった理由は簡単。]

(25) ainsel00 2015/08/30(Sun) 23時半頃

【人】 童話作家 ネル

 ――――、ま、





 …私は今の顔の方が安心できるけどね。
 よっぽど、『生きてる』顔をしているわ。

(26) ainsel00 2015/08/30(Sun) 23時半頃

【人】 童話作家 ネル

[皮肉なことだけれど、とは口に出さず。廊下の奥へと足を進める彼>>23を見送る。
何処へ行く、とは問わない。これでも無駄に歳を重ねているから、彼の背中が何を語っているかぐらい、分かるつもり。

自分は、さっさとここから出て、報道陣の生贄にでもなってやろうか。きっと今日しか『お話』できないのだし。]*

(27) ainsel00 2015/08/30(Sun) 23時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

―自宅へ―

『なんて可哀想に…!』

[帰宅するな否や、空詩に抱きつくのは母親だった。彼女の中で、彼女が“唯一『愛する』対象”が変わったということは、それを経験してきた空詩にとって明らかだった。
姉が摂食障害となり、母はその全身全霊の愛の矛先を、自分から姉へと変えた(>>3:14)。それと同じで、ただ方向が真逆なだけことが、この場で起こっていた。]

…母さん、やめて。

[努めて冷静な声でその腕を振り払う。思えば、母に反抗したのは初めてか。狐に摘ままれたように立ち尽くす母の後ろには、やせ細った姉が、眉間に皺を寄せて立っていた。]

姉さん、行こう。

[姉の手首を取り、玄関へと逆戻りしようと足を向ける。姉は、甲高い声で『行くってどこ!?』と喚く。]

(28) omelette_kan 2015/08/30(Sun) 23時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

…病院。

[短く告げる。頬のこけた姉の顔は、一瞬青くなったと思えば、すぐに真っ赤に染まって、甲高い声が一段と高く、早口で発せられていく。]

『くぅ君は、あたしをビョーインに閉じ込めるのねッ!!酷いわ。
あたしがビョーキになったのは、あんたのせいなのに!!!』

…そう、だよ……
だから、姉さんには…治ってほしい。

『…ねえ?くぅ君。あたし、くぅ君のこと愛しているわ。
くぅ君だけを愛しているの。だから、一緒に居ましょう?
あたし、くぅ君と離れたら……
                 死んでやるからあァッ!!!!』

(29) omelette_kan 2015/08/31(Mon) 00時頃

【人】 徒弟 グレッグ

[あの事件が終わってから、病院でずっと考えていた。俺は、“俺たち”は、このままじゃ、ダメだ…。
一段と大きな声で叫ぶ姉に向かい、すぅっと深く息を吸い、低い声で静かに告げる。]


姉さん…。姉さんは、
“本当に死のうとする人”じゃないよ。
そんなに死にたいんなら


………俺が、ころしてやるよ。

(30) omelette_kan 2015/08/31(Mon) 00時頃

【人】 徒弟 グレッグ

[それから姉は道中、ずっとブツブツと何かを呟いていた。
時にはまるで呪詛を唱えるように、時には結婚直前で浮かれる新婦の愛の囁きように。
彼女はすっかりしおらしくなっていて、暴れるようなことはなかった。それでも道行く人々は、彼女を見て驚いたように視線を逸らす人、指を指して保護者に何かを尋ねる子どもばかり。
案の定姉さんは、少なくとも“体重が戻るまで”入院をすることとなった。
姉さんは奇声を上げて拒んだが、病院スタッフに抑えられると、すぐに奥の部屋へと連れて行かれた。
再び病院を出ては、玄関前で空を見上げる。]

俺、これから…
どうやって生きてくんッスかね…

[やはり、太陽は眩しくて。
気づかない内に、涙が一筋流れていたようだった。]

(31) omelette_kan 2015/08/31(Mon) 00時頃

【人】 鳥使い フィリップ

―個室にて―

[喧騒から離れて廊下を進めば、幾度か通った、自分の物でない個室へと。
変わらぬままベッドの上で眠る彼の姿に、ぐ、と喉を詰めてから、室内へと踏み入った。

シーツの上に腰掛けて、置いたままの煙草をもう一本。
何とも混ざり合う事のない紫煙を、彼に掛からぬようにと吹き捨てては、扇いで流す。]

 ……終わりましたよ。
 グレッグも、ネルさんも、…俺も。
 ちゃんと――生きてます。

[彼がもしも、あの時望んだならば。
"今とは違う"結末へ導く事も、簡単だったに違いない。
――それでも自分は、未だ生きている。

肩越しに見遣った彼は、どんな表情をしていただろうか――なんて、愚問に過ぎなかったか。
ひたりとも動かぬ目蓋へ、そっと微笑んで。]

(32) g_r_shinosaki 2015/08/31(Mon) 00時頃

【人】 鳥使い フィリップ

 ………っ、

[それから直ぐに、崩した。

開かぬ扉が開いた時だって――彼の喉に手を掛けて、その温度が消え失せるのを見届けた時だって。決して泣いたりしなかったのに。

堰を切ったように溢れる涙を押し殺すように唇を噛めば、廊下に声が漏れる事もなかっただろう。
――聞かれるとすれば、彼だけに。]

 …ようすけさ、……、

[嗚呼これではまるで子供じゃあないかと、冷静ぶって思わないこともない。
これならば、まるで子供にそうするように伸ばされた腕に、手に。不満なんて返せやしない。

それでももう、それすら与えられる事もないのだから。
ならば最後くらいは、良いじゃないか、と。]

(33) g_r_shinosaki 2015/08/31(Mon) 00時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[――――、
いつか彼が開いて、そして自分が閉じた襟口から顔を上げた頃には、それは酷い顔になっていたかも、しれないけれど。
それでも彼女にすら>>26、皮肉めいた言葉回しであったとは云え、"許して"貰えたのだから――今更気にかけることもなかったか。

未練がましく手を掛けたジャケットから、ころりと落ちたオイルライターへと。弛んだ視線を滑らせて。
見覚えのあるその形に、ゆっくり数度、目を瞬いた。]

 ――――……、これ、

[頂いても良いですか、と。
火のつかないホイールに指を滑らせながら、否定も肯定も返らぬと知りながらの狡い交渉。
いつか彼の指が重なったその場所へ、自らの指を重ねては、緩く――それから強く、握った。

伝えるべき言葉は、山程あったのかも知れない。
手に収めたライターが辿ってきた道程も。彼のこれまでも、――姓すらも。知りはしないのだから。
掛けられる言葉になんて、限りがある事も知っている。
そもそも、それが届きもしないことだって。

それでも。]

(34) g_r_shinosaki 2015/08/31(Mon) 00時頃

【人】 鳥使い フィリップ

 ………、もう一度。
 呼んでくれたら良いのに。

[服の上からそっと肩を掴んでは、色の失せた冷たい唇に、今一度。いつかの繰り返しのように唇を重ねた。

自身が身を置いているのは紛れもない現実。
例えば、ろくに触れることもなかったお伽話のように。
御都合主義のハッピーエンドなんて、訪れる筈もない。

自分はもっと、物分りが良かった筈なのだけれど。
自身の温度を分け与えるように、叶わぬとは知りつつも、そこに温度が灯ることを願いながら、緩く食んでは。

やがてゆるりと、ひどく緩慢に身を起こして。]

 …、また。

[どうしても、別れの言葉だけは告げられずに。
あの時と同じ。ただ生きる為にと、部屋を後に。
職員が訪れれば、薄く笑っては――彼の身体を託しただろうか。*]

(35) g_r_shinosaki 2015/08/31(Mon) 00時頃

【人】 童話作家 ネル

― 事件のあと:とある街の喫茶店 ―

[事件から数日たった今日。それでもまだ、テレビでも新聞でもラジオでも、そのニュースで持ちきりだった。
それもそうだろう、誰もが名前を聞いたことあるような大手の製薬会社の、前代未聞にして最低最悪の結末を遺した事件なのだから。

一大スキャンダル。

『優秀な』警察、『熱心な』マスコミによって事件は明らかにされつつあるらしい。
そして、事件の原因だとか解明だとか、心理的にどうだとか。『素晴らしい』評論家による『高尚な』論弁が世間を賑わす。]

 ねぇ、でもそれって

[つまるところ、『他人の不幸は蜜の味』ってやつじゃないの?]

(36) ainsel00 2015/08/31(Mon) 00時半頃

【人】 童話作家 ネル

[小さい声で呟いた声は誰にも聞こえない。ふ、とテレビに目をやれば、何度も聞いたニュースと見た姿。マスコミに囲まれてうつむく、なにも語らぬ彼女>>0

そっとしておいてあげればいいのに、まったく『熱心』なことで。反吐が出る。]

 「お、嬢ちゃんもこのニュース知ってんのか?」

[喫茶店のマスターに話しかけられて、頷く。
怖い事件ですね、そう告げれば彼は深くうなづいて。]

 「そうだよなー。残された家族も辛いだろうし。
  精神的にマイっちまった被害者もいるらしい
  って、いつだか新聞でみたな…。
  ま、あんなこと″が目の前で起こればそりゃあ、なぁ…」

[『当たり障りなく』、へぇ、なんて返事をしたりして。滞りなく会話は進む。途中でココアのおかわりを貰って。ハムのサンドウィッチをひとつ、口に含んだ。]

(37) ainsel00 2015/08/31(Mon) 00時半頃

【人】 童話作家 ネル

[そんなんでカウンターに居座り始めてから何れ位経ったか。店内のお客さんがかなり減ったから、結構長い時間いたらしい。

そんな自分にも嫌な顔ひとつせず。マスターは自分と話をしてくれる。
そして元から話し好きか噂好きか、気分を良くしたらしい彼は、声を潜めてこういった。]

 「そういや、あの一時期テレビに出てた被害者の…



  『ネル』っていったか?あの男もおかしくなっち
  まったって聞いたなぁ。
  事件当日はあんなに受け答えしてたのに…やっぱり辛いんだろうな。」

(38) ainsel00 2015/08/31(Mon) 00時半頃

【人】 童話作家 ネル

[そうなんですか?『ネル』さんって、事件の日に報道陣に囲まれてインタビュー受けてた人ですよね――?

『知っている』知識で彼に確認を取れば、よく知ってるな、えらいえらい!とばかりに満面の笑み。]

 「そう、そいつ!本名が確か…『斎藤 来栖』とか
  いったか?なんか事件の次の日、警察が再度事情
  聴取に行った時にな、そいつは自分の家でぐっす
  り寝てたらしいんだよ。




 で、起こして話を聞こうとしたら、そいつ、なんて言ったと思う?

(39) ainsel00 2015/08/31(Mon) 00時半頃

【人】 童話作家 ネル

 『あなたたち誰ですか?警察?
 ボクは昨日はずっと家にいて…
 あれ、家でなにしてたっけ…?思い出せない…』

(40) ainsel00 2015/08/31(Mon) 00時半頃

【人】 童話作家 ネル


「警察も困惑しちまってな。でも製薬会社の防犯カメラにはちゃんと『斎藤 来栖』が写ってるし、その日にそいつをみた奴もいねぇし…。
仕方ないから事件のことを話したらしいんだよ。でも奴はそんなこと知らないの一点張り。応募すらしてないんだそうだ。」

「きっと辛すぎて、忘れちまったんだろうな…。まったく、悲惨な事件だぜ…。」

[困惑した顔をして見せれば、マスターは悲痛そうな顔から一点、笑顔を見せ。お嬢ちゃんには難しい話だったか、とクッキーを皿に盛ってくれた。

テレビは次のニュースにやっと切り替わり。デジタル数字が日暮れの時刻を示す。



あぁ、そろそろ、行かなければ。]

(41) ainsel00 2015/08/31(Mon) 00時半頃

【人】 童話作家 ネル




 ――――――あ!おかあさん、迎えに来てくれた!
 おにいちゃんといっしょだ!

[マスターは店の外を歩く親子を視線で確認したようで。そうか、良かったな!と満面の笑み。ここはいい店だ。ココアもサンドウィッチも美味しいし。なにより『情報が早くて口の軽い』マスターなんて、特に。]

 はぁい!
 マスター、ごちそうさまでした!

[『元気よく』『無邪気』に挨拶をし。チリン、とベルを鳴らして街に飛び出す。そしてマスターが視認した親子の横を『通り過ぎた』。]

(42) ainsel00 2015/08/31(Mon) 00時半頃

【人】 童話作家 ネル

[そして路地裏へと身を滑らせて。]

 …ふぅん、その扱いなら大丈夫そうね。
 ちょっと心配しちゃったわ。

 あの子達、ちゃんと『生きてる』かしら…

[最後に見たのは、事件当日だから。その後のことは良く知らない。調べればすぐにわかるだろうけれど、今はまだそっとしておこう、なんて。気まぐれ。]

 しばらくはお仕事頑張らないと…
 あんなキッタナイお金、使いたくないし。

[報奨金とやらで、目の前に積まれたお金は当初の数倍はあろうかというもの。それを文字通り蹴っ飛ばしてきたわけで。
今回の報酬をあてにしていた分、辛いと言えば辛いけれど。それでも自分は『生きている』から]

 さぁて、次のカモを見つけないと―――。

[小さく呟いた言葉は風に乗って空へと消え。そしてその『少女』は路地裏の人ごみに紛れて姿を消した。]*

(43) ainsel00 2015/08/31(Mon) 00時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

―回想・入院中―

会わせてください、生存者に。
それと、亡くなった…彼らの、
眠る場所を教えること。

[病室にやってきたのは、あの時非現実の終わりを告げた男性・三宅。謝罪だとか今後の賠償の話だとか。そんなことを申し訳なさそうに話し始める彼に、ただそれだけを告げた。
案の定、個人情報が何やらと慌てる三宅には、]

生存者の情報提供が難しいなら、
俺の居場所を彼らに教えるだけでも
いいッス。

[と譲歩して。その後何も反応を示さずに、視線も合わせずに窓の外の空を見上げていれば、暫くして彼は、良い返答をくれただろうか。]

(44) omelette_kan 2015/08/31(Mon) 01時頃

【人】 徒弟 グレッグ

[数少ない生存者であり、唯一の、“友だち”。

フィリップは、理央は。どうしているだろう。
生存者が生き残れたのは、間違いなく彼のおかげだ。彼がその手で、悪食となってしまったリーさんに、手を掛けたから…
その心情を想えば、涙が止まらない。今すぐにでも、彼の手を取りたいのだ。あの時はいつもいつも、助けられてばかりだったのだから。恩返しをしたい。
それは…もしかしたらエゴなのかもしれないけれど。

それでも、会わなければ、きっと前に進めない気がするのだ。
ベッドの横の棚から、チョコレートの包みを取り出して、口に放る。]


ケリを、付けなくちゃッス、ね……理央。

[口内に広がる甘味にふぅ、と深く息を吐く。いつか必ず、彼と共に、犠牲者の墓を巡ることを決意して。
再び、窓の外の高い空を眺めた。]*

(45) omelette_kan 2015/08/31(Mon) 01時頃

【人】 鳥使い フィリップ

―それから―

[世間を騒がせた"大スキャンダル"の、その後。

ひとり報道の矢面に立った"青年"の存在>>39に、幸か不幸か、成人に満たぬ年齢に。当然のごとく認められた"正当防衛"に。
それから親の根回しも、僅かなりとも功を奏したか。
これ程の事件に巻き込まれたにしては随分すんなりと、日常へと。戻れる事になったはず。

――勿論、"形式上は"の、話だけれど。

親からも、友人からも。腫れ物に触れるかのような扱いは変わりはしない。
それはそれは模範めいた、至極当然の反応。]

(46) g_r_shinosaki 2015/08/31(Mon) 01時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

 ――だと、思ってた、…な。

[乾いた声で呟いては、取り出した赤いパッケージから一本。チャコールフィルターを掴んで抜き取る。
オイルを満たしたライターを擦れば、ぼやりと上がった炎に紙巻で触れた。

燻る煙はいつかの香り。
喉から肺へと染みる煙は、相変わらず。]

 ―――不味い。

[言葉に反して柔らかく眇めた瞳で、吐き出した紫煙を見送る。
青く澄んだ空へと、ゆらゆら上って消える煙に。
馬鹿みたいに良い天気だと、呆れとも感嘆ともつかぬ感想を。]

(47) g_r_shinosaki 2015/08/31(Mon) 01時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[手の内でそっと温めたライターをポケットへ落として。
代わりに一枚、小さな紙片を取り出した。

本人からの意思だと伝えられた病院名>>44
其処に書かれた人物名は、初めて見るものだったけれど。それでも確かに、馴染んだ"彼"のものだった、はず。]

 こぐれ、…くうた。
 空詩……か。

[馴染まぬ名前の代わりとばかりに、思考に浮かぶ笑顔。
幾度も幾度も反芻しては、声に合わせて歩を進める。

結局のところ――"まともすぎる"世間なんて、何も役に立ちはしない。
これまで信じていた揺るぎない正しさは、随分と呆気なく、崩れ去って消えた。

それでも、――彼なら。
あの悪夢のような数時間を共に過ごした彼なら、きっと理解し合えると。きっと手を取り合えると。
甘えか確信か、確かにそう、"信じている"。

歪んだ視界で揺れる袖を掴んだ、あの時>>2:64と同じように。]

(48) g_r_shinosaki 2015/08/31(Mon) 01時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[見舞いの代わりに提げたコンビニの袋の中には、滑らかな黄色で満たされたプリンのカップ。
冷えたそれが温くなってしまう前に、辿り着かなければと。
子供っぽいと――彼には笑われは、するだろうか。


彼と共に並んで歩くのも、それから例えば今更、その年齢を聞いて狼狽するのも。
馴染まぬ苗字の刻まれた墓の前に、彼の口元で揺れていたものと同じ煙草に火を点けては、そっと翳して瞳を閉じるのも。

どれもこれも、"これから先"の話。
"彼ら"が失くして、"自分達"が手に入れた、未来の話。

どこからか耳を掠めたベルの音>>42を聞き流しながら。
そのままゆっくり、*踏み出した。*]

(49) g_r_shinosaki 2015/08/31(Mon) 01時半頃

天のお告げ (村建て人)

[事件後、その試験のことは数多くのメディアによって報道された。新聞、テレビ、ラジオ。死者の名前は実名報道され、遺族の元にはたくさんのマスコミが駆け付けたか。当然会社の責任問題も問われ、倒産するのも時間の問題だった。

恐らく、その報道で……生存者たちはあの時死んだ人間の名前を、本名を、知ることが出来ただろう。

その中で一人、指名手配され続ける人間がいた。


『青山 英理子』


その人物は、若くして研究チームのチーフに選ばれ……そして"あの薬"を持ち逃げしたらしい。どこに行ったのか、どこへ消えたのか、そしてどうしてこんな事を行ったのか。連日の報道の中では延々と語られ続ける。……しかし、それも興味が消えてしまえばいずれ止むのだろう。





そのテレビを楽しげに見つめる女の姿があった。

(#2) 2015/08/31(Mon) 02時頃


情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


トップページに戻る


← ↓ ■ □

フィルタ

生存者
(3人 27促)

フィリップ
14回 注目
ネル
17回 注目
グレッグ
10回 注目

犠牲者 (2人)

サイモン
0回 (2d)
ヨアヒム
6回 (3d) 注目

処刑者 (3人)

イアン
0回 (3d) 注目
リー
2回 (4d) 注目
レティーシャ
1回 (5d) 注目

突然死 (0人)

舞台に (0人)

村を出た人達

種別

通常
内緒
仲間
死者
舞台
背景

一括

全示
全断
反転

ツール

クリップボード

ピックアップ

>>【】
(0.109 CPUs)
SWBBS V2.00 Beta 8 あず/asbntby
あっぱれ、うっかりアイコン by 小由流
人狼議事キャラセット by りりんら
管理 sol・laななころび