人狼議事


226 【突発誰歓】君の瞳に花咲く日【RP村】

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たぶん…、限界、かな。

[何があったか――って?
ナナオは、知らない。
せんせーは、ナナオに何も言ってないから。
寝ている間に、ここにいて――。
寝ている間に、これがついていた。
だから、それ以上は話せなかった。]

これがあたしの毒を吸いとってくれているみたいだけど…、たぶん、…。

[そう言って、黒い小手のような機具を示した。
誰かが入る気配に、言葉は途切れた。]


[――まるでその毒を、採取するために用意をされていたような――黒い小手。

…外しちゃ、駄目な気がする。
だから、ケイトリンさんが外そうとすればナナオは止めるだろう。

外したら、みんな死んじゃうよ。
あたしにさえ効く毒なら――きっと、今は誰にでも効くんじゃないかな。
そう言おうとしていたから――。]


あ。ごめん、これ外せるんだ。

関節外して…ほら、マジックショーとかで、縄抜けとかそんなの見たことない?
っと…、ケイトは余りいなかったし、ナナオはピエロの彼知らないからよく知らないか。

一応ね、これ以上拘束されたら溜まったもんじゃないから。付けてるだけなんだ。

[平然と彼は言ってのけたものだった。]


…メルヤ。

[つい先日まで、あっちにいたのに。
みんな、こっちにきたの?…なんて、思って――困ったように微笑んだ。

力なく微笑むだけで――言葉は、名前を呼んだだけだった。]


……。

[ややあって。彼も部屋に入り込む。
角度を気にして僅かに重々しい扉を閉めた。締め切るのを躊躇ったのは、ここの設備が気になったからだ。]

ナナオ。おとといの朝振り、かな?
と、言っても僕が食堂で見掛けただけだけど、ほら、近くに座ってたから、ね。

[限界。その言葉に瞑目する。
静かな声で近づきつつ、ナナオの痛ましい姿を見つめる。]

…ナナオ
重要なのは黒い小手だけ、かな?

[じいっと観察するような、問い掛けるような視線を送る*]


……そう

[限界、という言葉を聞けば...は歯噛みする
あんなに、元気だったのに
あんなに――明るく笑って、いたのに

私も隔離病棟で治療を受けたほうが良いとは言われたけれど
彼女程は悪化はしていない
――外見、上は]

それは毒を吸い取るものなのね
でも、何だか物々しいわ

[その毒は何処に捨てられるのだろう
外そうとすれば止められて。その事に小さく眉寄せよう
硬石化した身体なら大丈夫な気もしたけれど
メルヤも現れた事で...は外そうとする手は止めた]


……。

[そしてやってきた彼の発言
思わずジトっとした視線を送ったのも致し方ないか

ピエロやマジックはあまりみた事がない
...の家庭は清貧であったので

外せるなら外しなさいよなんて思うも、
確かにこれ以上拘束されたら自由には動けまい
...は無言を貫く事ことにしたのだった]


分からない…。

[ 
ナナオには他にも、点滴らしい管や――用の管や瓶もベッドについていたりする。
開放区にいたころのように、歩き回るのは難しいだろう。
力なく首を振った。]


[視線が痛いのは気のせいだと思い込んだ。]

ケイト、ちょっとあっち見ててくれる?
[指差したのは扉の向こう側。暗に、少し見張ってて欲しいと頼む。

なるだけ、女性の視界の入らないところに言って、手首の関節を捻る。ごきっ、ばきっ…余り聞きたい音でもないし、メルヤも余りやりたい技でもない。

手錠を外せば再び手首の関節を戻す。はずした手錠は指で一回転させた後にポケットに忍ばせた。]


ナナオ。

[視界に留まらない位置を守ったまま、おもむろに上着を脱ぐ。包帯を解き出す。
鱗が増えているのをぼんやりと眺めながら。

覇気のないに声を掛ける。]

会いたいひととか、いるんじゃない…かい?

タルトは、君の約束を健気に待っていたし。

ヒナコだって……いなくなって悲しんでいた。
[僅かに間が空いたのは、彼が逡巡だった。]


あと、トレイルが凄い動揺して僕がびっくりしたよ

[普段からやたらトレイルに構われるので、実は気づいていた。
トレイルとメルヤがいる時に、ふとナナオがこちらを見ていること。

視線はメルヤとは合わない。その意味がわかったのは、やたら構われてたせいだろう。

……鎌掛けも入っていたのはご愛敬である。]


・・・うん。

[――ああ。そうだ。
ぼんやりとメルヤの鱗を眺めながら。
あたしはきっと、だから、まだ生きていられるんだと思う。
でも。――もう、このままでは会えないような気さえする。

また眠りに堕ちたら、帰ってこれないかもしれない――。
目覚めるたびに、生きている感触が遠のいているのだ。
――もう、長くはない気がする。次は無い――。
その不安は、とても現実的だ。

――それでも、会いたい、と想った。
だから、あたしは頷いた。]

・・・会いたい。

[――でも。会えない、と思って。
哀しそうに、眼を伏せた。]


――ええ、わかったわ……?

[何をするつもりかわからないが、素直に頷き
すると何か関節の外れる音
割と きいていて こわい

振り向けば手錠が外されているのを見て成程と思う
でもやっぱり...はちょっと怖いなと思ったのだった

そして、ナナオとメルヤの会話を聞いて
――ナナオにも、どうしても会いたい人がいたのかと思い至った
それが、トレイルとは気づかないまでも
タルトやヒナコだろうなと...は思い]

――会いたいけれどあえないというのは
気持ちはわかるわ

[あう時はきっと、隔離病棟の中だから
私は平和な思い出を、抱いて生きていける、はず]


[なのにどうしてこんなに 哀しいのだろう

     ころん

転がるのは、小さなアイオライト]


[トレイルが――、と聴いて。
ナナオは、ほろりと涙を流した。
嬉しかったのか、哀しかったのか――何故だろう。]


……うん。
僕も、ね。ケイトには気づかれてたし、ナナオも、気づいてたかも、しれないけど。
最後にちょっと未練があって、さ。
[包帯の解く音だけが、室内に響いているようだった。
 元気で、明るかったナナオ。本当に病気の進行だけだろうか。]

…僕も、体がだるいんだけど…ね
どうも、筋弛緩剤みたいなの…投与されてるみたいなんだけど…

ナナオも、そういうのあるかもしれない…けど、さすがに器械も点滴もわからない、か。

[包帯を解ききった彼が手にしていたのは仕込んでいた。
ピンセットと紙やすり。上着だけを羽織って、包帯を椅子の上に置きナナオの方へと向く。]


[顔を背けていための涙には気づかない。僅かな沈黙の意味も、今までの中での当て推量でしかない。

ただ近づいて。どうしても。一言だけ告げたくて仕方がないことがあった。]

ナナオ…余り僕こんなこと言いたくないんだけど
――趣味悪くないかい…?

[ケイトに聞こえないように、小声でぼそりと呟く。昨日の会話の応酬の名残があった。


苛立ちはほとんど自分に向けられているのだが、どうしても言いたくて留まれなかった*]


[ナナオは、その言葉を聴いて。
きょとんとした――意外な言葉だったのだろう。
不思議そうに、どうして?というように首を傾げた。]

・・・?

[一つだけ、思い至ることがあって――。
そっか。
あたしのことを、忘れたのか――と。

――少しだけ、眼に生気が戻った。]


・・・そんなこと、ないよ。

[震える声で、ナナオは言い返した。
約束。――それは、何の為にしたものか。
あたしの方こそ、忘れかけていたじゃないか。
涙が、また落ちる。・・・そうだ。

忘れられたく、なかったんじゃないか。

その想いが、消えかけた蝋燭の火を少しだけ大きくさせた。]

メルヤ。
・・・その辺に落ちてる、ペンをとって貰っていいかな。


そう……
未練、は寂しい、わね

[しゅるり、しゅるりと響く音
筋弛緩剤の存在や手錠、脚の鎖
――嗚呼その存在を感じるだけで嫌になる、と思った

まるで牢獄、まるで煉獄
囚われてしまった終末病棟の様ねなんて

...は振り向けば――メルヤの持つモノに眉をひそめる
なんだ それは
というか貴方何で其れをもってるわけなの?
まさか、この様な事態を察していた?

言葉にならず...は唯無表情に彼を見る
――思う事は唯1つ]


[貴方って後何を隠し持っているのかしら

完全にナナオとメルヤのターン!お話になっているのは感じたから
...は思うだけで、口には乗せないでおいたのだった]


[ナナオは、メルヤが何をしようとしているのか――。
ぼんやりと見つつも、見当がつかなかった。

背中の鱗は、きれいだな――と思ったけれど。

――しかし、それが何の為か。
ピンセットや紙やすり。筋弛緩剤や手錠――。
その意味を分からないまま、見つめている。]


(あ。ダメだ。完全にトレイルに夢見てるよね)

[の不思議そうな顔で察する。恋は盲目とはよく言ったもの。
彼から見れば、ナナオにはトレイルは勿体ない、が。野暮な口を挟むまい。

の言葉には心の中でだけ、ひっそりと返した。
(いやいやいや。あいつ、何だかんだで自分本位だし、拾った子犬みたいに構われるこっちの気にもなれっていうか。……いや、ナナオは悪くないから、やめておこう。)

[つらつらと並べ立てられた悪態は、ここにはいないトレイルという名の男に投げつけた。
ペンを、と頼まれれば僅かに床の上を探す。少し変わった形のペンを見つけ、ナナオの黒い小手にしっかりと渡した。]


……ナナオ。ピンセットと紙やすりで、僕、たぶんピッキング出来るよ

鍵開けマジックは得意でね。昔、色んな人の部屋開けて怒られたんだよね。
…手品辞めた頃にはナナオいなかったから、知らなかったかも、だけど。

で。…ちょっと時間掛かるかもだけど、拘束解いて大丈夫そうなところ解いてもいいかな?

[念のための確認。生きる力を見せて欲しいという願望まじりであったかもしれない。

なお。ピンセットと紙やすりは本当に簡易のピッキングツールです、良い大人は真似をしないようにしましょう。]


[に向かっては、げんなりとした顔を(気怠いのもあって)隠そうともせずに。]

辛いのかなあ。どうだろう、ね。

[小さく零す、彼自身。昨日気づいてまだ持て余している部分だった。
は何を想っているのか、気づきようもなかった。]


・・・ねぇ、メルヤ。
メルヤから見たトレイルの話、聴かせて?

[と、ペンを受け取って――そう訊ねた。

――そう。あたしは、きっとメルヤよりもトレイルを知らない。
惹かれてはいても、そんなに話をしたことはない。
助けにきてくれたから。
遠くから眺めていたから――。
だとしても、きっと、全部を知っているわけじゃあない。
どんな人だったのだろう。
もっと知りたかった。もっと――。

少しづつ、だけれど。
ナナオは、もっと――生きたくなってきていた。
あの人のことを――もっと、知りたい。
そう。この気持ちは、きっと恋だ。]


――あら、辛くないの?
そうだとするなら心がなんとも強い、ものだわ

[私は、キルロイの事を考えるだけでああ、未練が鎌首もたげる
とはいえ何故か何時もの傍観者が、この時だけは動揺しているように見えて

あなたも、未練があるのかもしれないわね

なんて思った
しかしこの道化師さん、ピッキングまで完備しているなんて
――彼の、多芸ぶりに思わず目を見張ったのだった]


・・・でも。
それ、せんせーが動かないようにって固定してるものだから・・・。

[ピンセットで外せるよ、と言われれば少しナナオは渋った。
ナナオから見たせんせーは、医者としては信頼している。
嘘は、よくつくけれど・・・。
この固定が無ければ、ナナオは暴れ落ちていたかもしれない。]

・・・でも。
また、ペンが落ちたら拾うくらいは自分でしたいな。
本当に、外せるの・・・?

[と不思議そうに。
メルヤの手品を見ていないので、半信半疑・・・といった感じのようだ。]


[ナナオが尋ねる、メルヤから見たトレイルの事
其れを見ればなんとなく、ぴんときて

ああ、あなた″も″恋をしているのか

と]

……恋とは偉大ね


[小さく呟き、生気が戻った彼女を見つめる
ピッキングか何かで彼女の固定を外そうとしているのを見れば
できる事はない私は唯、2人を眺めるだけ]


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