人狼議事


227 【完全RP村】Etude of NIGHTMARE

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[ラルフは静かに、息を吐く。

……きっと、あの男の纏う空気は、
ドブの底で生きてきた生き物には、清すぎるのだ。
(そう、それに触れるには”手遅れ”なまでに。)

冷めた目で”アリス”を見てから、
ただ、白兎と女王を見届けている。
たんたんと、場を見続けている。]

[白兎が落とし穴をつくると、
その中に落下していくアリス。
鏡の国がどのように始まるかしらないが、
随分とらしいじゃないか、なんて肩を竦めた。

隣で、李の小さな感嘆の声が聞こえた。]


[指差し、落ちていく李に片眉をあげて]

 アリスを追いかける兎なんて、斬新だコト。

[そういいながらも、ラルフも気紛れについていく。]

  せめて薔薇の中じゃなきゃいいね。

[そんな言葉が真実になるのは、
そんなに未来の話ではなく

ふわりと高所から落下したならば、
そこは黒薔薇の園だった。
最初から身構えていたこともあり、
落下自体は失敗せずに、そのまますとんと降り立つ。
(もしかしたら、三月兎を踏んづけるなんてことが
 あったかもしれないが)

それから、その場から少しだけ離れて。]



『……覚悟は、出来てるんだったよな。
 "アルヤス"。

 …………、おわらせてくれ、よ。』

[そう云う、白兎の仕草はひどく緩慢で
ひどく、辛そうで。

ラルフはその時初めて、
「この劇、趣味悪いな」と、小さく呟いた。

こんな胸糞悪い体験をするからには、
「彼ら」は生きて帰ればいいと思う。

こんな冷たい場所で、終わってしまわずに。**]


【人】 会計士 ディーン

[揺らめく虹彩>>44になど、気付く事は無い。
であれば勿論、彼の"隠し持った武器"になど、気付く事も無く。
近付く足が警戒するのは、先に見た奇妙な"魔法"だけ。

此方を見上げる碧には、寸の間息を詰めながら。
吐き出す息は、酷く震えてか細いもの。

"アリス"の向ける笑みは、どう見たって虚勢混じりのそれだというのに……どうしてこうも、眩く見えてしまうのか。
ディーンが浮かべる事の叶わない笑みには、妬みを越えていっそ羨望すら覚えてしまう]

(54) 2015/06/30(Tue) 10時頃

【人】 会計士 ディーン

 ――……黙れ……!

[覚悟など、とうの昔に出来ているとも。
既にもう、自分は一つの命を散らせているのだから。

……そう、返す事が出来れば良かったのに。
鼻で嗤われ>>46たのであれば、冷静になど返せる筈も無い。

それに、振り上げた手には思いがけず躊躇いが滲んでしまっていて。
こんなザマで何を言った所で、ただの負け犬の遠吠えにしか聞こえないだろうと。

それでも、此処で手を止める事なんて出来やしない。
目の前の"アリス"を殺す覚悟が出来ていなくったって、殺さなければ殺されるのだから。
自分の意思とは関係無く、やるしかないのであれば、やるだけだ]

(55) 2015/06/30(Tue) 10時頃

【人】 会計士 ディーン

[吐かれる悪態>>47には、返す言葉も無い。
けれど振り下ろす刃は、"約束"の一言>>48にまた、鈍さを増していく。
続く彼の声>>49はもう、耳に入れてなどやらぬ様、ぎゅうと唇を噛み締めた。

言葉を交わす度、振るう刃は錆び付いていく。
力強い彼の言葉はまるで、此方の武器を何もかも取り払おうとしている様にも感じられて。
――恐ろしくて恐ろしくて、堪らない]

 …………ッな、

[聞こえてきた咆哮>>50と共に、"跳ね返される"感覚。
わけが分からなくって、幾度も瞬きをしたものの。
半ば反射で打ち鳴らそうとした足は、跳ね上げる身体>>52に邪魔をされる。

空が白に代わった事>>51など、意識の外の出来事で。
見詰めるのはただ、白金へと戻った、見知った彼の姿だけ]

(56) 2015/06/30(Tue) 10時頃

【人】 会計士 ディーン

["魔法"であれば、扉をもってして逃げおおせてみせただろう。
ギリギリの所、それくらいの冷静さはまだ残っていたから。

――だけれど。
彼の隠し持った、予想外のその"鏢"は、ディーンの判断を大きく鈍らせる。

それでも、向けられたのが首筋でなければ、それにだって反応出来たかもしれない。
或いは彼の髪が未だ、漆黒を保っていたのなら。

浮かび上がる幾つもの仮定は、今となっては無意味だ。
向けられた刃に、ディーンは震える身体をぴくりとも動かせなくなってしまったのだから]

(57) 2015/06/30(Tue) 10時頃

【人】 会計士 ディーン

[はくり と、空を食む。

刃を向けるその姿と、添えられたその場所に、遠く"彼"の姿を幻視して。
押し付けられた頭の痛みだとか、皮膚に入り込む刃先の熱さだとか。
ちらつく"記憶"は、絶望にも似ている]

 ――…………、……、

[吐き出した言葉は、もう形になりやしない。
振り上げたままの腕だって、今から動かした所で間に合うかどうか。
一度、二度。深く呼吸をするのは、許されるだろうか。
縺れる舌を何とか動かして、捧げるのは、ただ一言]

(58) 2015/06/30(Tue) 10時頃

【人】 会計士 ディーン

 覚悟は できてるん、だろ。

[同じ形で、けれど違う意味を孕ませ。
答えが得られないのであれば、再び刃を振り下ろそうと]

(59) 2015/06/30(Tue) 10時頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

2015/06/30(Tue) 10時頃


  だーってこれを見届けに来たんだろ。
  俺も、あんたも。

[ ひょいと踏み出した一歩。”次の句”は、
僕のロングブーツと一緒に 扉が作った闇に溶ける。
どーせまた落ちるんじゃねーのとは 思っていたけど]

  うっわ、可愛い耳して えげつねーのなぁ。

[茨の生け垣に  すと、と降り立って
薔薇園で棘にヤられてる姫を見りゃあ、危機感というよりはこんな場所に落とした彼の趣味に感心した。
(手前にもにたよーなブツが付いてる事はあえて無視だ。)

いやまあいい。
僕はそんなことよりも、更に趣味の悪い奴が居るって事を
忘れるべきじゃなかったんだ。]


  ぅげ、!!!!   っは。

[真上から両肩に乗る”何か”
痛いよりも先ず衝撃に襲われて、微かに前につんのめる。
ひょい、と ”それ”は 僕の肩から軽快に跳ねて
すぐ隣に華麗に着地しやがった。]

  …………………。

[怒りだとか呆れだとか色々通り越して、コメントに困る。

ぱんぱん、ぱんぱん、両肩をはたいて
肩口をちょいっと引っ張って足跡の有無を確認。
それから漸く出た言葉は ]

  なー、にゃんこちゃん。お前、ともだち居ないだろ。

[そんな歳に見えねー、でけえ、と揶揄ばかりされる目を
横一文字にほっそーくして 長い尻尾をはたいてやった。]


それでも尻尾がぷらーんぷらんしてるなら、先っぽを右手でギュッ。**


[同じ場所から落下したなら、落ちるところも同じだろう。

――というわけで、李の肩を踏んで見事着地したラルフは
うげ、とか、は、とかいう兎を無視して
とんとん、とブーツの底を鳴らしている。]

 同じところにつったってるアンタが悪い。

[そう言ったところ、ともだち居ないだろ、
というお小言が返って来たので肩を竦める。
数年前に裏切りましたが何か。]

[大きな瞳をうっすーく横一文字にして
こちらをねめつける様子にしれっと無視を決め込んでいたら
ぺしりと尻尾をはたかれた。

少しだけ痛いのが不思議。
続けざまに先っぽをぎゅっとされれば、]


  ! っ、も、う、それどこじゃないでショー
  見届けるんじゃなかったんすか?
  それとももっぺん耳攻められたいの?

[びくっと背筋を震わせながらも、
戦いの方を指差した。]

[鏡が罅割れる音が響く。

何が起こっているのか、
この血の香りが濃い薄暗い薔薇園では
はっきりとは見えなかったものの

アルヤスの髪がふわり、小さなランプの火のように
白金の色を取り戻すのを見た。]



  ――あ、 あれっ……

[ぎらり、煌めく鏢には見覚えがある。
俺の武器じゃん、と
歯噛みしたい気持ちを隠さずに
ぎゅうと、拳を握った。]

  剣だせるなら俺の武器いらんだろ……! ずりィ…

[皿だの剣だのを虚空からとりだす姿を思い出しながら、
むう、とちょっとむくれた顔で言う。

そうしている間にも、白兎とアリスの会話は続く。

覚悟はできてるんだろ、という言葉に、
ラルフは静かに目を伏せた。**]


  ………そー… さ、ねぇ。

[ ”見届けるんじゃあなかったのか” と、猫が
指し示すゆびの先。僕の意識はもんやりと霧がかっていて
返事は精彩を欠く。

あそこで行われてんのが僕に無関係だったなら
(なに、なに、きもちーの?)なーんて茶化したり
(黙れクソ猫噛み切るぞ!)なーんて尻尾をガブリする事も
もしかしたらあったかもしれないけれど

はぁ、と溜息ひとつ、 両膝折ってしゃがみ込む。

( なあ、ばからしーよなあ。 )
( 馬鹿らしい。馬鹿らしい。
  妙な期待を半分なくなったあの肩にのっけんのも
  妙な感情を白兎の変わらぬ表情の中に探すのも

  とーんでもなく   野暮だ。)]


  ふうん。 あれがアンタの武器なの。

[畜生勝手に使いやがって、なんて思ってんのかな と
視線と同じ高さできつく握られた拳を見て思う。
( もしも僕のが、って考えたら嫌な寒気した。)

猫を屠ったあいつはきっと 宣言通り大真面目で
猫の命をあの身に抱えて 白兎と戦っているんだろう。
こいつの意図とはかんけーなしに。]

  ………ははっ。

[ほんとーに、呆れる。 僕以上のばかなんじゃねーかって。
あいつが抱えてる荷物の多さも、重さも見えないけれど

その隙間に おマケみてーに
僕のいのちが乗っかってるんだって思ったら
馬鹿らしくて笑えてきた。

今更ひとっつ増えてたって かわんねーんだろう。]



[どこでも扉が出たと思ったら、今度は猫や鏡が出たり。
こんな奇妙な”戦い”は、はじめて見るものだけれど
眼前で交わされる 優しい殺気も
僕にとっちゃあ 初めて目にするものだった。

 白兎の声も アリスの声も
 殺意だけで相手を屠るものからは どこか遠くにある。


あの2人の合間に何があったのかは知らない。
それなのに
小さく けれど強く紡がれた白兎の言

救いを求める 祈りのように ――聞こえた。**]
 


[ふと、ベージュ色した三月兎の耳が
視界の端っこで低い位置にくるのを見た。

李の口から溜息が漏れる。
呆れたような虚ろな笑い声がやけに響く。
この男の内心などラルフは知らないが、
彼の命がアルヤスにかかっているらしいから
色々気が気ではないのだろうと考えた。

さきほどのぼやけた答からも、
李が目の前のやりとりに
集中を持っていかれていることは明白だ。

垂れ下がった耳を見ては、
硬く握った掌を解いて、
無言でその黒髪をわしゃりと撫でておいた。
ただの気紛れだ。]



[ふと、遠く遠くで
きらきらとハート型の光線が光るのが見えた。]

 …………。でたらめだわ。

[そんなぼやきも風に消える。
今は演者や舞台に、
何の影響も及ぼす事はできない。
何を思ったって、何を言ったって――

見届ける事しかできない。**]


…空気ガ変ワッタナ。

[音が聞こえる訳ではない。
見えている訳でもない。

だけど英雄≪ハカタノ=シオ≫はクスクスと笑っていた。

黒い薔薇園での物語も割れた鏡も何も知らない。
だけど静かに呟くのだ。]

…吾ラノ迷子≪アリス≫ハ立派ナ女王にナッタカネ?


紅茶を飲む。


驚いてカップを投げた。全部塩になっている。**


[ふわり、立っていた耳は
目の前の光景と、僕の中でもやりとする澱んだモノのせいで
ゆっくりゆっくり垂れていって
その先端が隣で握りしめられた拳を微かに撫でる。

僕はそんな事を気にもしていなかったし
あんまり意図して動かしているものじゃあねーもんだから
猫がその耳を見ていたことにも勿論気付かない。

自嘲と不安と漠然とした恐怖を抱えて
ただ真っ直ぐに 真っ黒の目を遠くに投げていた。]

  ………っちょ、  何する、ん    …だ。

[振り払うようでいて届かない、中途半端に上げた腕と
反射的に見上げた視界が 猫の真っ赤な目を捉える。

    林檎みてーな  まっかな 目。  ]
 


[ 糞餓鬼の声が谺する。
「まだ、あえるかもしれないのに、ね。」

 あのひとの声がする。
 「                」

 アタマの上にある掌は 似てるワケもねーし
 本物はもっとでっかいし もっとあったけーし
 間違うはずなんて、ないのだけど。

 草の上に見えなくなった ホージ茶のさいごのひとくちが
 今頃になって からだのなかから湧いてくるようで。]

   …………やめろ。

[ 薄い膜を張った黒水晶を くしゃり、 歪めて
 僕は赤い目から 逃げるように視線を逸らす。
 抱えた膝にかぶさる指は 白くなるほどに
 掴めない何かを 届かない何かを
 引き留めようとしていた。]




[ 歪む目とは対照的に
 目の前の2人を見つめ直した兎の顔は
 口元だけがどこかわらっていて。

 痛い時 辛い時 泣きてえ時は
 笑ぃやぁ 楽になるのだと

 持ち上がる口の端っこは 無意識のうち。*]

 


【人】 会計士 ディーン

[あてがわれる凶刃>>66に、ぱちり。一度瞬きを。
深く呼吸をし、少しだけ取り戻した平静は、けれど最早意味など持たず。
返される言葉には、ほんの僅かに口元が歪む。
……いいや、歪める事の出来る表情など、持ってはいないのだけれど]

 やくそ く?……ふ、

[嘲笑う様な口調。
そんな事出来やしないと一笑に付そうとした所で、ふっと息が詰まる。

嗚呼これは――自分の求めた、彼の笑み。
眩しいそれに、きゅうと目を細め。
まさかまさか、その笑みが再び自分に向けられるとは思っていなかったものだから。

じわりとこころに滲む喜色は、どう表したものだろうか。
この一瞬だけは、敵だとか悪夢だとか、全てを忘れられる様で]

(78) 2015/06/30(Tue) 23時頃

【人】 会計士 ディーン

[蒼い瞳に、ただその姿を映し。
返される視線>>68には、酷く満たされた様な心持ちで。

……誰かの"視線"が心地良いと思ったのなんて、果たしていつぶりだろうか。
病を患ってからは、人の目からは逃げてきてばかりで。
完治したって、視線は恐ろしいものであって、変わりは無いのだと思っていたのに]

 …………、

["約束"を、と。求める声に、小さく唇を動かす。
けれどまだ、名を口にする事は無く。

持ち上げられた鏢>>69を、伏せた瞳で見詰めながら。
惜しむ様なその緩やかさには、苦笑すら浮かんでしまう。

碧のプライドなど、知りはしない。
知れば少しは、残念に思ったかもしれない。
――自分はただ、"盗む"べき存在でしかなかったのかと。

嗚呼それでも……その感情すら、ディーンの身には大それたものなのかもしれないが]

(79) 2015/06/30(Tue) 23時頃

【人】 会計士 ディーン

[捧げる言葉は、彼にとっての"盗むべき命"の一つではなく、ただ一人の"友人"として。
……此方が勝手にそう思うくらいは、許されるだろう?

ディーンをも救うと言うのであれば、やってみると良い。
交わした"約束"を守ってくれるというのであれば、此方からも]

 ディーン だよ。
 ……アルヤス。

[ナイフを握った手を開く。
その刃が地に落ち音を立てる前に、首へと広がる熱に身体が揺らぎ。
支える意思を失った身体は、そのまま彼の前で膝を付く形に。

熱と、眼前に散る赤と。
咳き込む度に広がるそれを手繰る様に、首元へと手を伸ばした]

(80) 2015/06/30(Tue) 23時頃

【人】 会計士 ディーン

[溢れる血は、止められやしない。
どれだけ押さえたって、流れる赤は止まってはくれない。

視線はそれでも、そこにあるだろう碧を仰ぎ。
笑む口元は無いけれど、吐く息は確かに笑みを形作る。

そっと彼へと手を伸ばし、上げ切れなかったてのひらは、ただ空を切る。
此方から触れる事など叶わぬまま、白は段々と赤く染まっていく]

(81) 2015/06/30(Tue) 23時頃

【人】 会計士 ディーン

 ……あぁ、しにたく ない なぁ……。

[掠れた声は、果たして形になっただろうか。
もしかしたら、吐き出した息がただ空気を震わせただけかもしれない。
けれど混じり気のない本心は、するりと口から滑り落ちて。

嗚呼何とも様にならないものだと喉の奥で笑えば、大きく咳き込んで身体は地に堕ちる。
薄く開いた"硝子玉"は、もう何も映す事は無く*]

(82) 2015/06/30(Tue) 23時頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

2015/06/30(Tue) 23時頃




[何するんだ、という制止の声は聞かない。
振り払うには中途半端な高さで留まった腕にも、
知らん振り。

淡々と見据えた黒耀の瞳には、
自嘲と不安と漠然とした恐怖が
ぐるぐると渦を巻いて、薄い膜を張って、]

[ きっと、どこかの 俺ではない誰かを見た。 ]

[やめろ、という声がして
くる、と逃げるように視線を逸らされてから
漸く、ラルフは李から掌を離す。]


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