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![]() | 【人】 執事見習い ロビン[差し出された救いの手は、「優しさ」という名の拷問。] (67) 2010/09/09(Thu) 11時頃 |
![]() | 【人】 執事見習い ロビン[彼の世界は、薔薇の香気に囚われて、ずっと心に秘めていた願望を現実のものとされた時にもう壊れてしまった。 (69) 2010/09/09(Thu) 11時頃 |
![]() | 【人】 執事見習い ロビン……痛いのが気持ち良い、って分かる? (70) 2010/09/09(Thu) 11時頃 |
[誰でもよかった。それは案外図星だったのかもしれない。
本当に大切なもの以外ならば誰だって。
行為などはただ、欲を満たす為の搾取で、
苦痛と屈辱しか与えないのだと、ずっと思い込んで居たから。
そう、この甘美なる悦楽を識るまでは。
茨の檻の中、夢に聞く声はあまりに遠く、
何も出来ぬ口惜しさに足掻いて、更に魂に食い込む棘。
慟哭も悲鳴も、今はもう届かない。]
![]() | 【人】 執事見習い ロビン勿論、そんなの単なる妄想だって分かってる。 (72) 2010/09/09(Thu) 11時頃 |
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![]() | 【人】 執事見習い ロビン倒れた夜。 (76) 2010/09/09(Thu) 11時半頃 |
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![]() | 【人】 執事見習い ロビン[穏やかに望みのものを与えようとするディーン。 (81) 2010/09/09(Thu) 11時半頃 |
![]() | 【人】 執事見習い ロビン……無理しなくて良いのに。 (86) 2010/09/09(Thu) 12時頃 |
![]() | 【人】 執事見習い ロビン……縛っ、て。 (87) 2010/09/09(Thu) 12時頃 |
――非常階段――(
[揺らぐロビンの傍らで、透明な少年は儚く微笑む]
――僕がもっと年嵩で。もっと身体も大きければ。
――そうだったら、どれだけでも君の願いを叶えてあげられただろうに。
[哀しげな視線をディーンに投げて嘆息した]
……彼は……或いは行為そのもの、としては、ロビンの希望を叶えてくれるかもしれない。
でも、それはあくまで仮初の慰めにしかならない、っていうことも、聰明な君のことだ。わかってるんだろ?
……彼には、その《衝動》がない、ということが。
[ロビンの方を向き、少年は目を閉じる]
それは個人の素質、ある種の運命みたいなものだ。
僕が君に牽かれた理由のように。
君が“それ”を求める理由のように。
――不合理なものだよね。いま、この時に、僕が彼だったなら。
[再びディーンに視線を投げる。込められた感情は羨望や嫉妬ではなく弔哀。短く嘆息した]
他のすべて、何もかもかなぐり捨てて君に向き合っただろうに。
――非常階段――(
……駄目なんだ。
足りないんだよ、ディーン。
君にはきっと――ロビンをすべて、抱え込むことはできない。
[凌虐の行為を始めようとするディーンに呟いて、情欲に火照るロビンの表情を見つめる。かすかに微笑んだ]
……でも、もしそれが一部分でも適うのなら。
僕はロビンのために祈っておくよ。
目覚めてからの空漠に苦しまないように。
瞼を閉ざし――やがて*姿を消した。*
いいよ
オレは蒼薔薇と死んでもいいんだ。
先輩が無事なら
いいんだ。
[見えた夢の画像に囁いて**]
/*しまった、《衝動》じゃなくて『強欲』っていっとくんだった!
![]() | 【人】 執事見習い ロビン―非常階段― (97) 2010/09/09(Thu) 13時頃 |
![]() | 【人】 執事見習い ロビン―非常階段― (99) 2010/09/09(Thu) 13時半頃 |
![]() | 【人】 執事見習い ロビン―非常階段― (102) 2010/09/09(Thu) 13時半頃 |
![]() | 【人】 執事見習い ロビン―非常階段― (104) 2010/09/09(Thu) 14時頃 |
![]() | 【人】 執事見習い ロビン―非常階段― (106) 2010/09/09(Thu) 14時半頃 |
メモを貼った。
メモを貼った。
―医務室―
莫ー迦莫ー迦。 ……責任……取………や………れ。
[漏れる言葉は罵倒なのに。ふわりほわりと優しいものが溢れて]
メモを貼った。
― 夢の中 ―
[意識を失って、
でも見ているのは寮内の風景。
それは、今だけではなくて、
昔も多く含まれている。]
[そして、そこにはいくつもの〜if《モシモ》〜も散らばっていた。]
[それを第三者のような、そうでないような立場で、見ている。]
メモを貼った。
メモを貼った。
― 医務室 ―
[錯綜するさまざまの夢の一場面に足を踏み入れる。
それは、同室者の優等生に罵声を浴びせかけるサイラスの姿。
その顔は笑っているような泣いているような、
まぁ、随分情けない顔だ。]
――……
[そこから見える茨の檻。
その中には赤毛が見えた。]
――……見事に駄目人間ばかり かな。
[欲見渡せば、駄目人間ではないトニーやユーリィもいたのだろう。
だが、今見えたのはその二人で、苦笑を零す。]
夢の中で、煙草を吸う、仕草・・・・・・。
[それまでも一緒の寮で過ごしてきたはずのフィリップに、
この夏、恋をした。
それは、客観的に見れば、ばかのように映ったかもしれない。
でも、それはそれで、よかった。
忘れていたハーモニカを取り出して、
それを吹いて、想って、
そうとっても、幸せな心持ちでいられたのだから。]
[ただ、そんなだから、セシルがフィリップのことをよく知るわけがない。
フィリップが「大事」にされることに孤独を覚え、「壊され」たい衝動があるなども、知るわけがない。
だから、彼は自分の心に素直に、フィリップを「大事」にしたいと繰り返す。
それが伝わらないものだとしても、
いや、伝わって、それを拒絶されたとしても、
彼はきっと、「大事」にしたいと思うことはやめられない。]
―――…なぜなら、彼は、イノセント《バカ》なのだから。
煙草の煙を吐き出す仕草。
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