3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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[全てを救えるだなんて、守れるだなんて正直思ってない。
だけど守りたいと思ったものは、守りたいじゃないか。]
……迎えに行くよ、ディーン。 僕、執念深いから。
[何処にいても。]
(391) 2010/03/03(Wed) 22時頃
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生徒会執行部 ラルフは、用務員 バーナバスが入ってくるのを見た**
2010/03/03(Wed) 22時頃
[己の魂を侵食する闇に身を委ねかけた時に頭に過ったのは―]
(俺はただ一つとして約束をまだ果たしてない!!)
(一人の女を温めてやるというささやかな願いも)
忘れかけるところだったぜ、信じる事を。
俺は同化しちまったが、残ったヤツらが解放してくれるってな。
お前らと同化するのは、絶望してからでも遅くねぇや。
[闇の中でおぼろげな姿を実体化させ
五感は感じなかったが、気配を辛うじて感じる事は出来た
己の魂に侵食する闇の方を睨み]
狂気に落としてくれて感謝してるぜ。
信念に狂気的にしがみつく事が出来るからな!!
[啖呵を切るがその姿は痛々しい]
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―回想>>413― …そう、ですね。
[コップの中で揺れる紅茶を眺める。
自分がこれからする行動はきっと悲しませると、 分かっていながら突き進む。]
[皇帝(The Emperor)が乗る、戦車(The Chariot)のように。]
[図書室、との提案には]
あー、僕はいいです。 ……やりたいこと、ありますから。
[そう言って丁重に断りを入れて。
二人が先に行けば靴の中に細工をして、 それが終われば歩き出す。]
(445) 2010/03/03(Wed) 23時頃
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生徒会執行部 ラルフは、いきもの係 キャロライナに話の続きを促した。
2010/03/03(Wed) 23時半頃
生徒会執行部 ラルフは、奏者 セシルに話の続きを促した。
2010/03/03(Wed) 23時半頃
生徒会執行部 ラルフは、飼育委員 フィリップに話の続きを促した。
2010/03/03(Wed) 23時半頃
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―南棟 屋上― [グロリアとバーナバスと別れて、少年が現れたのは屋上。 理由は、感、としかいいようがない。
ディーンの魂はまだ北棟の給水塔にいただろうか。]
(460) 2010/03/03(Wed) 23時半頃
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―ちょっと前>>457―
はぁい。
[クスクスと笑いながら返事はして。 いつものように 笑顔で 本音を隠した。]
(465) 2010/03/03(Wed) 23時半頃
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―南棟 屋上― ディーン。
[淡く透けた背中に呼びかけながら柵の近くまで歩いて、 まっすぐ相手を見る。]
(475) 2010/03/03(Wed) 23時半頃
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うわっ、ひっどいなぁ。 開口一番それかよ。
[事実だとしても、それはあんまりだと思った。]
とりあえず話に来たって、形になるのかな?
[少なくともまずはそこからだと思ったから。]
(487) 2010/03/04(Thu) 00時頃
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生徒会執行部 ラルフは、風紀委員 ディーンを手招いてみた。
2010/03/04(Thu) 00時頃
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うっわ、そこまで信用ない? と、言っても当たり前だよねー。
[どこか寂しげに笑って。]
今まで、ぜんっぜんホントの事、話してこなかったし? そのくせ、ディーンを怒らすような事ばっかしてきたし。
[一つ一つ思い出すように指を折っていく。]
――……最初は一目惚れだった。 でもね。
君を怒らせたり、呆れさせたりするたびに、 新しい面が見れて、楽しかった、嬉しかった。
……ここで見れた一面もね。
[真顔でまっすぐディーンを見ながら言う。]
(507) 2010/03/04(Thu) 00時頃
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……君は、死んで、
…僕は、あまりにも色々な面を見せてこなかった。
だから、君に……色々な面を見せたいから。 迎えに…そっちにいく。
……ダメだって言っても聞かないよ。
僕が、決めた。 僕が、望んだ。
[だから。]
……僕を連れてけ、ディーン。
(512) 2010/03/04(Thu) 00時頃
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いやだ。
僕は『ディーン』じゃなきゃ。
僕は、『ディーン』がいい。
僕は、『ディーン』でないと嫌なんだよ!
[あまりにも切実な、本音。 隠すことを、やめた本音。]
僕は父親とは違うんだよ。 ……ただ、一つ。
『ディーン』、君でないとダメなんだ……。
(524) 2010/03/04(Thu) 00時半頃
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……嫌だね。 僕の死に方は、僕が決める。
[誰かに従う死に方でなく。 自分の意思で決めた死に方。]
……恋は盲目というけど、好きな奴だからこそ。
聞いちゃいけない事だってある。
[懐から取り出したのは錆のある銀製らしいナイフ。 それを首に押し当てる。]
(536) 2010/03/04(Thu) 00時半頃
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…クス、馬鹿だね。 ナイフと君の背中に残った傷じゃ、刃渡りも違うでしょ。
[しっかり確認したわけではないけれど。]
(545) 2010/03/04(Thu) 00時半頃
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……人を傷つけるのが人なら。
人を癒すのも人。
ディーン。
僕は、君に救われていたよ。
[ディーンの前で初めてみせる晴れやかな笑顔。]
(553) 2010/03/04(Thu) 01時頃
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あの子も、きっと、誰かに。
[思うのは、あまりにも真っ直ぐな男。]
[そして、銀色を首筋に閃かす。]
[その場で身体は崩れ落ちるように倒れて。]
[残るのは、手に握り締められたナイフと、]
[靴に隠したビー玉だけ**]
(558) 2010/03/04(Thu) 01時頃
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