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![]() | 【人】 捜査官 ジェフ……? そういうものなのか? (107) 2012/08/13(Mon) 17時半頃 |
![]() | 【人】 捜査官 ジェフ――さて。 (108) 2012/08/13(Mon) 17時半頃 |
―昨夜 ラルフと―
値段なぞ関係ないさ。
わたしにとってはどんな高級な食べ物よりこれが一番なのじゃ。
なにより、大切な思い出だからの
おお!……嬉しくて、つい握ってしまった
[嬉しそうにはにかんだ*]
―昨夜 夕飯前とか―
うむうむ、やはりわたしはこれが一番好きじゃ!
[夕飯前にチョコを食べていた狐はニコニコニコニコしていたことだろう、ご飯の前におやつを食べるななんて関係ない。
狐だし、神だし
少しずつ味わって食べたって無くなってしまう、指先についたそれを名残惜しげに舐めたりして]
……不思議じゃのう。
[あんなに思い出せなかったチョコを見た途端に思い出すとは
これも「奇跡」だろうか?なんて思いながら夕飯を終える]
……ふむ、む
線香、花火とは地味じゃのう
[その後、きっと誰か人間に火をつけて渡して貰った線香花火を狐はしげしげと見ていた。]
……じゃが
確かに優しい音かもしれん。
[自分に線香花火を教えてくれた女性の言葉を思い出し、呟く
少し離れた場所で同じく線香花火をしているラルフをちらりと見たりして
明日は寝坊は出来ないと、狐は少し早く二階に上がって行ったのだった*]
―早朝 宿泊所前―
おはようじゃ、ラルフ
ふふん、ちゃんと起きれたぞ!
[狐は得意げに笑い眠たげなラルフの元
……ええと
お、お前が気付いてなかっただけじゃ!
失礼な奴めわたしはずっとずっとこの村にいるのだぞ!
[物凄く慌てながら返す、嘘は言ってない。]
……バス?
[きょとん、何それ食べれるのって顔をした
嫌がりはしない、知らないのだから。ともかく歩き出して]
それはこっちの台詞じゃ
[唇を尖らせて拗ねた]
[狐の手を引きバスへ乗ったラルフ
「だ、大丈夫なのか食べられたりしないのか?」
「う、動いたぞ!」
「ゆ、揺れてるぞ地震か?!」
[バスに乗る時、発車する時、砂利道をバスが通った時
それはもう狐が大騒ぎしていたから、もしかしたら怯えて抱き付いたりもしたかもしれない*]
メモを貼った。
―隣村―
[バスから降りる時も手を引いてもらっていたなら、乗る時より強く握り締めていたことだろう]
う、う
バス、なんと恐ろしい……
[真っ青でがたがた震えながら隣村の地を踏む
村から離れても大丈夫かとか、オスカーもいるはずだとか、乗る前に考えていたことは全部吹っ飛んだ
バスは狐にとってはどんなあやかしよりも手強かった、何も反撃出来ないのだから。]
[その後村人に案内され宿泊施設に向かう。
ラルフは荷物があるが、狐は勿論手ぶらなのですることも無いが。]
メモを貼った。
― バスの車内にて
[バスと言ったとき、不思議そうな顔はしていたものの、
まさか乗ったことがないとは思わなかった。]
大丈夫だバスは襲わない食べない害をなさない。
ええと、ね。
つまり、乗り物なの。自転車のうんとすごいやつだよ。
[乱暴な説明で、どぅーゆーあんだすたん?と首傾げ。
客席を胡乱げに振り返る運転手に、愛想笑いをひとつ。
他に乗客がほとんどいないのは、不幸中の幸いだった。]
……あのさ。君、どういう家で育ったんだ……?
[抱きつく少年の背をとんとん叩いて、天井を仰いだ。]
![]() | 【人】 捜査官 ジェフ――……たま、これには深い深い事情があってな。 (112) 2012/08/13(Mon) 21時頃 |
― 隣村 ―
[顔面蒼白のシメオンに強く手を握られ、ようやく下車。]
これは、歩いてきた方がよかったか……。
僕、この状態で通報されたらさ、逃れられない気がするよ。
[それでも歩調を緩めて合わせ、村の様子を見回した。
昨日、ザックからもらった地図を見ながら。]
ふうん、あの村よりはちょっと近代的みたいだ。
[それでも、コンビニが村の中心部にある!とか、
小さな商店街がある!といった程度のことだけれども。]
メモを貼った。
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― 宿泊所 ―
[なんやかんやで、たどり着いたのは昼前。
どちらかというと古い旅館か民宿といった風情のようだった。
とりあえず、ボストンバックを預け、振り向いた。]
ええと、夏祭の役員会本部は2階の宴会場……、
[言いかけて、はたと言葉を止める。
その段にようやく、同行者が手ぶらなのに気づいたのだ。]
それでだね、シメオン。
随分と身軽で楽しそうな格好だけど。
あのさ、着替えとかどうするつもり?
[ないなら、買ってやらなきゃだめか…なんて思いながら。
なんだかんだ、世話を焼いてしまう性質である。]
[横になっていれば、疲れを訴える生身の体、瞼がゆっくりと下がっていく。
なのになかなか眠れなかった。
昨晩はアルコールにつられいつの間にやら爆睡していたけれど、眠気に引きずられていく感覚が、二度目の死へと沈んで行くようで怖かった。
起きたらこの体が消えてなくなっているんじゃないか。
そんな不安に駆られ、ひとつ寝返りを打った。]
……。
[片手を目の前に広げてみる。
月明かりをバックにした掌が今にも透けて行きそうで、胸元でぎゅうと握ると、身を縮ませて不安を押し殺す。
勿論簡単に消えてやるつもりはないけれど。
一緒に目も固く閉じて、振り払うつもりで……結局寝付けたのは相当遅い時間だったとか。
暗闇は怖くない。怖くない。
けれど呑まれる感覚は、今は味わいたくなかった。]
メモを貼った。
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―起きてから―
[寝不足気味でのろりと起きだせば、枕元には白い餅的な何か。
モフが丸くなっていた。薄い耳も畳んで気持ちよさそうだ。
……よく見れば部屋のすみっこ、畳がかじられた跡がある。
心底ごめんなさいしつつ、起きだした鼠を肩に乗せれば、蝉の鳴き声と熱気が溢れる外へと。]
手伝えったって何すればいいの?僕。
とりあえずこの箱運べばいい?えと……あっザラメだ。ザラメ!
[隣村はあちらと比較して若い人もそれなり多く、賑やかしい。
年配の役員達も覚えていないのか祭りで頭がいっぱいなのか、オスカーの顔を見たところで何を言う事もなかった。]
それにしても、手伝い、ばっくれられないかな。
僕は、あんまり働かされたくないんだけど。
[小学校の卒業文集に、「将来の夢:高等遊民」と書いたのは伊達ではなかった。
もちろん、翻訳の仕事は別である。
この道に進んだのも、いわゆるオフィス勤めが続く気がしなかったせい。]
……そういえば、ここの部屋ってどうなってるんだろう。
[男は、まだ知らない。
その夜は、修学旅行よろしく大部屋で寝る羽目になることを――*]
メモを貼った。
―隣村 宿泊施設までの道のり―
わ、わたしを置いて逃げたらだめじゃ
[逃げられない
バスに乗っている内はろくに会話も成立しないぐらいに怯えていた狐も、歩いている内になんとか落ち着いてきて]
……やっぱり、近代的でてくのろじーがはいてくなほうがいいのか?
[地図を覗きながら、何か寂しそうに呟いていた]
― そして宿泊施設―
[昼前に辿り着いたそこは思ったより近代的では無い。
なんとか過ごせそうだと狐は安心していた
することも無いので、ラルフが荷物を預けている間は手持ち無沙汰にきょろきょろ見回していた]
……む?
そんなものは知らん。
[きっぱり、当然のことのように言い切ったのだった]
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じゃあ、綿飴の屋台準備してるとこに持ってけばいい?
うん、わかった。…………おっ も!!!
[持ち上げた箱は砂糖の袋が大量に入っていて、勢い良く持ち上げたものの、予想以上の重さに反り返って倒れそうになった。
その拍子、白鼠はキキキと鳴いてどこかへ駆けていってしまう。]
あ、モフ。
[脅かしてしまったかと、緑へ消えた鼠を残念に思いつつ
少しずつ少しずつ箱を動かして行く。
若い力をなめるな。]
お前がサボるならわたしもサボるぞ。
[その性格
というか、自分も特に働きたいわけじゃないのだ]
……さあな。
[見知らぬ人間が多い場所は落ち着かない、小さな子供のようにラルフに身を寄せた
それからどう過ごすにせよ、別行動は嫌がったことだろう。]
そういえば、他にもあっちから手伝いが来てるんじゃよな?
[曖昧な言い方しか出来ないが、ラルフの様子を伺ったり
名前は出さなかった相手のことは隣村で過ごす合間探したりしたが、会えたかどうか。
何にしろ、大部屋で夜を明かすことになるなどとは狐も思いもしなかったのだった]
メモを貼った。
![]() | 【人】 捜査官 ジェフ……ありがとう。 (131) 2012/08/13(Mon) 22時頃 |
![]() | 【人】 捜査官 ジェフ喰い千切……、 (134) 2012/08/13(Mon) 22時半頃 |
― 少し前・宿泊所への道すがら
ハイテクな方がいいかって?
んー、別にそういうわけでもないけどね。
なにしろ、携帯電話があると、いつでもどこでも出版社の人に捕まるし。
[あれは参るよ、と携帯電話をちらりと見せて。
そろそろ、シメオンの感覚が現代生活とかけ離れていることは学習し始めていた。
問われれば、大まかな説明もしただろう。一般人同様、仕組みは知らなかったから、「電波が…こう…、しゅぱっと……」なんてたじろぐ羽目になっただろうが。]
……「あの頃」は、何にもなかったけど、
[良かったよ、というつぶやきはごくごく掠れた。]
― 宿泊所 ―
着替え……僕のTシャツ、貸そうか?
[まさか、少年
ともあれ、サボりを容認する言葉には、うーんと眉を寄せる。]
ただ、サボると父に怒られそうな気もするんだよね。
[なにせ、そちらのつながりで呼ばれたのだ。
深く深く溜息を吐きながらも、二階へ向かう。
シメオンがそばをついて回る様子
君ねえ、僕に着いてきたからって、そんなひよこみたいに。
[そう言いながらも邪険にするでもなく、ふっと目元を緩めた。]
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