人狼議事


153 unblest blood

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視点:


[若い頃の話だ。
人の道を外れた事に私は絶望した。
人であった最期の時には、自分の身を守る為とはいえ親にも弟にも顔向け出来ない事をしている。

無意識のままの吸血行為によって、更にもう一人殺した。
そんな目覚めに絶望しながら、それでも私には未練があった。

家族に、そうして普通に能天気に笑う少女の頃に。

それすらも、この吸血鬼という新たな生は邪魔をして。
珍しく膝の上で甘える弟の首筋に、牙を突き立てたい衝動が湧いたその時、私は改めて己が呪われた身体を持って息を吹き返してしまった事を自覚した]


[家族を捨てなければならない、日常を捨てなければならない。
私はもうとっくに人でなくなったけど、人であった頃の私は間違いなく、家族もその日常も愛していた。

生まれたての激しい衝動を、人であった名残の理性で駆逐して。

そうして家を出る私に手を差し伸べてくれたのが、通学途中の古本屋で働いていた異国の青年だった。

私の生の年数からしたら付き合いは短いけれども、確かに『連れ』と呼ぶべき存在だった人。

風の強い日、ダンピールの呪詛を受けたその身体の名残は、指先に掠める事すら出来なかった。

だからこそ、この身体に残る存在した証を、首筋の咬み痕を大事にしていたかった。
もう私には、それしか残されていなかったから]


 記憶は、生きていれば薄れてしまうから。薄れないものが身体にあるの。

[顔は覚えている。写真も残っている。それは荷物の入ったバッグにいつも入れてある。

だけど、触れた手の温度や、自分を呼んでくれた声や。

首筋に残る傷をつけた時の痛みの感触なんかは、時が経つとともに風化してしまう]

 それが、身体に残ってなかったら……。

[こんな生なんて、欲するわけないじゃないか。そう叫びたい気持ちを堪え、曖昧にサイラスの問いへの答えを落とした。

男の耳に、思考に。その答えがどういうものとして伝わったかは判らないけれど]


【人】 死ね死ね団 サミュエル

―グロリアの部屋―

[相手が大男では無かったとはいえ首一つ落とした後では、ダガーを振るった腕に掛かる疲労は決して小さくない。
それでもシーシャ>>81の返答を聞くまでは、自分が利用されたなどと思うことは無かった。
ある意味ではクラリッサにもまた利用されたのかもしれないが、彼女の思惑>>74までは知らぬまま――。
故にその時は、そういうことかとシーシャに納得しながらも、けれど少しだけ眉を寄せてしまってもいた。

今、その腕からはダガーは離れ、鞘に納められた状態でジーンズのポケットにねじ込まれていた。]


(無くすもんか。――借りは返す、って言うだろ)

[シーシャの去り際、彼に向けた言葉を、心の内で繰り返して]

(83) 2013/12/07(Sat) 22時頃

【人】 死ね死ね団 サミュエル

[稀なるダンピールが複数いる可能性をサミュエルに改めて意識させたのは、あの時「力」の存在を伏せさせたクラリッサだった。
故に、まだ終わらないかもしれない、と。
ジリヤ>>68とシーシャ>>70の言葉を聞いて居ながらも、口に出さずとも思っていた。

そんなジリヤの口から、死にたがっているような言葉が幾つも聞かれたこと。
そのことも少し気に掛かっていたのだけれど――。]

(84) 2013/12/07(Sat) 22時頃

【人】 死ね死ね団 サミュエル

[クラリッサ>>78から掛けられた言葉に、「確認」と先程告げられたことを思い返す。]


フィリップを  ……って、それって、

[知識の中にある「力」の存在を口走りかけ、はっと口を噤んだ。
シーシャは部屋を出ていたが、ジリヤはこの時如何だったか。
それに別の誰かが部屋を訪れてきている、ということも考えられたから。

その場に居なかったマドカ、そしてサイラスとの間に
何が起こったのか、この時まだ知らなかった。]

(85) 2013/12/07(Sat) 22時頃

【人】 死ね死ね団 サミュエル

[クラリッサが少しだけ角度を変えてからスカートを捲り上げるのを見る。
膝下より上が見えないことに、ほんの少しだけ悔やむ色は胸裏に過ったが、その心は直ぐに押し殺した。
彼女の言い置き>>79に素直に従う形で、一歩、二歩と後ずさる。
そうして、少し離れた場所から見た光景は――。]


マジ、か。

[灰の上に落ちる血雫――赤い猫。崩れ落ちる紅い砂。
初めて目の当たりにしたものに、流石に目を丸くしつつも。
知識上の存在――死した者を見定める術、を思い起こすに難くなかった。

そして彼女が下したものは、自分と同じように、フィリップをダンピールだと断定する言葉だった。]

……はは。まさか本当に、居た、なんてな。
あんたが噂の、ってやつか。

[驚きは示しながらも、それでも、疑う素振りも無かった。]

(86) 2013/12/07(Sat) 22時頃

[自分の問いかけの答えの代わりに出た言葉は、喉が渇いたというもの]

 気持ちは判らないでもないけど、さ……。

[話をすり替えられていい気はしないと、眉を寄せた。
首筋に伸びてくる手に気づけば、わずかに身じろいだだろう。
けれどもそれは肩を掴まれた事で封じられる]


[男の力は、あまりいい記憶に結びつかない。きっと私は眉を顰めながら、それでも『いい人』という認識でいるサイラスに気を緩めていた。
だから、あまり抵抗する気が起きなかった。
それに……]

(火をつけてしまったってコトか、そりゃあ仕方がない)

[の言葉が向けられれば、自業自得かとも思えてしまう。
確かに、どういう衝動ゆえの行為かは何となく予想がついていたわけだし]

 あげても、いいけど……。

[触れる。サイラスの身体が私の身体を捕らえて、首筋に残された唯一の繋がりにまで。]

 っぁ、お願いだから、……、そこはやめて、よ……っ

[触れる吐息、触れる舌の感触に知らず息が詰まる。
そうしながらも上げた抗議は届かなかったのだと、再度触れるサイラスの舌の感触で理解出来た]


 サイラス! っ、サイラス!! 
 アンタ私の声、聞こえてんの!?

[そう叫んで男を睨もうとした時、降りてきた言葉に目を見開いた。

『いい人』と認識して、どこかで傍にいる事で心をくつろげていた気がする男。
その男から出る言葉は、まるで吸血鬼の生が間違っているのではないかという様な言葉。

どうやら時が経ち、精神的に老いたと思っていても、私はあの卒業式の帰りの日の甘ったれた女子高生から卒業しきれていなかった様だ]


[背筋に走る嫌な感覚は、あの日、人としての生を終える事になる出来事以上のもの。
精一杯暴れようとしたが、男の力に敵わない事はとうに知っている。
例え吸血鬼になったとしても、身体能力的には非力な少女のままだ。
理解しながら男の腕の中で暴れるが、それは虚しく。
そうして力をかけられたままに床に押し倒されてしまう

自分の身体に伸しかかるサイラスの顔は、恐怖と、それを上回る悔しさで見る事は出来なかった]

 離して! もう地獄ならとっくに見てきた!
 それでも、それでも……っ


[所詮、普通に育って生きてきた子供の感覚で言う地獄だ。けれどもそれは間違いなく私には地獄の生で。

でも、その中であった確かなぬくもりの時間。その痕跡が残る身体の為に、生きるしかなかった。
縋るものは、それしかないから]

 私は、この身体を消したくないの……!


[そう叫んで、ようやくサイラスの顔を見上げた。
何だかやけに視界が霞むと思えば、二度目の死を直感してか、あるいはこの身体に残る人の証を否定された様な気になったか。

あるいは──]


[気づけば、いつ振りか判らない涙が溢れていた。
霞む視界の先に見えるサイラスの表情は、ひどく穏やかな微笑]

[これで終わりだと告げた男の口は、私の涙をかすめただろうか。
そんな事をわずかに考えた時、吹き込まれた呪詛によって。
身体が徐々に崩れていく]

(何で……)

[視界がぐんりゃりと気持ち悪く歪むのは、顔から灰になっているからだろう。その最中、見えるのは今にも泣きそうなサイラスの顔だったか。

確かな怒りと恐怖と失望があるのに、その顔に手を伸ばしたい衝動を覚えかけたその時、]



[完全に少女の姿をした吸血鬼は灰と化した*]


 ─そして現在─

 なるほど、そういうこと。

[記憶を掘り起こす作業をようやく終え、クッと
喉の奥で低く笑う。

我ながら随分と間抜けな死に方をしたものだと思い、それでも]

 何で泣いてたのよ。ばっかじゃないの。

[ぽつり零せば、そこは自分が灰と化した場所だっただろうか。

どこか間近で、サイラスの声が聞こえた気がする。姿は、私が見たくないと望んでいるせいか見えないのかもしれない。

スコーンが食べられなくなるという言葉に、男を殴れる腕がなくなってしまったのが虚しかった]


 誰かいるの、グロリア?

[虚しさに唇を噛む気分でいると(もしかしたら実際噛めていたのかもしれない)、ふと人の気配を感じる]

 フィリップ?

[その姿を見れば、首を傾げて名前を呼んだだろう]


メモを貼った。


【人】 死ね死ね団 サミュエル

[スカートの中身を見せるのとは別の意味で、力を披露することには危険がある。
そう思うからこそ、保身に走ろうとするこの男は力を隠してきていた。
そしてこの時のクラリッサの行動にも危ういものが有った、とふと気づいた。]


いや――無駄じゃなかった。
これで、あんたが俺を信じてくれそうだって判ったからさ。

[首を傾げたクラリッサ>>88には、取りあえずは、そう答えて小さく笑ってみせた。]

(97) 2013/12/07(Sat) 23時頃

【人】 死ね死ね団 サミュエル

[ジリヤ>>87が場を辞した時は、一度振り向いて見送った。
その前に呟かれた声も微かに聞きとってはいた。
化け物だから、という言葉の意味は、その前の問答の意味を察しかねていた故に、はっきりとは判らぬままだったけれど――。

花を取ってくると彼女は言っていた。
ちらと視線を移せば、手向けられた花の色>>2:126>>3:1が灰の中に映っている。
未だ自分からは一輪の花も捧げられていないこと。涙一つも零していないこと。
――ふっと湧いた胸の痛みをごまかすように、軽く首を横に振った。]

(98) 2013/12/07(Sat) 23時頃

【人】 死ね死ね団 サミュエル

[クラリッサ>>93に胸元を叩かれたのはそんな時だった。
とくりと心臓が鳴ったのは、おそらくその辺りに触れられたから。
用心して、の言葉には静かに一つ頷きを返してから]

――…あんたもな。

さっきも見てて思ったんだが、随分大胆なもんだな、って。
俺が本気でダンピールだったら、殺してたかもしれないってのに。

[それだけ零してから、視線は部屋の中、棚の上の化粧箱へと。
そちらに歩み寄り、箱を手に取った。]

(99) 2013/12/07(Sat) 23時頃

【人】 死ね死ね団 サミュエル

[フィリップのことをクラリッサ>>94が口にしたのには、ほんの少しだけ、黒い瞳に嫌悪を滲ませた。]

放っとけ。
あんなガキの為に、何もしてやること……。

[とはいえこの部屋に残したままなのも、とはやはり思えど。
グロリアを殺めた――とは限らないが、それでもやはり仇だと思ってしまう気持ちと。
それとは別にフィリップに向けて抱く暗いものの所為で、手を差し伸べることが出来ずにいた。

「俺の在りたいように此処にいる」>>2:184
その時サミュエルは何も言わなかったが、結局は確かに「そう」なのだと、内心で認めてしまっていたことを改めて思う。
思い返すのは自分自身のいつかの昔。
呪われた化け物になってしまったと悟っても、それでも今よりずっと、幸せだと思っていた日々。]


  ――――――…は。

[その時傍に居てくれて、支えてくれた者も――。
追憶から逃れようと、またふるりと首を横に振った。]

(102) 2013/12/07(Sat) 23時頃

【人】 死ね死ね団 サミュエル

[彼女自身の力を、そして自分のことを信じると告げるクラリッサ>>103の笑みからみえる温かさに、面には出さなかったものの、少しだけ心は緩んだ。
そんな思いもあって、胸の奥には穏やかな鼓動。
その響きはクラリッサ>>105の手にも伝わることだろう。]

一緒の方が――ああ、それもそうだな。
ってことはシーシャさんとジリヤさんも外れ――るとは限らない、か。

[打消しの言葉は結局、「見定めて」いないが故の言葉。
とはいえ強く疑っている訳でも今は無かったのだが――。

その後クラリッサが続けた言葉、そして細められた褐色のいろに、無表情のまま、けれど確かに軽く緊張を走らせた。]


…………本当、怖いわ。

[あの時「怖い」なんてごちていたことが聞かれていたことも含めて、だ。]

(113) 2013/12/07(Sat) 23時半頃

【人】 死ね死ね団 サミュエル

[クラリッサ>>108に瞬かれたとは覚っていたが、それでも直ぐにポーカーフェイスに戻すことはできなかった。]


………その気持ちは俺も、なんだが。

それでも、な。

[置いておきたくない、という彼女の意思には同意を示しながらも。
全てが終わってから、という言葉にもまた頷いた。
その後掛けられた心配の言葉にははっとして、幾らかは取り繕った顔で向き直り]

ちと、昔のこと、思い出しちまっただけ。

[それだけ答え、一度言葉を切った。]

(114) 2013/12/07(Sat) 23時半頃

【人】 死ね死ね団 サミュエル

[化粧箱には粗方の灰が収まった頃。
クラリッサ>>110からの問いに、少しの間意識を研ぎ澄ませた。
この場で様々なことが有り過ぎた所為で、今までサミュエルは変事に気付かないままでいたのだが]

………ああ。

そういや、マドカさんと、サイラスさん。
あれからずっと、見てないな。

[マドカとは部屋前で一度別れたっきり。
サイラスに至っては、グロリアの凶報の後、此処まで来ている姿を見てさえいない。]

何かあったのは、間違いないみたいだ。

(117) 2013/12/08(Sun) 00時頃

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