162 絶望と後悔と懺悔と
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[零瑠に向かって、紡ぎかけた言葉は音にならず。
抱きしめようと上げていた腕は、僅かに彼の頭を掠め、
…揺らり融けゆく意識の逝く先は、
空の宵闇か、黄泉の昏冥か――]**
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……っ、そんな、
[もし僕が「そうだよ」って言ったら、キャロライナにーさんはどうするのかな。>>119 僕を“敵”とみなして……殺して、くれるのかな。
僕の言葉に肯定してくれたにーさんの声は短くても揺るぎなくて、――流されそうになる。 けれど]
そんな、こと、…しない、よ。
[僕は、昔と変わらない――じゃなくって、昔に戻ったみたいなキャロライナにーさんには、 殺されたくないって思ったんだ。>>122]
(141) 2014/02/20(Thu) 19時半頃
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…絢矢っ、だいじょうぶ―――
[やっと会えた。生きて会えた。 なのに喜んでる余裕もないなんて。
僕が二度目に名前を呼ぶのよりちょっぴり早く、絢矢は周りを素早く見回してた。敵が来ないか警戒するみたいに。>>117
明にーさんと絢矢が、ちょっと前まで一緒にいたみたいなことをキャロライナにーさんは言う。>>124 絢矢も、もしかしたら、僕に夢を見せようとしに来たのかな。 ――わかんない]
(142) 2014/02/20(Thu) 19時半頃
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[僕は、キャロライナにーさんが事の顛末を話すに任せることにした]
……。
[そっか、名前、ニールって言うんだ。>>134 僕は投げつけたマインゴーシュを拾うついでに、赤に沈んだその人の亡骸をほんの一瞬、見下ろして、
あとは、吸血鬼を斬り倒す絢矢の姿をただ、見てただけ。
見とれてたのはほんのわずかな間。 どっちかっていうと痛々しくって見てられないくらいだったのに、僕は、――止められなかったんだ]
(143) 2014/02/20(Thu) 19時半頃
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明にーさん……!
[僕は立ち尽くす明にーさんに近付いた。足取りは相変わらずふらついてる。>>128 来たら話す、って言ったのに、どう話せばいいのかまだ分からなくて、また苦しくなる]
え、……?
[その時絢矢も明にーさんに近付いてきた。>>137
行こう、って、―――どこに?]
(144) 2014/02/20(Thu) 19時半頃
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………。
[僕は握られた手と、絢矢の顔を交互に見比べる。>>138 誰かがちょっと外に出てくだけでも心配そうに見送ってた絢矢が、 今は表情ひとつ変えないで、僕の手の届かない遠くへ行こうとしてる]
――やだ。
[僕は首を横に振る。 これじゃあまるで駄々をこねてるみたい。小さい妹がねーさんに対して。 今の僕と絢矢を何も知らない人が見たら、そう見えるかもね]
(145) 2014/02/20(Thu) 20時頃
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だって、ケガ、だって、してるのに……
[僕は絢矢がちっとも平気そうに見えなくていっそう、ぶんぶんと首を横に振る。>>139]
なんで、そんな無理、して……、
[分かってる。“始祖様”を殺すためなんだってことくらい。 違うそうじゃなくて、なんで。 なんで絢矢が、こんな無理を背負ってるのかな。
あの時、手を、離していなければ。 吸血鬼から家族を守るための力があれば。
円は「誰にも、何にもできなかった」なんて言ってたけど、>>5:144 何かできていれば、今とは違う僕らになれていたんだったら、 これもやっぱり、―――僕の罪なんだ]
(146) 2014/02/20(Thu) 20時頃
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[だから僕は罪をさらして、認めて、贖ってもらわなくちゃいけないのに]
おねがい。 おいて、かないで……!
[なんだろう、ほんとに、聞き分けのない子供に戻ったみたいに、 それしか、言葉が出てこない。
泣けなくなってるから、やっぱり、ちゃんと戻れたわけじゃないんだけど**]
(147) 2014/02/20(Thu) 20時頃
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[もう最後の記憶も過去の思い出と溶け合った頃
紅い意識が入り混じった、人だったものが目を覚ます。
今すぐにわかることといえば、自分はなぜか屍累々としたこの場にいるというだけだ]
……?なんだ、これ。
[頭の中はどこかぼんやりする。
もう消えかかっているからだろう。
何も思い出せなくても目はやはり赤いまま。
「自分の中の彼を殺したい」
そう願うことは、多分全部を手放すことだったのだと思う。
後悔に苛まされて過ごしたあの毎日も、もう脳裏には欠片が浮かぶのみ]
あぁ、そうか。俺、死んだんだ。
[なぜ、どうして、誰が。もう思い浮かぶ顔もない。
殺してしまったのだから]
[自分が死んでなくなるものはあっただろうか。
自分が死んでも残るものはあっただろうか。
何も望んでいなかったけど、
心の隅で、残してほしいと思った…かもしれない。
残したかったと…フリであっても思いたかったのかもしれない。
紅いものが鬼の血か人の血かわからないその場所で、
薄らいでいく記憶だけがただ消えるのを待つのみ*]
[せめぎ合う、金色の呪縛と鬼への殺意の狭間で、
獣は己に問い掛ける。
もし、自分が南方周のままで在ったなら、
――円は命を落とさずに済んだだろうか。
――キャロライナは家族の為に、依るべき世界を捨てずに済んだだろうか。
――零瑠は『冀望』の光に焦がれ、誘われずに済んだだろうか]
[獣は更に己に問う。
――何故、直円は涼平は理依は安吾は、死ななければならなかったのか。
――何故、家族の為に奮う筈のこの手が、同士達の血に染まっているだろうか]
[ああ――と、獣は大きく息を吐く。
こうなったのは全て、かの金色の鬼のせいだ。
あの鬼さえいなければ、何も失くさずに済んだのに。
失った者達への哀惜が
奴を斃せ、皆の敵を討て、と――
殺意で獣の裡を黒く塗りつぶしていく。
憎悪と怒りに焼かれ、獣を縛る金色の鎖が朽ち果てていく。
――やがて黒い焔は衝動のままに
獣に最後に残された周であった名残すら、
焼き尽くしてしまうだろう]
[零瑠の遠く問い掛る声が、
瞋恚に胸焦がす獣の耳に落ちた。>>*41
彼の望みは金色の王と共に在る未来。
それは獣が在る限り、決して相容れない未来]
――――……。
[だから、縋るような弱い音を振り切るかのようにして、
獣は金色の鬼の元へと、一陣の凶風の如く駆け出した*]
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…… アヤ―――
[あれ、絢矢ってこんな、大きかったっけ。 その時になって僕はようやく気付く。絢矢が、かつてと同じ目線で僕を見てたんだってことに。
だけど今は、大きくなった分、力も強くなった分、 僕のことを包み込むみたいに抱きしめて、僕の手をしっかり握ってくれてる]
……、〜〜〜〜〜っ。
[泣けてくるのに涙が出てこないのは苦しいけど、 それもひとりじゃなければ、ひとりじゃないから、どうにか乗り越えられる気がしてた]
(175) 2014/02/20(Thu) 23時頃
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明にーさん、僕も、行くよ。
[僕は絢矢の意志を尊重することを示す。
――絢矢と手を取り合って、共に、外に。 かつて願ったのとはずいぶん違う形になっちゃったね。
ただ、僕は絢矢が止まる様子を見せない理由を知らないから、 不安がただただ渦巻いていて、絢矢の手をぎゅっと握りしめてた]
(202) 2014/02/21(Fri) 00時頃
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………、でも死んだら意味ない、っていうのは、 明にーさんの方に、賛成で。
[うん、さすがにこの言葉は聞き逃せない。>>190
全てが終わった後、絢矢に僕の罪を贖ってもらいたい、なんて、 すごく一方的でワガママな思いは内に秘めて。
意味ありげな笑みは少ししか歪まない]
(208) 2014/02/21(Fri) 00時頃
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