人狼議事


182 【身内】白粉花の村

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[触れられた頬に上書きする様に己の手のひらを添える。彼の残した体温が酷く不快で、その瞬間だけは怯えを忘れ、強く強く目の前の相手を睨み付ける]

……もう、見舞いは済んだだろ。
いい加減帰れよ。

[彼が何をしてくるか分からない。そう思うと、素直に座る事も出来ず。
会話も、何もかもを拒絶する様にその場に立ち尽くした。

どうせ言っても帰らないとは分かっていたけれど、淡々と皮むきの準備を始める相手にため息を一つ。けれど彼がポケットから取り出したナイフを見れば、ひゅ、と。息を詰めた。

――人を刺したナイフで林檎の皮むきだなんて、どういう神経してるんだこいつは。
呼吸が浅くなっていくのが、自分でもよく分かる。意識して深くしようとしても、震える喉は言う事を聞いてはくれない。青褪めた顔で口元を覆う様は、酷く滑稽に映っただろう。

彼が椅子に座り、林檎を剥き出すのを見れば、詰めていた息が漸く正常を取り戻して行く。
とはいえ、いつその切っ先が此方を向くかと思えば、安心する事は出来なかったけれど]


…そんなに邪険にしなくても。
何が気に食わないんですか。

[何ともあからさまな拒絶を見せる相手に、"折角色々買って来たのに"、と態とらしく肩など竦めて見せながら。
悲しそうに眉を下げてはいるものの、こうも分かりやすく狼狽える彼の姿は自分にとって、愉快以外の何物でも無かったけれど。

彼の反応が遅れたのを良い事に、頬へと触れた手にびくりと震える様は何と滑稽だろうか。
こうまでも彼の心を蝕む事が出来たのか、と。そう思えば仄暗い充足感が胸を満たす。
手を払い、嫌悪や不快を隠そうともせずに此方を睨むその瞳。そこから寸刻怯えが消えているのを見取れば、小さく目を瞬かせてクスリと笑った]

あともう一つ用事があるので、それを済ませたら帰りますよ。

[スルリスルリと林檎の皮を剥きながら。尚も座ろうとはしない彼に、それ以上席を勧めはしなかったけれど。
小さく鳴った息に気付き其方に視線を向ければ、嗚呼。何とも青ざめた顔をしているではないか。
手で口元を押さえ、微かに震える彼に肩を竦めて"何もしませんよ"と伝えてみるも、今の彼にその言葉が伝わったかどうか]



………で。

[剥き終わった林檎を六つに切り分け、濡れた指を舌先でペロリと舐める。舐めた指先から口の中に広がる甘酸っぱさは、空っぽの胃袋をしこたま刺激してくれたけれど。
サクリ。切り分けた一欠片に軽くナイフを突き立て、青ざめた顔で此方を凝視するへと近付けた]

いつ、"泣いて"くれるんですか。

[立ち上がり、刺した林檎の一欠片をその唇へと軽く押し付けながら目を細めて。
そうして小さく首を傾げ、いつぞやの"約束"を口にする。

もしもその病が治ったのなら。
俺に真っ先に泣き顔を見せてくれると――そう言ったのは君でしょう?

せめてそのナイフの腹を、押し当てた唇と並行になるように向けたのは、医者なりの気遣いかもしれないが――まぁ、そんなもので目の前の彼の不安が削がれる訳も無いのだろうけれど]


少年探偵団 ガーディは、メモを貼った。

2014/07/02(Wed) 12時頃


……あんな事をしておいて、よくそんな事が言えるな。

[人の事を刺しておいて全く悪びれない相手に、吐き捨てる様に言ってやる。
何が気に食わないか、なんて。分かりきった事だろう。何処の世界に自分を刺した人間に愛想良く出来る奴がいるというのか。

……漸く悪態を吐くまでに平静を取り戻した自分に、密かに安堵する。未だに体は震えこそすれ、逃げ出したいという気持ちは薄れていた。ただ、どうやってこいつを追い出そう、そういう思考にすり変わっただけかもしれないが]

――もう一つ?

[彼の言う用事に心当たりが無くて、怪訝そうにそちらを見る。けれど彼がクスリと笑えば、不機嫌を隠しもせずに舌打ちした。
依然として笑顔を崩さないその態度が気に入らない。自分ばかりが追い詰められて、疲弊している。どうすればこいつに一泡吹かせられるか、なんて考えてみるが、そもそも相手をするだけ無駄なのだろう。そこで素直に引けばいいのにムキになる辺り、自分も大概愚かだとは思うけれど]


……悲しくもないのに泣けるわけがないだろう。
そもそもあんな約束、真に受ける方がどうかしている。

[林檎の刺さったナイフを押し付けてくるその腕を、震える手で押しのけて。それでも思わず出たのは、呆れを含んだ声音だった。彼がまさか、そんなにもあの約束に固執しているとは思っていなかったから。

そもそもあの約束自体、治らないと思っていたからこそした戯れだ。それをいつまでも引きずられても、此方としても対応に困る。……内容も、随分と馬鹿げている事だし]

加虐趣味は構わないが、ぶつける相手を間違っているんじゃないか。

[私は曲がりなりにも患者だぞ、と。そう付け足して、また一歩後ずさる。
目の前に差し出されたナイフが、自分を傷つける目的でないと分かっていても、恐ろしくて仕方なかった。彼の気まぐれ一つで、自分を傷つける事が出来るのだから。

出来ればもっと距離を取りたいところだが、残念ながら後ろはベッドだ。大きなベッドを憎いと思う日がくるとは、思ってもみなかった]


[聞こえた舌打ちに、そして不機嫌さを隠そうともしない彼に対し、不服そうに目を細める。
しかしそれも表面だけの事。内心ではしっかりとほくそ笑みながら。
負の感情とは言えど、こうも真っ直ぐに――愚かな程に素直に感情をぶつけられるのは、実に心地良い]

…いらないんですか?美味しいですよ、林檎。

[震える手で押しのけられた林檎にはそんな一言を投げてよこし、"いらないなら頂きますね"、と自らの口へと運ぶ。
二口程で林檎を胃袋へと送り込み、手にしたナイフを紙皿の上へと放り。また一歩、離れた相手との距離を一歩進んで縮めておいた]

…しかし変なことを言いますね、君も。
患者だから何です。

[付け足された一言に零れたのは、失笑。
何を馬鹿げた事を。医者は患者を大事にするべきだと、患者は医者に丁寧に扱われるべきだと。彼はそう言いたいのだろうか。
嗚呼、まったく。世の人間から疎まれ、押しやられるような病を患った人間が…何ともおこがましい事を考えるではないか。
狭いケージの中でその生を終えるマウスと、あの閉ざされた施設の中で生を終えようとしていた患者と。
そこに一体、何の違いがあると言うのだろう]


[――もう、一歩。
精一杯の力を持って此方を睨み付ける、小さく哀れな鼠へと歩を進めながら]

……別に悲しい時にしか泣けない訳では無いでしょう。
嬉しくても、楽しくても。人は泣きますよ。

[どうしてそうも固執するのか、と。
まるでそう言いたげな視線を、肩を竦めて見つめ返す。
別にただ泣き顔を見たい訳ではない。
彼の事だ、自分に泣けと言われれば、意地でも泣くまいとするだろうから。その上で尚、動くようになった瞳から涙を流すとすれば…きっとその顔は屈辱に歪んでいるのだろう。

焦がれてようやく手に入れたその表情を、一番最初に涙で大きく歪ませるのはーー交わした約束の通り、他ならぬ自分であるべきだ。
――その病が治癒したのならば。その代わりに消えぬ傷を抱え、永遠に自分の影に怯え続けていれば良いのに。

そんな思いを口に出す事は、これからもこの先も決して無いのだろうけれど。
自分の昏く歪んだ独占欲を、態々彼に見せてやる義理など無いのだから]



――勿論、悲しみや…恐怖でも泣きますけどね。

["あの時君が泣いたように"、と。
おどけたような声音で吐いたその言葉と共に、前に立つ彼の肩を手でぐっと押した。あまり体格の良く無い彼は、果たしてその手の力に抗う事が出来ただろうか。
抗えたのであれば、医者は予想外の出来事に目を見開いたかもしれない。

――抗えなかったのであれば、医者は倒れ込んだ相手の上で、シーツへと沈んだその顔の傷を…自分の付けたその傷を、機嫌良さげに目を細めて指先で擽っただろう]


[彼がナイフを投げ捨てれば、ほう、と。深く息を吐いた。強ばっていた体がやっと解放された様な気がして、力が抜ける。
勿論、安心するのは早いと分かっていたけれど。それでもあの時の痛み以上のものが、そうそうあるようにも思えない]

……医者の風上にもおけん奴だな、あんたは。

[そんなのとうに知っていた事だけれど。こうも簡単に切って捨てられると、まるで自分が間違っているのではないかという気がしてくる。
別に患者という立場に胡座をかくつもりは無いけれど、医者が患者を慮るのは当然だろう。此方は治療の対価をしっかりと払っているのだから。

……とはいえ、今更そんな常識レベルの話が通じる相手とも思えない。彼はきっと、何を言っても自らの尺度に当てはめて返してくるのだろう]

その、見下した目を止めろ。
……反吐が出る。

[一歩ずつ近付いて来る彼に、牽制する様に言葉を投げる。
まあ、それくらいで止まる相手であれば、そもそも部屋に押し掛けて来たりはしないだろうが]


[滔々と語られる言葉に耳を傾けながら、『あんたが居なくなったら嬉し泣きくらいはするかもな』なんて。尚も挑発する様な言葉を落とす。けれどその表情は、追い詰められた小動物そのものだっただろう。

がつ、と。ベッドの淵に足が当たった。
逃げ場が無くなってしまったと、咄嗟に考えて。けれどそんな自分が許せなくて、ぎゅうと唇を噛み締める。ここにきて未だ逃げ出そうと思っているだなんて――情けなくて堪らない]

――は?
おっ、おい、一体どういう了見だ!

[彼の伸ばした腕を、振り払おうとしたのだけど。けれど思いの外強い力で押されたものだから、抵抗する間も無くベッドに倒れ込む。
予想外の事態に思わず声を荒げたが、傷に触れられれば、半ば反射でその手を払った]

さ、触るなと、言っているだろう、
……気持ち悪い、

[震える声で吐き捨てた。目の前にある彼の顔を直視する事が出来なくて、そっと視線を下ろす。
今更取り繕っている余裕など無く。どうやってこの状況から逃げるか、そればかりを考えていた]




[微睡んだ目をゆっくりと持ち上げて。
日が窓から斜めに差し込むのが見えて、ほんのりと紅い光に、おおよその時間を把握する。

まだ怠い。
することも無く、ごろりと寝返りを打ってくしゃくしゃのシーツを掻き寄せた。

小さな繭となって、部屋の中にまで届く会話や足音やカラカラと鳴るタイヤなんかの雑音を聞き流す。
もう一度眠りに付こうかと、また目を閉じた]


【人】 少年探偵団 ガーディ

…っは、…、

[荒い吐息を小刻みに零して呼吸の調子が戻るのを待つ。

散々ごねて、結局吐き出したのはただの汚い胃の中身だ。

喉をゆると擦ってみたけど、胃液の通った後のひりつく感じは拭えるわけもなくて、仕方ないからむかむかする胸の辺りを数度叩いて、口の中に残った気持ち悪い後味をべって吐き捨てた。

払い落した筈の手は再び背中に当てられていて、上下するその動きが子供をあやすようにも思えて、惨めさがじわりと募った。

途絶えた水音が室内に妙な寂寞感をもたらす中で、自分の呼吸音がいやに耳についた。

なんかごちゃごちゃ言ってんなあ、なんて適当に考えながら、一度閉められた蛇口のノブを捻ろうとして。それを回す力すらうまく入らないことに舌打ちを零す。再度力を篭めて何とか水を出すと、腰を深く屈めて流れ出したそれを適当に口に含む。

口内を濯いだ水を吐いて捨てると、横から突き出されたハンカチ>>30を雑な動きで受け取ろうとして。]

(37) 2014/07/02(Wed) 18時半頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

[――"可哀想に"

その一言に、ぴたりと動きを止めた。

のろり、と気怠い動作で顔を上げて、相手を見た。
元から大凡健康的とは言えない肌がすっかり色を失ってる。]

…ふざけんなよ、
どこまで俺を見下せば気が済むんだよ…、

[向けられたその言葉>>31に、沸き上がった怒りで語尾が無様に震える。
自分がどんな表情をしてるのかもいまいち分からない。

未だに残る倦怠感を振り切って、俯せていた上体を起こすと、相手の首元を掴みに腕を伸ばした。

勢いなんてなくて、ひどく緩慢な動作にはなったけど。]

(38) 2014/07/02(Wed) 18時半頃

…はぁ。
"気持ち悪い"は流石に傷付きますよ。

[視線を逸らし、ポツリと漏れた一言に眉を寄せて睨み付ける。怯え恐れるだけならまだしも、気持ち悪いとは随分ではないか。
いっそ、腹いせにまだ癒えていないその傷を思い切り抉ってやろうか――そんな事を考えた所で、ふと。
頭を擡げた"悪戯心"に従って、彼の顎を軽く掴んで真っ直ぐに目を合わさせた]

…あぁ、そう言えば聞きましたよ。
君、男色家なんですってね。

[掲示板で見た"落書き"を思い返しながら、ついと顔を近付けて。さも驚いたように問うてみる。
あれが単なる悪戯である事など分かり切ってはいたけれど。大方、あの猫耳の青年辺りがやったのだろう、と先日ディーンが着ていたあの可笑しなジャージを思い出しながら。
この堅苦しい彼には到底似合わない、背中に変な文字の書かれたジャージ。あんなものを持っているのもまた、同じ猫耳の青年くらいだ]


……君が退院してから、向こうではその話で持ちきりでしたよ。
"まさか君が"、と。

[揶揄るように告げた言葉には、ほんの少しの嘘を乗せて。
実際の所、あの落書きを見た者が何人居たか…その上信じた者が何人居たかは分からなかったが、別にそれは問題ではないからどうだっていい。
今、彼にその真偽確かめる術など無いのだから]

君も案外、好き者だったんですねぇ。
――あぁ。そう言えば毎回、いろんな人の服を着て俺の所へ来ていましたね。

["成る程、そう言う事ですか"、なんて。
白々しく呟くと、眉根を寄せて呆れたように首を振り、盛大に溜息などついてみせてやりながら。

さぁ。果たして彼は、この話にどんな反応を返してくれるだろうか。
常よりもえらく楽しそうに――堪え切れなかった笑いが滲み出ているだけなのだが――払われた手の指を、シーツに広がった相手の髪へと絡ませる。
ペロリ。舌舐めずりをひとつすると、以前に比べると随分と動くようになったその瞳をじっと見つめた]


[無理矢理目線を合わされて、鈍く呻き声をあげる。けれどそれに抗議する間も無く、続いた言葉に目を見開いた。

だ、男色家?
震えるままの声で聞き返す間にも、頭の中に一人の男が思い浮かべられる。
『ディンさんの事ホモだったって言うからね』と。そんな事をのたまっていた輩が、確かに一人居た筈だ。
――あの猫耳は、本当に碌な事をしない。次に会ったら殴る。絶対に殴る。手紙の返事なんて、出してやるものか]

……す、少しばかり、冗談が過ぎるんじゃあないか。

[ポツリと落とした言葉は、目の前の彼に対してか、猫耳の青年に対してか。自分でもよく分からなかったけれど、困惑と苛立ち、そのどちらもが含まれているという事は明白だった]

やめろ!
クソ、普通そんな噂を信じるか!?

――嘘だろ、勘弁してくれ……。

[畳み掛ける様に知らさせる向こうの様子を、混乱した頭では疑う事なんて出来なくて。今こんな事を言ったって無意味だと分かっているのに、叫ばずにはいられない]


[絶望めいた気持ちで顔を覆う。確かにもう会う事は無い奴等かもしれないが、男色家だと思われたままでいられるというのは、非常に不本意だ。
どうにかして誤解を解かなければ。方法など思い付かないけれど、必死にそんな事を考える]

わ、笑えない勘違いをするな!
あれは服が汚れたから借りただけだ!男を抱く趣味は無い!

[叩き付ける様に叫んで、ようやっと自分達の距離の近さに気付く。
髪に絡められた指と舌舐めずりは、ディーンに警戒を促すには十分で。滑稽な勘違いのままに、そろそろと目を逸らした。(深まった笑みの違和感に気付ければ、彼の嘘にも気付いたかもしれないが)]

……わ、たしには、そんな趣味は無い……。

[嗚呼、自分が悪戯をした時、あの猫耳野郎もこんな気分だったのだろうか。そうだとしたら、少しは悪い事をしたと思ってやってもいい。
……男色家の噂を流された事は、決して許すつもりはないけれど]


…冗談?まさか。
キリシマが貼ったんですよ、その君の退院通知。

["あの院長が冗談なんて書くわけ無いでしょう"、なんて。白々しいにも程があるが、きっと今の彼には気付かれまい。
それにあの貼り紙を"貼った"のは紛れもなくキリシマだ――悪戯を"書き加えた"のは、別の人物だったとしても。

――愉快、愉快。
ともすれば笑い転げてしまいそうな気持ちで、相手の狼狽える様を目を細めて見下ろしながら、髪に絡ませた指をあそばせる]

(……もう少し遊んでみましょうか、ね)

[思ったよりもずっと、彼の反応が面白かったので、と。"泣いて"貰うのはもう少し後でもいいだろう――今はそれより、面白い物が見れそうだったから。
恐怖に慄く様も滑稽で愉快だけれど、こういう彼を見るのも悪くは無いかもしれない、なんて]

服が汚れたって…日に二回ですよ?
一体何をしていたんですか、君は…

[呆れたように呟き、見下ろす視線には僅かに軽蔑の色を乗せて。それに気付けば――よりにもよってこの自分に軽蔑されたと彼が知れば。その時の彼の心境を思うと何とも胸が高鳴った]


[逸らされた視線を追いかけるように。髪を弄んでいた手で顔を覆う手を掴み、横へとそっとどける。
す、と親指の腹で相手の目元をゆっくりとなぞれば、彼はその手をどうしただろうか]

あぁ、成る程。抱く趣味が無いと言う事は…抱かれる方ですか。
確かに君は、其方の方が似合いそうですね。

[尚も盛大な"勘違い"を続けて見せながら。
逸らされた顔はそのままに、代わりに更に顔を近付けて、晒された彼の耳へと唇を寄せる。
耳へとかかる金の髪をかき上げて、クスリ。小さく漏れたその笑みは、きっと彼にも届いただろう]

…………抱いて、あげましょうか。

[耳に触れるか触れないかの距離まで唇を寄せて、低く、微かに掠れた声で囁く。
ほう、と仄かに熱い息でも吐いてやれば、きっと彼は余計に危機感を煽られてくれただろうかと。

ギシリ。重心を僅かに前に移動させ、スプリングを僅かに軋ませる。
この音すらも、彼の焦りを加速させると分かった上での事だけれど]


【人】 少年探偵団 ガーディ

[伸ばした腕に身動きもせず、逃れる意志の見えない兄の様子>>40には、余計に苛立ちを煽られる。
重い動きの割に随分と呆気なく掴めた喉元に当たる指先に、ゆっくりと力を篭めた。まだ少し、乱れた呼吸の余韻で手が震えるけど。

そうやって受け入れる振りをして。献身的な振りをして。
同情と保護を盾に自己保身の道具に使われている事くらい。
気付いていないとでも思っているのか。僕だってそんなに馬鹿じゃない。

例えその中に純粋な献身があったとしても、それを汲み取ってやれるほどの余裕もないし、兄に対する解釈はもうすっかり捻くれて凝り固まってる。]

それが見下してるって言うんだよ…!

[こんな行為ですら、受け入れようとでもするような相手が存在することに、何処までも甘えて安堵を得てきたことは事実ではある。分かってる。それを望んですらいる。でもそれじゃあ、劣等感に苛まれて自分を保っていられない。

複雑に捩れた感情は混在しすぎていてどれを優先すべきなのか、自分でも分からないから。今抱いた目先の苛立ちに身を任せた。]

"可哀想な弟"がいなきゃ、
自分が立ってられないだけのくせに…っ、

(42) 2014/07/02(Wed) 21時半頃

……キリシマ院長が?

[落とされる断片的な情報に、眉を寄せて。
まさかあの院長がそんな事をするわけがないだろう。そもそもあの人に対する心当たりは全く無い。
……どちらにしろ、何が噂の発生源だとしても、どうでもいい事だ。そう思われている、という事実が問題なのだから。

あそばれる髪の事は気になって仕方ないけれど、それを振り払っていたらキリが無くなりそうだ。他の何処かに触れられるよりはマシだと割り切る事にする]

なに、って……。
……あんたには関係無いだろう。

[何故服が汚れたかを思い出してみて、これはこれで馬鹿にされる材料になりそうだ。ただでさえ視線に含まれた軽蔑の念に、耐え切れなくなりそうだというのに、これ以上からかいの種を撒く気にもなれない。
自分でインクを零して、とか。人を支えきれなくて葡萄酒を零した、だとか。……改めて考えれば、情けなさ過ぎる。やはり目の前の相手にだけは、絶対に言えない。

こういう痛い所を突かれた時に、上手い言い訳を考えられれば良のだけれど。けれど嘘を吐くのが苦手なディーンが、こんな状況で咄嗟に言い訳が出来るわけも無い]


や、やめろ!気色の悪い事を言うな……!
男に興味は無いと言っているんだ!

[抱かれるのが似合う、だなんて。おおよそ喜べる言葉ではなかった。彼の言う中でも群を抜いて笑えない冗談だ。
叫ぶ様に訴えながらも、彼の顔が近付いてきた事に気付けば、ぴしりとその体を硬直させた。唇を寄せられて、拒絶するのも忘れて目を見開く。
小さく聞こえた笑みには、どういう意味があるのだろうか。混乱しきりのディーンには、そこまで頭が回らない]

――ッ!?

[今にも触れそうな距離で囁かれた声に、声にならない悲鳴をあげる。
その低い声も、熱い息も。相手が乙女やそういう趣味を持った者であれば、腰砕けになっていたかもしれないけれど。当然ながらディーンにそういう趣味は無いので、ただただ青くなるばかりだ。

スプリングの軋む音が、いやに耳に響く。思わず警戒する様に体が揺れた事には、気付かれてしまっただろうか。否、これだけの距離で、気付かれていない方がおかしいのだろうけれど]


要らん!
いい加減詰まらん冗談はやめろ……!

[そもそもお前は私を抱けるのか、と。そんな疑問は湧いたけれど、それを口にする勇気は無かった。肯定されても否定されても気分が悪い。

遂に我慢出来なくなって、彼の肩の辺りを掴んで両手で押し退ける。触れたくないだとか、そんな事も言っていられない。殆ど全力でその体を退かそうとしたのだけど、果たして彼を退かせただろうか]


ー院内・廊下ー

[猫の縫いぐるみを抱きかかえ、ぱたぱたと足音を立てて走り回る。

"走っちゃダメよ"と看護師に言われれば、その都度"ごめんなさい"と軽く頭を下げて。

だってとても楽しいのだから、仕方が無い。]

めがねさんはいいひと。
せわやきさん。

[鼻歌交じりにスキップしながら、廊下を飛び歩く。
ご飯が終わった後、食器を片付けようとしたら、お片づけすることよりも遊ぶことを勧めてくれた
はしゃぎ回る朝顔のことが面倒臭かったのかもしれないけれど、そんなこと幼心にはわからないから、ただ親切な人と捉えていて。]


めがねさんは、いいひと。いいひと。いいひと。
めがねさんは、いいひと。いいひと。いいひと。
めがねさんは、いいひと。やさしーいね。

[メリーさんの羊のリズムに合わせ、替え歌をうたったりしている。

替え歌にされた当の本人が耳にしたら眉を顰めそうなものだけれど、朝顔には悪気があるわけでもなく。]

かっこいいかえうたできたー。
こんどおしえてあーげよ。

[ねー。とぬいぐるみ相手に頷いて廊下をトトト。と小走りする。
自分の病室までもう少しだ。]


【人】 少年探偵団 ガーディ

[骨なんかよりは随分柔らかいその部分に指先を食い込ませるのはそう難しくなくて、徐々にかける力を重ねていく。

掌に触れる喉が、呼吸の度、言葉を紡ぐ度に動いて、
今握り緊めているそれが人形やなんかの物ではないと実感させられるのは、少し気持ち悪くて、僅かにだけ眉間に皺を寄せた。

反論できるもんなら、してみろよ。誤魔化させなんてしない。
そんな意図をもって睨みつけるような視線を向ける。

常の調子のような、言い聞かせるような、そんな語調>>45にはぴくりと片眉をあげたけど。そんなの無かったかのように崩れた冷静さに、双眸を細める。

別に何度言ってやったって構わない。

開きかけた口は胸倉を掴む動きに阻害されて、再度先の言葉を口にするタイミングを失ったから、一度唇を引き結んだ。]

(50) 2014/07/02(Wed) 23時半頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

い゛ッ…、

…っ、の、やろ…、
図星だからキレてんだろ!?いい加減認めろよ!

[叩きつけられた衝撃を受けた背に痛みが走って、苦痛に顔を歪めた。
それでも相手の首を掴んだ手は離す気もなく、変わらずの力を篭めたまま。

またそうやって俺に惨めさを押し付けるのかよ。
押し付けられたシンクの硬い表面にずきずきと背骨が痛む。

苛立たしげに声を上げて、むかつく相手の顔面でも殴ってやろうかと空いた右手を握ろうとして骨が痛む。ああ、くそ。苛々する。何もかも、思い通りにいかない。
代わりとばかりに相手の腹部にむかって膝を蹴り上げた。
うまく発散できない苛立ちや言葉を、こうやって暴力に換算してるのは、相手にはもうとっくに知れたことなんだろうけど。]

(51) 2014/07/03(Thu) 00時頃

["関係がない"、そう言われれば何処か不服そうに、片眉を軽く持ち上げてみせて。
そのまま言葉を紡ぐ代わりに、眼差しの中の侮蔑の色を強めてやった――"あぁ、本当に好き者なんですね"、とでも言うように]

(…素直、ですねぇ)

[それにしても、問われたのなら適当に誤魔化しでもかければ良いものを――それをそのまま信じてやるかは、また話は別だけれど。
どこまでも素直で愚かしい彼に、いっそ愛おしさすら感じながら。

その耳へと唇を寄せてやれば、ピシリと音が聞こえて来そうなくらいに強張る様子が、警戒に揺れるその体が愉快で愉快で堪らない。
ただただ自分の思惑通りに滑稽に踊ってくれる彼のせいで、零れそうになる失笑を堪えるのには苦労させられる。

――と。
流石に我慢ならなくなったのか、押し当てられた手のせいで僅かに体を離された。
しかしそれでも、上に乗る人間と乗られている人間――体格差までもあるとすれば、その程度の抵抗で何とかなる訳もなく。
まったく無駄な事を、と胸中で呟きながら、押さえつけるように体重をかけてやって]


この状態でまだ"冗談"なんて言っているんですか。
…おめでたい人ですね。

[更に更に、危機感を煽るように。呆れたように呟いて、押しのけて来た手を掴むと脇へと縫い付けるように押さえながら。
――嗚呼、そうだ。どうせならば、ここで"泣いて"貰うのも良いかもしれない。
そう思い立つなり、ニヤリと何とも人の悪い笑みをその顔に乗せた]

――ディーン、選ばせてあげましょうか。

[場違いな程に明るい声音でそう告げると、肘をつき再度ベッドを軋ませて、更に体を近付ける。
胸が触れ合うくらいに近付いたその距離に、彼は一体どんな顔をしただろうか。
少し強めに抑えた手首は、僅かに痛みを伴っていたかもしれないけれど]

痛みに泣きたいですか。

[そっと。掴む手を離し、指先を顔の傷へと触れさせる。
未だ痛みを訴えているであろうそこに指を押し当てて。チクリとした小さな痛みを促す程度の力をこめる。
――それで十分な筈だ。それで十分…思い出す筈だ]


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