191 忘却の箱
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―回想・タイムの記憶―
[彼>>87>>88の口調は快活で、彼自身を蝕む病に対して敵意も辟易も感じていないように見えた。 …可笑しな人だ。 話を聞きながら、ふと笑う。]
ブーケに、ウエディングドレスか…素晴らしいね。 式の時には、僕の分も一席用意しておいてくれよ。 紫の花に白が映えて、ああ…マーチェならきっと最高の1枚を描いてくれるだろう。
[彼は言う。 次は青だと、虹色の花壇にするつもりなのだと。
花は彼の命の一欠片でもあるのに。 そんなに生き急いで、何を考えているんだろう。 「可笑しいかな?」 笑みの奥に勇気を出せないでいる彼が居ることなんて、分かり得ない。]
ちょっと、分からない、なぁ。
(107) 2014/09/08(Mon) 18時頃
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まぁ…笑えないよ。
[眉尻を下げて微笑んだ。*]
(108) 2014/09/08(Mon) 18時頃
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[繋いだ右手の指先を擽る、感触>>110>>111。 見なくても分かる。咲いているのだ。 彼女の"何か"が。
診察室に辿り着くまでその手をしっかりと握って。 扉を開ける時でさえ離さず、無作法にも足でこじ開けただろう。
開けた瞬間に飛び込んできたのは、地に膝をついた知人>>98>>99と、傍らであやす仕草をする医師の姿>>118。]
……スティーブン先生。
[言葉少なのまま、繋いでいた手を離すと、男は数歩下がって少女の背中に優しく手を添えた。 視線はシーシャとペラジーの間を行き来しながら。]
(122) 2014/09/08(Mon) 20時半頃
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[医師>>125がペラジーに微笑みかける。 この人は、いつもそうだ。 患者と医師という枠の外で僕らと接してくれる。 その言葉で、いつでも花の苗を人間たらしめてくれる。
だから、その彼が、少女に問い掛けた言葉は、喉奥から心臓を塞ぐように息苦しい。]
(131) 2014/09/08(Mon) 22時頃
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それでも彼は微笑んでいる。 男も、一瞬目を見開くことはすれど、すぐに落ち着いたものに代わった。]
…………、
[ふわり、ふわり。 少女の左腕>>128に柔らかく芽吹く、花。 呼吸を忘れた。
思わず、奥にいたシーシャ>>129>>130を見た。 いつものように発作を起こしはしないかと。 それでも、彼は、笑う。
息を飲む。 ただその様子を静かに見つめていた。 背中に当てがった手が、指先が震えることには気がつかないまま。]
(132) 2014/09/08(Mon) 22時頃
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["どこか痛いのか" そう、かつて少女>>134に聞かれた時の事を思い出す。
理解するしかなかった。 もう彼女に手の震えの意味は分からない。 目元の赤さの意味も、シーシャの笑顔の裏も。]
………ああ、とても…寒いんだ… 君のおかげで、だいぶ温かくなったよ。
ホラ、次は彼の…シーシャの番だ。
[首を横に振って、小さな、掠れた声で呟いた。
それは彼>>135も同じようで。 少女の頭をくしゃりと撫でた後、いつも通りの笑顔と少し震えた声の主の方に、彼女の背中をそっと押した。]
(136) 2014/09/08(Mon) 22時半頃
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[嘘を吐いた。 自分はただ寒いのだと、だから、この手の震えも掠れた声も、君には何の関係も無いのだと。
嘘を吐いている。 彼もまた、疑いを知らない少女に笑いかけて。
悟られてはいけない。 悟られてはいけない。 誰も彼女に真実を教えてくれるものは無い。
彼の腕に包まれた花の香り >>137>>138は、此処まで香ってはこなかった。 ……少しだけ、よかったと思う。
まるでその様は"真実の恋人"のようじゃないか。]
……今日は、中庭がいい天気だったよ そういえば、歌も聞こえたなぁ… 今日は人が多いのかも
[誰にともなく、独りごちる。]
(139) 2014/09/08(Mon) 23時頃
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