22 共犯者
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は・・・? じゃないよ あんたの今の状態を、馬鹿にしとるんだ
[まったく、馬鹿みたいな顔しちゃってさ>>127 ただ、普段の女みたいにすました顔よりも 今の顔の方が、なんとなく好きかも 本当の顔、って気がしたもん]
ほら、手出しな
[ちょっと良い顔、みちゃったからな 仕方ない、手くらい貸そうと言う気になったんだ]
(131) 2010/08/02(Mon) 23時頃
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私はいつも酷い どんな奴にも、等しく酷い
[彼の手が出たなら、その手を取り>>133 悪い方の足に、体重がかからないように気にしながら 彼の体を支えようとするんだ]
足が悪いんだろう? 一人になるんじゃないよ 困った時は、ちゃんと助けてと言えるように 人がいる場所にいなきゃ、まずいだろうが
[心配なんか、してないよ? たださ、危なっかしいじゃん、足の悪い奴が森をちょろちょろと]
(139) 2010/08/02(Mon) 23時半頃
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[私に向かった言葉なのに、音は私の顔とは違う方に飛ぶ まったく、何気にしてんだか>>150 言いたい事があるなら、私の顔を見ながら言ったらいいのに 半端な事すると、逆に恥ずかしいじゃないか]
ばぁーか 私は酷い人間だよ
[気恥ずかしいから、そんな事を言うだけで]
近くにいろっつーの なんかさ、色々危ないじゃんか この祭さ 体の弱い奴や、女子供は一人になっちゃまずいだろ それじゃなくても、あんたを快く思わない人間もいるんだ 心配かけんじゃないよ、まったく
[いやいや、心配とかしてないけどさ]
(157) 2010/08/03(Tue) 00時頃
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いや、村長夫人はさ なんつーか、身内同士がもめたんじゃないか? ほら、少なくとも銃殺だしよ
御使い様がどうのとは、違うよ だから・・・その
[心配するな、と言うのも筋が違うし 安心しろと、言う事の出来る状況じゃないし 私の頭の辞書には、彼に言う言葉が見つからなかった>>163]
死なさないよ、大丈夫だっつーの 弱そうな奴を襲うような野郎は、ぶっ飛ばしてやっから
[最も、腕力的に不可能なことなんだが ただ、重い空気が苦しかったから]
村にいたらいいじゃないか どっかの恥知らずが出てけって言ったのか? そう言うの、気にするなよ
(170) 2010/08/03(Tue) 00時半頃
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だからさぁ、いてはいけない人なんかいないんだよ 気に入らない事があるなら、そいつが出て行ったら良いんだ
[私も、そうしようと思うし>>179 ジジババが気に入らないから、ジジババを追い出すと言うなら そいつは横暴だろうし、不毛な事だろう だが、気に入らない事があるから出ていくのは自由だ]
出て行くしかない、なんて悲しいじゃんか ここに居たくない、つーなら仕方ないが 仕方ないから、つーんじゃ悲しい そんな事言うなよ?
[なんだか、悲しかったから 彼を支える手に力が籠った]
独りは寂しいぞ
(185) 2010/08/03(Tue) 01時頃
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ニール、ニール……
[自分の身体の上にかがむニールの肩に手を置き、額にそっと唇を寄せる。
それはニールには感じ取れないだろうけれども。
夫の名前が口にされると、一歩退き。]
ねえ。今の私は人間じゃないようなものなのだから。
これくらいはいいでしょう?
たぶん、貴方に祝福をあげることはできないけれど……。
[子犬は村長夫人の足元に近寄って慰めるように]
くぅん
[と、ないた。]
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―― 自室 ――
[今日も私の両目は、私の左腕を最初に見た まるで涙を拭くように、私の腕は必ずそこにある
いつもと違う所と言ったら…――――
目覚めと共にあるはずの朝焼けが、今日は夕焼けだったんだ 一瞬、西から太陽が昇ったのかと錯覚するほどに 私の目に映るその姿は美しく、赤かった]
ああ…――――
そうか、空が紅いドレスを着たんだな
[汗臭い そうか、昨日は水を浴びなかったからか そんな臭いに混ざり、隠れ、人の匂いがする 温室で育った、雅やかな百合と 砂漠にすら、その花を咲かす松葉菊の匂い]
(227) 2010/08/03(Tue) 13時半頃
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[この香りを失うのは、少し勿体無い気がする もう少し・・・と思うのに 汗臭いままじゃ、人前に出るのは恥ずかしい]
ううん、また同じ匂いに会ったら良い 今は、水浴びしよ
[意識を、霧の中から引き戻す必要があるんだ 夢現のままじゃ、必ず何かやらかしちゃう
たった一晩で、私の服はドロドロになった 森と言う奴は、こんな忌まわしい一面も持つものなんだ 少なくとも、人の目を気にするようじゃ 森に生きる事は、出来そうにない
さっさと脱いで、後から洗おう 早くしないと、染みになっちゃうもん]
(229) 2010/08/03(Tue) 14時頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2010/08/03(Tue) 14時頃
漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2010/08/03(Tue) 20時頃
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―― 記憶の中 昨晩森の中で ――
[寂しくないのか、か>>230 どう回答するのが正しいんだろう?
私は、多分寂しくは無い 寂しくはないけど、孤独ではある 辛くもあるし苦しくもあるが、同時に安心もする なんとも複雑なんだ、私という奴は]
なんだ、そりゃ? 私が嫌な奴のフリしてるっつーの? よくわかんない事言うなよな
私は、寂しくなんかないよ 私は私を、本気で大事にしてくれる人しかいらないから 他の奴は、いようといまいと同じさ
[そんな風に言った 森を出たのは、いつだったろうか]
(253) 2010/08/03(Tue) 20時半頃
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―― 自室 夕闇が空を包みだす頃に ――
[髪が、なかなか乾かない 髪が長いと、こういう時困るのよね すぱっと切っちゃおうか、と思う事もあるけどさ やっぱり、女としては長い髪のままがいいなと思うの 可愛くなりたいと思うのは、女の子皆の想いよね]
急がないと、間に合わないかなぁ
[パンを一つ、かじりながら 私は、べルトにナイフを括りつけたんだ 母さんのお守りだった、銀の装飾短剣 役に立つとは、思わないんだけど あの子が、持ちなさいって煩いし 心配させるのも、悪いしね]
急がなきゃ
(259) 2010/08/03(Tue) 21時頃
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[鏡の前に立ち、くるくる体をひねり おかしな所がないか、確認した後 扉を開き、今日も挨拶]
いってくるよ、母さん
[今日は、早く森に入るんだ 人より早く入ったら、少なくとも待ち伏せにあう事はないもんね 用心しないと、力じゃ女の子は勝てないもん]
―― →日が落ちると共に森の中へ ――
(262) 2010/08/03(Tue) 21時頃
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―― 森の中 入り口付近 ――
うん、ここなら森の入り口がちゃんと見える
[私は少し大きな樹に登り、辺りを見回す よし、ここにいたら大丈夫 森に入る人間は、皆確認出来る よほど注意深く頭上を見ない限り、夜に潜む私は見つからない
村長夫人の訃報は、聞いた ただ、ノックスの事は知らなかった 私にそういった情報を伝える人間は、いないのだから だから、確認しようと思ったんだ どいつが、どんな物を持ち、森に入るのか…―――]
(282) 2010/08/03(Tue) 22時頃
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[いつしか夜になり、広場に生贄たちが集まってきた。]
……今夜も、続いてしまうのね。
私にはもう、どうすることもできない。
何もできないまま、起きることを見届けるのが、私に与えられた罰なのかしら。
[ちらりと子犬を見やり。]
違う……のかもね。
不思議ね。
ずっと、ほんとうのこととは思っていなかったのに、私は今、「森に還って」いるのでしょうに。
あまり、そういう実感がないわ。
そこに自分の死体がある以外、何も変わったことはなくて。
風の音。
森の梢が鳴る音。
空が明るいのも。
[見上げると、月とは思えないほど明るい楕円の月が、煌々と赤く輝いていた。]
漂白工 ピッパは、樹の上で寛ぎ中 時間は良いのかなーとか想いながら
2010/08/03(Tue) 23時頃
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[どうやら、最初に森に入ったのは双子のようだ 仲の良い事で、羨ましい限りだが・・・]
まぁ、あいつらは大丈夫か
[こっそり待ち伏せ・・・なんつー事をしたら 村長として、この先危うかろうから]
(338) 2010/08/03(Tue) 23時半頃
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[続くのは、髪の長い男 月の光が、彼の顔を映し出す やっぱり、あいつは美しい奴だ 腹立たしくもあり、他にも…――――]
ったくあいつ、一人で行くなっつったのに
[追うにしても、森に入る人間を皆確認した後の話だ]
(346) 2010/08/03(Tue) 23時半頃
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ん…―――― あぁ、なんでもないんだ 気にするな、大丈夫
[マーゴの姿を見、声を聞いたら軽く手を振り 彼女の言葉を聞きながら、深く息を吐いた]
マーゴ、あんたはさ 殺しなさいって命令されたら、親も友人も、殺すのか?
あの女好き野郎の、人が変わったとは思わないよ だが、普通は人を殺したり出来ないだろう 真っ当な良心が、備わった人間ならさ
少なくとも私は、そんな人間を信用出来ないな 人を殺したら、罪人だ 御使い様とやらと、どこが違うんだい?
(365) 2010/08/04(Wed) 00時頃
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