3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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[左腕の約束はいつの間にか消えていた。
隠していた、古い傷跡、いつの間にか開いていて。
命を失った体からは、あかい血ではなく、
闇の欠片が、砂のようにこぼれ落ちていく。
手首から流れる 凍てついた闇は、
陰鬱に 輝いて。
やみ の中で尚、己の形への執着は強く
女の姿は 煙る月のように 仄白く やみ に浮き上がる
ずっと焦がれていた 世界 にいるというのに
まだ こころ を あちらに 残している]
[ あかい こえ が きこえない ]
[教師である以上、生徒に想いを抱くのは許されない。
口にすることなどあってはならない。
だから。
口にしなかった。
想いに気づかなかった]
想いを抱いたと言う点においては私とあの生物「教師」は同じなのでしょう。
このまま闇に落ちたら本当に同じになってしまうでしょうから。
[だから、想いを手放した事で「私」という存在が消えても構わない。
くらい闇にぬれた眼でケイトをみる。
最期まで教師として在りたかったから*]
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セシル……―――
[莫迦と言われて、眉尻を下げた。 揺れる薄紫を見詰める。伸ばそうとした影の手は落ちる。]
間違いねぇな
[苦笑。こんな風になっても、傍に居たかった、などと。 触れられないことを寂しいと思う、などと。 自分が傷つけた首筋の傷が、俯く姿で晒される。 影には無い自分にもあった傷の位置。 彼に触れられぬ代わりに、自分の首筋に影の手は触れた。]
(53) 2010/03/08(Mon) 16時頃
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セシ…ル…―――?
[ふと気がつけば、近寄る薄紫。 影の唇に―――……触れられた気がした。 それは、気の所為なのかも知れない。 けれど、それでも触れたのだと思った。
―――……好きだという言葉に、心が。]
―――……愛してる って、何度も言うのは、ちと、照れるんだが、な。
ありがと、な。
[ボソっと落とした。照れ笑いに切なさが滲む。]
(54) 2010/03/08(Mon) 16時頃
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それに違う。帰るのは、お前だろう?
[まるで、自分は帰らない、帰れないと示すようなセシルの言葉。 互いに、共に生きようと。 互いに、共に逝こうと。 言えない。きっと想っていても。]
さて、とりあえず、伝説の木んとこでもいってみっか?
[だから、今はそれでも傍に……―――。 少女を探す、薄紫を促した**]
(55) 2010/03/08(Mon) 16時頃
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あたしが願ったのは…
フィリップ そんなこと望んでなかった
あなたに 望んだのは闇に囚われない事
鬼でも違っててもどちらでも…
鬼ごっこが終わっても
闇に囚われたままなら 意味はない
ケイトの闇は開くかな
ケイトの扉が開くといい
「寂しい」
「寂しい」
「寂しい」
どこかから聞こえる哀しい声
[ 白 に 込められた願い は
光 だと、知らぬまま。
闇 の 中で 淡い 月光を纏う
女 は ただ泣いている。]
[蒼い蝶は何も知らず
分かたれた虚ろな少女の言葉を
翅を震わせ告げるだけ]
――……ッ だめ、やめて
[聞こえる ひいろ に、俯く面を上げれば、
凍てついた つめたい 滴 が 流れ散る]
貴方がほしい ドナルドもほしい
――寂しいの
――――寂しいの
[人の形をした闇に向かって 希い願うように]
─もう、戻れやしないのだから。
[さざめくは闇。囁くは闇。責めるように、蝕むように。
殺してしまった者。
壊れてしまった者。
守れなかった者。
救われなかった者。
変わってしまった者。
抗えなかった者。
届かなかった者。
掴めなかった者。
踏み躙った者。
拒絶された者。]
諦めてしまえばいい。…割れた硝子は元になど戻らない。
[密やかに沁み透る闇は、ざわめく様に笑った。]
だから、このまま身を委ねて。
…堕ちて染まって、その先でひとつになろう?
[腕の中で感じる気配へ、甘く囁いた。]
……――ッ、ぁ…
[足元、そう認識した場所から、絡みつく。
魂を侵す 闇 の 心地よい苦痛。
闇の胎に溶け出そうとする意識、
沈んで より ふかく 落ちても
届かなかった白い糸、
一筋の光のよう]
[砕けた魂の残留思念か、ビー玉に託された思いか]
(お前の手の中にある限り、温めてやる―、だから―)
[希薄な気配は呟きも残せず
思いを漂わせる]
……そうだね。
割れたガラスの皹は消えない。
けれど、殺したっていいんだ。堕ちたっていいんだ。
変わったっていいんだ。戻らなくたっていいんだ。
綺麗なものを、綺麗だと思えればそれでいいんだ。
[闇のざわめきが聞こえる。
そのざわめきの中に、ぽつりと呟いた]
楽にはなれないよ
まだ捨てられない、わたしの形
だからきっと沈んでも楽にはなれない…
[ あかい こえ が きこえる から ]
ずっと沈んでしまいたかったのに、
どうして最期になって、
どうしてこんなときに、
気付いてしまうのかな…
[ ひとつひとつは ほんの些細な 想いの欠片に ]
[ あかい こえ が きこえる ]
―――……、……
[冷たい滴は、流れる傍から、氷の粒に変じて、
手首の痕から流れ続ける、黒い砂と混ざり合う。
ざわめきの中の呟きに、
一度だけ目をやった]
こんなことに巻き込んだケイトを許しているか?
―― 許せない
自分を殺した鬼を、フィリップを許しているか?
―― 許せない
ゲームに乗ったミッシェルや、オスカーたちをどう思う?
―― 残念に思う
でも、別にいいんだ。そんなこととは関係ないんだ。
まだ間に合うんだ。
どんなに闇に染まって、絶望にあがいて、醜く汚れたって。きっとその先には綺麗なものが待ってるんだと思う。
―― それに気がつけばいいのに
[闇に抗って抗って、何とか最後の形を保つのは、もう一度だけこの世の外の綺麗な光を見たいから]
[最後に渡されたピンクのビー玉の周囲を、闇と同化しつつある腕がぎゅっと握った**]
[人の形をした闇に拒絶されれば ふらふらと]
――さみしいの
――――さみしいの
誰でもいいから 私を求めて
貴方がほしい
私をあげる
[ただ自分の手を取る誰かを求めて その手を伸ばす]
用務員 バーナバスへと手を伸ばし 届けば その獣を 抱き締める**
闇の中に泣く声が聞こえる
『あーん あーん』
あれは…冷たい金属の扉の向こう
『あーん あーん あーん あーん』
赤ん坊の声がする
あれはあたし? それともまた別の子
ゴメンね あたし亡霊だから助けてあげれない
もうすぐ…闇が覆えばきっと怖くないから
闇に溶けてしまえば
きっと 泣く事もないから…
[抱きしめられると、大人しく、その身を摺り寄せていた。]
あ---っ
[……無骨な指に触れられた気がして]
少女は口元をほころばせる**
|
― セシル追尾中 ―
[泣きそうな表情。横に振られる首。 影が持ち上げる唇の端が、困ったように震える。
―――……己より、セシルの方が生に近い。
それは、火を見るより明らか。]
――――……。
[鸚鵡返しのような言葉に、更に返す言葉はない。 共に生きよう―――それには、自分は死に近過ぎて。 共に逝こう―――それは、生に近い彼には言えない。]
どうした?
[ただ影として傍につければ、中庭で立ち止まるセシル。 声かける男は、半分棺桶に突っ込んで居ながら尚、自分の命が預かり知らぬところで狙われているとは知らない。]
(68) 2010/03/08(Mon) 19時半頃
|
[少年は靴から水色のビー玉を取り出す。
隻眼の男から、涙のようだと思われたとは知らない。
そして、片割れへと囁く。
その声が、届こうと届くまいが構いはしない。]
ミシェ…、ごめんね。
勝手なのは分かってる。
でも。
今はまだ、こっちに来ちゃダメだよ。
[もしミッシェルの影が変じて少年の姿をとるのなら、
少し困ったような笑みを浮かべた姿となるだろう**]
(先生、ごめんな。)
[なんか謝らなきゃいけない気がした。]
|
― 中庭近辺 ―
近くに?なんでぇ?
[なんでもないと言われ、しかし、影の眼は周囲を見渡す。 視界にミニ畑がうつる。 ふっと連想するのは……―――。]
そういや、なんでスイートピーだったんだろうなぁ。 でも、なんか、卒業式シーズンにゃ出るとか言ってたっけか。 なんだっけか、花言葉が……―――。
[連想が連想を呼んでボソボソと取りとめもないことを呟く。 ドナルドの実家が、花屋であることは―――知られていない事実。 ぐれた元々の原因であったりもした。
視線をセシルに移す。 鉱石の手を見詰める彼が想うことは、分からない。
どうした?と首を傾げる視界の端で、闇が蠢いた>>71。]
(72) 2010/03/08(Mon) 20時頃
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