人狼議事


60 ─昨夜、薔薇の木の下で。

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[繋いだ手を、名残惜しそうにゆるりと離せば。]

俺、も、さわる……

[わざわざ宣言をしてから、ルーカスのシャツの隙間から手を忍ばせて、肌へと直接触れ始める。]


――……っ、ぁ……?

[ずるり、口内を塞いでいた蔦が引き摺り出され。
唾液と蜜が混ざった粘液を口の端から零す。
脳髄までも毒に侵され。
思考は全く形にならない。
けど、それでも。
聞こえた声が。
目に映る人が。
そして繋いだ手の温もりが。
体の奥の奥から、音を、言葉を、唄を溢れさせる]


――I love you more than anyone in the world.

 『私は誰よりも貴方を愛します』

――I want me to love...

 『だから私を愛して下さい…』


[どこ?ここ?と指先が肌を探り、滑っていく。
胸の尖りが指先に触れれば、軽くつまんで先端を擦る。]

んっ、あっ、

[自分も同じ箇所を触られれば、抑えきれずに声をあげた。
唇を軽く噛んで、上着を首に引っ掛けて胸元を露にしたまま、今度は両手を使ってまさぐりはじめ。シャツのボタンを一つずつ、外し始めた**]


メモを貼った。


[唄が、柔らかなブラウンの髪の人の唇から零れ落ちるを聴いた。

手を繋いでいるからだろうか、呼応して
――……琥珀の眸から、ぬるく零れ落ちる何か。

意味より音が、先に心の柔らかな所に触れた。
繋がる指先に、少し力が籠る。


             そうだ、帰らなかったのは……。

ほんの微か、思いだしかける理由。
それと同時に、歌詞の意味が、脳裏をかける。]

 あなたの なまえを おしえて

      あなたの もとめるひとの なまえを おしえて

[だから、何かを願うように紡ぐ言の葉。
思い出して、思い出させて……大事なことを。]


[晒された素肌に掌を滑らせる。
唇を離し、首元に顔を埋めて、其処に舌を伸ばして。
跡のつかぬよう、軽く歯などを立てていれば、ノックスのその指先がシャツの隙間から入り込むだろうか。]

 っ、……あ……、

[小さく声を零し、ぴくりと身を震わせて。
応えるように、同じ場所を指先で弄ぶように。

シャツの釦が全て外れる頃、胸元の手はするりと下に向かい、ベルトを外そうと、金具の音を響かせた。]


 ずっと、二人きりで……?

[甘美なる誘惑に揺れる心は荊が伸びて絡まり徐々に動けなく成ってきていて]

 それで、ヴェス先輩が幸せなら。俺と二人でいいなら、それは。とても嬉しい。

[うっとりと微笑んで見せる笑顔は薔薇の香に染まって、もう目の前の相手しか見えていない]


もう、寂しいのは嫌……

俺を。

私を。

愛して。

貴方を誰よりも、何よりも、心から、愛します。

だから、愛して下さい。

[求めるが故に与える愛は歪。
無償の愛、などとは決して言えない。
けれどそれは確かに一つの愛。
紡ぐは愛しき人の名]


[首筋をなぞっていく舌が甘くて、心地よくて。
ルーカスの小さな声が聞こえれば、もっと聞いてみたくなって、手の動きを早めた。

ベルトを外す音を聴きながら、ボタンを外したシャツを取り払ってしまう。
まとわりつく自分のシャツも頭から抜けば、上半身は同じようにすっかり晒された。]

えっと…失礼します…

[先輩に対する遠慮なのか、ついつい断りを入れてから、胸の尖りに舌を這わせ、唇で吸う。]


        テッド……――


[晒された素肌に纏わりつくのは薔薇の香か、黒い茨か。]

 は、……ッ、ん

[胸元に触れる舌に、唇に、零れるのは吐息と、声との境の音。
ベルトを抜き、前を寛げると、其の形を辿るように、下着越しにゆるゆると撫で上げて。]

 ……っ、

[あつく、熱を持っているのがわかれば、直に触れようと、その着衣に手をかける。]


[薔薇の香と、黒い茨が混ざる。
ルーカスの肌にまだ黒い茨が纏わりついているなら、僅かに眉を顰めて。茨と肌の間に、手を差し入れて隙間を作ろうとする。

血が流れるけれど、痛みは甘さの前に麻痺していくようで。]

ひぅっ…あっ、撫で…っ
あっ、……直接、さわって…

[布越しのもどかしい刺激に高い声を上げると、足を擦り合わせた。要望に応えられて下着に手がかけられれば、それを見つめる空色が潤む。]


[蜜のように光を失くしていた眸に、ふっと何かが戻る。
琥珀の中に閉じ込められた蟲のような、瞳孔が目の前の人を映した。]

 テッド、それは……―――

[聴こえた名を口の中で転がす。
名を得て、個を取り戻せば、目の前の人の名もまた取り戻す。]


 俺の、呼び名ですね……セシル…先輩。

[まだ、呼び捨てるには戸惑いがあるのか、はにかんだ表情で相手の名を紡ぐ。]

 俺で、いいんですか?

[残った理由。自分でない誰かを演じた訳。
それは、全ては……―――。

         きっと、目の前の人を知りたかったから。

尋ねながらも、拒否の言葉は望まないように、
繋いだ手で引き寄せて、その身を抱きしめた。]


[伸びてくる茨を厭わずに、ゆるゆると、晒した熱に指を絡ませる。
誘う色を青磁に乗せて、空色の眸の傍らに一つ、唇を落とした。]

 ……あまり急くな、……っ

[茨と肌との間に差しいれられる手に、心の奥がきしりと痛む。

追い詰める様に、手の動きを早めて。
ノックスが果てれば、精の絡んだ指を後孔に伸ばすだろう。*]


メモを貼った。


メモを貼った。


[全身を捕らえ、蹂躙していた蔦が緩む。
相手の腕に抱きとめられれば、その胸に顔を埋め。
弱弱しく首を振り]

……君が、いい。
もう、テッドじゃないと、駄目なの。

[空白の心はとても脆く。
何かに依存しなければ保てず。
だからこれは保身の為。
そんな卑怯な、愛情だけれど]

お願い……傍にいて……
俺の事を、離さないで。

[濡れた瞳で、見つめる]


[自分だけ……と、囁かれる声。
緩く抱きとめた人の温もりに、壊れるのは倫理観という枷。

彼が、心の中で思っていること、それは判らないけれど。
けれど、卑怯なのは、少年も同じこと。]

 ――……俺は、貴方の為って思わないと何もできないし
 貴方の所為って思って狂うのかもしれない

                    それでも?

[親によってかせられた枷がなければ、
自分は男にも腰を振れる淫売かもしれないと……
実はどこかで知っていたのかもしれない。

その枷を外すのも、
かせる理由にするのも貴方にしていいのかと。
濡れた眸を、じっと見つめる。
彼の願い通り、視線は離さない。]


や…だって、だって……ぁ……

[ルーカスの前に曝け出された熱に、頼りなげに頭を振る。
そこに指が絡めば、喉を引き攣らせ、小さく声を漏らした。]

ふっ、くっ…ん…、あっ、あ、

[頬に赤を増し、動きが早まれば声を抑えられなくなり。
縋るようにルーカスに抱きついて]

や、ああっ……!

[やがて白濁を放ち、かくりと項垂れて力が抜ける。
己が汚した指が、後孔へと入ってくるのを感じれば、ひくりと体がまた動き。]

ん……

[思わずルーカスを抱きしめた。]


いいよ……君の、全部が、欲しいから。

俺も、全部を君にあげるから。

私の、全てを君にあげるから。

[視線を外さぬまま。外せぬまま。
言葉を紡ぐその唇を、寄せる。
吐息の触れる間近まで。
奪いたい。
奪って欲しい。
全てを]


[言葉を紡ぐ唇と唇が寄る。寄せる。]

 ――……じゃあ、俺の全部は貴方のもので
 貴方の全ては俺のものだ。

[重なる言葉と、唇と。

奪ったのはどちらか。奪われたのはどちらか。

契約を結ぶように、
吐息も何もかも奪い奪われるような接吻けを。
ぐちゅぐちゅと立つ水音も、
もうどちらの口腔の中での音かも判らない。]


[他者を受け入れるのはまだ二度目。

けれど、精を欲しがる体は、やはりすんなりとほぐれていく。
慣れていないのは、完全には消えてくれない羞恥心。]

う、んっ……

[指の数が増えていくのに、耐えられなくなって腰を揺らめかせた。誘うように中は蠢き、熱を帯びていく。

完全に受け入れる準備が出来た頃には、空色も蕩けていた。*]


――うれ、し…い……

[交わされる契り。
重なる唇。
飢えた獣が貪るように。
舌を絡め、歯列をなぞり。
混ざり合う唾液を零しながら。
全てを奪うかのように。
背に回した腕は髪を梳き。
時節擽るように耳朶に触れる。
その間も唇を離そうとはせず。
漏れる声すら、飲み込んでいく]


[初めての時、まねるだけだった接吻けは、今は少し違う。
時折、タイミングを外すように、舌を吸い、軽く歯を立てるのは、
身体を交えた2人のどちらから学んだものだろう。

その経験さえも上塗りするように、セシルが奪うなら、
彼の経験も上塗りしようと、指先は蠢く。
片手は柔らかな髪を湛える後頭部を抱き、交わりを深め。
もう片方の手は、腰を抱き、下肢を擦り合わせて。]


 …んっ、ふぅっ、ぁ

[接吻に、指の動きに、あげる声はきっと2つ。
それに混じり、どこか遠く、脳裏に走る声がある。

――……そう、誰でも良かった。
         
              なにもいらない。

唯、ピースにはまったのが彼で。
けれど、それが唯一ならば、恋といっていい。
そして、その彼が手に入るなら、他にはなにも……――。

このまま身体中の酸素を奪い尽くされて死んだとしても。
この命さえも、いらない――そのような、狂気ごと与えて、奪う。]


[きっと、何でもいいんだと思う。
居心地さえよければ、そこに心なんかなくとも。

ただの逃避だと。
このまま逃げてしまえば後は衰弱死するだけだとも、分かっては居るけれど。

寄りかかる楽さを知ってしまったから、もう一人でたてそうにない。]

このまま、何もかも忘れて…お前の腕の中で消えてしまえたら…

[あの時、苦しくても死のうなんて思わなかったのは、
そこで終わればずっと苦しいから。
今は苦しくないから、終わっちゃってもいいかな、なんて。]


んっ……!?
ぅ、っふ、ン……――!!

[重ねたままの唇から漏れる嬌声。
つい先日とは、まるで違うそれ。
煽られるように、溺れるように。
肌を擦り合わせて。
求めて。
知らぬ間に得た経験ごと、求めて。
呼吸すら奪い合いながら。
熱を望む]


[やがて、熱を持って張り詰めた物を宛がわれれば、後孔は中へと導くようにひくつく。]

んぁっ……入ってく、、る、
あ…つっ………ぅ、ん、あっ、

[待ちきれずに腰を動かし、侵入を手伝う。
より深い所で繋がれるように。首に回した腕にも力が入って]

ァディ…  せん ぱ、
ふっ、あっ、ひああっ…

[名を呼びかけた舌は、揺さぶられる動きに縺れた。
目尻に浮かんだ生理的な涙が頬を伝う。
体の中心の熱が透明な蜜を零し、そしてまた白濁した熱を放てば、相手をきゅっと締め上げた。]


………は、ぁ、

はあ、はあ……

[そして。

腕に絡まる蔦から、何かが少しずつ吸われていく感覚を、ルーカスも感じることが出来ただろうか。黒い茨は、息を荒げる少年の腕にも食い込み、白い肌に赤い雫を残していた*]


[束の間、はふっと音立てて唇と唇に隙間が開く時が出来る。
それでも、距離が開くのを厭うように、唇と唇は銀の糸で繋がったまま。
額と額は、隙間なく合わさって。]

 ――……どうしたい、ですか。
 抱かれたい?それとも

        他の男を知った俺を抱いて、奪いたい?

[口角をうっすらあげれば、銀の糸は切れかけるから。
チロリと舌を出し、糸を絡め取りつつ、答えを促すように相手の唇の形をなどった。]

 もし、貴方が誰も抱いた事がないなら、
 貴方の初めてを俺は奪いたい。

[指先は、まるで蔦の動きをまねるように、
卑猥にセシルの慾に絡ませた。]


[ゆるゆると髪を梳く手は止めないままぼんやりしていたが、呟きにははたと思考が戻り]

 消えるのは、ダメですよ。
 「二人で一緒に」幸せになるんですから。

[先輩がこのまま消えてしまいそうな気がして、背中をトントン叩く。
もしこのまま途絶えてしまいそうになるのなら、無理にでも引き戻さねば。
薔薇の香に囚われている場合ではない]


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