人狼議事


8 DOREI品評会

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[正確には、勃っているわけではなく。
けれど、体の生理現象など男にはきっと関係ないのだろう。
さっき浴室で綺麗にしたばかりの肌は、既に汗や見る姿もなく。

また電極が増やされれば、唯一抗いを示せる首は
弱く横に振られたけれど]

────ッ!!

[最早、言葉にもならない声。
それもだいぶ掠れたもの。
声とも呼べないような音。

見降ろしてくる視線に、硬翠が朧気に持ち上がるか]


[見下ろす瞳は細められ、スイッチは変わらず男の手に]

 ああ、声……出無いのか。
 それじゃあ謝ることも出来ないよね。

[視線を交わし、足を組む。
のんびりと告げる声とは裏腹、電圧をひとつ上げた。
跳ねる事すらもう出来ないかもしれない。
殺さぬギリギリのライン]

 じゃあ、こうしよう。

[彼の意識はまだあるかどうか。
男は立ち上がり電源を切ると、大きく開かせた脚の間から張り型を抜く。コードを引っ張るようにして胸元のクリップを外せば其処は激しい痛みを齎すだろう。
千切れそうなほどの刺激を与えられた其処は外してからも暫くはじくじくと痛みが残る筈]


[器具を放り出すと、青年を置いたまま部屋を後にする。
やがて二人の召使を伴い現れた男。
双子は青年の額の上に大きな漏斗を設置すると、一礼して去って行く。その表情は相変わらず無いまま。
設置された漏斗には活栓がついていて、落ちる液体の量を調節できる仕組みになっていた]

 痛いのはもう止めてあげる。
 その代わり、今度はコレね。

[再び現れた召使の手には水を張った盥があった。
大きな漏斗に流し込むと、ぽたり、ぽたりと一滴ずつ青年の額に落ちていく仕組み]

 溺れ死にされちゃ困るから、それは止めておくよ。
 今日はこのままお休み。


 まあ……眠れるとは思えないけどね。

 ホリィ、御前は水を足す役目。
 オスカ、御前はJadeの頭を固定してて。

 それじゃあ……Good Night

[そう言い残して男は地下室を出て行ってしまった。
後にのこるのは物言わぬ双子のみ。
髪の長い召使は漏斗の水がなくなれば注ぎ足し、短い髪の召使は青年の両頬を支えたまま動かない。

同じ場所にぽたぽたと落ち続けるだけのそれは
一見たいしたことの無いもののようではあるが
静まり返ったその部屋で、ただ水の落ちる音と刺激に
徐々に精神を狂わせていくもの。
そのまま放置してどれ程もつか、男はモニターの前で見物する事にした。
石ですら同じ場所に水滴が落ち続けると穴が空く。
果たして人間の皮膚が何処まで耐えられるものか*]


メモを貼った。


[声が出ない。もう、動くのも多分無理だ。
瞳は揺れる。また、前みたいに謝ればいいのだろうか。
でも、声が出ないからどうしていいのか解らない]

…?

[足の間から漸く引き抜かれ。
胸の電極は酷い取り方をされ。
もう、それに対してあげられる悲鳴もない。
扉が閉まった音がするから、このまま眠るのだろうか。
静かに眠れるなら、これでもういいと思ってしまったけれど、
そんな事が許される事はなかった。
再び開いた扉。男と二人の召使。
何やら、頭上に器具が設置される]


…ماء…?

[水。微かに唇は震え音を作る。
男が告げた言葉で、何が始まろうとしているのかを理解する]

………!

[自分の頭の位置が固定される。
男の姿は扉の向こう。もう、遅い。
自分の頭はしっかりと固定されていて、
ましてや双子はまるで人形なんじゃないかと思うほど動かない。
最初のうちは歯を食いしばってでも耐えるけれど、
それも長い時間は難しい話。
どれぐらい耐えただろう。
石の部屋にはやがて掠れた声が響き始める。

嫌だ。助けて。赦して。────ごめんなさい、と*]


メモを貼った。


[地下室を出ると男は先ず着替えを済ませるためクローゼットへ向かう。
召使二人がかかりきりになってしまうと、この館にはひとが居なくなる。
バスルームに置き去りの衣服を片付けるのも、食事を用意するのも、男の役目だった]

 さて、どうなったかな。

[雑多事を終え、食事を済ませて
モニタールームへ到着したのは夜更けだった。
画面に映る青年は歯を食いしばり耐えていた。
ぴちょん、ぴちょん、と水音を聞きながら男はソファーに寝そべり愛読書を手に取る。
たっぷり一冊読み終える頃、僅かな声を拾い顔を上げ]


 ――…聞こえないね。

[時計を見遣り、経過時間を知る。
思ったより長く耐えたのかと、小さく笑いながら
地下室へ足を向けた。
青年は男の靴音を聞き取るだけの意識が残っていたかどうか]

 やあ……夜中にどうしたんだ。
 
[傍まで近づくと漸く言葉が聞き取れた。
吐息を零して、水の落ち続ける額に触れる。
其処だけふやけて皮膚が柔らかかった]

 辛かった?
 痛くはなかったろう。
 ……いや、散々鞭打って電気流して放置されちゃ
 まだ痛みはのこってるかな。
 それとも感じる気力もないかな?

[くつくつと笑いながら、召使に視線を向けた]


 もういいよ、片付けて。
 
[合図で二人は頷いて、設置した器具を片付け始める。
暫くして双子が戻ってくるまで、うわ言のような謝罪と助けを求める声は続いていただろうか。
青年の両手足の拘束は解かず、男は立ち上がった]

 朝になったら外してやろう。
 ああ、もし排泄したくなったらこの子を置いていくから起こすといい。
 後始末くらいはしてくれる。

 ……それじゃ、今度こそお休み。

[男は部屋に髪の短い召使を一人残し、ひらりと手を振って去って行く。
濡れた石造りの床も、寝台もそのままに。
命じられた召使は片隅にうずくまるようにして目を閉じた。
寒さは彼も感じているから、青年が頼めば暖めることくらいはしてくれたかもしれない**]


メモを貼った。


[完全なラインを描くその乳房に指を埋め込んでは、何度乳腺にそってなぞって揺らしただろう。薔薇色にふくらんだ尖りをねぶり、先端に舌を埋めて息を零す事の繰り返し。

 シャツは投げ捨てたものの、まだズボンの取り去っていないイアンは、布に擦れて痛いぼどのペニスを起立させたまま、膝を折る。今まではずっと扇子を握っていた手首を引寄せ、指先から手の甲まで赦しを乞うようにくちづけ。
 ドレスを取り去ってしまう事の許可を願う。

 黒いドレスを取り去った後は、ただ肢体を見詰めて溜め息を重ねた。
 腰に絡められていた脚を解き、ハイヒールが引っ掛かったままだった片足首を、熱心に愛撫する。その足指の股に舌を這わせる事にも躊躇がないほど、深く交わりたいと言う欲望に動かされる。不浄な場所は彼女の身体の何処にも無い。その肢体のすべてを味わい、穴と言う穴を埋めたくてならなかった。

 如何な潤滑油を使わなくとも、身体中が濡れていた。ぬかるんでいると言ってすら良かった。蜜を求める蟲のように、声があがる場所を求めて、舌を指を這わせ続けた。]


あんたの 声が聴きたいのは
俺 だ。


[過度の、と言って良い性技や愛撫は、相手を絶対的な快楽に押し流す事で征服欲を満たすためか、或いはスポーツ競技として互いを競うゲームとして、行うはずのものだったのに。]


ねえ、グロリア、
俺はあんたに──


[愛していると言ってしまった。
 心を明け渡してしまった。
 電極がはめられたわけでもないのに、グロリアが触れるとイアンの身体は電流を流されたようにビクリと震え、低く甘く無防備な喘ぎ声を漏らした。

 ズボンと下着の中で反り返り、はちきれんばかりに膨らんだペニスが取り出されると、その先端は、先走りの液体と言う涙を零していた**。]


メモを貼った。


― 舞台袖の小部屋 ―
[引き寄せられる腰、腕の中へと収まる身体。
傍目からではまるで恋人たちのようにも見える様子は、美しい魔獣に捕らわれた獲物。

外された首輪は、拘束でも在り庇護だったもの。
檻の中の鶏が狐からは守られているのと同じ。
それが外された今、彼を止めるものは何もない。

その白い手で壊される。
それを思うだけで甘美さを伴って竦み上がる背筋。
唇を塞がれる柔らかさに、恍惚として。
小さく震えながら、うっとりとふれあったところから溶けていく。

舌先を捉える歯。
その感触に伏せていた睫毛を上げ、目線だけで乞う。
「どうぞ、壊してくださいませ。」と。]


──……ンッ!!!
[思わずその手は、男の背へと縋った。
あの時よりも更に深く、熱く鋭い痛み。噴き出した赤が口腔を満たす。

傷口を吸い、嚥下していく男の白い喉の気配。
痛みに曇った思考の中でも、恍惚と自分を貪る様子が嬉しくて。
そっと震える手を、墨色の長い髪へと伸ばす。]

……ぁ………ぁぁ……。
[震える肌を撫でていく指。愛撫にも似たやわらかなそれは、狙いをつけるようにも思える。]

……ひッ!?
[鎖骨の間で止まる指。
狙いを定めたそれに篭る力に、その下の心臓は大きく跳ねた。
一瞬目の奥に揺れる怯えの色。けれどもそれすらも次の瞬間には覚悟へと変わる。]

…く!……ぅぅ…ぅぅぅぅぅ………っ……
[太い眉を寄せ、ぎゅうと身を縮めて痛みに耐える。
新雪を踏み荒らすかのように、白磁の肌へと刻まれていく赤。
表面を削ぎ取られるように、じわりと血が滲む。]


[つけた傷を舐めていく舌が、とても熱い。
まるで、此処から食べてしまうよと言われているようで恐ろしく、それすらも女の奥を熱く火照らせてしまっていた。
口腔へ次第に溜まっていく流血は、再び彼女の唇と意識を蕩かし、彼の喉を潤していく。

離れる身体。満足しきっていないことは察せられて。
この先のことを思いながら彼からの命令に頷く。]

…かしこまり…ました。
[返した声はかすれて震えていたろう。
召使に差し出された絹の薄布一枚を纏って客席へと向かい、
彼の座る位置へと踞って、その背中を差し出した。]


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


― 現在軸・客席 ―

[アナウンスの後。
客が主人だけになってからも、舞台の状況は変わる事はない。
拘束された青年は勿論の事、汚物を散らす少女、アピールタイムに備える少女、それを指導するような女。
異様な光景は見るに耐え難くて、視線を逸らしたくなる。
この頃、引かれていた髪は解放されていただろうか。
それでも顔を背ければ機嫌を損ねると思い、出来たのは一度目を瞑る事だけ。

そして暫くの後、舞台袖から客席へやってきた、No.1と番号が割り振られていた女を見てぎょっとした。
それは身に纏っていたものが薄い絹布だけだったからではなく。

彼女の胸元の、生々しい―――]

っ…、……。


[その後の行動――四つん這いになった彼女の姿からは、ぱっと目を背けて。
時同じくして舞台袖から墨色の男が現れるのを漆黒が捉えた。

近づいてくる男の服には、赤い色がたくさんこびりついているのが
遠目からでもわかって。
ぞっとすると同時に、ぐ、と唇を噛み締めた。]

―――――…。

[やがて男は四つん這いになった女の背へと腰を下ろす。
迷いの無い動作は、女がまるで椅子であって当然のよう。

嫌悪感を抱きながらも、男が着席すれば、静かにそちらを見て。
しとやかに一度頭を下げた。
それは”おかえりなさい”と行動で示すように。]


メモを貼った。


[愛撫にくねる白絹の肌は、ひどく非現実的にも思われた。だから、くちづけ、痣を残さずにはいられないのかもしれない。その滑らかで吸い付くような感触は、触れているだけでイアンに快楽と焦燥をもらたす。頭をかき抱かれると、視線がイアンの身体に絡むのを感じると、漸く、彼女は現実に居るのだと実感する事が出来た。

 彼女がイアンの言葉に涙を流す訳は分からなかったから、胸の苦しさは増した。
 上気して染まった頬の仄かな血のいろ。イアンの名前を呼ぶ声。形の良い口唇の隙間、すでに何度も重ねたあかい舌が動くのが見えると、気が狂いそうな心地がする。]


見ないのは、無理 だ。
グロリア。

[両腕で自身の身体を抱きしめるグロリアの動作に、今度は「声を聴いてはいけない」と言われるのではと、イアンはびくりと肩を震わせる。息を詰めた所で、奪われるのは厭わない。
 伸ばされる腕に吸い寄せられるようにくちびるを重ねた。]


俺は、あんたの ものになったんだぜ。
何処から何処までも。 

[涙を流すペニスはグロリアのなかに入りたいと主張している。そのたおやかな手に触れられたいと望む。けれども、]

我慢?
耐えなくてはならないなら、
拷問だ──確かに 嗚呼。
俺じゃあ、だめ だってことなら 

あんたは何を言って……?

[言葉の意味が分からず、眉を顰めながら息を吐いた。遠慮がちなグロリアの仕草が、煽っているのか、買ったもののイアンを望まない事を婉曲的に指しているのか。それとも別の理由か、分からない。]


──…ッ あ ああ
グロリア、グロリア。


[耳孔に注ぎ込まれる誘惑の言葉と、イアンのくるおしさの中心に絡む指。
 目の前が真っ暗になる。
 ただ、掠れて途切れる音に、耳を澄ます。
 上手く聞き取れないもどかしさ。与えられる小さな痛みに、グロリアと言う女の存在を感じる。

 心臓が跳ねる。
 狂ってしまえば良い。
 何もかも捨ててしまえば良い。
 もし、今此処でグロリアを抱く事で、イアンの人生が終わるのだとしても。]


あいしてる きがくるう。


[くちびるが落とされた場所から新しい熱が広がる。
 首根に胸に触れてくるおんなの手を強く握り、グロリアを寝台に押し倒す。
 割り開いた内腿をキツく吸い上げ、あわただしく最後の下着を引き抜く。態とゆっくり焦らすような駆け引きをする余裕はイアンの何処にも無い。愛液が滲む箇所を夢中でまさぐり、びしょびしょに濡れたクレヴァスを撫でまわした。グロリアの匂いで鼻孔を満たし、吐息を零しながら愛液をすする。]


グロ リ ア
どうして──泣いて?

[やはりイアンでは駄目なのだろうか?
 こみ上げるせつなさにただ獣のように呻くと、強く目を閉じた。
 茂みを掻き分け、陰核を探す。尖らせた舌先で震わせ、愛撫するだけでは足りず、そこにも歯を立てた。悲鳴があがっても、彼女を逃がす事は出来ない。]


──…ッ


[──腰を捕えて。深く。
 グロリアに、凶器のようなそれを突き刺す。

 イアンの頬も涙で濡れている**。]


メモを貼った。


良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。

2010/04/10(Sat) 20時半頃


【人】 良家の息子 ルーカス

― 客席 ―

[アピールタイムと銘打った時間。
少女2人よりも、男の興味を誘ったのは、使用人を我がもの顔で使うアマゾネスのような女だった。それは、性奴やカンバスとしてではなく……―――。]

調教師として買い上げるのも面白そうですね。
調教師がいるのなら、光源氏よろしく、幼いうちからカンバスとして育てるのもありなのかもしれない。

[特別押さえていない声音。
聴く気があるのなら、男が放った言葉は舞台にも届くだろう。

しかしながら、ある種No.5を褒めた言葉は、>>36 本人によって否定の言葉が紡がれる訳だが。
そんな彼女が、No.4を助ける様な動きを見せるも、ルーカスが咎めることはしない。しかしながら、買いあげた女の背に腰を落としたヴェスパタインがNo.2とのやりとりで此方に視線を向け、身を寄せてくれば、ことの一部始終は伝えた。彼がNo.4とNo.5どちらに、もしくは他の何処かに関心を寄せるかは、さて…――。]

(64) 2010/04/10(Sat) 21時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

[灰青は、判りやすい願いを胸に抱くと云う少女に向けられる。
口元には、ヴェスパタインとのやり取りが、彼女の運命をどのように翻弄するか、面白がるような微笑を湛えて……。]

(65) 2010/04/10(Sat) 21時頃

― 現在軸・客席 ―

[墨色の男の手は、そっと女の尻を撫でて。
その動作を見れば再度視線を外した。

くちゅ、つぷり。

視線は外せど、隣から淫らな音が耳に届く。
それは数刻前の情事を、一寸前の恐怖を思い出させる。]

…、…は――

[ぶる、と微かに身を震わせたあと、吐息が一つだけ零れ落ちた。]


― 回想軸・道化の部屋 ―

ヒ…っ…、…

[ひゅ、と喉の奥が鳴る。
男の微笑みは何度も見てきたが、この時の微笑が
今までで一番不気味で心底怖かった。

遠まわしに脅されるとカチカチと歯が恐怖を訴えて。
身体も震え始めればそれに合わせて鎖が鳴いた。

男が何か――消しゴムのようなもの――を私の身体に押し付けると、針を一本。その手に取る。
そして、ふっと息を吐いた次の瞬間。]


―――っつぅ!!ぁ、ああッ!!!!

[部屋の中に透明な声が響き渡った。
あっという間の事だったが、顔は酷く歪んで息が荒くなる。]

っは、…はぁ、……ハ…

[痛みと異物感が下腹部に残って目尻に涙が滲む。
だがこれで終わりではない。
同じ事がもう二度、繰り返されると男は言う。]

……や、…ゆる シ―――〜〜イあ ッあああ!!

[顔に恐怖を張り付かせたまま首を振って許しを請えど、
その願いが聞き入れられる事は無く。
針が皮を、肉を貫く度に顔は歪み、悲痛な声が上がった事だろう。

全ての針が身体を貫いた頃には肩で息をして。
呆けたように椅子の背もたれへと身体を預けていた。]


メモを貼った。


良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。

2010/04/10(Sat) 21時半頃


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 良家の息子 ルーカス

― 客席 ―

なるほど…―――
しかし、実際それ以上育たないかは
暫く待ってみないと判らないのは変わりないだろう。

[少年体系の少女を、頭のてっぺんから足下まで一度灰青の視線で通して見る。]

ところで、君が此方側に戻りたいというのは
私は随分早い段階で判っていたけれど、疑問がある。

――…例えば見事買いあげられたとして
買われた身でどうやってこちらに立つと?

君は、君の身で家を復興しないと意味がないのだろう?
奴隷が、その立場に立つことを買い手が許すと思っているのかな?

[本当に甚だ疑問だという態を作り、No.4に向かわされるNo.2に問いかけという名の、答えを求める命を紡ぐ。
ある意味、答えをルーカスは持っているが、あえて口にしなかった。]

(71) 2010/04/10(Sat) 22時頃

良家の息子 ルーカスは、小僧 カルヴィンは、問いにどのように答えるだろうと、愉しげな視線を向けた。

2010/04/10(Sat) 22時半頃


[客席へ向かった頃、あの貴婦人は未だ戻ってきてはいなかった。
どうやら本当に、あの男のウタマロに夢中なのだろう。
犬の調教ごっこの時に触れた箇所の事が東の国の卑猥な絵画に例えられているなど、その国と確執持つ国の男が知れば酷い侮辱に思えるだろうけれど。

差し出した背に躊躇なく掛けられる体重に思わず呻きを噛み殺す。
今の自分は人ではなく椅子。
椅子が重いと悲鳴をあげる訳がない。]


【人】 良家の息子 ルーカス

― 客席 ―

ふっ、あはははは……―――

[少女の応えに、いつだったかNo.4の言葉にジェレミーとヴェスパタインが大爆笑したのをなどるように、ルーカスは噴出した。]

ビジネスパートナー、か。
くくっ、没落するような家を相手には

[すっと灰青が冷える。]


―――…私はしたくないね。


[ヴェスパタインはどうだろうか?と視線を向けたところで、姉の姿が見える。「お帰りなさい」と声をかけ、続いてなにやら姉の耳元に囁きかけた。]

(77) 2010/04/10(Sat) 22時半頃

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