3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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―北棟一階トイレ―
[どんなに覚悟を決めつもりでも、 想像と実行の間には深い深い溝が横たわる。
最後の一線を越えなかったのは、 例えば皆で帰ると励ましあった相手が居て。
ぼろぼろになりつつ正攻法以外で刃向かおうとする姿を見て。
巻き込まれてから一方通行の知り合いが終わった人が出来て。
異変の中必死に事件の手がかりを探す状況があったから。
だから、諦めたくなかった。 せめて残った人達だけでも帰る事ができたらと、 探し物を見つけたら終わるのだと信じたかった。]
(43) 2010/03/06(Sat) 13時半頃
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[けれどあっという間に立ち上がれなくなった奴が居て。 手を拱いた間に帰るはずだった人は暗闇に消えて行った。
手の届かない向こうへ、
ガラスと金属を残して、
最後のお別れが、もう何回も。
怪我をさせてしまったのに、気遣ってくれた人も居た。 その人は今、自分で死なせた。
冷たいのは身体だけじゃなくて、 最後の顔を見ても手を止めなかった心もきっと。]
(44) 2010/03/06(Sat) 13時半頃
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―北棟一階トイレ→校舎―
[吐き出せるだけのいろいろが収まって、 残っているのは探しものへの執念だけ]
あいつか、あいつの、どっちかが。
[自分の持つ最後の手掛かり。 誰かの聞いていた会話の呼び名。 バーニィ、その言葉を口に出したのは二人。 あの時動かなかったのは一人。
歩く後には小さな水溜りと押された手形。 今は透明なそれが赤い色を受けたのは少し前**]
(45) 2010/03/06(Sat) 13時半頃
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[小さく肩が震えた]
――…。
馬鹿ですよ。
貴方は。
傍にいたいのではなかったのですか。
貴方が傍にいるのだと思ったから、私では声は届かなかったから、何も言わずにきたというのに。
―…それに。
私がどう想っていたかなど言わずともいいことでしょう。
言わずに、いてほしかったのですけどね。
[眼を伏せて浮かぶ苦い表情。
他人の口から告げられるならせめて自分の口で。
叶うことなどない想い。――あの頃と同じ]
「キャロル……――――?」
[耳を打つ声に少女だったモノは顔を上げる
見上げた先にはぼろぼろに傷ついた長身の男がいて
あれだけ慕って求めても、想いが届くことはなかったけれど
もう蒼を忘れて薄紫の傍に寄り添っていると、心のどこかで思っていたけれど
――本当にあの人は来てくれた
――愛しい人が来てくれた
間に合うことはなかったけれど、――それでも、彼は約束を果たしに来てくれた]
[少女だったモノは悦びに打ち震え、愛しい人に眼差しを向ければ――濃紺から涙がこぼれる]
――なんで、泣くの?
[小さく首を傾げ、問うた
愛しい人の涙が――想いの欠片が、僅かでも自分に向けられてしまったから
彼の全てを手にしたいという、望みを忘れられないから]
[いつか彼がそうしてくたように、涙に濡れた頬に口付けようとして
砕けてしまった蒼が、彼の裡にある薄紫の淡い輝きを映せば]
――……本当に……ばかだなぁ
[今更ながら、それは叶わないことだと知るけれど
奇しくも言葉は愛しい人と重なって
少女だったものの唇に僅かに笑みが浮かんだ]
[彼が最後にもう一度 "蒼" を見上げて去った後も愛しさは消えない
異形に身を委ね、快楽で心を塗り潰そうとしたのに叶わなくて
最後に試すように彼を突き放したのに、それでも約束を果たしに来てくれたのが嬉しくて
――彼を求める心は本物だった
だから、その愛しい手が黒い花を手折らなかったことを悲しく思った
少女に終わりをもたらした闇色の手も、少女自身を求めたものではなくて
誰からも求められることもないまま、最期を迎えたことが今は悲しい]
[募る愛しさは、求められることのなかった寂しさへと変わり
少女だったものの心を悲しく満たせば
胎の中に蒔かれた種が、最後まで黒い花に侵されなかった胸の中心――ぽっかりと空いてしまった穴を侵食する
種は少女だったものを苗床にすると
空に向かって捩れた黒い芽を伸ばし、やがて艶やかな――本物の黒い花をつけた]
[――寂しい ――黒い花は、思う
愛しい人も、友人も、闇色を纏った鬼ですら、ここにはいない
咲かせた花は誰にも省みられることなく、徒に闇の中、ひとりぼっちで散っていくだけ]
[――寂しい
黒い花は寂しさを埋めてくれる誰かを求めて、甘く芳しい香気を闇の中に立ち上らせる。
誰でも良い、今はただ、自分を求めて手折ってくれる手がほしい]
[――寂しい
黒い花は、緋色の少女の想いを知ったような――そんな気がした。
誰かを求める渇望は、やがて黒い花に闇色の実を結ばせる
結ばれた実は寂しさを糧として色づき、やがてぽとりと落ちる
闇色の実はころりと転がり
――かつて "キャロライナ・コールリッジ" と呼ばれた少女の姿になった
そして少女は立ち上がり、異相の "蒼" がぽっかりと抜け落ちた昏い闇色の虚ろで、一度だけ空を見上げると深い闇の中へと消えていった]
[――……少女が去った後、一陣の風が吹いた
滅びの風を受け、苗床となった身体はあっけなく塵となり
最後に異相の左目――砕けた "蒼" だけが残った
やがて "蒼" は ぱきり と音をたてて完全に砕け散り
裡から蒼い蝶が一羽、ひらりと舞い上がる
蒼い蝶はしばらくの間、塵となった苗床のまわりを飛び回り
少女の後を追うように闇の中へと向かった]
わぅん
[かたちはまだ、獣のまま]
……がるるるる?
[だけど、黒い花の変化には、警戒の声を…。]
そうだね。着々と、扉は一つずつ閉じていく。
救いの光は、そこかしこにあるって言うのに。
まるで、それを拒絶するみたいに。
[目の前に広がる光の、過去の光景。
その中であがく友人達。彼らは徐々に闇に染まっていって]
……………。
[だから、黙って目を逸らす。
ピッパと目を合わせて、冗談言って、笑いあう。
手と手をとって、唇合わせた。
囁くように、何度も、何度も]
[それは、死者にはきっと何の意味も無い行為。生者の真似。
生きていた時の、酷く滑稽だったあの倉庫でのやり直し]
[しばしの後、そっと身を離した。だって、ケイトが見ている。
過去の世界の幻影見せて、生前の行動なぞって、それでもこの闇の中、たゆたっている。そんな気がする]
[………それに、そこら辺にきっとサイモンいるし]
[多分、恨みがましい闇を送り出している]
[全力で目を逸らす]
………まいったね。
[でも、どんなに目を逸らしても。
ついつい視線は光に向かう。そこで生きてる人に向かう]
[スケッチブックに手を伸ばす]
…ダメだな、もう。欲しくなる。
描いたら、きっと欲しくて欲しくてしょうがなくなる。
[綺麗なものが。美しいものが。生きてる人が。
欲しくて、見たくて、描きたくて、そちらに行きたくて。
全力で手を伸ばして、そして引きずり込みたくなる]
[そうしたら、彼らのその力強い素敵な光は変質してしまうのに]
[目の奥にきらりと浮かぶのは渇望と葛藤。
変質してしまった己と、ピッパが闇を吸い取ってくれたお陰でかすかに残る理性との戦い。握りこむように、手を下ろした**]
[蒼い蝶は獣と化したバーナバスの鼻先を掠め
眉を顰めるディーンのまわりをしばし ひらひらと舞い
やがてどこかに飛び去った]
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―北棟2階―
[探していた人達の姿が目に入れば、 余計な事をしないため近づかずに位置だけを確認して離れる。
体育会系の生徒が元気良く挨拶をしても、 耳に入らぬ様に黙殺して。 体育館へ向かうのと入れ違いに、 もう一つ階段を上ろうと]
……ない。
[のろのろと首を回した先に、その痕跡は無い。 まだ存在しない空間なのだから、当たり前といえば当たり前で。]
(94) 2010/03/06(Sat) 22時半頃
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美術部 ミッシェルは、問題児 ドナルド達は彼女を見つけられれば良いと願う。
2010/03/06(Sat) 22時半頃
[深いモノクロームの景色の中、飛び去るは鮮やかな蒼い蝶。
かなしみのいろだと、ふと思った。]
[寄り添う恋人達の上を
蒼い蝶は ひらり ひらり と飛んで行く]
……ちょうちょ
[鳶色の眸にも蒼い蝶は映るか。
戯れるように手を伸ばし、くるりと身体を回転させた。]
[蒼い蝶は
戯れるように差し述べられた、鳶色の少女の白い指先で
しばし羽を休める]
ねぇ、君はどこから来たの?
迷い込んじゃったのかな。
[指先に止まる蒼い蝶に言葉をかける。
美しいその色に目を細め、眸を瞬かせた。]
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―北棟2階→北棟1階―
[上には、上がれない。 過去のこの校舎は2階建て、 登れない屋上が広がるそこに行く手段は無い。
手摺を頼りに一段一段足を下ろす、 引っ掛かってはやり直しで登るのよりも時間が掛かった。 雑多な喧騒の中、生徒とは違う影を連れた足音は遠くに響き]
(100) 2010/03/06(Sat) 22時半頃
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…メアリー?
[感じる気配。蝶と戯れるようにふわりと舞う様に目を細めた。]
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[階段を下りる前、こちらを見やるその人は]
アトラナート先生。
[彼女は違う、赤い色ではない。 けれど、今もそうかは、分からない。]
(103) 2010/03/06(Sat) 23時頃
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[鳶色の少女を呼ぶ声が聞こえれば
蒼い蝶は羽ばたき、白い指からふわりと飛び上がる]
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