人狼議事


19 生まれてきてくれてありがとう

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視点:


 俺もお前も、ここで過ごしここで死んだ訳だ。
 そのことに関しちゃ俺はこれっぽっちも後悔しちゃいない。

 独りで死んだ訳でもない。 独り朽ちていくわけでもない。
 どこで果てようと、この村が包んでくれる。 そう、思っとるよ。

[コリーンがヴェスパタインに何をしでかしたのか知る由は無いが…ふと]

 …俺の様にじわじわと死ぬのも、誰かに…殺されたらしいサイモンも。
 死ぬのは一緒だ。

 見ているのはお前さんだけじゃない。
 痛みも、苦しみも喜びも悲しみも全て、神様なんぞが出しゃばるより、この村が見て来ただろう。

 村は何も言わない。 何もしない。 ただ全てを見守るだけだ。
 そうとも。 俺もお前さんも今や……この村そのもの、なんだからな。


 ああ……寝坊助のお姫様から聞いたよ。
 2人分持たせれば良かったな。
 ……まぁ、一つを2人で分けるってのも良いモンか。


 死んだ事がないから分からなかったが……こいつを死後の世界と呼ぶのなら。
 なおさら、この世に生きている連中には死にもの狂いで生きてもらわにゃならん。

 苦労もしてない奴に、安らかな時を過ごされると、俺は何のために生きたのか、なんて嫉妬に狂いそうなんでな。 ふっふっ…。

 ……この村は滅ぶだろう。 …だが、俺たちは生きた。
 誰が記さなくとも、俺達が病に侵され、それでも最期までここに残り生きた。
 俺達がそれを知っていれば、それで構わんさ。 俺はな。


自らの墓に立つ女達に。「やはりどうせなら咽び泣いてくれ」と笑う。


そして、謝罪と、それ以上の感謝を祈った。


 リンダ
 あの人…ね。 死んでまで勿体ぶりなさんな。 ふっふっふ…。

[肩に置いた手をぽんと一度叩いて外した]

 ああ。 皆、そうだと良いんだがな。
 終わりを選ぶ権利くらい、皆にもあるだろう……誰かに、終わらせられる必要は無いと。
 俺は思うんだが……な。


【人】 漂白工 ピッパ


 ん。

[お酒の瓶を受け取れば、棺の中へ。
 葉巻、という呟きには眠る彼の表情をじっと見つめる。
 流石に用意は出来ず、少し寂しげな表情を見せた。]

 ……綺麗だね。

[ペラジーが添えたダリアは素直にそう思えて。
 ふんわりと微笑して]

 棺。……閉じるね。

[一度、断りを入れる。]

(67) 2010/07/07(Wed) 13時頃

 リンダ
[ひとしきり、静かに笑いあった後。少しばかり表情を改めて]

 寝る事が辛い、か。 そいつは、どんなに辛かったろうな。
 暫く前、呪いだなんだって騒いでる連中がいたが、まさに呪いだ。
 あの嬢ちゃんにとっては…な。 他人が騒ぐモンでもないし、その必要も無い。

 お前さんに救われた分も多くあったろう。
 自分で思っているほど、お前さんは無力じゃあないさ。
 あの嬢ちゃん…ピッパがやがて再び起きる必要がなくなった時、安らかな眠りにつけるのなら。
 その理由の一つは間違いなくお前さんだ。


[目を細める。咎めるでもなく、ただ]

 コリーンが、……どうかしたか。
 いや、良い。 言わなくても。


 ……出来る事をしたい、か。 見てるだけは辛かろうがな。
 ただ見ていてもらうだけで、少なくとも俺は救われたんだが……。


 皆が皆俺みたいだったら、村が酒臭くなっちまうだろう。
 第一、希少だからこそ価値が有る良い男なのさ。

[場を和ませようと軽口を叩いた。ピッパの事を話すリンダを微笑ましそうに見ていたが]

 だから、こうして見守っているんだろう。
 お前さんと過ごした事を伝えに来た嬢ちゃんの顔は…幸せそうだったよ。

 無論、先立たれた悲しみはあったろう。 それはお前さんのせいでも、誰のせいでもない。
 あり得る事で、実際にあり得てしまった。 それだけだ。

 だがな、永遠の悲しみを、たった一瞬の幸福が救う事だってあるんだと俺は思いたいね。


【人】 漂白工 ピッパ

[コリーンの頷きを。
 ペラジーの緩やかな別れの手振りを。
 眸で確りと確認してから棺の蓋を動かしていく。]

 おじさん。
 少しの間、リンダの事を宜しくね。

[自身もすぐに逝くから、とは言わない。
 きっとそんな言葉は彼が良しとはしないだろうから。

 だから笑みは絶やさなかった。
 彼の身体が蓋の向こう側へ消えていく。]

 またね―――。
 

(70) 2010/07/07(Wed) 13時半頃

[の言葉に頷く。]

 誰にも、責められやせんよ。 皆、強くは無いんだ。
 誰も、喜んで人を手に掛けようなどと思わんだろうさ。
 本人は本人で辛かったに違いない。

[「そうでなけりゃ、ただの悪魔みたいなもんだ」と、殺人鬼云々に関していくつか文句を並べたてる。]

 だが、どんな理由が有ろうと、いくら辛かろうとも……それは結局、欺瞞に過ぎんのじゃないか?
 手を切るのは痛かろうが、切られた手にしてみれば、たまったモンじゃない。
 それは……それだけは、間違っている。

 …しかしまあ、実際。 誰を責めようも無いんだが……。

[言葉も無い、と言った体で顔を隠す様に頭をかいた]


漂白工 ピッパに微笑む。 「リンダは、お前さんをよろしく、とよ。心配するな。」


 おお、それと葉巻もな。 吸い損ねて忘れていた。

[微笑みを返す。]

 そいつはな、お前さんが優しいからさ。
 優しくされるってのは普通の人間なら当たり前の事だ。
 そうされて、優しいと思える心を持ってる人間を、優しい人間と呼ぶのさ。

 俺なんかは、優しくされると何か裏が無いかつい探っちまってな。
 俺の様に意地が悪いとそうなるんだ。 ふっふっ。

[やがて自分の体が運ばれていくのを見て呟く。]

 見送ってくれるのに、ついて行かない訳にはな。
 自分が埋葬されるのを見るのも乙なモンだ。
 俺は彼女達と行ってこよう。 俺の葬式だ、お前さんが来る事はない。


[「来たいのなら止めはせんがね」そう言って、酒場を後にした。
顔を隠してしまった帽子の上から、リンダを撫でて微笑む**]


メモを貼った。


【人】 漂白工 ピッパ

[棺を閉じると一度"彼"から離れた。
 ペラジーが先に土を掛けるのをやや後方から見守る。]

 墓標。
 ……御願い出来る、かな

[墓標に触れようとはしなかった。
 手袋がきつく結わかれた其れを眸で示し、
 二人の内、どちらかに御願いしたい、と眸が向く。]

(73) 2010/07/07(Wed) 13時半頃

漂白工 ピッパは、流浪者 ペラジーの視線の先を追うが、すぐに眸を逸らした。

2010/07/07(Wed) 13時半頃


【人】 漂白工 ピッパ


 …。
    ありがと。

[二人が墓標へ向かえば、
 少し重たげな様子に、手を決して出さぬよう腕を組んだ。
 周囲には埋葬に訪れた他の"眸"が在る。]


[墓標の前に立つ二人に一歩引いた位置で
 静かに双眸を伏せ、祈りを捧ぐ。]

(76) 2010/07/07(Wed) 14時頃

【人】 漂白工 ピッパ


 …ん。

[教会へと向かうコリーンの気配に眸を開き
 じゃあ、と小さく手を振った。
 ちらとペラジーを見遣れば、落ち着かない様子。]

 ―――、大丈夫?

[様子にも理由があるのだろう。
 重圧に感じるようなら不味いから、そっと声をかけた。]

(79) 2010/07/07(Wed) 14時半頃

【人】 漂白工 ピッパ


 え?

[痛んでる、と薄桃を梳く指先。
 眸を細め、ペラジーを見る表情はやや寂しげに。]

 そ……そっ、か
 大丈夫なら、いいんだけど

[逃避した、というのはすぐ様に気付く。
 だって触れる手も唐突すぎた、から。]

 うん、また…

[だから、酒場の片付けを手伝う、と言い出す事も出来ず。
 ハグされて、ぎこちない笑みを浮かべながら手を振った。

 女もやがて、墓場から一度自宅へと戻る。]

(82) 2010/07/07(Wed) 14時半頃

【人】 漂白工 ピッパ

― 自宅 ―

[戻るとすぐに襲い来る、眠気。
 強い衝動が幾度も身体を揺するが、]

 仕事、しなく、ちゃ

[両親に残された"仕事"をしようと首を振る。
 眠気に抗いながら作業場へ向かおうとする意識が]

 ―――。

[ぷつん―――。
 現実と夢の境界線を失った。

 女は虚ろな眸のまま、風呂場へと歩き出した。]

(83) 2010/07/07(Wed) 15時頃

【人】 漂白工 ピッパ

― 風呂場 ―

 ひっ……?!

[女が意識を取り戻したのは、
 身体全体に冷水をまともに浴びたから。]

 ―――ッ

[驚きを隠せない表情が周囲を窺う。
 どうみても作業場では無かった。
 何故こんな所にいるのか理解出来ない眸が
 自身の身体を見て余計に混乱する。]

 なん、

[一切思い出せない。
 何時の間に、衣服を全て脱ぎ去ったのか。
 ぽつ、ぽつ、と滴る水の音を聴きながらがたがた震えた。
 寒さのせいか、怯えのせいか、わからなくなってしまう]

(84) 2010/07/07(Wed) 15時頃

【人】 漂白工 ピッパ

[濡れた身体のまま逃げるようにベッドへ。
 シーツで身体を包むと、ベッドの隅でがたがたと震えている。

 夜は未だ、始まったばかり。
 誰も傍には、居ない。]


 ―――っ!

[奥歯をきつく噛み、震え続ける。
 そして、女は翌朝まで何度も現実と夢の間をクロールする。
 現実と夢の境界線を失いそうな程、鮮明な悪夢を見続けて。]

(85) 2010/07/07(Wed) 15時頃

【人】 漂白工 ピッパ

― 翌朝・自室 ―


 ん―――ぅ

[翌朝。
 憔悴しきった眸を指先で擦る姿が在る。
 微かに眠気を感じてはいるが、
 今は意識を手放す方が、怖い。

 暫くは、動けそうに*無い*]

(86) 2010/07/07(Wed) 15時頃

漂白工 ピッパは、メモを貼った。

2010/07/07(Wed) 15時頃


メモを貼った。


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