人狼議事


8 DOREI品評会

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【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[男が部屋を出たのはそれから随分経ってから。
 扉から漂う薫に酒と薔薇は薄れ、強くなる香と鉄錆の色。

 墨色の長い髪の下、後ろにたなびかせ引き摺るようにする薄い布を何枚も重ねた衣は純白で、首や肩から重そうにすら見える何連もの細やかな鎖重ねた装身具が揺れる。金の縁の内、幾つもの大きな深緋の石が、室内の光を反射させた。

 陰鬱な青白い男の貌は薄く笑みを湛え。]


 おや…――あれは?

[会場に足を踏み入れると、ヨアヒムが用意させたという大きな器具が眼に入る。
 誰を目当てに設置させたものかはわからないけれど、その用途は直ぐに知れたので、口に浮かぶのはやはり笑み以外、無かった。]

(41) 2010/04/08(Thu) 11時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 炙っても良いのかい?
 ――嗚呼、肌に傷はつかない程度、なんだ。


[機材を指差して、使用人に尋ねる。
 男がNo,6を連れて居る事が無い事に、No,4は気づくだろうか。

 他の客が来る迄、男はまたゆったりとした椅子に座り背凭れさせるが、何処か纏う空気は少し前会場に来た時とは違い。

 所望するのは陶器を埋める馬乳酒(クミス)。
 苦味ある香りを漂わせながら、男は「品物」が揃うのを待つように、ゆっくりとひとくち嚥下した。]

(42) 2010/04/08(Thu) 11時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 何、No,4?
 聞きたい事でもあるの?


[まだ客は、フゴフゴ言うフリルを纏う豚だけだ。
 肘掛に肘を着き、舞台の上を見る視線は半眼で粘ばっこい。]


 それともあの機材が気になるの?
 使われたいの?

[明らかに人を拘束する形。
 明らかに蝋の纏わり付く蝋燭立て。
 チラリとヨアヒムの方へと視線を投げると、彼は下卑た笑いを浮かべてたっぷりと生クリームの乗ったパイを食べているところだった。]

(44) 2010/04/08(Thu) 12時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 …――そう?
 君は笑わせては呉れるけど、あんまり頭は良くないよね。
 
 無駄にただ嬲られて犬死するか、
 買われて別の人生を歩むか。

 君にはこの先そのふたつしか選択肢はないんだ。
 まだ、理解してないのかい?

[くすくす笑う。
 チャラ、と胸元で装身具が高い音を立てた。]

 
 今の間は、何?
 ボ・ク・が。
 聞きたい事があるなら答えてあげるって、言っているのが、聞こえないの?

[声はあくまで愉しげで、甘く掠れる。]

(46) 2010/04/08(Thu) 12時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 嗚呼、今、「要らないもの」を取ったから。
 流石に気を失ってるよ。

[くすくすくすと、笑みは深まる。
 脇の机に陶器をコトリと置き、優雅とも言える仕草で細い指で、白い布に包まれた自身の華奢な腿あたりを、トントン、と指差した。]


 嗚呼、夢中で聞こえなかったかなァ?
 お針子さんに要らないモノがあるって、言ったでしょ?

[勿論、真実は別だけれど。
 ――他の客が来れば露見してしまう、其れまでの戯れを、男は十二分に愉しむ心算で。]

(48) 2010/04/08(Thu) 12時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 っふふふふふ…あっはははははは…っ

[客席に、男の笑い声が高く響く。
 カタリと思わず横に退けた陶器を倒してしまい、乳白色の酒が零れ床に広がった。
 それでも男は、暫くの間自身の腰を抱えて、わらう]

 嗚呼、本当に。
 君は良いね。――ふふ、ふ。

[眼の端に涙すら貯め、男は立ち上がった。
 舞台から飛び降り組み敷かれた男の動きは素早く、組み敷かれたのは男に辿りつくほんの前。
 一歩二歩、歩むだけで彼の金色の眼に触れられそうな距離。]

 人間じゃない?
 人間って何だい?――こうやって検分され、売買されてる君達は、人間?何処から何処までがそう言えるの?

[細めた眼は金を見据え、歌うように言葉をかける。]

(53) 2010/04/08(Thu) 13時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 嗚呼、そう…――?

[No,4に言われる言葉は愉快で堪らない、といった風にくすくすと笑いながら、男の前に身を屈める。
 顎を掴むほそい手は優しく、力を篭める事は、しない。

 頬を顎から親指と人差し指で押し、逆の手で鼻を摘み息苦しさに口が開くのを待ち、開いた瞬間くいと手を押し込む。
 頬を内側に押された形は、簡単に口を閉じる事も出来まい。]

 
 思いたくないなら、思わなければ良いんじゃない?
 君が考える事を強制する事は、無いからねェ。

(55) 2010/04/08(Thu) 13時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 人間なんて、ただの動物だよ。
 縄張り争いで角突き合わせて殺しあうのと、どう違うんだい?


[雑談でもするかのように他愛ない声での、話。
 その間も頬の裏や舌を指は撫で、奥へと長い指を突き入れた。
 そして彼がえづきでもすればそのタイミングで手を抜き、チャラリと装身具の音が鳴るのは後ろ手で「何か」を取り出した様子。]


 そうだ、お腹すいたんじゃないかい?
 水分も食事も取ってないのに、疲れてるでしょう。

[じっくり見せる事をせず、小指の先程の大きさの小さなモノを、不意に、金眼の彼の口の中へと放り込む。入る直前、肌色とも桃色とも肉色とも、色味だけが視界を掠める事だろう。ころりとしたソレは、噛むと弾力が歯を押し返す。

 それから、倒した陶器の代わりに持ってこられた同じ馬乳酒を口の中に注ぎ込む。そして頬押さえる手を離して鼻と口唇を摘むのは、彼が口に入れたモノを飲み込むしか出来ないように、する、ためで。]

(57) 2010/04/08(Thu) 13時半頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/04/08(Thu) 14時頃


ランタン職人 ヴェスパタインは、若者 テッドに話の続きを促した。

2010/04/08(Thu) 14時頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[喉が、小さく何度も上下するのを見る。
 液体しか通っていないだろうその動きに片眉を挙げ、
 摘んだ鼻と唇を離す事を、しない。
 飲み込むまで離す気も無く、ただそのまま窒息させる気も無かったので、そのまま貌を耳元に近づけて熱い息を耳孔へと送り込んだ。]

 我慢しすぎると、死んじゃうよ?

[くすくす笑いは口唇から息の音を漏らす。
 耳元で甘く掠れた声と共に、伸ばした舌先は彼の耳朶を蛞蝓のように這い痕を残す。]

(59) 2010/04/08(Thu) 14時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[ごくり、音がしたのと同時。
 彼の耳元で、ぴちゃり、舌舐めずりの音と共に
 甘く掠れた、ジャズシンガーのような声が産毛を揺らす。]


 …今、君が飲み込んだモノ。
 彼女の足の指だって言ったら、どうする?

[男の唾液に濡れた指をついと伸ばし、彼の頬に真一文字。
 先ほど弄った耳朶へと線をつなぎ、耳孔へ指を入れて周りをなぞるように悪戯し、そっと体を離した。
 吐き出すも暴れるもお好きにどうぞ、といった態で軽く両手を広げて見せる。]

(61) 2010/04/08(Thu) 14時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 ふっふふふふふ…
 彼女は君の一部になったんだ。
 ボクは優しいよねェ。

[男は冷たく陰鬱な瞳に、陶酔の色を浮かべてNo,4を見下ろす。
 組み敷く使用人達に緩めてあげてもいいよ、と声をかけると
 鎖はそのままに彼に手足の自由は与えられた。]


 嗚呼、自分の腹を割いたりしちゃ駄目だよ。
 そんな事しても誰も一銭の得にもならないのだから。

[くすくすと、酷く可笑しげにわらう。
 どうするの?と、彼の動きを見詰めた侭。]

(65) 2010/04/08(Thu) 15時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[鉄球を振り回した男に使用人達が慌てて駆け寄る刻
 けれど勢いのついた其れは既にスピードに乗っていて。

 男が少し驚いて一歩後ろに引く。
 鍛えてなど居ない体は機敏な動きが出来るわけもなく。
 墨色がパッと散り、男の体が傾いだ。
 スローモーションで椅子に倒れこむ男。
  ぼたぼたと不意の雨のような音で、床に赤が落ちた。

 振り切った足には、それ程の衝撃は伝わらなかっただろう。
 掠った、そんな程度のものかもしれない。
 それでも「客」の一大事に多数のスタッフが駆けつけ。
 乱暴にNo,4の体を押さえつけた。]

(69) 2010/04/08(Thu) 15時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 ふふふふ…うふふふふふ……――

[椅子に倒れこんだままの形で座った侭。
 俯いて流れる墨色の髪の隙間から、膝に赤がぼたぼた落ちる。
 白い薄布に染み込み模様を描いていく様子は、
  夜明け時に花が開いて行くかの、よう。

  男は、わらっている。

  肩を震わせ、見下ろす手に赤の花弁。
  自身の額と左目から落ちる其れにうっとりと表情熔かし
  平たく広げた舌でゆっくり舐めとり吐息を零す。]

(70) 2010/04/08(Thu) 16時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 うふふふふ…――

[肩を震わせた侭、立ち上がる貌は髪に半分以上隠れ。
 使用人や道化達が駆け寄るを、手を横に振るだけで散らして。

 ぼたぼたと眼の端から赤が零れ、服を汚した。
 鉄錆の匂い。――酷く、生臭いそれ。

 舌舐めずりをすると、上がった侭の口端がぬらり光った。]

 ふふふ…ふふふふふふ……

[男はついと細い指を舞台へ向ける。
 分娩台のようなその椅子に、No,4が座らせられる。
 手首足首と、拘束が厳重に見えるのは先程の乱暴のせい。
 ギリギリと、革の拘束具のベルトは順に締められていく。]

(73) 2010/04/08(Thu) 16時頃

[甘く掠れた喘ぎをあげながら、それでも手は求めて動く。
足りない。全然足りない。はしたないとかそれどころじゃない。
ただそれを切望するからだが思考を冒して、
今は他に何も考えたくなかった]

…『や、だ……も、おかしく、なる…っ』

[首を横に振って感覚を散らすこともできない。
中を抉られるたびに、まともな思考も持って行かれる。
粘質な水音は余計に羞恥心と感覚を刺激して
男を飲み込んで喰らう熱も、自身を追い上げる指先も
一層淫らな動きへと変わっていった。


けれど]


……?

[中の男の動きが止まる。
硬翠が男を見上げる。すっかり慾に溺れて融けたいろ。
無意識にねだるかのように腰が揺れた]

『…だって……足り、ない…』

[あかい舌をちらつかせながら濡れた声は告げる。
囁かれた言葉にすら感じるのか、微かに身を震わせて
理性なんてほとんど残っていない頭は、
ただ、足りないものを求めて喘ぎ混じりの言葉を紡ぐ]

『…ごしゅじん、さま…、お願い、です……
もっ、と…もっと、くだ、さい……っ
……足りな、い……いき、たい、です…』

[本人が思うよりも体はずっと男に従順だった。
濡れた指先は今は自分の性器から離れている。
絨毯に、粘質が染みを幾つも作っていた]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[男が分娩台のようなものに縛られている図は、少し滑稽だ。
 左目の端から流れる赤を手の平で掬い舐め、]


 …――規制があるのが、残念だよ。

[呟くそれは、腹の底からの本気の本音。
 睨み来る金の眼を見返す瞳は酷く冷たく、
 完全に今現在の此処を見ていない――熔けた態。

 それから男は近くに居る使用人に鋏を渡す。
 彼の服は、瞬く間にその身から剥がされてしまう事になり、
 その間も男は色々な器具を手に、肩を揺らしていた。

 不意に、分娩台の横のスイッチを押す。
 其れはまさに用途に正しい動きをする――彼の椅子は頭の位置が下がり始め、足が開かれつつ上へと上がる。
 ただし、頭の位置が下がり過ぎ、血が溜まって行くようになっているのは、普通の物ではないからの証。]

(75) 2010/04/08(Thu) 16時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[男は並べられた器具の中から、ボールギャグを手に取る。
 くるりと振り返ると、使用人がキッチリ彼の両側に控え、客がそれを取り付ける準備の補助をしようとしている。
 
 No,4の言葉は耳に入っていないのか、
 男はただ不気味な笑いを漏らしながら近づいていく。
 頭側から上下逆な彼の顔に手を伸ばし、ふと手を止める。
 
 つい、と撫でるのは縦に顎から頬を経由して額。]

 
 …誠心誠意を篭めて謝るなら、此れはやめてあげようか?

[目の前に口枷を良く見えるように、揺らす。]

(78) 2010/04/08(Thu) 16時半頃

[足りないと全身で告げる青年を見遣り
男は揺れる尻を強く平手で打つ。
恥ずかしい音がサンルームに響いた]

 誰が勝手に動いて良いって言ったの。

[甘く低く囁く音は意地の悪いもの。
不自由な体勢で見上げてくる彼の濡れた声に男は哂った。
おねだりが出来た褒美だと言う風に一度熱棒を入り口ギリギリまで引き抜いて、ずぷりと奥まで嵌めてやる。
絡みつく内壁に、吐息を漏らしながら]

 嗚呼、気に入りの絨毯だったのに、こんなに汚して。

 何が足りないのか、言えるだろう。
 Jade……何処に、何が欲しい?

[くく、と喉奥で哂う。
もう一度パンッと音を聞かせるように尻を打った]


ちらりと部屋の隅を見遣る。小さなカメラが此方を向いていた。


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 そういうと思ったよ。

[円いボールギャグを口に押し込んでNo,1へを視線を向ける。
 彼の頭の後ろできっちりと締め付けてくれるように、と。
 男が無理やりに口開けさせた時頬に少し紅い痕が残ったが、
 どうやら傷にはなっていないようだった。]

(80) 2010/04/08(Thu) 17時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 ――ふふふふふふふ。

[男の甘い声は耳元で。
 男が持って来たのは、勢い良く水の出るシャワー。
 頭が下になった状態のNo,4の貌に向け、ノズルを捻る。
 腕が疲れたらNo,1辺りに渡すかもしれない。

 鼻から息を吸えばタイミングによっては水を吸い。
 ボールギャグのせいで口を閉じることが出来ぬから、
 口から息を吸うためには咥内の水を飲み干さねばならない。

 男は、足を広げ股間を晒す男の其処に触れる事はしないが、
 誰かが触れようとするならばそれを止める心算も無く。
 水を飲みすぎる筈のNo,4の腹の上に置く重石を視線で探す*]

(81) 2010/04/08(Thu) 17時半頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、若者 テッドに話の続きを促した。

2010/04/08(Thu) 17時半頃


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/04/08(Thu) 17時半頃


────ッ!!

[叩かれる痛み。
微かに身が竦んだけれど、けれど次には
その痛みによってもたらされた熱が身を苛む。
掠れた声は子供みたいな謝罪を一つ作って甘い溜め息と共に。

与えられた褒美に上がるのは嬌声。
嵌め込まれたものに熱は有りっ丈の歓喜を
以て迎え入れる]

『ごめ…な、さい…』

[絨毯を残念がる声にまた怒られると体が勝手に怯えて
それにつられて中まできつくなる。
もう一つ叩かれて、小さく喉が鳴った]


[融けた硬翠が揺れて]

…『ごしゅじんさま、の、くだ、さい』

[唇が揺れる。呟く。
まともなことなんてもう]


『おれの、なか、に』

[───もう、考えられない]


 くくっ……

[男の煽情をかきたてるのは彼の痴態そのものではなく
堕ちて行く過程を感じる事にある。
悲鳴しかあがらなかった唇から、深く嵌めた熱芯に対する嬌声が上がるようになり、震える声で謝罪を口にするようになり]

 ふふ、ははははっ

[蕩けた瞳を揺らして
あれほど睨みつけていた己に乞う仕草。
耐えられぬと言った風に、男は笑い出した。
その振動すら彼にとっては快楽になるのかもしれないが]


 無様だね、Jade。
 尻がそんなに気持ち良いのか。

[二度叩いた事で赤くなっている臀部を掌で撫ぜる。
欲しいといわれ、男は意地悪くゆっくりと彼の内から怒張した自身を抜いた。入り口で一度わざとらしく角度を変え、出て行くその感覚を彼の菊座に伝えるようにして。
中途半端に置き去りにされては、熱は燻り続けるだけだろうか。
もう少しで届く所だったその先の絶頂は、彼の身教え込んである]

 ああ……凄いな、ぱっくり開いてるよ。
 俺のハメ続けたら締まらなくなるんじゃない?

 ま、良いよ。
 欲しいならこっち、背中向けて俺の上に乗って。
 自分から挿れられたら、ちゃんとあげるから。

[男は崩れるように伏した青年の腕を掴んで起き上がらせると
カメラに向けて彼が見えるよう、跨らせた]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[男は瞳の奥をとろりと溶かし、No.4が苦悶の表情を浮かべるのをただだだ眺める。
 息出来ぬ期間が長い時は暫くだけ水を床に向け、彼の息が整いかけるギリギリで再び水を掛け始める。]


 ふふ、ふふふふ。
 気持ち良い事ばかりだと思ったら、おお間違いだよ?

[他の客や品物達からはどう見えるのか
 そんな事は男の思考の遥か彼方]

(86) 2010/04/08(Thu) 18時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 そろそろ飲み過ぎた? 
 重石…彼女辺りちょうど良いのだけど…。


[くすしす笑いながら、シャワーをNo.1か使用人かに手渡すと、斜めに傾ぐ彼の腹に片方の肘をぐいとつき、頬杖。
 男の顔をのぞき込む客の顔は、左目の端と左額から赤が縦に彩って居る。]

(88) 2010/04/08(Thu) 18時半頃

[頭の中が、ぼんやりする。
考えられなくて、笑い声が上がったことよりも、
体が軽く揺すられたことのほうが、思考を促す。
おかしくなっている。その自覚は、あるけれど]

…っ

[ただ、小さく唇が揺れただけ。
細く、喉から声が上がっただけ]


『き、もち、いい』

[問いかける声が落ちてくる。それに、微かに頷いた。
蕩けた硬翠からは、抗うような気配など今は少しも見えない。
そこに在るのは請うような色と湿度。

薬はとっくに抜けているのだろうけれど、体が其れを覚えている。
だから、きっと一度火がついたらもう逃れられないのだろうと思った。

抜かれるのすら嫌だとばかり体が震える。
それでも赦されず、置き去りにされた体は膝が崩れて
重力に負けるかのように絨毯の上に伏せられた。
それでも、どうにか腕を掴む力に頼って体を起こす]

…『乗れば…いい、の?』

[首を傾げた姿は、子供のような仕草だった。
その先に、カメラがあるなんてことは当然知らない。
ただ、足りなくて、欲しくて、指示されたとおりに背を向けて、
自分で、という男の言葉に従う]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

  謝ったら口のだけは外してあげるよ。


[出し続けるシャワーはどんどん温度が下がる。
 びちゃぴちゃと跳ねる水飛沫は、同じ舞台に並ぶ品物も濡らすかもしれない。
 男の顎からぽたり、落ちた紅は水たまりに広がり
 首から下げた装身具の紅い石と同じ、温度**]

(90) 2010/04/08(Thu) 19時頃

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