情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[からん、新しいお客さんの来訪を告げる音色。食べる手をとめ、視線だけちらりと向ける。入ってきたのはすらりとした男の人。ちりり、胸が痛む。]
………?
[涼やかな顔立ちのイケメンさんは、どこかでみたことあるような。]
[ふいに、胸がざわざわする。すごく、大事なことを忘れてるような気がする。忘れちゃいけない大事な何か。]
(そういえば…。
あたし、誰かと何か、約束してなかったっけ。)
[不安になって仕事用の手帳をぺらりと捲る。携帯のメッセージとカレンダーをチェックする。けど、答えはどこにも記されてはいない。
メモを貼った。
[考えれば考える程、思い出そうともがけばもがく程、答えは遠のいていくようで。治まってくれない胸のざわめきに、眉を潜める。
珈琲を口につけ、ため息をひとつ。
デザートのアップルパイに手を伸ばして、口に運ぶ。
さくりとしたパイ生地、煮詰めた林檎の爽やかな酸味にシナモンがふわり。少し溶けかけたバニラアイスの甘さに…
…手にしたフォークがお皿の上に落ちた。]
[カラリ、店内に響く金属音。]
(…あたし、これ食べたことある。)
[注文してないアップルパイ。青い扉の向こうに消えてく背中。頭に叩き込んだほうじ茶の淹れ方。お盆には草餅ふたつと湯呑みがふたつ。
少しずつ、少しずつ、浮かび上がっていく記憶の輪郭。
ちくちくとした胸の痛みが蘇る。]
(…違う、思い出したいのはそこじゃなくて。)
[でも、その痛みを手放してしまったら思い出せなくなりそうで。
口元を押さえ、必死に記憶の糸を手繰る。]
[もちろん、モーニングでも手は抜かない。
サラダの材料となる野菜も、オムレツの材料である卵も。
トーストは近所の老舗パン屋さん『南風』から仕入れたもので。
ドレッシングは自家製。試作品沢山作ったっけ。]
ありがとうございます。そう言われると作りがいがありますね。
焼き菓子の詰め合わせは、クッキー4種とマドレーヌが入っていてお得ですよ。
[そしてさりげなく焼き菓子の詰め合わせをおすすめしてみる。
買っていってくれたらうれしいなあ。]
…どなたかと、待ち合わせでしょうか。
[田端さんはスケジュール帳や携帯電話をチェックしているけれど、見つからないようで。
そういえば、田端さんは誰と一緒に戻ってきたのだろう。
影木さんに対しても同じ疑問がある。
何だか不思議なタイミングでやってきたふたり。
…正直、気になる。]
オフ会、とかそういうあれでしょうか?
待ち合わせの方と、何か合言葉を決めていたりは?
[ぱっと見、他人同士みたいな振舞いなものだから判断が付かない。
ただの偶然?それとも…。]
[どんな答えが返ろうとも、アップルパイを食べるところは邪魔しない。
からりと、手にしていたフォークが落ちた。]
どうされました?
アップルパイに添えていたアイス、溶けすぎてました?
[適当なことを言いながら、様子を見る。
さて、彼女は何を思い出すのだろうか。]
[話変わって、数時間後のこと。
おれは莉乃ちゃんへの差し入れを準備していた。]
ケーキよし、紅茶よし。
[あともうひとつ、準備したいものがあるけれど。
…数が揃うかどうか、不安だ。]
…行くか。
[差し入れを積み、厳重に固定して。
配達用の軽トラックを走らせた先は…。**]
へえ、焼き菓子も美味しそう。
それじゃ、サービスしてもらったことだし、帰りにひとつお願いします。
[
(待ち合わせ…そうだ。待ち合わせ、してた。)
うん…確か…その筈なんですけど…。
ちょっと思い出せなくて。
(…でも、誰と?どこで?)
[
…ううん。
[
美味しいよ、癒される。
ありがと、"甲斐田くん"
[ところどころ、まだぼんやりとしているけれど。目の前の店員さんの浮かべた表情は、記憶とぴったり重なった。
…でも、思い出したいのは彼じゃない。一番だいじな何かが、まだ欠けている。どこに行って、どうやって、誰と一緒に帰って来たんだっけ。思い出そうとして目を閉じる。**]
メモを貼った。
…うん。どういたしまして。
[どうやらおれのことは思い出した様子。
ただ、待ち合わせしたのが誰かはやはり謎のままらしい。]
教えてあげられたらいいんだけどね。
ひとまず、待ち人がおれじゃないことしか言えない。
…あ、珈琲のおかわりならサービスしますよ。
[そう言いながら、おれは横目で影木さんを見る。
こっちもまだ忘れてるぽいなあ…。]
自力で思い出すか、待ち人さんに見つけてもらうしかないかもね?
じゃ、また後で。
[もう一度、そろりと影木さんに近付いてみる。
裏メニュー、頼んでくれないかなあ?**]
ぇあ?あぁ。和菓子も、ですか。意外ですね。
今は朝なんで…そうだな、今度また、是非。
俺両方共好きだから。
[すあまとねりきり。なんだろう?
ピンポイントなのは嬉しいけど。実家の文鳥の名前だっけ?
いいやあれは確かささみ紅寿(母命名)とつくね碧寿(父命名)とねぎま翠寿(俺命名)だ。
ほうじ茶とか、ここで好物とか言ったことあったっけ?
ていうかなんか妙に馴れ馴れしいなパティシエさん……]
[朝そんな腹に入れる習慣はない。だから今度是非に。
パティシエさんがお出かけ?
先ほどの女性をもう一度ちらり。
失礼とは思っても、どうしても見覚えがあって……]
あ。そだ、去年の親睦会……
[と思うには強烈な既視感があるのだけど、
きっとあの髪の色のせいだ。
それだけなら気にすることはないのだけど、
どうして自分から話しかけてしまったのか、今はまだわからない]
えぇと…失礼?唐突にすみません。
前にお会いしたことあったなぁと思って。
去年うちの会社の懇親会にいらっしゃいませんでしたかね?
そうですか。
ではまたの機会に。
[ふむ。朝に和菓子はだめだったか…。
ほうじ茶くらいはいけるかなと思ったんだけど。]
では、ブレンド淹れてきますね。
ごゆっくり。
[一度離れ、宣言通り珈琲を淹れに行く。
ミルで豆を挽くのは地味に愉しい。]
と、えっと、俺…
[手帳の中に挟んでいた名刺を一枚、彼女に渡す。
一体何年前のナンパだと思われそうでちと後悔もしたけれど、
頭が痛くなるような既視感に、声をかけない選択肢がなかった]
影木っていいます。朝の忙しい時にすみません。
来週の親睦会、またお見えになりますか?
[なんでこんなことを聞くんだろう?
気になってしょうがない気持ちの違和感。
彼女の顔を見ればもっと大きくなるのだけど
それと同時に胸ににじむ大きな罪悪感のようなこれはなんだろう?]
メモを貼った。
メモを貼った。
[ミルで豆を挽き。湯を沸かしながらちらちらと様子を見る。
使う道具全てを温めるのも忘れずに。]
…待ち人さん同士、で合ってるぽいかな。
[のんびり呟きながら、フィルターに挽いた豆を入れて。
少し湯を注いで豆がふくらむのを待っている。]
メモを貼った。
メモを貼った。
[そのまま彼女と幾つか言葉を交わした後、
丁度時間だからと席を立つ。
包んでもらった焼き菓子詰め合わせと、
いつものかばんを持って、会計をすませて少し急ぎ足で職場に向かう。
頭が痛い。なんだろう。顔が熱い。何でだろう。
記憶と言葉が食い違うようで、考えれば考える程くらくらしてくる。
きっとこれは………
風邪だ。まごうことなく]
![]() | 【人】 しーさー カミジャー[早川が部屋の外へとでていけば(>>19)、まだ眠る白石の隣で同じように寝そべる姿があった。 (23) 2014/03/23(Sun) 20時半頃 |
[ブレンドを出し、飲み終わったタイミングで影木さんは席を立つ。
今回は時間切れ、かな。]
ありがとうございます。またどうぞ。
裏メニューは昼間でも対応出来ますよ。
[焼き菓子の詰め合わせを手渡しながら、にこやかな笑顔で見送った。]
![]() | 【人】 しーさー カミジャー― 回想/Gの部屋 田端が来た時 ― (24) 2014/03/23(Sun) 20時半頃 |
![]() | 【人】 しーさー カミジャー
(25) 2014/03/23(Sun) 21時頃 |
メモを貼った。
[
…はい、確かに。
[問いかけに、こくりと頷く声が震える。覚えてる、声をかけるのを躊躇うくらいの涼やかな顔立ち。…でも、この人の、もっと色んな表情をあたしは知ってる。仕事について語る真面目な顔、赤らんだ顔に浮かぶ人好きのする笑み、不機嫌を隠さず睨みつけてくる目、バツが悪そうにひそめた眉。]
申し訳ありません、あいにく今名刺を切らしていて。
―――の、田端紗英、と申します。
御社には、いつもお世話になっております。
[立ち上がって名刺を受け取り社名を名乗り、ふかぶかと頭をさげる。流れるようなやりとりが羨ましくて、頭に入れなおしたマナー。]
影木 留伊さん。
[名刺に記された名前をみて、ふたたび相手の顔を見て。予感は、確信に変わる。]
![]() | 【人】 しーさー カミジャー[次に生き物が姿を現したのは、青い扉を前にする二人の足元。 (26) 2014/03/23(Sun) 21時頃 |
…珍しいお名前ですね。
[蒼い双眸を瞳をじ…と覗き込むけれど。目の前の人は端正な顔立ちを浮かべたまま、何も気づいたようにはみえず。]
親睦会、必ずお伺いします。その際にお返しさせてくださいね。
[にこり、と微笑み返して。席を立つ後ろ姿を、何も言わずに見送った。]
田端さん。こちらこそいつもお世話になっています。
えぇ、よく言われます。変な名前とかかんとか。
よかった。お見えになるならまたお会いできますね。
[名刺を受け取ってくれた様子に何故かほっとする。
どうしてだろう。親睦会ですれ違った程度で、声をかける程のものだろうか?
罪悪感が邪魔をしていることにまだ気づかない。
大事な気持ちに必ずついてくるだろう大きな後悔から
無意識に逃げている
そして本当に引き込んだ風邪と一緒に、
しばらくそれはもんもんとさせてきた]
…甲斐田くん、珈琲おかわり。
[影木が店から去ったあと、不機嫌さの滲む声でカウンターに注文を告げる。]
思い出した。全部、じゃないけど。
甲斐田くんと倉田さんと、もう一人。
[桜のような儚げな笑顔も、子どもみたいに今にも泣きそうな顔も。言われた言葉も。声音も、熱も。あの人の事だけは全部。
珈琲を勢いよく飲み干して、カップをソーサーに戻す。]
![]() | 【人】 しーさー カミジャー
(28) 2014/03/23(Sun) 21時頃 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
sol・la
ななころび
下記の場所以外では、人狼議事内キャラチップ
の利用を許諾しておりません。ご了承ください。
議事総合トップ
人狼議事lobby
人狼議事morphe
人狼議事cafe
人狼議事perjury
人狼議事xebec
人狼議事crazy
人狼議事ciel
SoyBean
Sangria
@hello_giji
@7korobi