64 色取月の神隠し
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『理ねえ…どんなもんにも言えるけど、“油断大敵” それと、“祭りの際に無粋な真似はしない”くらいじゃねえ? 自由気ままに在る奴らさ、あやかしなんて』
[たまこに問いかけている姿勢だから、簪を見ていても不自然ではなく。>>9]
『俺は、相手を舐めてて痛い目にあった例を幾つか知っているからこんなこと言っているが、お節介が過ぎるかもしれんな。』
『ま、人の世でも結構過ごしているからな』
[少々得意そうに口の端を吊り上げてみたり。]
(19) 2011/09/16(Fri) 19時半頃
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うぉ?!
ど、どうした?
頭撫でられるの嫌だったのか?!
[童女の大きな目に雫が溢れだすのを見ればあわわと慌てて。
頭に乗せていた己が手を離そうとする。]
あさ…?
[あの時、一緒に居た子だろうか。]
その子はヒトなのかい?
一緒に此処に来たのかい?
[ぽたり、ぽたりと大粒の滴を零しながらも話される内容に確認を入れる。
双子――ではなかったが、ふたりに出会った時に名前を右から左に流していたからだ。
童女の涙に動揺して、やたら疑問符ばかりになっていることに眼鏡は気付いていない。]
団子……私も食べたいぞ。
[ぽそり。]
あ…ああ。 おじさん じゃないぞ。
あきづきじんえもんは、おじさん じゃない。
あきづきじんえもんは、永遠におにいさん だ。
[しゃくり上げる童女に対して、何を言っているのか。
まるで洗脳のように、繰り返して念を押している。
どさくさに紛れて、変なことも言っている。
きっと恐らく多分、あたふたしている所為なのだろう。]
―――全くもって、へんじゃないぞ?
[童女の顔に笑みが浮かべば、眼鏡の顔も自然と*綻んだ*]
喧嘩屋 辰次は、メモを貼った。
2011/09/16(Fri) 20時頃
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『…本気でやるなら、痕跡は残さないようにな。 いなくなっただけなら、人の仕業にも思われる。
けれど、明らかに人でないものの仕業だとわかれば… どうなるか、わかるよな?』
[藤へと釘をさす、真剣さを帯びた囁き。 そうなれば、人は本格的な討伐に乗り出すだろうから。>>45]
(50) 2011/09/16(Fri) 23時頃
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喧嘩屋 辰次は、メモを貼った。
2011/09/16(Fri) 23時頃
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……ま、探して見つけたところで、 どうしようかって話だよな。
人でないもの相手に、どうすることもできないし。 いくら俺でも、あやかし相手に喧嘩して勝てるか怪しいもんだ。
[追い詰めるのは気が進まない、というゆりにふっと笑って。僅か、男の周りの空気が和らいだ。>>56]
(62) 2011/09/16(Fri) 23時半頃
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…ううん。
[ふるふると童女がおかっぱの頭を振る。
離れようとした手の、着物の袖を小さな手がぎゅっと掴んだ
そうじゃない。と、頭だけをもう一度振る。
少しの間、そうして袖をぎゅうと掴んだまま俯いていた]
朝はね、朝顔っていうの。
ヒトの子なの。
わたしが、ここに連れて来ちゃったの。
…一緒に、いたかったの。
[だから、と言葉を継ぐ間、仁右衛門の声に顔をあげる]
…?
あきづきじんえもんおじさんも、お団子欲しいの?
[きちんと名前を全部呼んで、ことりと首を傾げる。
ほんの少し考えるようにして、頷いた]
じゃ、朝と一緒に草団子分けてあげる。
だから、一緒に食べよ?
月見団子と一緒にくるんである草団子を仁右衛門に示し、
……。
あきづきじんえもんって言っても、おじさんはおじさんなのに。
───やっぱり、へんなのー。
[柔らかな眼鏡の奥の笑みに釣られるように、
童女の笑顔も大きくなった。
涙のあとは残したまま、くすくすと次第に笑い声が広がって*行く*]
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話…かぁ。ゆりさんは、優しいんだなぁ。
そうだなぁ、簪の…揚羽だっけ? 揚羽さんが姿を現せば、簡単に信じてくれるかもしれねぇけど。
[ちらりとたまこを…正確には、揚羽を見やる視線。 『姿は現すなよ?』と目が語っている。>>69]
…けど、迂闊に出てきたら、その簪、退治されちまうかも。 いや、それを持ってるたまこさんが怪しまれることもあるか。
ううん、いつもより注意するように呼びかけることくらいしかできねぇな。
[さりげなく、話を広めさせぬように誘導し。]
(81) 2011/09/17(Sat) 00時半頃
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村からいなくなった、か。 どっか遊びに行って、迷子になってるだけならいいんだけどな。 や、それでも迷子は大変か。
[たまこの問いに、考えるようにうなって。>>72
と、聞こえてきた明之進の呟き、ゆりとたまこの申し出に、困ったような顔になった。]
団子……
そ、そうか、気になるけど、たまこさんの仕事の邪魔しちゃいけねぇな、そろそろ解散するかぁ…
いつもより身の回りに注意しろって言っておけば大丈夫だろ。
(87) 2011/09/17(Sat) 00時半頃
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辰次は、一平太を忍び見る。
2011/09/17(Sat) 00時半頃
――あやかしの里――
[離そうとした着物の袖が掴まれる
頭を振り、俯く姿にその意は理解して、再び手を頭にぽふっと置いた。]
――――…連れて、きちゃったのか。
[童女の言葉に眼鏡の奥の瞳が揺れる。
互いに全てを話した上ではないことは、短い応えながらも察せられた。]
あのな――…
[一瞬目を伏せるが、直ぐに向き直り。
真っすぐにそのひとつ目を見つめる。]
聞いて、呉れるかい?
[一緒に居たかったと言う気持ちが全く理解出来ない訳じゃない。
寂しかったのだろうと先程の話からも。
けれど、此の侭では駄目だと。
相手が童女であっても、きちんと話そうと。
本当の意味でヒトと妖が歩み寄れる切欠になればよいと。
そのお互いを"知り"合う為の種を撒くつもりで口を開いた。]
君が、本当に朝のことを大好きなら――――…
何も話さずに勝手に連れて来てはいけない。
[瞳の穏やかさは変わらぬまま、ゆっくりゆっくり話を続ける。]
君を、君達をヒトが恐れるのは、彼らがあまりにも君達を"知らない"からだ。
知らない、と言うことは時に恐怖を生み、あらぬ想像を作り出してしまう。
例えば今回のように、ヒトを一方的に連れてきたりすれば、残された彼らはまた、そのことに恐怖し、君達を誤解してしまう。
朝にだって、君とは別の朝の世界がある。
だから、その彼女の世界と一方的に別れさせるというのはいけないことだと、私は思う。
君だって、朝が悲しむ姿は見たくないだろう?
[黒髪を優しく撫でる。]
先程も言ったが、本当に仲良くなってその絆が本物ならば、その相手は絶対逃げない。
君がそれ程までに慕う朝なら、きっと君の正体を知っても逃げなかったと思うよ。
君が朝を信じて全てを話し、その上で二人が此方に来ることを選んだのなら、私は何も言わない。
そうであれば、おそらく朝も心残りのないように動くだろうから。
[撫でていた手を肩に置く。]
…私の話していることが解るかい?
本当に相手を想うということは、己の気持ちよりも先に、相手のことを一番に考えるということ。
だから―――――
[柔らかく微笑む。]
朝を見つけたら、きちんと*謝ろうな*
[その後、童女から共に団子をと言われれば嬉しそうにして。
けれど、己が呼び名から如何しても"おじさん"が消えないことにがっくりと肩を落としたのだった**]
喧嘩屋 辰次は、メモを貼った。
2011/09/17(Sat) 01時頃
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えっ、うん、大事なもんなんだな、燃やされたりしたらたまったもんじゃねえよな!
…………?
[たまこの勢いに気圧されつつ、泣き出しそうな様子に首をかしげ。>>94>>95]
(102) 2011/09/17(Sat) 01時頃
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明之進?
[慌てて駆けていく明之進の後姿を目で追う。 一匹落ちてしまったのには気づけなくて>>104]
…あぁ、俺も腹減ってきたし、行くかな。 後で団子屋にも寄れたら寄るぜ。
[たまこ、一平太へと視線を向けて。 それから最後にゆりに、「また」と声は出さずに口だけ動かして、神社に背を向けた。]
(106) 2011/09/17(Sat) 01時半頃
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―村外れの森―
[祭りの喧騒から離れ、岩に腰掛ける。 懐から笛を取り出せば、兎の根付が揺れた。 それを指先でつついた後、口元に笛を当てる。
力を消耗しているあやかしの為に。 そしてそのあやかしを友と呼んだ娘の為に。
少しでも楽になるようにと妖力が篭められた調べは 二人の演奏の邪魔をせぬよう、静かに送られる。]
(115) 2011/09/17(Sat) 03時頃
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[受け止めた想いも人と過ごした時間も、 志乃と比べられようはずもない。 かつて自身を奏でていたのは唯一人。
人に奏でられることのなくなった龍笛は、それでも音を生み出す。 人ではなく、自らの想いを篭めて。 仲間の幸せという、たった一つの願いを抱き、音に乗せる。
やがて彼女らの気配が消えていっても、笛の音は聞こえぬ筝の音に添うように、しばらく*響いていた*]
(116) 2011/09/17(Sat) 03時頃
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喧嘩屋 辰次は、メモを貼った。
2011/09/17(Sat) 03時頃
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