人狼議事


151 雪に沈む村

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【人】 小悪党 ドナルド

―回想・夜・レストラン―

[ウォーレンの言葉を誘いと受け取り、ピエールの店へと顔を出す。
特別何かを食べるという事もないが、ドワーフと酒を酌み交わしたかもしれない。
勧められれば何かを食べることもしただろう。

男にとっての食事とは、完全に娯楽行為でしかなかったのだが。

そうして夜も更ければ、独り、山へと姿を消すのだった。
この冬を、眠って過ごす場所を見つけるために。
その巨大すぎる身体故、男はこもることのできる洞窟などは持たなかったのだ。]

(53) 2013/11/26(Tue) 00時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

―朝―

[何とかその巨躯の収まりそうな場所を見つけて一晩、過ごしてみる。
その場所に満足が行くと、男は再び村へと姿を見せるのだった。

男の歩みは迷わず、昨晩過ごしたピエールの店へと向かう。
男がその気配を間違えることは、絶対になかった。
店へと入れば、彼の姿を目にする。

カルヴィンも、ウォーレンも立ち去った後、一人残っていたであろう、老龍。]

…やぁ、爺さん、久しぶりだな。

[男はどこか、懐かしむような、慈しむような、柔らかい表情を目元に浮かべる。
同じ龍である以上、己よりずっと昔から生きてきた彼は、男にとっては敬い慕う対象であったのだ。]

(55) 2013/11/26(Tue) 00時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

なぁ、爺さん。

[穏やかな口調で話しかけつつ、老龍の向かいの椅子に腰を下ろす。
老龍が覚えていたかどうかは分からないが…男にとっては前の生、転生前にも男は彼に会っていた。
それは、一度や二度ではなく、繰り返した生の中で度々、彼に会うことはあったのだ。それはどんな状況であったか、その時どんな姿であったかはわからない。けれど。
いつも変わらず、男の方が後に生まれ、そして先に死んでゆくのだ。]

…また、先に逝きそうだよ。
この冬は超えられると思うが…万一もありうるかもしれねぇ。

[そう、ぽつりと漏らす。
肉体の死に対して恐怖や忌避はまるでない。
けれど…どうしたって何か思わずにはいられないのだった。]

もし、春になっても俺が降りてこなかったら…きっとその時だったんだと思ってくれよ。
でも…また、会いに行くからさ。

[そう、小さく笑って見せた男の言葉は、もしかしたら老龍にはたわごとに聞えてしまったりするのだろうか。
なんにせよ、自己満足ではあるのだが…]

(56) 2013/11/26(Tue) 00時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[老龍以外には、別れのような言葉を言うつもりは無かった。
まだその時ではないかもしれなかったし、転生というものを他の者がどう受け止めるか分からなかったからである。
死ぬのとは少し違う、しかし相手によっては湿っぽくなってしまう。
それを男は嫌った。

老龍と何らかの言葉を交わした後で、男は再び山へと帰る。
そして、真の姿へと戻ると、その曲を山間に横たえた。
ゆっくりと閉じられたその瞳は、右は紅だが左は黄金。
何度生まれ変わって姿が変わっても、鱗の色とその瞳の色だけは変わらない。

畳まれた翼、ゆるりと丸められた尾の上に、しんしんと雪が降り積もる。]

(57) 2013/11/26(Tue) 00時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[やがて、赤龍の鱗の上で一旦溶けた雪が、再び凍りつくと、巨大な赤龍は氷の中に閉じ込められた。

春が訪れ、暖かな日差しが氷を解かすまで、龍は静かに眠り続けることだろう。
誰にも妨げられることの無いままに…]

(59) 2013/11/26(Tue) 00時半頃

小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2013/11/26(Tue) 00時半頃


【人】 小悪党 ドナルド

―回想:レストラン>>62 バーナバス―

[転生の時は、世の理に組み込まれた男には選べない。
生まれ変わるときも、空白の時間はさほど長くないとはいえ、やはり選べない。
そして、転生する時の姿も、場所も、また選べないのだ。
どこへともなく紅蓮の卵が現れ、そこから孵る。
そして、自由にどこへでも飛んでゆけるようになるには、数十年ほどかかる。]

そう…そうだな。
旅…そう、伝えておいてくれ。運命に導かれるまま、とでも。

[ほんの少し、寂しげな色が瞳に揺れればそう、言づけることにした。
それから少し考えて…]

もし、そうなったら…
ウォーレンに、俺のやった種火を大きく燃やし続けてみてくれるように伝えてもらえねぇか。
もしかしたら…そこを目印に転生できるかもしれねぇから。

[それは、本能的な思いつき。
けれど、何故だか正しい気がして…]

(65) 2013/11/26(Tue) 01時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[店を発つ男の背にかけられた言葉は、暖かな響きを帯びていて。
あぁ、会いに来て良かった、と男に思わせるのだった。]

おやすみ、爺さん…

[そう、小さく呟いた男の顔には、どこか穏やかな笑みが浮かんでいた。
体内に燃える炎とは別の温もりを胸に抱きつつ、赤龍は眠る…暖かな春を夢見つつ…]

(66) 2013/11/26(Tue) 01時頃

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