226 【突発誰歓】君の瞳に花咲く日【RP村】
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[食堂までの道中、廊下を見渡しながら進んでいた。 彼女の姿が、何処かにないだろうかと。 お願いだから無事な姿を見せて欲しいと、祈るように。 荷物を引く、無機質な車輪の音だけが虚しく鳴る。
見つかるまで、何時までだって探す心算だった。 だから丁度その目的地で彼女の姿を見つけた時、 何かよく分からない感情で胸が一杯になってしまって]
――――…ケイトリン!
[他に誰も居ない食堂内、声は妙に良く響く。 夢や幻ではないと、その存在を確かめるように、 じっと彼女を見つめながら静かに歩み寄って行き。
近くまでやってくれば足を止めて、 泣き出しそうな情けない顔で、笑った*]
(139) 2015/06/10(Wed) 00時半頃
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[自分の名を呼ぶ彼女の声がする。 表情を失いかけても尚、その心を雄弁に語る声。 其処に確かに温度を感じたから、君の存在を確信できる]
………はは。
[君の瞳から転がり落ちる雫。 やはりとても綺麗だと思う、君の存在の証。 眩しそうに其れを見つめて、目を細める。
白い指先が頬に触れれば、 一度その温もりを確かめるように目を伏せて。 顔を上げれば瞳に映るのは、何より愛しい君の笑顔]
大丈夫。また、逢えたから。 ――――…大丈夫。
[本当は一瞥した時点で、気づいてしまった。 君の病状は、昨日よりもまた進んでしまっているんだね。 だけど君はそれでも、笑顔をくれるから]
(150) 2015/06/10(Wed) 01時頃
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……可笑しいな。泣きたい訳じゃ、ないのに。
[自分も笑顔を返したい。 無理をしているんじゃない、笑いたいんだ。 なのにやっぱり視界は滲みそうになる。
頬に触れる彼女の手に、自分の震える指先を重ねる。 嗚呼、離したくない。 離してしまえば、次は、きっと―――]
絵を、描き始めたんだ。 これがさ、びっくりするくらい。 笑っちゃうくらい、上手く描けなくて。
でもな…、ケイトリン。 君の為に絵を描けるのは、とても。
とても、幸せなんだ。
[君と話したいこと、君に伝えたいこと。沢山あるのに、上手く言葉に纏まらない。ぽつり、ぽつりと呟きながら、やっぱり浮かべる泣き笑い*]
(151) 2015/06/10(Wed) 01時頃
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[―――今の君、出逢った頃の君。 長い年月を経て色んなことが移り変わって行くけれど、 その本質は何も変わらない。
確り者の君。 温かな笑顔をくれる君。 凛とした美しさを持つ君。 可愛らしいお茶目な君。 無理して強がる君。 なによりも優しい君。
…どんな君でも、大好きだよ。
煌き色を移ろわせ零れていく感情の欠片達が、 美しすぎて悲しい]
(163) 2015/06/10(Wed) 02時半頃
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[ケイトの楽しげな声色に、目を細めて顔を近づける。 此方もくすくすと内緒話のような声色で囁きながら、 静かに涙が頬を伝っていく]
はは、絵は、頑張っているんだけどさ。 ……まだ半分も、出来ていなくって。 完成してからの、お楽しみ、だ。
だけどね、描いたのは君の絵だ。 ―――…俺が一番好きな、ケイトリンの絵。
[見せてしまえば、終わってしまいそうで。 何枚でも、なんて約束は、きっと果たすことは出来ない。 拙い希望に縋るように、終焉を引き延ばすことを望む。
…でも本当は知っている。 何をどうしたって、現実は何も変わらない。 けれど、それなら一体、どうすれば]
(164) 2015/06/10(Wed) 02時半頃
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[不意に頭に過った言葉があった]
――――――……。
[一瞬だけ、顔から表情を消して、緩く黒の瞳を見開く。 彼女に触れた指先に、力が籠った]
……きみをつれて、どこかとおくへにげれたら。
[そんなことは出来はしないと、十分承知しているのに。 この翼は腕を壊すばかりで、決して空高くは羽ばたけない。 彼女を抱き支えるだけの力だって残ってはいない。 そもそも病を抱えたままで、何処へ行くことが出来るのか。
男は基本的に、病院内での態度は悪くなかった。 痛み止めの薬の量は別として、 それ以外の指示や規則は几帳面に守っていた。
そんな彼が抱いた刹那の憧憬。 …すぐに理性が、良心が、冷静になれと夢を呼び戻す]
(165) 2015/06/10(Wed) 02時半頃
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[先程の自分の呟きに、困ったように笑って見せる。 有り得ないことを言って、呆れられてやしないだろうか。 代わりに、と静かに目を伏せた]
きっと何処にも行けないけど、 ……だから、何処にもいかないよ。
[そして顔を上げて、真っ直ぐに彼女の瞳を見つめて]
ケイトリン、今日は。 ずっと君の傍に居たい。
[祈るように囁いた**]
(166) 2015/06/10(Wed) 02時半頃
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[ころり、転がる薄紅色と濃青色の欠片。 二つ合わされば、まるで君の瞳の色みたいだなと、 何処か遠い意識の中で想う。
その澄んだ菫色が真っ直ぐに此方を見つめ、 告げられた言葉は]
………………。
[午後から"健診"がある、と]
(196) 2015/06/10(Wed) 18時頃
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[小さく息を呑む。 動揺を気付かれないようにと、努めるけれど。 黒い瞳は揺らぎ、鼓動は静かに速まり。 触れる指先の緊張は、隠しきれない]
分かった、付いて行く。俺も傍に居たいから。 一緒に、行かせて。
[それでも笑った。
自分より彼女の方が、 怖い思いをしていると思ったから。 解決方法なんて何処にもない、 どうしようもない閉塞感の中で、 他に出来ることがなかったから。
…嗚呼、どうして]
(197) 2015/06/10(Wed) 18時頃
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[やがて視線を伏せ、それから窓の外を見上げた。出来るだけ穏やかな微笑みを浮かべながら]
中庭で、皆でピクニックしようって話してたんだ。 今日はいい天気だったから。 きっと楽しいよ、って。
[タルトは大丈夫だろうか、と心の中で憂う。 緊急事態が起きた様子は見られないから、 きっと酷い発作を起こしてはいないのだろうが。 ヒナコだってショックを受けているだろう。
>>128いなくなって、誰も傷つかない人間なんていない。 ――少なくとも、男の知る限りでは存在しない。 それを本人が、望まざるとしても]
その分だけじゃないけど、お弁当頼まれてたから。 ちょっと、おっちゃんに無理言ってくるよ。
[そっと彼女から手を離し、身体を起こす。 注文口へ歩きかけて、一度足を止めて振り返り]
(198) 2015/06/10(Wed) 18時半頃
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……ケイトリン、午後の健診が来る前に。 少しだけ、君の時間をくれないか?
(199) 2015/06/10(Wed) 18時半頃
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[そして食堂の主に、いつもの調子で無茶な注文をする。 相手も院内の何処か重い空気を感じ取っているのか、 普段よりも幾分快く、お願いは聞き入れられた。
サンドイッチと、バナナ一房と。 お弁当には、タコさんウインナー多目で、鮭はなしで。
…食べられる状態かは分からないけれど。 真面目な顔でそう注文する姿は、些か奇妙だった]
(200) 2015/06/10(Wed) 18時半頃
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[やがて受け取った物を、 キャリーバッグの上に器用に乗せて戻ってくる]
中庭に行くけど歩けそうか?
辛ければ、頼まれた物を届けたら、 此処まで戻って来るけど。
[食堂から中庭までの距離は、其処まで遠くはない。 ただ、彼女に無理をさせたくはなかった。 躊躇いがちに尋ねつつ、空いている方の手を差し出した*]
(201) 2015/06/10(Wed) 18時半頃
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[ピクニックの計画は中途半端なまま。 結局どうなるのかは分からないけれど。 食堂の主は妙に気合を入れて、 沢山お弁当を用意してくれたようだ。 …ありがとう、おっちゃん。
此れからどうするにしろ、君の傍に居る心算だったけど。 一緒に中庭に行けたら嬉しいと思っていたから。 少しでも外の世界と繋がる場所に。 広い空の見降ろす場所へ。
重ねられた手に目を細め、 彼女と同じように口角を上げる。 触れる掌は温かい。 強張ってしまっていても、何より温かい]
(208) 2015/06/10(Wed) 20時頃
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[ゆっくりとした足取りでケイトリンと共に歩むのは、 五年間飽きる程見てきた景色たち。 少しずつ、少しずつ、 其処で暮らす人間も入れ替わって行った。
それが何だか寂しくて、 何でもない景色も沢山スケッチブックに残してきた。 忘れないように。刻み込むように。 けれど君がもしもこの景色から失われてしまうなら。 そのとき瞳に映る世界は、どんな色をしているのだろう?]
………あれ。
[道中、少し遠くの手洗い場に、 シーシャとヒナコの姿を見つけた。 やりとりの詳細までは、此処からでは分からないが。 きっと二人もナナオのことはもう知っているのだろう。 …雰囲気から、そんな気がした]
(209) 2015/06/10(Wed) 20時頃
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[顔を上げて、敢えてのんびりとした声を掛ける]
シー兄ちゃん、ヒナコ。
おっちゃんがお弁当作ってくれてさ。 もし食べるなら、中庭にあるからなー。
[二人の邪魔はしないように、控えめな呼びかけ。 ヒナコは少しだけ、落ち着いているように見えたから、 心配な気持ちは心中に押し留めて。 シーシャの顔を見れば、昨日の絵日記のことが思い出されて、 複雑な気持ちになるけれど、それも押し留めて。
気分転換になるならもし良ければ、 との誘いを残して、中庭へ]
(210) 2015/06/10(Wed) 20時頃
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―中庭―
[普段よりは時間をかけて、中庭まで辿り着く。 振り返る笑顔>>211に、ほっと安堵の息を吐いた。 その穏やかな様子に、メルヤとオスカーが、 タルトにナナオの事を無事伝えたのだろうと理解する。 つられるように、此方も表情を綻ばせながら]
……ん、ちゃんと御使いしてきたよ。 メルヤってそんなにバナナ好きだったっけ?
[感謝の眼差しを送りつつ、 頼まれていたサンドイッチとバナナを手渡した]
(212) 2015/06/10(Wed) 20時半頃
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[中庭には何処か和やかな空気が流れているような気がした。 オスカーの鼻が無事だったのかは分からないが]
……お待たせ。
[にこりと笑って、オスカーとタルトへも改めて声を掛け]
お弁当、貰って来たよ。 何かおっちゃんがはりきって、凄い量になったけど。
凄いぜタルト。 タコさんウインナーだけじゃない。 おっちゃん自信作のカニさんウインナーまである。
[ご自由に御取り下さい、 とばかりに中庭のベンチの上に弁当を置く]
(213) 2015/06/10(Wed) 20時半頃
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マジか、バナナすげー。俺も食べよう。
[大真面目な顔>>214に、此方も大真面目な顔で返した。 実際、この手でも食べやすくはあるのかもしれない]
偶にはこういうのも良いよな。
もう少ししたら、 また暑くなってやり辛いんだろうけど。
[メルヤの確信を知っていれば、 何か他の言葉を伝えることが出来たのだろうか。 男はあくまでのんびりと、 いつまでも平穏な時が続くような態で空を眺める]
(219) 2015/06/10(Wed) 21時頃
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メニューは、大体が俺とタルトか?
鮭はなしでって言ったけど、 おっちゃんのことだから何処かに隠して入れてるかもな。
[ケイトの感嘆の声>>218に、 褒めるならあっちを、とタルトへ視線を投げて。 其れから付け足すように、少しだけ意地悪く笑う]
(227) 2015/06/10(Wed) 21時頃
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―――――…おや。
[樹の枝へ器用に登って行く姿>>220を仰ぎ見る。 ああ、酷く懐かしい光景だな、と思った。 昨日の騒ぎは、どうかノーカウントにして欲しい。 いや、具合が悪そうなのに彼が酒を飲んだこと、 少しそのこと自体にも心配はしていたのだけれど。
遠い昔に彼の手品を見た時に感じた、 わくわくとした気持ちが蘇る]
(232) 2015/06/10(Wed) 21時半頃
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[それと同時に、心の何処かに寂しさを覚えた。
――メルヤ、どうして、君は手品をしているの。 最近は見かけなくなっていた、おどけた彼の姿。
だけど今は、 何処までも遠くを見つめるような澄んだ瞳で、 何処までも皆を包み込むような温かい眼差しで。
彼の纏う諦めは、彼の心からの優しさだった。 …まさか、君も]
凄いや。流石だなー!
[けれどそれを彼に伝えて、どうなるだろう。 だから男は素直に純粋に、 手品を楽しみ彼の芸当に拍手を送る。 指二本同士なので、あまり音が鳴らないのは赦して欲しい]
(233) 2015/06/10(Wed) 21時半頃
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[風が攫った囁き>>231は、微かに男の耳に届いた。 大空から視線を降ろし、そっと見つめる彼女の横顔]
(君とならば、何処へでも。 共に居られるなら、何だって出来るのに)
[…現実は、残酷だ]
(237) 2015/06/10(Wed) 22時頃
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[手品の余韻も覚めてきた頃、男はケイトへと向き直る]
……さて、ケイトリン。 さっき言ってたお願いなんだが…。
[おずおずとキャリーバッグを開け、些か苦労しながらスケッチブックと絵具を取り出した]
本当は全部見本なしに、描こうと思ったんだけど。 どうしても、君の。 瞳の色だけは、直接見て描きたくなってさ。
[少し恥ずかしそうに視線を彷徨わせつつ、ぶつぶつ呟く。 先程見つめた色が、あまりに綺麗だったから。 記憶の中のどんな色よりも、ずっと]
あ、あの、俺、勝手に描いてるから。 自由にしてていいから…!
[狼狽しきりにそう言って、自分の表情を隠すように、 ぱたんとスケッチブックを立てかけた]
(238) 2015/06/10(Wed) 22時頃
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[メルヤ>>241がバナナを届けると言って、 何処かへ去っていく]
……ああ、
[また、といつものように言おうとして。 彼がその言葉を口にしないことに気付いてしまった。 悪い予感は確信めいて、それでも、]
メルヤ、―――…ありがとう。
[静かに笑いながら、その後ろ姿を見送った。 できることなら、"また"がありますようにと祈りつつ]
(255) 2015/06/10(Wed) 22時半頃
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[――眼が覚めているのか、それともここは悪夢の続きか。
見慣れない病室にあたしはいる。
あたしの腕には黒い小手のようなものが取りつけられていた。]
なん・・・だろ・・・。
[少しだけ喋れるようになっている。
そして、腕を動かしてみると――。]
・・・。
[これは――。
せんせーがあたしにくれたペンと、同じ材質で出来たものだろう。
あたしは、そんなに寝ていた?
いや、これは――事前に用意していたものを取り付けたのだろう。
何の為に?治療用?
・・・最初からこうなることを、予想されていた?]
[しかし――激しい痛みや苦しみは、少し引いていた。
身体はダルいし、軋むような痛みはある。
それでも――大分、マシになっていた。
死ぬ――と、思っていた。
そこからすれば、多少は回復したと思える。]
・・・ん。
[手を伸ばせば――、ペンとノートを手に取れた。
この黒くてごつごつとした小手は、ちゃんと動かせる。
妙な管が小手や身体に沢山ついている。
点滴とか――だけでは、無さそうだけれど。
あたしはノートに何かを書きだした。
――次、あれが来たらもう耐えきれない。
時間が無いのだ。
動けるなら、動けるうちに――。
これをせんせーが届けてくれるかは、分からないけれど。
その為にあるとしか、思えなくて――。]
[――タイトルは、君の瞳に花咲く日。]
・・・。
[あたしが、この歌へ籠める想いは少し変わっていた。
覚えているよ――とは、もう歌えなくなっていた。
きっと、その前にあたしは――。
でも。
――この歌を、ヒナちゃんや、もしタルトちゃんが歌うなら。
憶えて、いて欲しいと――。
あたしの分も、憶えておいて欲しいと。
それも籠めて――。――詩を作る。
トレイルや、病院のみんなのことへの想い――。
悪くない人生だったな、と穏やかに想う。
書きながら、あたしは微笑んでいた。]
[ヒナちゃんが歌うパートの部分は、白紙にしてあった。
どんな歌なのか、音程とかも違うページに注釈をつけてみる。
それは、ナナオなりの書き方だったけれど――。
子守唄が書かれたページを見れば、意味は分かりやすいかもしれない。]
・・・。
[こうして、書き記していると――。
今は、夢の中にいるのか。
起きているのか。分からない。
ひどい悪夢を見ていた気がする。
――目覚めることが出来たのは、まだ生きようとしていたからだろうか。]
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