人狼議事


8 DOREI品評会

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っ───ぁ

[背中が熱い。
その熱を持った場所を嬲るみたいになぞる木肌の冷たさが
微かに肌を泡立たせて表情をゆがませる。
壁に映る光景は、まるで出来の悪いアダルトビデオだった。
でも、壁面に映っている自分は、もっと最悪だと思った。

また一つ、振われて背中に傷がつく。
痛みに上がりかけた声を飲みこんで、ただ前を見据える]


 よく見ておくといい。
 アレはおまえ自身なんだからね?

[くく、と低く哂うと男は青年の隣へしゃがみ、顔を覗き込む。
声を呑んだ彼の顔は真っ直ぐ前を向いていて
其処では既に蕩けた表情の彼が涙を浮かべながら嬌声を上げていた]

 それで、ねえ。
 服を汚しただけじゃなくて、随分ボロボロにしてくれたみたいじゃないか。
 ちゃんと反省してるかい?

[鞭の先で顎を持ち上げるようになぞる]


……ッ

[傍らに気配がとどまるのを感じた。けれど、あくまで視線は壁面へと向ける。
男のほうを見たくなかったのと、見ればまた視線をそむけるなと言われそうだった。
水音も、とても自分のものだなんて思いたくない自分の声も、
総てが壁面へと映し出されていた。
どこか冷めた視線で自分の酷い姿を眺めながら、
顎を持ち上げる些細な力には逆らわない]

『…自分に傷をつけるのも駄目、絨毯も駄目、服を汚すのも駄目。
それなら、俺は何をすればいい』

[反省と言えば、それは反省だろう。
正確には反省と言うよりも、二の轍を踏まないための
確認と言うほうが正しいかもしれないが]


[男は画面から視線を逸らさない青年を一瞥し映像へと目線を流した。
徐々に壁に映る青年は惚けた表情になり、やがて自らを慰めようとして諌められる]

 ほら、子供みたいな駄々をこねてる。
 ……薬も何も使ってないのにアレかい?

[愉しそうに笑い、ちらと青年を見遣る。
いやらしい水音は画像から。
鞭打った背はじわじわと痛みを伝えているだろう。
鞭を手に立ち上がり、背後に立つ。
もう一度打たれるとでも思っただろうか
その切っ先は紅く腫れて敏感になった皮膚を強く引っ掻いた]

 御前は御前の意思では何も出来ないんだよ。
 自覚するんだね、自分の立場を。
 粗相をしたらまず謝るんだ。


[映像の中の自分は、言われる通りに子供のようだった。
実際十代後半を大人と取るか子供と取るかにもよるが、
まるで幼い子供みたいな姿でそこにいる。
背中の痛みに加えて、腹が立つほど精神的な拷問。

男の気配が傍らから消えたので、また鞭を振われるのだろうかと
そんな風に思ったが]

────ッッ!!

[声にもならない。
痛みは全身を貫いて、ただ拳を握ってやり過ごすのが精一杯だった。
流石に視線は壁面から逸れたし、乱れた息で肩が上下して]


[いやいやと首を振る姿も、粘質な音も全てありのままに映し出されている]

 よく覚えておくんだよ、アレが御前の本性。
 尻にハメるモノが欲しくて浅ましく腰なんて振ってさ

 『…ごしゅじん、さま…、お願い、です……
 もっ、と…もっと、くだ、さい……っ
 ……足りな、い……いき、たい、です…』

[男が笑いながら喋るのと、スクリーンの青年が懇願するのは同時。
おかしくてたまらないと言う風に、男は肩を震わせた]

 ほら、強情張るから痛い目にあう。
 言う事があるだろう?

[視線を逸らした彼の頬を軽く鞭の先端でなぞる]


メモを貼った。


『違う!』

[否定するために声を荒げる。
これが自分の本性なはずはない。
そんな事、あるはずがない、と。けれど。

その否定を更に否定するのが、画面の中の───自分。

頬の傷の上を木がなぞる。
背中に比べればよっぽどのかすり傷なのに]

『……ごめん、な、さい』

[酷く、痛い]


 違わないだろう。
 ほら、自分で言ってるじゃないか”キモチイイ”って。

[否定が返ると男は可笑しくて堪らないと言う風に哂う。
壁に映る青年はすっかり蕩けた顔で快楽を追い求めていた]

 そう、悪い事をしたら先ず謝らないとね。

 俺の目を見てちゃんといえるかい?
 だらしない下半身でごめんなさい
 部屋も服も汚してごめんなさいって
 出来たら鞭打ちは終わりにしてあげよう。

[ひたひたと頬を鞭で軽く叩きながら、首を傾いだ。
卑猥な映像はなおも続いている]


…っ

[唇を噛んだ。少し前の自分が、喘ぐ姿。
それが、目の前に在る映像。
顔を上げる。そこに在る褐色。
睨む事も、縋ることも、ままならないまま]

───『ごめん、なさい』。

[一つ言葉にするたびに生まれるのは、強烈なまでの喪失感]

『服汚して、部屋…汚し、て、ごめんな、さい…。
……だらしない…下半身、で……ごめん、な、さい』

[微かに、言葉が震えた。
言って楽になれるのかもしれないけれど、
実際はそんな事は少しもなかった。
胸が痛くて、どうしようもない]


[謝罪が聞こえる。
ただ一つの言葉に男の笑みは深まるだけ]

 ――…御前の強がりも何の意味も無いのがわかったろう?

[震えながらも最後まで言い切るのを確認し、男は映写機のスイッチを止めた。
もの言わず控えていた双子が其れを片付ける。
カーテンを上げたが、外は夕闇が下りているようで部屋の明るさは左程変わらなかった]

 じゃ、先ずは後始末しよう。
 服はホリィが洗ってくれるから良いとして
 絨毯はもう買い換えるしかないとして……

 あぁ、御前自身の片付けがまだだね。
 
[腹に飛び散った白濁は乾いてしまったか。
男の持つ鞭が、青年の項から背中その下へとなぞりながら下りていく]

 此処、俺のかきださないと腹壊すだろう?
 どうせ絨毯駄目になったんだし、此処でやってみせて。


メモを貼った。


[グロリアが発した承諾の言葉はシンプルで、イアンには美しくすら感じられた。
 囁きに応えるのは、おんなの鎖骨に額を寄せたままのイアンの溜め息。言葉の通りならば、イアンの胸の裡はグロリアには届かないのだ。
 笑う余裕も無く、ただコクリと頷く。
 髪に絡まる指の感触を味わいながら、息を吸い込んで応えた。]


もちろん。


[片腕の力を緩め、上質のドレス生地の上から手のひらを滑らせる。
 ひざまずくようにして膝下に腕を差し入れ、両腕でグロリアを抱きあげた。
 スリットの隙間からこぼれる大人のおんなの脚を、イアン自身の視線から隠すようにドレスの裾を伸ばし、寝台のある薄暗い部屋へ向かう。その場所へ向かうまでの時間、イアンは心臓の音までを、腕の中のたおやかな女性に支配されてしまった心地がした。]


─ グロリアの部屋 寝台 ─

[グロリアの滞在する部屋の奥の一室。
 寝室と言うには広過ぎる円形の部屋の扉を開けると、その部屋はすでに二人の少女のロストヴァージンショーが有った事等、嘘であるかのように片付けられていた。あれらの行為でイアンの人生は決定的に変わってしまったのに。二人の少女達に取っても、何らかの分岐点であったかもしれないのにも関わらず。大き過ぎるベットのシーツは勿論、部屋の空気にも残滓は漂っていない。
 腕の中の肢体を寝台に降ろす。
 入り口からの歩数や位置で、カルヴァナの軽過ぎる身体を運んだ時の事がチラリと脳裏をよぎる。あの時のグロリアは観客席に、今は片付けられてしまっている椅子で、扇子を揺らしながらイアン達を見ていたのだ。]


──グロリア さま。

[イアンは口端を持ち上げ、笑みを浮かべようとした*。]


メモを貼った。


───。

[もう、今は言葉を紡ぐ気にはなれなかった。
自分の酷い声が、唐突にぶつりと切れた。
映写機のスイッチが切られたのだと、ぼんやり思う。
奇妙な胸のうちの空虚。
一つ言葉を強制されるたびに、自分の中から何かが零れて落ちていく気がした]

……『始末』

[満足したからもう捨ててしまうのだろうと、そんな風に思ったのだけど、
ゆっくりと背骨にそって降ろされる木の動きに小さく唇を噛んだ]

『ここ、で…?』

[問いかける。きっとかえってくるのは肯定だろう。
かと言って、はい、そうですかと簡単に頷いて行動に移せるようなものではない。
どれくらいの躊躇があっただろう。香は、少し薄くなったように感じた。
躊躇いがちに握っていた手を解けば、指は男の命令を実行するために
褐色の肌の上をゆっくりと滑り始める]


メモを貼った。


 そう、此処でしてみせて。

[問いかけに頷き、男は青年の目前に座り込む。
一糸纏わぬ身、背には蚯蚓腫れ、腹には白濁の跡。
見遣り、鼻で笑い飛ばした]

 無様だね。どんな気分?
 ほらちゃんと中まで指入れてかきだしてよ。

[濃い肌色の上を傷付いた手が滑っていくのを見ながら
首を傾いで男は問う。
青年とは反対に男の身は僅かに髪が乱れただけ。
衣服に乱れはもう見えない。

自身の指で掻きだす姿を見ながらひとしきりからかうと
男は双子を呼び、青年を風呂へ入れるように命じた。
到着した場所には蜜でなく湯がたっぷりと張られている。
髪の短い片割れが、石鹸を手に青年に近づく。
素直に洗われるなら、背に走った痕は酷く染みた事だろう**]


メモを貼った。


[目の前に座りこむ男を弱く睨む。
気分を尋ねる言葉には、最低だと身近な返答を一つだけ返した]

───…っ

[まだ、熱は引かない。
指を滑らせれば、まだ幾らかゆるいその場所は卑猥な水音を響かせた。
中から掻き出す行為は、自慰と紙一重といえそうなほど近い。
時折、指が止まったり動きが止まったりもしたけれど、
赦された時には文字通り疲労困憊だった。
風呂へ、という言葉が聞こえて、漸く体を綺麗に出来るのだと知った。
美味く力の入らない足でゆっくりと立ち上がり、
双子に連れて行かれるままに浴室へと誘われる]


−浴室−

[先日も連れて行かれたその場所は、今日は甘い匂いの欠片もない。
温かな湯は、風呂場の中をしっとりと温めていた。
一人で入れると主張したが、主の命なのだろう。
許される事はなく、それどころか髪の短いほう
──オスカ、とよばれていただろうか。
その召使は石鹸を持って近づいてくる。
仕方がないので、素直に現れることにした。
背中の鞭打ちのあとに、石鹸が沁みるたびに表情が歪んだ]

…『もう、いいから』

[背中を流すだけならともかく、前まで丁寧に現れるらしい様子に
流石に遠慮しようとしたのだが、それよりも泡立てた石鹸に塗れた召使の手のほうが
よっぽど早かった。鎖骨から胸を辿って腰骨へ、石鹸を塗りたくるのは掌そのもの。

時折指先が悪戯を仕掛け。腰まで終われば今度は爪先からゆっくり上へと向かう。
泡の滑りは肌の上をゆっくりと辿り、内股を丁寧になぞりあげられれば
喉をさらしてその感覚に耐えた。流石に今は抗うだけの体力がない]


…っ……『止め』…っ

[声を発することのない召使は、微かに首を横に振るだけ。
表情も何一つ動くことはないのに、泡を塗りたくり悪戯する指だけが酷く雄弁だった。
そもそも言葉が通じているかすらも、少年には解らないまま。

良く泡立てた石鹸を纏う手は、少年の性にも絡められる。
もう、その頃には浴室の中の熱と焦らされるような感覚のせいで
息も絶え絶えに近い状態だった。
モニタリングされていた時に観察されていたのだろうかと
変な疑りを掛けたくなるほど召使の手は的確に性器を擦りあげて甚振る。
泡とは違う、卑猥な水音がそのうちに聞こえ始める。
次には酷く抑えた声が浴室に響いた。

結局召使にまで弄ばれた体は、清められて浴槽に沈むころには
その縁にしがみつかなくては沈んでしまいそうなほど疲れ切っていた*]


メモを貼った。


─ 回想 寝台のある部屋 ─

[その場所に来てイアンの目蓋の裏に浮かぶのはの続き。
 抱いている数刻前まで未通だった快楽器官にペニスを抜き挿ししながら、グロリアを見上げた瞬間感じたのは、全身を貫くような快楽の波、大波が来る直前の鳥肌が立つような小波。
 椅子から立ち上がったグロリアを見詰めながら、イアンは自ら快楽の波に完全にのまれる事を望んだ。粘液質で有りながら、真綿で締め付けるように具合の良くなっていた膣壁を使って、自身を追い立てる。

 触れられないおんなを凝視する。
 濃茶色の瞳を見開き大きく喘ぎ、今在るイアン自身を捧げるかのように射精した。この非現実的な薄暗い部屋で、何時の間にかイアン・グッドマンと言う人物は28回目の誕生日を迎えていたが、イアン自身がそれに気付く事は無かった。]


─ 回想 寝台のある部屋 ─

[しどけなく脚を開いたまま痙攣している少女の肉の花弁から、粘液質の音を立てて引き抜かれる、それは一度達しても硬度を失わない。
 コンドームの薄いゴムの先に出来た重い白濁は、球形を描きペニスのシルエットを歪に歪んだものにみせた。ゴムを引き剥がすと、破瓜の血錆を掻き消す青臭い匂いだけを部屋にまき散らす。

 気が付くと、グロリアの形の良い口唇がすぐ近くに有り。
 イアンは荒い息はそのままに、グロリアの言葉を聞いた。
 言葉の意味を理解するための血液が脳に巡るまで、随分な時間がイアンには必要だった。輝く真珠のような肌と、ドレスによって持ち上げられた彼女の胸の谷間の陰影、けぶるような熱気に、毛穴から狂わされるよう皮膚の感覚のすべてを奪われる錯覚に陥った。

 なんと答えたか、記憶が断片的になる。
 木偶の棒のように、がくがくと首を縦横に振った記憶だけ。

 「貴方に入札してあげるわ。」……停止。「良かったわね、と言ってよろしいのかしら?」……小さく縦とも横とも付かず。「主人を変えるなら、今のうちよ?」……明瞭に横。「私をがっかりさせないでくれると、嬉しいわ。」……縦。]


─ 回想 寝台のある部屋 ─

[感覚はクローズアップされ、引き延ばされる。
 グロリアの頬に手を伸ばし、くちびるの輪郭を指先で確かめ。
 そこで、身体が石になってしまったかのように、イアンは何も出来なくなってしまった。

 何時の間にか呼び声が掛かったマーゴは、丸められた白レースのブラジャーと破瓜の血の跡だけをシーツに残して、舞台に借り出されて行った後だった。
 ステージへ向かう途中の廊下で、正気にかえる時間はあっただろうか。枷を引き摺って、廊下の壁にぶつかりかけた時、カルヴィナがあの部屋から出ていった時を知らなかった事を思い出し、イアンは罪悪感をおぼえたのだった*。]

─ 回想 終了 ─


メモを貼った。


─ 現在 グロリア寝室 ─

[薫き染められた香がかすかに鼻孔に辿り着き、イアンの意識はリアルタイムに呼び戻される。覗き込んでいるのは、今、横たえたばかりのグロリアの貌。
 目蓋を開いた彼女が笑うと、艶やかな衣擦れの音が聴こえる。]


──…ッ!

[主人/恋人/奉仕ではなく。
 落札されたと言う現状から想像もしなかった言葉に、イアンは視神経の奥が軋むような、言いようの無い苦痛を感じた。それが自分にとって酷く残酷な言葉になっていると言う事が、理解出来ない。
 空白の時間。呼ばれる自分の名。イアンと言う名前がある限り、まだイアンと言う人間は過去と地続きであるのだろうか?
 恋人を抱くと思って。その言葉に、新しく何かを目の前のおんなに奪われたような、或いは逆に完全に自由を得たような錯覚に陥る事になる。]


… あ あ

[此処は何処で、自分は誰なのか。
 朱唇が微笑む。今までもそうであったように、世界が遠ざかる。]


グ ロ リ ア

[零れた彼女の吐息を惜しむように、顔の輪郭をなぞり。
 ゆっくりと名前を呼び返した。

 伸ばされる腕にイアン自身の腕を絡めながら、柔らかな肢体に覆い被さり、囁く名を、はりさけそうな胸の奥から突き上げる甘い痛みを、封じ込めるように、くちびるにくちびるを重ねた。
 口づけを落としながら、薄闇の中でグロリアの項に指を這わせ、結い上げられた黄金の髪を一房だけ乱す。灰青の瞳を見詰めながらの、髪へのくちづけはまさに恋人にするもののよう。]


グ ロ リ ア

[結い上げた髪を指先で解きながら。くちづけは、頬に、目蓋に、こめかみに、再びくちびるにとせわしなく飛ぶ蝶のごとく。
 再び、深いくちづけを求めると、衣服を剥ぐ手間を惜しむように、熱源の有る腰を絡めた**。]


メモを貼った。


あんた やっぱ、すごいお嬢さんなんだよな。
俺がまともな女とつき合った事があると思ってる。
ワンナイトラバー、プロ、乱交。
精々が、セフレ だぜ……

[「恋人と思って」と言う言葉で奪われるのは、数少ないイアンの柔らかな記憶とそれから**。]


メモを貼った。


[彼が秘所を自ら弄る行為を正面から観察し、具に口に出して羞恥を煽る。緩んだ穴から流れ出る白濁が感じられなくなった頃、漸く相手を解放する。
サンルームの絨毯は結局廃棄処分になった。
髪の長い召使が丸太状にした大きな其れを両手で抱えて部屋を出て行く。
男は桶とタオルを手に一刻置いて浴室へと足を向けた]

 ――…

[全身を洗うよう言いつけておいた
召使の行為もまた全てモニターで見ることが可能だが
男は其れをせず薄く開いた浴室の扉の前に立ったまま弄ばれる彼を見下ろしていた。
此方に気付いた召使は頷き、行為をエスカレートさせていく。
卑猥な水音は反響し、扉越しにも聞こえる程。
散々なぶられ浴槽に沈む青年を残して、召使は風呂場を後にする。
ねぎらうように彼の頭を一度なでると、男は衣服を乱さぬまま
浴室へと足を踏み入れた]


 ちゃんと洗ってもらったみたいだな。
 傷は染みるかい?

[何が行われていたのか、まるで見ていたかのように(途中から観察していたのは事実だ)話しかけ、首を傾ぐ。
後ろで一つに縛っていた髪紐を解いて、シャツに手をかけながら]

 折角従順になった事だし、
 その調子でご奉仕でもしてもらおうかとおもってね。

[何でもない事のように告げる。
ぷつ、と釦を外し終えるとシャツの内側には無数の虐待痕が消える事なくのこっていた*]


メモを貼った。


[浴槽に身を沈めていれば、嫌でも考える時間ができる。
絨毯の上に掻き出した白は結構な量で、
時間も当然かかった。
自分の内側の酷い熱に危うく勃ちかけてしまったのを
抑えるのはなかなか難しかった]

…?

[意識が他者の入室を報せる音を拾う。
本当に見ていたのだろう言葉に、小さく眉を寄せた]

『奉仕…?』

[また咥えろとでも言うのだろうか。
浴槽からあまり力の入らない体を引き上げて、
美しく彩られた床を脚が踏む。
髪を下ろせば随分雰囲気が変わる。
そんな風に思ったが、シャツの下から現れた肌に
微かに息を飲んだ]


メモを貼った。


[浴槽からあがる湯気がバスルームの湿度を上げている]

 そう、ご奉仕。
 でも別に御前とヤりたいわけじゃないし

[重そうに身を起こし、濡れた身体で近づく彼を眺める。
人種特有の肌色は背を向けさえしなければまだ傷も無い。
どうやって壊してやろうかと考えつつ、シャツを脱ぎ捨てる]

 洗ってもらおうかな。
 御前の身体でさ。

[息を呑む気配は伝わったが、唇が笑みを描くだけ。
スラックスを指して脱がせろと命令を下す]


メモを貼った。


『洗う…?』

[それを言葉通りに受け取れば、
きょとんとした顔だっただろう。
先程自分がされたみたいに手で洗えばいいのだろうか。
洗うこと自体はまあいいとして、
続く命令に微かに睨んだまま]

…。

[重い体を引き摺りながら男の向かいへ立てば膝をつく。
不機嫌極まりない表情のまま、男のスラックスを
下ろすために手を動かす。
ベルトがあれば邪魔だとばかりにそれを引き抜いて]


メモを貼った。


[皮のベルトが引き抜かれる音に僅か眉を歪めたのは一瞬。
不愉快そうな彼の顔を眺めながら、節ばった指を頬に走った朱に伸ばす]

 本当はさ、柔らかい女の身体のが気持ち良いものなんだろうけど。ま、雌奴隷はMrルーカスの作品が完成したときにでも楽しめるからねぇ。
 
 それに、御前に奉仕させるのも結構満足出来そうだし。

[瞳を細めて愉しげに語る。
下着まで脱がされるのを待って、浴槽の縁に腰掛けた]


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