236 【誰歓】 悪魔の月の嗤う夜 【特殊騒動】
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[閉じていた目を開け、墓場のやり取りを眺める。
搾り出すようなヘクターの声にちらりと視線をやり]
――無駄な、死が増えなければいいな。
[トイと相対するチャールズに小さくため息を零した]
[溜め息を溢すメルヤの傍ら。
男は、ゆっくりと、だが確かに横に首を振る。]
手は……、ひとつしかねぇ。……ねぇんだ──
[それは、希望というよりも絶望の言葉。
悪魔は、とり憑く者ばかりでなく。
関わる者達全ての運命を絡めとり、逃さぬように。]
[首を振るヘクターに、もう一つ、ため息を零す]
夜になる前に、オーレリアを殺せれば。
悪魔はどこにも乗り移れないかもしれない。
[そうであればいいのに、と願う言葉だ。
そうだと知っていれば、とり憑かれているとわかっていれば、
何かが変わっていただろうかと思う]
トイもチャールズも。
どうして……
[悲しげに呟く]
[運命を短剣と共に、その手に握る銀糸の乙女。
せめぎあう声は、墓場で対峙する男二人だけでは無い事を。
悪魔を宿した、そのか細い手は、何を選びとるのか──。]
簡単には……出来やしねぇよ。
[それを躊躇いなく出来るとするならば、おそらくは、悪魔の所業を知る自分だけだったろう。
悲しげに呟くメルヤを見下ろし。男は、静かに告げる。]
それが、あんただったとしてもな。メルヤ。
[その時──、その悲痛な竜の慟哭が、響いた。]
そうだね……
簡単にできるなら、こんなことになってないか。
[聞こえる言葉に小さく頷く。
竜を従えた女が、自らの命を投げ出す様を悲しげに見ながら]
――そうかな。
私が、そうだとわかっていれば。
話はもっと簡単だったんじゃないかな。
[すくなくとも、この状態は避けれただろうと思う。
ゆるりと瞬いて、終わりが近づくのをただ見守り]
[頷き、眺めるしか出来ない目の前の光景を悲しげに見詰めるメルヤに。]
そう思うか?
[静かに問いかけ。]
あんたの命だって、充分、重い。
悪魔を簡単に殺せるのはな。──悪魔と同等の奴だけさ。
[そう言って、曇る眼が見据えるのは、終わりが近付く様。
そのやりとりを、遠く。
ふと、気付いたように瞬きすれば。
鼻を鳴らし弱く笑った。]
[墓場の光景を見つめていたが。
静かな問いかけにゆるりと瞬き、ヘクターへと視線を向ける]
私はそう思う。
[こくりと頷き。
けれど否定する言葉を聴けば、首をかしげ]
もとより、悪魔憑きを倒そうとして失敗したからこんなことになったのだろうし。
――悪魔と、同等の者などいないだろう。
[何かに気づいたような、そんな動きを見ながら。
三人のやり取りを聞いている]
[ふいに聞こえた"声"にびくり、と肩が震えた]
オーレリア……
[決意を述べていたオーレリアを案じるように見る]
[首を傾げる様子に、静かに笑い。]
……悪魔と同等など、いないか。
[弛く目蓋を伏せれば、墓場の気配が遠く聞こえる。
やがて、その幕を引く一瞬の痛みが。
死霊達が渦巻く闇にも鋭く響けば。
男は、乾いた笑い声を短く響かせて。]
── さぁ。どうなるかな……?
[それは、身を引き裂かれるような。
そして、悲しみに打ちひしがれ、歓喜に震えるような。
永く、捕らわれていた無数の魂が悲鳴のような響きと共に。
自らも、それに引かれ飲み込まれていく。
傍らにいたメルヤが、どうなったかまでは見届けることは叶わず。
男の魂は、姿を失い、深い闇の奥へと堕ちていく。]*
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