314 突然キャラソンを歌い出す村5
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[ぽつりと語りかけるように、俺は歌い出した。 何処からともなくアコースティックギターを取り出し脚を組み、優しくもどこか寂しげな旋律を奏で始める。]
(410) sunao 2022/09/22(Thu) 23時半頃
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♪
俺は鬼と呼ばれ お前は爆弾魔 今でこそ親友《マブ》と呼べるお前にも ハナから心を開けやしなかった俺
ずっと 先の見えぬ道を歩いてきた (Long Long distance) 心閉ざし独り (Long Long distance) 傷つけぬように
光も届かぬ宙の果て 見上げる虚空 一筋の光煌めいて 弾ける大輪の花
冷たくしても お前は笑ってくれた 突き放しても お前は傍に居てくれた
お前はいつも手を差し伸べてくれた
♪
(411) sunao 2022/09/22(Thu) 23時半頃
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「なのに俺は…」
(412) sunao 2022/09/22(Thu) 23時半頃
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♪
どうして間違えてしまったんだろう 伝えたかったのは 傷つける言葉なんかじゃなくて
悲しかった 寂しかった それが臆病な俺の True Feelings お前が俺の知らない お前になってしまったようで
本当は向き合って 伝えるべきだったんだよな 本音でぶつかったって 終わるような俺たちじゃないから
お前が道を間違えたなら 俺が手を引いてやればいい あの時俺を 暗い道から連れ出してくれたように
♪
(413) sunao 2022/09/22(Thu) 23時半頃
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♪ (I will be with you)ずっと傍に居よう (To laugh with you)また笑い合えるように
今度こそ伝えるぜ 胸(ここ)にある全て だから聞いてくれよ ♪
(414) sunao 2022/09/22(Thu) 23時半頃
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♪ なあ 友よ…―――
(415) sunao 2022/09/22(Thu) 23時半頃
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[親友の傍らで口ずさむ歌は、目覚めを願う祈りのようでもあった。 静かにアコースティックギターを置き、もう一度柊木の顔を見る。 何度見ても、安らかに寝息を立てているだけだ。 それだけに怖くもあった。 体調の変化の最高値が”ここ”である可能性だってある。 嫌な予想を振り払うように大きく息を吐いて。 俯いて組んだ手に額を付ける。]
………頼むから起きてくれよ…。
なあ…真理。
[もう一度祈るように、親友の名を呼んだ。*]
(416) sunao 2022/09/22(Thu) 23時半頃
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始末屋 ズリエルは、メモを貼った。
sunao 2022/09/23(Fri) 00時頃
生徒会黒書 サガラは、メモを貼った。
gekonra 2022/09/23(Fri) 00時半頃
炉の番 チトフは、メモを貼った。
dia 2022/09/23(Fri) 00時半頃
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― 紅杜家 ―
[紅杜より少し先に目覚めた若林は、しばらく犬の姿のまま、寝たふりをして主人の傍に寄り添っていた。 そこにやってきた相良から首無しとの面会の話を聞き、出向いて。再び戻ってきたのが今さっきのこと。 縁者でもないのに何度も出入りするのを見咎められないのは、相良の取り計らいによるものだ。彼には感謝してもしきれない。
若林は相良黒臣を少し変な人間だなと思っている。身内を襲ったものと似たような存在――自分達はお互いに全くそうは思っていないだろうが、人から見れば大差なかろうという予想くらいはつく――に対して、当たり前のように普通に接する態度がとれるような人間>>3:164は、おそらくあまりまともではない。 もちろん、人でない若林はその人らしくなさを不思議に思うだけで、いいとも悪いとも思わないが。善悪なんてお手本に倣っているだけで、実感としてはよくわからない。
ただ、好ましいという印象はある。紅杜の縁者であることを除いても。そこは、この騒動の中で変わった部分だ。]
(417) jinro_coqua 2022/09/23(Fri) 00時半頃
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……相良くん、あの首無しを手懐けたそうですよ。
[眠る紅杜の枕元に座る。 いずれ曾孫本人から聞く機会もあるだろうから、聞いた話について詳しくは語らないが。横に置いた見舞いの花束も、紅杜が目覚めれば言伝と共に渡すつもりで。]
彼が引き寄せる未来がどんなものになるのか…… 僕も長く生きましたけれど、まったく想像がつきません。
[楽しみだ、と呑気に見ることは難しいけれど、うまくいくよう祈るのもまた、本心だ。]
ねえ、藍斗。 これからもきっと、ふたりで見守って……、 [紅杜の頬に、かすかに涙の痕がある。>>228 それを拭おうと手を伸ばして、]
(418) jinro_coqua 2022/09/23(Fri) 00時半頃
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[名前を呼ぶ、いとしい声が聞こえた。>>229]
……、っ、あいと、……
[掠れた声に目を瞑る。 溢れそうになった雫を指先で払い、]
(419) jinro_coqua 2022/09/23(Fri) 00時半頃
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……おはようございます、藍斗。 紅玉はずっと、あなたのお傍におりますよ。
[確かめるよう伸ばされた手>>230を、包むように握って微笑んだ。**]
(420) jinro_coqua 2022/09/23(Fri) 00時半頃
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― どこかのタイミングでの話 ―
[諸々がひと段落した頃。 メッセージアプリを開いた。]
む。
[いつの間にか相良との個別窓が出来ている。 未読の表示はなかったように思うが、誤タップで開いただろうか。 不思議に思いながら窓を開いてみる。]
(421) sunao 2022/09/23(Fri) 00時半頃
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…………。
[? 頭上に疑問符を浮かべながら首を傾げる。 開いた窓には、相良からの見覚えのないメッセージが並んでいる。>>5:86 >>5:89 それだけならまだしも、それに対して俺が返信>>5:96をしていた。 時刻を見ると丁度スマホが没収された辺りのような気がする。 それにしたって、ロック解除の番号は教えていない。 怪異はもしかしたら電子機器にも強いのだろうか、などと考えていた。]
(422) sunao 2022/09/23(Fri) 00時半頃
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ふむ…。
[兎にも角にも。 このメッセージはよろしくない。 どうにか弁解せねばと唸り、スマホに指を滑らせた。]
『↑このメッセージは何かの間違いだ😾💦 俺が打った訳じゃないんだ、信じてくれ。』
『この時間、俺はスマホを没収され監禁されていた。 ショコたんに確認してもらえばわかる。』
『あとすまんが、あまり金はない…🙀』
[シュポシュポシュポ、と連続でメッセージを送信する。 これで納得しないようならどう落とし前をつけるべきか。 うーむ、と俺は腕を組んだ。*]
(423) sunao 2022/09/23(Fri) 00時半頃
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― どこかのタイミングでの話 ― >>421>>422>>423
\supreme/
[相良は首を傾げた。 この返信がきたのは結界がとけた後。 何かの間違い、というのも理屈はわかる。
『金どのくらいない?』 『試しに金のなさについて一曲おねがい』 『ことと次第によっては信じるわ』]
(424) gekonra 2022/09/23(Fri) 01時頃
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― どこかのタイミングでの話 ― >>424
\ニャ〜ン/
[愛らしい声がメッセージの到着を告げる。 相良からの返信のようだ。]
………。
[??? 頭上に浮かぶ疑問符が増えた。 金のなさについて歌えと言われたのは生まれて初めてだった。 何をどう…いや、考えるのはよそう。 歌う事で信じてもらえるかもしれないなら、それで良い。]
(425) sunao 2022/09/23(Fri) 01時半頃
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[ふう、と息を吐き。 俺は旋律を奏でた(メッセージアプリ上で)。]
(426) sunao 2022/09/23(Fri) 01時半頃
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♪
『泣く子も黙る 鬼の残高 閻魔も涙する 哀れな数字
1 2 3 4....数える硬貨 5 6 7 8....捲る紙幣は幻
懐が満たされる事はない いつだって hungry hungry 無駄遣いは敵 物欲退散 今こそ至れ 無の境地
気が緩めば(即!)地獄行き
(Co:No Money...No No Money...)』
♪
(427) sunao 2022/09/23(Fri) 01時半頃
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[シュポ、と歌い上げたばかりの曲を送る。 何とかなってくれると良いが。 小さな頃からコツコツ積み立てている定期預金の事に触れていないのは、ここだけの秘密だ。*]
(428) sunao 2022/09/23(Fri) 01時半頃
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チトフは、No Money...No No Money...
dia 2022/09/23(Fri) 01時半頃
始末屋 ズリエルは、メモを貼った。
sunao 2022/09/23(Fri) 01時半頃
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― どこかのタイミングでの話 ― >>425>>426>>427>>428
\supreme/
[刷屋の曲が送られてきた。
───ふーん。素直に曲作る気はあるんだ。 ウソか本当かたしかめてやろうじゃねえか。 必死度度合い、自分の金銭に対する「見込み薄」みたいな諦観、その他もろもろの表現力なんかをな───……
そのような意気込み相良は4回その曲を聴き直し…… 憐れさに嗜虐心がチョイアゲになり大分満足してきた。]
(429) gekonra 2022/09/23(Fri) 01時半頃
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[『まじで金なさそうで草』 『この間献血したし じゃあ金まではとらん』 『温情だよコレ』 『化学部手伝ってる?』『そのままそれ続けて』
『あと文化祭前日呼び出そうかな』 『無理ならいいけど』]
(430) gekonra 2022/09/23(Fri) 02時頃
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サガラは、ズリエルの曲の憐れが気に入ってきたので5回目を聞き始めた。*
gekonra 2022/09/23(Fri) 02時頃
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― どこかのタイミングでの話 ― >>429 >>430
………。
[曲を送ってから、スマホは沈黙した。 もしや気に入らなかったのだろうか。 いや、単に別事でメッセージを見ていないのかもしれない。 …保険にもう一曲送るべきか?]
\ニャ〜ン/
[思考が不安に寄り始めた頃、愛らしい声がスマホから聴こえた。。 少しドキドキしながら届いたメッセージを開く。]
(431) sunao 2022/09/23(Fri) 02時頃
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ふう…。
[安堵の溜息が思わず零れた。 金の無さを綴った曲は、どうにか相良の胸に届いたようだ。 メッセージに記された代案に目を通して。]
『サンキュ、助かる😸💦』
『化学部はこれからも手伝う予定だ てか、元々俺も化学部員だしな』
『文化祭前日?何かするのか? 俺で力になれる事があるなら、呼んでくれ😼 ダッシュで行くからよ🐈💨』
[シュポシュポシュポ。 メッセージを送り終えた後、大きく伸びをした。]
(432) sunao 2022/09/23(Fri) 02時頃
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そういえば文化祭か…。
[無意識にフ、と口角が上がる。 今年は去年より忙しくなりそうだ。*]
(433) sunao 2022/09/23(Fri) 02時頃
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― どこかのタイミングでの話 ― >>431>>432>>433
\supreme/
[ああ、じゃあ、こいつを一旦確保! 相良はそう決めた。
『そーゆーことかー』 『じゃ部以外は暇だよね 肉体労働なんかあれば ずりやんにすぐ連絡していい?』 『都度手伝って貰える?結構今年大変で!』
そんなこんなで。 『ずりやんとりあいの乱〜私のために争わないで〜』も柊木・相良・刷屋の間で巻き起こったことだろう。恐らく知らんところで2曲か3曲くらいはろくでもないのが飛び交った。]
(434) gekonra 2022/09/23(Fri) 02時半頃
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『ノリいい笑 じゃあ文化祭前日に 予定かわんなかったらよぶねー』
かわいいネコちゃんの絵文字に、そう返信した。**]
(435) gekonra 2022/09/23(Fri) 02時半頃
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― 魔窟カフェ「フィオーレ」 ―
[文字通り降ってわいてきた飲料水と食料を抱えて、結界の境間際に腰を落ち着ける。チトたちからの救援物資か、という話もでたが、ショコラの狙いは二人の"失踪"だったはず。結界内の異変を察したショコたんからの差し入れという線が輝也の中ではまだ自然だった。それがせめてもの情けゆえなのか、人質としての利用価値ゆえなのかは判断がつかない。今はこの監禁生活を支障なくサバイブすることが肝心だ。]
ああ、一戦といわず、飽きるまでやろうぜ。
[刷屋の誘いにのって輝也もニヤリと笑った。(>>7:+244)喉を潤す飲料水は正直ありがたい。 NoFLをプレイすることで時間をつぶし、喉のコンディションも万全な状態にもっていける。万が一のときも、歌さえ歌えればなんとかなるものだ。]
(436) noko 2022/09/23(Fri) 03時頃
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[そうしてNoFLをプレイしてどれぐらい経っただろうか。やたらと顔のいいグッドルッキングガイで統一された性能アンバランスなデッキの使い道がようやく見えてきたころ。
不意に結界の空気が揺らぎ、霧が晴れるように視界が広がった。(>>3)いつもと変わらない、見慣れたフィオーレの店内がそこにあり。プレイマットにNoFLカードを広げて顔を見合わせる二人の様子は、傍から見れば呑気に映ったことだろう。
からからと威勢の良い笑いに振り返ると、ぐったりと力ない平太郎を連れた相良と目が合った。(>>8:51)]
……おお?クロやん?
[驚いたのは彼がここにいることではなく、その口ぶりだった。"ホントにいる!"とは、つまり"二人の失踪"と"結界"の関係を彼が知っているということだ。
ショコラのいう契約とやらはどうなったのだろう?]
(437) noko 2022/09/23(Fri) 03時頃
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[話を詳しく聞くまでもなく、てきぱきと情報を落とすだけ落とすと、相良は金庫からお金をいくらか取り出して行ってしまう。(>>8:52)(>>8:53)
その様子に時になにを思うでもなく、"なるほどね"と納得する。]
"ついで"でもありがたいね。 サンキュー、クロやん。 あと任して。
また今度、改めて借り返すから。
[フィオーレを後にする相良にひらひらと手を振っていると、話を聞いた刷屋が立ち上がり、迷うことなく平太郎のもとに向かった。(>>5)
もちろん止めるようなことはしない。相良の言う慰謝料とやらがなくとも、やはり刷屋はそうしただろう。]
(438) noko 2022/09/23(Fri) 03時頃
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[向き合う平太郎もまた、敵意や悪意を感じさせることなく、静かに刷屋の手を取った。(>>6)]
――あ〜…………
大丈夫?ふたりとも?
[重ねられた掌に隠されて肝心の光景は目の当たりにできないが、それでも下からのぞき込むと刷屋の掌から飛び出した刃の切っ先を見ることができた。(>>7)]
(――マジなんだ……)
["元気を分ける"とやらの様子を目の当たりにして、確信が深まる。逢魔が時と名乗る存在、俗にいう"怪異"、あるいはそれに類する力をもつ者は実在する。そしてこの平太郎とショコラのように、力を隠蔽して、日常に紛れ込んでいると。]
(439) noko 2022/09/23(Fri) 03時頃
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