人狼議事


88 吸血鬼の城 殲滅篇

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―― 地下聖堂 ――

[鏡を抱く女の指先がピク、と跳ねる。
トクン、と脈打つのは魂に残る魔力]


…… ドナルド ?


[呼ばれたような気がして女は顔を上げた。
高い天井を見上げる。
気のせいだったのだろうか。
女は不思議そうに首を傾げた]


メモを貼った。


修道士 ムパムピスは、メモを貼った。

2012/05/01(Tue) 00時頃


―地下聖堂―

 ん……ここ、は……?

[視界が慣れるより先に、鼻孔を覆い尽くす濃密な香り。
目を凝らせば、そこは見慣れぬ風景。]

 僕は、ん…………っ?

[背中を襲った焼けるような痛みと。
急速に冷え行く肉体。
その二つの感覚は確かにあるのだが。
その記憶と、今のこの状況とが合致せず。

きょとんとした表情のまま、のっそりと身を起こすのだった。]


メモを貼った。


[声さえ届かぬこの場所で
知っても如何しようというのだろう。
じわりと焦燥が女の心を満たしていく。

鏡を床に置き覗き込めば

其処に映るは命奪う者と奪われる者の姿]


[鏡に映る光景に気をとられ
女の居る地下聖堂に気配が一つ増えた事に気付くが遅れる。
男の声が耳に止まり
女ははっとして其方に顔を向けた]


――…どなた ?


[身を起こすその人に声を投げる]


[声が聞こえ、ビクリと身体を震わせる。
今の声は――…。
そう思うと、先ほど感じた身体の冷え以上に、ゾクリと背筋が凍るのを感じた。]

 ………………貴女は……。

[姿が見えれば、目を見開かんばかりに驚き。
僅かに声を震わせ、呟くのだった。]

 貴女は、確かに灰になった筈では……?

[嗚呼、ならばやはり自分も既に生身の人間では無くなったという事なのだろうか。
そう、心の片隅で考えながら……。]


嗚呼、あなただったのね


[騎士がラルフの命を奪ったとは知らず
なれど此処に現れた彼もまた
自分と同じで生きてはいまい、と感じ取る]


彼の方の逆鱗にでも触れてしまった ?


[吸血鬼を屠らんとした人。
その吸血鬼に温情をかけた人。
クラリッサが血を奪い損ねた、その人]


ラルフ、といったかしら


[確かめるように呟いて
問う彼に一つ頷きを返す]


悪い吸血鬼は討伐隊に退治されて灰となり
魂だけの存在となりました


[物語でも紡ぐように女はそう答えた]


 魂だけの存在、です、か……。

[クラリッサの言葉に、苦笑いを浮かべながら。
あぁ、やはり身体に覚えた感覚は、間違いでは無かったのだと…。]

 その魂と意志を交わせるという事は……。
 ………………やはり、そうなのでしょうね。

[ポツリ、呟く。]


 ふふっ、領主殿の逆鱗には、まぁ確かに触れはしたのですが。
 それ以上に、貴女に焦がれる騎士殿が、ね――…。

[くすりと笑みを零しながら、呟く。

自分と対峙した忠実なる騎士を思う。
自らの命を奪った相手ではあるが、不思議と憎めはせず。
きっと、彼は彼なりに真っ当にその勤めを果たしたのだろう――…。]


――…


[死者である自分が死した彼に掛ける言葉を探しあぐね
少しの間が空いた]


ヒュー、が……?
……そう、――そうね
あの方は、ドナルドの傍に居たのだから……


[鏡に映った光景が脳裏を過ぎれば
柳眉を寄せて軽くくちびるを噛む]


修道士 ムパムピスは、メモを貼った。

2012/05/01(Tue) 01時頃


 ――――――――っ……。

[友人の名を聞けば、一瞬息を飲む。
そうして、ゆっくりと重苦しく息を吐き。]

 …………皆は、どうなるのでしょうか…。

[せめて、仲間達には無事に城を脱出して貰いたいのだが。
よもや友人の身に牙が迫ったなどとは知る由もなく。
ただひたすらに、その身を案ずるのだった。**]


[騎士が無事ならば嬉しい。
けれど騎士が手に掛けた者が目の前にいれば複雑で]


私の時のように
また、情けをかけてこんなことになったの?


[対峙した時にみせた彼の甘さを思い
困ったような表情で首を傾げる。
騎士の力量は充分に承知していたけれど
女の懐に入り込んだラルフの力の一片を知るから]


[問うような言葉に女は瞬きをして]


――…こうなってしまっては
どちらかが倒れるまで終わらない

禍根を残すような真似
彼の方ならばなさらぬでしょうし……


[止める手立てを失った女は
案ずるラルフに自分の考えを伝える]


[女は鏡に触れる。
其処にはヒューとラルフだったものが映りこむ]


私が……
貴方に人を殺させてしまったのね

貴方にも暇を出すべきだった
そうすれば……
貴方を巻き込まずに済んだのに


[犬の残した言葉
女は怪訝そうな表情を浮かべて]


――…ヒューに何を ……、……


[不安げな呟きを漏らした]


【人】 修道士 ムパムピス

―2階客室―

…扉を開けた直後…誰かの声が聞こえた気がしました。
[記憶を手繰り寄せる。確かにあの時>>95…自分とドナルド以外の声がした。そして…]

私の位置からは確認できなかったのですが…ドナルド様が…そうだ…ラルフ様。
ラルフ様の名前を呼ばれました。
すぐに、部屋に封がされ、その後はわからなくなってしまったのですが…


……何故、ジェフリー様が謝罪されるのですか?
[謝罪には目を丸くして首を傾げた。]

ドナルド様は捕縛され、私単体の能力では、あの吸血鬼に止めを刺すことも困難。
あの状況下で私に止めを刺さない理由がなかった。

[気まぐれ、面白いから、ドナルドを拉致できたから…理由はいくらでもあるのだが、ムパムピス自体は聖敵は殲滅するものとの教えを受けていた為、想像には至らなかった。]

(23) 2012/05/01(Tue) 01時半頃

【人】 修道士 ムパムピス

……ジェフリー様に来て頂けたので、吸血鬼が引いたのだと思います。
だから、私は貴方に感謝はすれども、謝罪をされる覚えはありません。

…異端の魔物を殲滅させるも、礎となり殉教するのも…どちらも同等に尊い事だとは教わっているのですが、いざとなると…まだ、殉教して御許に還る覚悟はできていなかったようです。

未熟者でお恥ずかしい限りですが。

(24) 2012/05/01(Tue) 01時半頃

【人】 修道士 ムパムピス

ドナルド様は……………
――はい。わかっています。
吸血鬼に拉致された人間の末路は……
[両手を握りしめ、視線を床に向ける。]

敵が誰であるか、情で目を曇らせ、間違えないように致します。
[顔を上げ、ジェフリーの目を見て真っ直ぐに言い切った。]


ありがとうございます。
もう少し強い能力でお手伝いが出来ればよかったのですが…
>>11 ジェフリーの感謝の言葉に、少し照れたように頭をかき、立ち上がる様子を見て自らも杖を取り直す。]

同行させて頂きます。
状況がわかりませんし…吸血鬼でないと判断できるジェフリー様の傍でお手伝いさせて頂くのが、私としても一番安全かと思いますので。

(25) 2012/05/01(Tue) 01時半頃

【人】 修道士 ムパムピス

― 宴会場 ―

[ジェフリーの後から、杖を持ち歩く。
再び闇の塊が出現することもなく無事に部屋を出られたことに小さく安堵の溜息。]

炎の痕……魔物か…エリアス様の術の可能性も考えられますね。
ラルフ様は…移動、されたのでしょうか。

(26) 2012/05/01(Tue) 01時半頃

[女はヘクターを捜し鏡を操る。
場面は物見塔の屋上へと切り替わり
ヘクターとドナルドの二人が見えるようになる]


――…ッ


[ドナルドの身に起こるのは
女が以前体験したのと同じに見える。
人間であった者が人間でなくなるあの瞬間。
儀式めいたその行為に女は言葉を失う]


【人】 修道士 ムパムピス

―二階・宴会場―

轟音…今は聞こえませんが、戦いが起こったのでしょうか?
[部屋の乱れからして、それに準じる何かが起こったことは想像し易い]

どちらにしても、このまま城に留まっているのも危険です。
様子を見て…安全そうなら撤退しましょう。

ジェフリー様は手練れの方ですが、補助には同等の高位聖職者の助けが必要だと思います。援護を頼んだ方が、他の方の……最終生存率も上がるかと。
[ドナルド以外が全員無事であるとの確証もなく、自分たちが撤退すると一時見捨てることにもなるのも承知の上で、あえて最終、と付け加える。]

(29) 2012/05/01(Tue) 01時半頃

ドナルド ……!


[鏡の向こうに呼びかける。
呼びかけて、呼びかけて
届かぬ事がもどかしくて]


  “ My Lord ”

如何して、『彼』だったのです……


[消え入りそうなか細い声が問う]


【人】 修道士 ムパムピス

―二階・宴会場―

……ヘクター・ロックウェル…
最強の吸血鬼…

[ジェフリーの師匠の情報>>2:133>>2:144 初めて聞くその話は、吸血鬼の強大な力を目の当たりにし、非常に納得できる内容だった。改めて、自分が生き残った事が幸運の賜物であったと自覚する。]

確かに、あの魔物が城主になったなら、アヴァロン伯のようにはいかないでしょうね…

……。
>>32ぽつりと声が聞こえ、小さく首を振る。]

はい。参りましょう。一階へ。
[改めて杖を抱え、ジェフリーについて階段を下りていった。**]

(34) 2012/05/01(Tue) 02時頃

修道士 ムパムピスは、メモを貼った。

2012/05/01(Tue) 02時頃


[ヘクターの力は理解している。
此度の討伐隊に屠られる事はない、と。
討伐隊は死すか新たな生を受けるかの二択。
避けられぬと知りながら別の未来を願っていたが]


ドナルドも同じ……
人でない者に――…

吸血鬼になってしまったのね


[深紅の双眸が泣き出しそうな潤みを湛えた**]


―― 地下聖堂 ――

[かなしい、と
人として残る心がそう訴える。
死して傷も痛みも消えたはずであるのに
彼の杭に貫かれた箇所が酷く痛む]


ドナルド


[指先が鏡に映るドナルドへと触れるが
伝うは鏡の冷たさのみ。

ふ、と。
彼と共に行動していたのを思い出し
死者となったラルフへと眼差しを注いだ**]


メモを貼った。


 別に情けをかけた訳では無いのですが……。

[クラリッサの言葉に、苦笑いを浮かべつつ。
続く言葉には、僅かに表情を翳らせる。]

 どうしてこのような……。
 皆はどうなってしまうのでしょうか……?

[じっと、アヴァロン伯を見つめるのだった。]


[鏡に自らと騎士の姿が映れば、軽く目を見張る。
そうして、次に映し出されたシーンを見れば、声を失う。]

 ドナルド…………。

[クラリッサの言葉を聞いても、信じられないと言うように、力なく頭を振る。]

 嘘だ。
 ドナルドが、吸血鬼にだなんて……。

[かつて共に戦った仲間の、愛嬌ある笑顔が思い起こされ。
鏡に映る姿とそれが重なれば……記憶の笑顔が、ぼんやりと霞んだ気がした。]


情けでないなら
如何してあの時……
私に優しい言葉を掛けたの……?


[一緒に、行きましょう、と。
微かな笑み浮かべて紡がれた其れ
情けでないなら何であったのかと不思議に思い尋ねる]


――…其れは


[どうしてこのようなことになったか。
女には其れがぼんやりと分かっていたが
自分の死が引き金になったと思えば一瞬間が空き]


領主さまが目覚めたのは
私があの方から頂いた血が流れたから――…
あるべき場所に血が還っていったからだと思う

残された彼らは……
あの方に血を与えられ闇の眷属となるか
殺されて私たちのようになるか
その何れかだと……


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