人狼議事


179 仮想現実人狼―Avalon―

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視点:


【人】 靴磨き トニー

―宿・サイモンの部屋―

[睡眠を取った後、喉が渇き、水飲み場へ行った帰り、
サイモンの部屋を通り掛かると、何故か扉が薄く開いていた]

 ……あれ。前は、閉まってたのに……。

[嫌な予感を覚えながらも、吸い寄せられる様にそこへと近づく。
頭の奥底で、警報が鳴っている。
  ――『見るな』――
そう無音の声がするが、少年の躰は止まらず、
扉を大きく開き、中を覗き込んだ]

 ……―――うわあああああああああ!

[それは凄惨たる光景だった。
寝台や壁に飛び散る血、臓物を剥き出し横たわる男の死骸。
血と死の香りが立ち込める――悪夢の間。
少年は絶叫し、腰を抜かして床に座り込んだ]

(1) 2014/06/03(Tue) 00時頃

靴磨き トニーは、メモを貼った。

2014/06/03(Tue) 00時半頃


靴磨き トニーは、メモを貼った。

2014/06/03(Tue) 18時半頃


トニーは、ワンダに話の続きを促した。

2014/06/03(Tue) 18時半頃


【人】 靴磨き トニー

―サイモンの部屋―

[生前の原型を留めない、酷い骸に、少年は腰を抜かす。
驚愕と恐怖で、叫んだ後は声が出ず、ガタガタと震えていた。
『見てはいけない』――そう解っているのに、視線が縫い付けられた様に其処から動かない]

 ……サイ、モ……にーちゃ……!

[どの位の時が経ったのか、誰かの声>>37がした。
細い背に視界を遮られるが、網膜に焼き付いた光景は消えず、
暫くは茫然自失としている。
続いて現れたリンダ、シロガネ、チアキやクシャミらの姿も認識出来ず。
温かい声音>>49に漸く、僅かにも我を取り戻し]

 ワ、ンダ……?

[凄まじい緊張から解かれ、急に安堵に襲われて、
優しい申し出の意味も解せぬ内に、ふ、と意識が遠のく。
強いショックから少年は気を失い、後はワンダに運ばれ広間へと移る]

(136) 2014/06/03(Tue) 20時半頃

【人】 靴磨き トニー

―広間―

[優しい波の様に、身体が揺れる。
柔らかい羽の様に、心が安らぐ。
自分の名を呼ぶ声が聴こえて、少年は眼を覚ました。
場所は、広間のソファ。
大丈夫か、と案じてくれる声がした。
ワンダだ>>73]

 ……ワンダ…、……う、ん……。

[未だ夢現の面持ちで応えるが、心の何処かに脅えが残り、
報告をしに行く、と彼女が離れ掛かると、反射的にその服の裾を掴んでしまう。
行かないで――そう、言い掛け。ハタと我を取り戻し]

 あ、……御免。 うん、俺は、……大丈夫、

[掠れた声で言い、手を離した。
指の震えが止まらず、ぎゅっと掌を握り込んで待つ]

(142) 2014/06/03(Tue) 21時頃

【人】 靴磨き トニー

[やがて戻ったワンダ>>76から、温かい珈琲を貰う。
カップを両手で包み込むと、熱がじんわりと掌に染み込んだ。
立ち上る湯気、『冷まして』と言われ、息を吹き掛けようとするが、
温かくて、優しくて、まるでそれは人の温もりそのものの様で、
不意に、涙が――零れる]

  ……サイモンにーちゃん、は、
  俺の友達だったんだ、……。
  あんなに、なって……痛かった、かな……。

[暫くは頬に流れる雫を止められず、静かに泣いているが。
彼女の手が頭を撫でてくれると、次第に衝撃と悲しみからも浮上し、小さく鼻を啜って、珈琲に口を付けた]

  ……あり、がと。ワンダ。 凄く美味しいよ。
  俺、しっかりしなきゃな。
  御姫様守る、ナイトになんかなれないよな。

[髪に触れた手は、震えを帯びていた。
怖いのは、ショックだったのは、自分だけではないのだ。
そんな当たり前の事に今更気付き、ワンダを見上げると、泣き濡れた頬を無理にも笑ませた]

(144) 2014/06/03(Tue) 21時頃

【人】 靴磨き トニー

―広間→食堂―

[珈琲を飲み、人心地付くと、
泣いた気恥ずかしさもあって、気分転換にと一度広間を出る。
まだ話し合いは始まる前だろうか。
空腹感を覚えた訳ではないが、足元がフラつくので、
寝る前に言った通り、何か腹に入れておこうと。
食堂につくと、黙々と食するシロガネ>>141の姿があった]

 シロガねーちゃん……?
 
 へへ、俺も食べに来ちゃった。
 何か、あるかな?

[昨日よりは元気のない足取りで歩み寄ると、
よいしょ、と椅子に座って]

(147) 2014/06/03(Tue) 21時頃

【人】 靴磨き トニー

―食堂―

[暫く茫然自失としていた少年は、シロガネらの話しはまだ耳に届いていない。
食事を終え一息ついたら、録音内容――
其々の占い結果と処刑対象について確認しただろう*]

(149) 2014/06/03(Tue) 21時頃

靴磨き トニーは、メモを貼った。

2014/06/03(Tue) 21時半頃


【人】 靴磨き トニー

―食堂―

[食堂には、シロガネ>>156と少年、二人の姿がある。
少年は椅子に座り、シロガネの美しい顔を見詰めた。
白い素肌、何もかもを見透かす様な、漆黒の眸。
深い憂いと慈愛を讃えた、其れは――少年の夢に出る、
悲しき井戸の如き、深い闇の色]

 ……フィレ肉?
 ありがと、シロガねーちゃん。

 おいしそ、う、だね……。

[卓向かいの彼女に笑い掛ける、少年の顔は何処か歪かもしれない。
唇が震え、否、全身が震えて、上手く笑えない。
温かな湯気を立ち昇らせる、変わり果てた兎の肉。
滴る血の様な、濃厚なソース――それはまるで、数時間前に見た
 サ イ モ ン の  よ う な ]

(169) 2014/06/03(Tue) 22時頃

【人】 靴磨き トニー

―食堂―
 ……うん、……。

[シロガネが卓を回り込む。
いつもの彼女と異なり、やけに言葉少なに。
足取りも潜むように、音を殺している。
 ――それは、あの時の自分と同じ―― ]

 ねぇ、シロガねーちゃん、
 俺ね、昔……犬を殺した事があるんだ。

 学校の傍に居た、野良犬。
 その時、俺、いじめられてて、
 ……その犬、殺さなきゃ、お前を殺すって言われてさ。

[他愛もない昔話をするように話しながら、
少年はナイフを手取り、兎の肉に刺し込んだ。
サク、と音もなくそれは切れる。
口に運ぶ気は――しなかった。
彼女の影が、少年に覆い被さる]

(176) 2014/06/03(Tue) 22時半頃

トニーは、マユミに話の続きを促した。

2014/06/03(Tue) 22時半頃


【人】 靴磨き トニー

―食堂―

[暖色系の照明に照らされ、シロガネの影が落ちる。
少年は振り返らない。
切り開いた兎の肉を、ただじっと見つめて]

 ……怖かった。
 戦えなかった。
 どうすれば良いか、解らなくて。

 俺は、その犬を殺して、井戸に捨てたよ。
 毎日、毎日……餌、あげてたのに。

[純粋無垢な、あの眸を思い出す。
井戸へと手放した後、残った温もりを思い出す。
あの時――恐らく少年は自分をも捨てたのだろう。
学校にも行かず、部屋に閉じ籠り、死んだように生きて来た。
この、仮想現実で]

(188) 2014/06/03(Tue) 22時半頃

【人】 靴磨き トニー


 ……ねーちゃん、御免ね。
 俺、この肉……食べれないんだ。

 もう、……。

[振り返れば、歯向かえば、彼女を殺せたかもしれない。
だが、少年は奥歯を噛み、何かを堪える様にして、
瞼を――閉ざした]

(189) 2014/06/03(Tue) 22時半頃

【人】 靴磨き トニー

[シロガネの短剣が、少年の頸を貫く。
未成熟な頸動脈が斬り割かれ、勢い良く鮮血が飛び出した。
身体が急激に熱くなり、息が、詰まる―――]

 ………―――ッ……!

[抗いたくなる衝動を、必死に堪えた。
想像を絶する痛みに身悶え、椅子から転がり落ちる。
断末魔の叫びを上げる事も叶わず、ぜえぜえと息を吐くと、
小さな唇から大量の血が溢れ出し、白い床を染め上げていく]

 ……、…ン、……。

[生まれて初めて味わう、壮絶な苦しみ。
死の恐怖に脅え、叫びたいのに声も出ない。
血に濡れた唇が震え、音もなく誰かの――名を紡ぐ。

そして――少年は小さく身体を丸め、血溜まりの中で
*絶命した*]

(202) 2014/06/03(Tue) 23時頃

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