人狼議事


181 巫蠱ノ匣

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メモを貼った。


――三階・書斎――

 ……ぁ、れ?

[呼吸ができなくなって意識が消えて、ほどなくして
 5gの魂――ゆらりと起き上がれば
 自分の屍体が目に映る。]

 ひっ、あ、え?!
 なにこれ、……。

[咄嗟に視線を向けた先は、そばで息絶えているであろう
 "おじさん"、の姿。]


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


 おじさんに、最後……やられちゃった、か。

[注射器に、微苦笑を浮かべ
 その足――を見てから]

 履いてない。

[一言。
 はっとして、幽霊になったのであろう自分の身体を見下ろし]

 履いてない。

[二回言った。]


― 3階・書斎 ―

………んーぁ???

[気がつけば男の体は浮遊していた。
 不思議な感覚に首をこきりとひとつ鳴らしてから俯瞰する。

 転がっている三つの死体。

 一つは、犯り殺したアイリ。
 一つは、ただただ殺したかった……確か、マドカと言ってたか?

 そして、最期の一つは。
 不似合いな程鮮やかな緋色に沈んだ己。]


ちぇ……つまんね。
死んじまったらもう犯り殺せねぇじゃねぇか。

[右手でわしゃわしゃと頭を掻いた。

 男にとっては大問題。
 首を締め続けて、死ぬ間際の、あの中の締まり具合が最高だったのに。
 味わえたのは結局たったの一回きり。]


[ぶつくさ呟いておれば、先ほどまで聞いていたその声。
 顔を向ければ、よほどショックなのか、2度も呟くマドカがいた。]

……ざまぁ。

[にやり、口角釣り上げた。]


[さて、ここにはもう、男にとって興味の対象外である遺体しかない。

 ならば。
 生あるモノのいる場所へ向かうのみ。

 あの、協定を結んだ二人は。
 そして、まだその名がアナウンスされていない来栖とやらはどこにいるだろうか?

 男はマドカに背を向けて、やがては、す、と扉を*すり抜けていく。*]


 ……

[頭を掻く男をじーっと見て]

 死んでも犯り殺せるのかな?

[そもそもこういう状態で
 ヤれたり死んだりするのかな?と首を傾げた。
 試しに落ちている銃に手を伸ばしたが
 すっ、とすり抜けてしまった。]


[一言残していく男に]

 誰のせいだと思ってんだばかやろー!!

[背に投げた言葉は、先ほどの殺意も怒りもなくて。
 不思議と穏やかな気持ちで、男の背を見送ることが出来た。]


[それは、扉を擦りぬける少し前。]

んーぁ?

なんなら……アンタで試してやろうか?

[下卑た顔で一瞬嗤うも。]

まー、でもきっと無理じゃね?
こんな身体でも、生きて……いや違う。
死んでんだっけか、ややこいな。
行きかえりでもしない限り、これ以上死ぬってのは無理だろ。

生きてるヤツを犯り殺せるってんなら話は別だが……。

[す、と本棚へと手を伸ばすも、何も掴めない。]

あー……やっぱ触れねぇな。


[くるり、背を向け、出る間際、投げつけられる怒鳴り声は。
 生きてる間に聞いた怒鳴り声とは違ったモノに聞こえて。
 男は首を逸らしてマドカを見やる。]

……は、お互い様さ。
ま、アンタはアイリと思う存分乳繰り合っとけ。
どうせ、あの子もどっかにいるだろ。

[そうして、ひらりと後ろ手を*振って出て行った。*]


 ふーん……

[その気あるの?と首を傾ぎつつも
 自分も書斎にとどまっているより
 同じような状態になっているだろう彩里を探したい。]

 ちょっとシツレイ。

[男を追いかけて、ぽん、と背に手を伸ばした。]

 あ、触れた。
 死んでる人同士ならオッケーなわけかな。

[興味深げにぺたぺた背を触る]


メモを貼った。


 うん。
 邪魔しないでね!
 3Pなんてやだからね!

[欲望のままに女の子を――いやいや。
 勿論彩里の気持ちを尊重しなければ。]

 またね。

[彼とは、あんなに憎みあったはずなのに
 ふっと力が抜けて、立ち去った静寂の中小さく笑った。]


[男が立ち去って少し経ってから
 書斎の扉を開けようとしたが、手がすり抜けるのに気づき
 すぅ、とすり抜けた先。

 そこに蹲る彩里の―――姿]


――3F・書斎前廊下――

 あ、あ、……

[咄嗟に赤くなって、ジャージの上を引っ張って局部を隠す。
 裾足らずだけれど、少し大きいジャージでよかった。]

 ……彩里。
 お互い様だけどさ。
 約束、守れなくてごめん。

[そ、と手を、差し伸べる。
 叶うなら、その身体を、抱きしめたくて仕方なかった**]


メモを貼った。


……おねー、ちゃん。

[私を殺した男に続いて姿を表した円香に目を見開いた。
すぅ、とドアを通り抜ける姿を見て、彼女もまた私と同じ存在になったことを知る。
恐らく私の復讐のせいで死なせてしまった悲しさと、またこうやって話せた嬉しさ。色々な感情がない交ぜになって込み上げた。]

ごめ、ごめんなさいおねーちゃん…!

[差し伸べられた手に、思わず涙腺が緩む。
涙を拭うこともせず、彼女の体に抱きついた**]


[追いかけてきて背中を触る手は、確かに存在が感じられるもの。]
[ちらり、もう一度背後のマドカに視線を投げて。]

ふーん、死んだモン同士なら物理的にヤレる?

[物理的って言い方でいいのか?
 なんて思いつつ、真顔で考え込む。]

ま、万が一気が変わったら相手してやんよ。

[またね、なんて言葉、いつ以来に聞いたか。
 そんなことをぼんやり考えながら、扉を抜けた先、蹲る存在>4:+12に気づけば。
 邪魔者は早急に去るのみとばかり、納戸に続く*階段へと*。]

→ 2階 ―


―2階広間―

[争う男らと、死んだ自分と、仮想の女。
そんな中、再びアナウンスが始まる。
画面んの中の女がどこかソワソワしながら、撃ち合う男らを見ているのに気付き、思う。]

(あのスクリーンに一発ぶっ放してくれねーかな)

[そんなことになれば、"ペナルティ"とやらが待っているのかもしれないが。
そして、読み上げられた名に、注意を取られて。]

あの子も死んだのか。

[イイムラマドカって、時折コンビニで見た、さっき女に縋り付いていた、ケーキバイキングで会った、あの子だよなあと。
もう一人の男の名は、熱心に近所付き合いをしちゃあいない…には覚えがなかったが、
仇討ちはなされたのかなと、薄ら興味が湧いた。]


[――と、武器を持ち替えた男に、舌打ち。]

しっかりやれよなァ。

[…が見たいのは、ただ、自らを殺した者たちが凄惨に死ぬ姿。
そして最終的には、相討ちでもなんでもして、全員死んでしまえば良いのだ。]


[おねーちゃんと呼ぶ声も、酷く懐かしい気がして
 表情と涙腺が緩む。
 ぎゅ、と彩里の身体を抱きしめて
 あやすように背を撫ぜた。]

 いいんだよ。
 謝るのは私の方。
 彩里はちっとも悪くない。

 ずっとさ、自己満足なんじゃないかって
 彩里はこんな私見たくなかったんじゃないかって
 怖かったん、だ。

[汚れた自分を自己正当化したいとは思わないし
 彩里に嫌われても仕方ないことを沢山した。
 それでも――それでもずっとずっと変わらない想い。]

 私ね。彩里のことが大好き。
 妹みたいだからとか、そんなんじゃなくて、さ。その。
 ……命を捧げたいって思うくらい、大好きなんだよ。


[あやす様に背を撫でられ、呼吸が嗚咽混じりになる。
ぎゅう、と背中に回した手の力を少し強めた。]

…妹みたい、とか、じゃなくて?
命捧げたい、くらい?

[続けられた円香の言葉に首を傾げる。
妹として好きでないのなら、どういう意味なのだろうか。
命捧げたいくらい、は恐らく有言実行されてしまっているので、本気なのは伝わったが。
彼女は親友として好きだと言いたいのだろうか?と勘違いしたまま言葉を待った**]


 ……ん

[優しく彩里の背中を撫で続けていたが
 問いかけには、くすっと笑った。]

 ごめん、私、自制利かなくてさ。

[抱く腕を緩めて顔を合わせると、どきどきする。
 涙に濡れた瞳も、白い肌も、きっと染めたんだろうなってわかる茶髪も、全部、自分を、魅了してやまない。]

 ……す、き

[掠れた声で囁きながら、その唇を奪おうと、顔を近づけた。]


メモを貼った。


[不意に顔を合わされ、ぱちくりと大きく瞬く。
彼女の顔は、普段の"おねーちゃん"と少し違った雰囲気を醸し出していて。]

………ん、むっ!?

[その雰囲気に気を取られていると、唇に柔らかい感触。
かあっと顔が紅くなった。]

え、な、

[思わず顔を離すが、動揺からか口から零れた音は言葉に成らず**]


[触れた唇。
 すぐに離して、紅くなった彩里を見ていると
 自分も頬に朱が差した。
 それは羞恥もあったけれど、少しの気まずさも孕んで。]

 ごめんね、気持ち悪いよね。
 ……私、こういう女なんだ。

 彩里をそういう目で見ちゃうんだ――

[ごめん。ともう一度呟き落として、そっと身体を離す。
 私の馬鹿。
 死んでまでこんな告白、しなくてもよかったのに、と
 目を逸らしてくしゃりと頭を掻いた]


[階段を下りていて、ふと気づく。
 そもそも、今の歩いている状態というのは錯覚ではないだろうか?
 先の扉をすり抜けたみたいに、床だってすり抜けられるのではないだろうか?と。


 男は、すと、身体を落としていく。
 床は障害物には足らず、するりすり抜けて……。]


→ 1階リビング ―


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