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[ 暗い世界の中で、何だかふんわりと浮く感覚。
あーれえ? ええっと……
( 思い出すのは悪夢と 「その前」 )
殴り込み行って、 (多分) 撃たれて………
そんでケツに尻尾が生えて…………………… あー… 。]
なーんかさ、この悪夢の見っぷりだと
楽にゃー死ねてねーんだろーなあ。
白い病室で管繋がれて、
心拍数と血圧計だけがそばにあって?
( やーだねえ )
………………泣くかな。
……………………………………泣かねーよな。
……怒る、かなあ。 ………怒りそう……。
……カネシロは、ちゃーんとけーれたかな。
(アイツの事だ、でーじょーぶだろーけど)
はは、俺、カシラとゴローの心配はしてねーでやんの。
……いらんか。 いらねーよな。
[ 真っ暗闇の なーんもねえ虚空の中
「地獄にゃまだつかねーのかなあ」 なんて
能天気に ぼやく声が響いた。]
【人】 会計士 ディーン[崩れ落ちる様に帽子屋の隣に横たわって、深く深く息を吐く。 (4) 2015/06/24(Wed) 09時頃 |
【人】 会計士 ディーン[相手はもう、人ではなく物なのだと。 (5) 2015/06/24(Wed) 09時頃 |
【人】 会計士 ディーン["向こう"に逝った帽子屋が、お茶会を開ける様に、なんて。 (6) 2015/06/24(Wed) 09時頃 |
【人】 会計士 ディーン[向かった先は何処だったか。 (15) 2015/06/24(Wed) 12時半頃 |
【人】 会計士 ディーン[こういう移動時に、扉が使えたら便利なのだけれど。 (16) 2015/06/24(Wed) 12時半頃 |
【人】 会計士 ディーン[ふらふらと歩いていれば、見付けた一つの扉に目が奪われる。 (17) 2015/06/24(Wed) 12時半頃 |
【人】 会計士 ディーン[服を着替え、着ていた物はそこらに放る。 (18) 2015/06/24(Wed) 12時半頃 |
【人】 会計士 ディーン[辺りを見回したのなら、まず見えてきたのは大きな異形の姿>>0。 (19) 2015/06/24(Wed) 12時半頃 |
【人】 会計士 ディーン[扉から出れば、目の前に見える男>>39に目を細める。 (47) 2015/06/24(Wed) 17時頃 |
【人】 会計士 ディーン
(48) 2015/06/24(Wed) 17時頃 |
【人】 会計士 ディーン そうそう! (49) 2015/06/24(Wed) 17時頃 |
【人】 会計士 ディーン
(61) 2015/06/24(Wed) 21時頃 |
【人】 会計士 ディーン
(62) 2015/06/24(Wed) 21時頃 |
【人】 会計士 ディーン[ポケットへ仕舞われる招待状>>52を見ながら、あっさり受け取られたそれに息を吐く。 (63) 2015/06/24(Wed) 21時頃 |
【人】 会計士 ディーン
(64) 2015/06/24(Wed) 21時頃 |
[ ふわん! 身体全部が持ち上がるような感覚。
(なんだよ、また落ちてたってーの?)
1度目も2度目もそりゃーひでー落ちっぷりで
ケツが4つに割れたんじゃねーかと思った位なのに]
今度のはひどくやさしーな……
なに、地獄にゃセーフティネットでも張ってあんの。
[ぽすっと小さな音を立て、不本意な毛玉が付いたままの尻は
三つ葉のクローバーのベッドに不時着する。
きょろ、きょろと見回してみても
いまのところ、だーれの姿もみえやしねえ。
ぽっかりあいたカルデラのようなオアシスは
差し込む光がつくるカーテンでくるまれていて
見上げた空は、少なくとも 地獄じゃーなさそうだった。]
もー、なんなんだ………
まさか死んだらずーっとこんな
ワケのわかんねー事が続くのか?
(うわぁ、確かに そいつぁ地獄だ)
[僕はふるっとひとつ、身を震わせて
ぴるっとひとつ、耳が踊って
地面を埋め尽くす三つ葉を毟る。
指に挟んで(片目を閉じて)光にかざして、くーるくる。
「 こーすりゃ 全部四つ葉になる 」
子供すら、騙せないよな都合の良い御伽噺は
それに気付いた僕だけの秘密。 ]
……ん?なんだ?
[――在りやしない4枚目の葉の向こうに見えたものは。]
なんだぁ? こいつは…………。
[さっき見回した時にゃー あったか無かったか。
数人は座れそうなテーブルに、
見覚えのある模様の付いたカードがひとつ
僕は訝しげにそれをつまみあげて 表、裏。
なんにもねーなあ、と元に戻して]
ご歓談、ってー なぁ。 だーれもいねーし
それに閉幕って… もー終わっただろ、「俺」は。
[トゥイードルダムとトゥイードルディーの家指す矢印は
おんなしほーを向いてたはずだが
こいつはそれとは違うらしい。
ハンドメイド感満載の木の看板にゃ
右は『観客席』 左は『舞台上』
指し示すさきにゃあ 薄っすら伸びる 獣道。]
―悪夢の終わり→悪夢の場外―
やれやれ、もう退場とは早いな
[ふと目を覚ませば小さなテーブルと2つの通路。テーブルの上には自分の好きなミルクティーまで置いてあって
ふむ、と少し考えるも馬鹿らしくなってそこに座ってはミルクティーを一口]
おや、これは美味しい。気が利くじゃないか
それにしても全く残念だ。いや、残念じゃないのかもしれないな
[自分が死んでしまった事。それによって二度と目が覚めない事になったとしても、思ったよりも危機感が無いのは何故だろうか
きっとそれは、自分の中で答えが出ていて]
ずっと、ずっと昔から俺は死にたかったんだな
それを変えてくれたのが、彼女だっただけで――
[ずっと昔に見た夢。それは近所に住むみんなが同時に、そして共有した夢
何かに追われて、夢に逃げたくて。現実から逃れた先で出会った仲間。そんな中の一人に恋をして、結婚して。自分が変われたなんて自惚れていただけで]
ミケには怒られてしまうな。いや、悲しむだろうか
それでも彼女の腕の中で死ねるなら本望さ
[ミルクティーを一口飲んで、そっと目を瞑る。瞼の裏には妻の笑顔と、自分のせいで死した友人の顔
彼に会うことになったとしたら、彼は自分を恨むだろうか。妬むだろうか。会ってみなければわからないけれど、これから会うとなると少し怖いなんて思ってしまう]
ナイトメア、素敵な劇に招待してくれてありがとう
キミへの招待状は…すまない、血で汚してしまった
[また書き直せば良い。なんて思っては居るけれど、折角会った彼女に招待状を渡す約束をしたのに渡せなくなるなんて。少し悲しい気持ちになってしまう
それから二口、三口とミルクティーを飲めばネガティブな気持ちは落ち着いたようで、変わって妻の惚気話を始める
そこに三月兎が居なくても、悪魔やナイトメアが居なくても。一人で狂ったように話し続けるだろう]
嗚呼、初めて出会ったのは夢の中だったよ
最初は男性でね。夢の中で彼女は…否、彼は男として生まれたかったらしいんだ
[ポツリポツリと語り始めて。それから夢の中で出会って初めてデートした事。そこから悪夢に落ちて二人の秘密を共有した事
夢から醒めて、記憶があって、病院で出会ってから付き合って結婚するまで
長い長い話を続けてから、今寝る時の話まで]
それから普通に過ごして、ベッドに入ったら今居る
…不思議なものだ。人生で二度もこんな夢を体験する事になるなんて
[一体どれくらい話したのだろうか。少なくとも1時間や2時間で語れる人生は送っていないはずだが
いつの間にかカップに入っていたミルクティーは空になっていて、それからどうしようか迷う]
参加者について回るのも良い
けれど、俺は誰か会いたい人が居るわけでもないんだ
[それならば、いっそ観客席で見ていくのも良いだろう
そちらの方がきっと楽しいし、ナイトメアがどんな気持ちでこの劇を見ているのか共有出来るかもしれない]
ふむ、それも一興
ここを楽しまなければ。ここは“そういう世界なのだから”
[昔彼女に言われた言葉を繰り返して
ここにナイトメアが居ないのならば観客席に行けば会えるだろうか。そんな淡い期待と共に右手の通路へと進んでいく**]
…………ホージ茶…………。
[ ふわん ふわん しろい靄、香ばしいかおり。
湯気のむこーに 見慣れたひっくい卓袱台と
ぺったんこの座布団と 擦り切れかけてる畳と
僕が飲みっぱなしにした空のピール缶が見えて、
それに苦言をこぼす あのひとの声が ]
―――っ…………。
[ 倒れた湯のみが中身をぶちまけるように
記憶が、 おもいでが テーブルの上に広がる。
そんな日は もー暫く来ねーんだと思った時にゃ
あったけー湯呑みを両手で包んで
折角の茶に塩味を混ぜ込むよーに 泣いていた。]
おや…。他にも誰か、居たのかな
[三月兎が居たのを確認したのならば、きっと昔のようだなんて笑ってしまうだろう
“死神のサイラス”
なんて呼ばれていたのを思い出して]
深く関わった者は、長くは居られない
ナイトメアは知っていたのか否か……
[それが偶然だったとしても面白い偶然だ
この世界に来て、悪夢に落ちてから初めて出会って最初に招待状を渡した“深い関わり”を持つ彼が悪夢の外に追いやられたのならば
きっとそれは、この異名のせいなのかもしれないのだから**]
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