人狼議事


181 巫蠱ノ匣

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メモを貼った。


[随分と幸せそうな顔だ。
 しばらくはぼんやり眺めていたけども。

 ―――ああ、ここにあるのはもう死体のみ。

 くるり、背を向け。

 残る生者はさて何処?

 しばし後、上階で響いた銃声を聞きつければ、ただ一直線に向かおうと。]


メモを貼った。


メモを貼った。


[ふと気が付くと目の前に駒江と男がいた。
まるで睦み合う恋人同士のようで。
しかし赤く染まった身体に首筋に喰い込む歯。
甘さを孕みながらも悍ましい光景がそこにはあった]

…ソイツは喰って俺は不味そうってか、なんでだよ。

[別に喰われたいわけではないが。
なんとなく拒否されるというのは気に食わないものがあって。
拗ねたように唇を尖らせる様はまるで子供のようだ。]


[暫くぼんやりと二人の様子を眺め。
幽霊になると時間も間延びするのだろうか、感覚がよく分からなくなる。
ほんの数分だったか、数時間だったか。

やがて無機質なアナウンスが流れた

そのうちこの二人も自分と同じように朧となって現れるのだろうか。
約束したのに、あっさりと死んでしまったから。
だからなんとなく会うのは嫌で。
その気持ちのせいだろうか、ゆらりゆらりと身体は揺らめいて。
ふっとその場から姿を消した*]


[謝罪の言葉と共に体を離され
心の距離まで空いたような気分になる。
それがとても寂しくて、悲しかった。]

…気持ち悪くなんてないのです!
その、私は円香おねーちゃんのこと、
そういう目で見てなかったですけど…

[私が彼女に向ける感情は、きっと彼女と同じじゃない。
けれど、不思議と唇を合わせられたとき、
気持ち悪いだなんて思わなかった。]


…けど、おねーちゃんのこと大好きなのです!

[伝われ。
その想いをこめて、ぎゅっと目の前の体に抱き付いた**]


―1F:使用人室―

あら。

[目の前の光景に、感嘆の息を漏らす。

ふわふわと浮遊する、自身。
その目の前にあるのも、見慣れた自身の身体。

眼前のそれは返り血に塗れ、真っ赤に染まったまま、動かない。
対して、自身の意識で動く、自分の身体は綺麗なものだ。
ただ、開いた胸元に、汚らしい、大きな銃痕があることを覗けばだが]


[そうして、察する。自身の死を]

……あぁん、もう。

[サイアク、と小さく呟いて、血だまりに沈んだ自身に手を伸ばしてみる。
それは、触れることなく空を切る。

汚らしい傷の残った自身の身体。
自身の行動原理であった“食欲”も、欠片も残っていない。
困ったな、と小さくため息をついて、あてどもなく部屋を出た。

その矢先に聞こえてきたアナウンスが告げた自分の名前には、小さく舌打ちをして*]


メモを貼った。


……ッ!?

[ガバリと身を起こしたのは、怯え切った半裸の少年。
その身に目立つ傷は無い。]

なっ、何…?

ここ、どこ…???

[見下ろせば、睦み合う男女…に見える無惨な二つの遺体]

……ヒッ!?
[情けない悲鳴をあげて、ベッドから転げ落ちた。]


― 2階・広間前廊下 ―

[銃声を頼りにたどり着いたのは。
 始まりの場所、その前の廊下。
 ずたぼろの3人が見えた。

 その時丁度アナウンスが響く。]


へー、あの姉ちゃんも兄ちゃんも生き残ってて……
んで来栖ってのも生きてんのか。
どっちが来栖かね?


まーでも、どいつもこいつも死にそうか。

……死んだほうが、幸せかもな?
まっとうな神経してるなら。

[嗤う。]


[響く銃声、赤が、女の額を彩った。
 男はほんのわずか、顔を顰める。]

あぁあー……
こりゃ死んじまうよなー。
……ま、よく生きてたほうじゃね?
ぶっちゃけ、女なんてとっとと死ぬって思ってたしなー。

俺だって、アイツに殺されなきゃ、次は姉ちゃんを、って考えてたしなー。

……で、あと二人、か。


[ぱん、という派手な音が階上から響く。
野次馬精神で、そちらの方向へ足を向けてみる]


―2F・広間―

[そこに在ったのは、赤い華を散らせて崩れ落ちる、女の姿。
同じように、幽体となった者がいたのであれば、微笑んで小さく手を振って。
傷を負い、血を流しながらも睨みあう、二人の青年に目をやる]

あらァ、修羅場。

[大変ねぇ、と笑んで、動かした目線が、縫い付けられる。
その奥に見える、男性の死体に]


[す、と広間を滑るように横切り、彼の死体に寄る。
鉈で切り付けられたらしい、無残な姿を見下ろした。

彼のことだ。どうせロクに抵抗出来なかったんだろうな、なんて考える自分に苦笑を零しつつ、彼の遺体に手を伸ばしてみる。
案の定すり抜けるそれに、ふ、と笑みを零して。
触れることをあきらめて、その死に様を眺める。
うん、やっぱり―――]

不味そうねぇ、ホント。

[だから、餌にするつもり、なかったのにね。
心中、ぼそり、呟いて。
2人の睨みあいに目線を戻しただろうか**]


ん……?


[気配。男は振り返る。
 さっき見た、幸せそうだった、女。

 ひらりと手を振る。]

やー姉ちゃん。
久しぶり、ってかいい死にっぷり?
随分楽しんだみてぇだな。

[言いながら女の向かう先に視線向ければ、また別の死体。
 見た目は自分よりもずっと女ウケしそうな、若い男だったもの。]

ほー、姉ちゃんの口にはそいつって合いそうにないの?

[どういう基準なんだろなー、と思いながら、男も残る二人へ視線を*向けた。*]


 ふ、ぇ、……?

[抱きつかれて、慌てて彩里を抱き止めた。
 拒まれなかった、ことが、どんなに嬉しいか。
 また涙が滲みそうになるのを堪え
 ぎゅう、と強く抱きしめる]

 ありがと、ありがと……、
 やっぱりさ、

 彩里は私の、妹なのかもしれない。

[互いの感情が違っても、
 繋がっている、「おねーちゃん」と呼んでくれる限り。
 もう此処は終世。それならば。]

 ……魂、消えちゃうまで、一緒にいよ。

[そんな不確かな約束で、強くなれる、と]


メモを貼った。


―2階広間―

[誰もが怪我を負い、いつ死んでもおかしくなさげな状況に、…は少なからず興奮していた。
女のアナウンス>がそれに拍車をかける。
全員死んでしまって、ノーゲーム。そうしちまおうぜ。なあ?
口元に薄らと笑みを浮かべた…は、廊下にチラリと見えた、ひどく存在感のない―つまり、"同類"ということなのだろう―男に、ひらりと手を振ろうと、またも右腕を動かす。
一瞬、億劫そうに眉を顰めるものの、左手を振り直すことはなく、視線は再び生者の方へ。
――と、]


うん、ずっと一緒なのです…おねーちゃん。

[抱き返されたのに気付き、腕の力を少し強くする。
そうでもしないと、また泣きそうだった。

生きているときに彼女の本当の気持ちに気付けていたら、違う未来があったかもしれない。
しかし、既に私達に未来はない。
それなら、せめて最期まで一緒に−−*]


[わけがわからない。きょろきょろ。]

確か僕、あの時……。

[覚えているあの浮遊感。地面に叩きつけられる感触]

死んだの、かな。
ここは…地獄?

[ぶかぶかの黒いシャツを羽織り、辺りを見回す。
見知らぬ死体の片方は、自分に少し似ている。]

死ねたのかな、やっと。


ビクビクしながら、物音のする方へ。


[眼前を横切った女の姿に、表情を歪める。憎々しげに顔を顰めて、目を逸らす。]

……クソ女。

[そう、小さく吐き捨てる。…にとって、自らにとどめを刺した男よりも、それを平然と眺めていた男よりも、この、得体の知れない女に覚えた本能的な恐怖は強く。
今、生きてボロボロになっている男が死んだなら、罵ってやろうとさえ思っていたのに。自嘲。
声もかけず、女から視線を外す。再び、男らの方へと顔を向ければ、どうやら決着がついたらしい。]

……はは、

[…の目が輝く。ザマア見やがれ、クソ野郎。伏した男の姿に、笑いがこみ上げる。
ずっと、この時を待っていた。ザマア見ろ、バーカ。]


[もうひとり、自分と同類の気配に気づき、手を軽くあげようとして、止まる。]

わぁーお。
ひっでー……豪快に死んだんだんなー……。

[まるでスプラッタ映画にでも出てきそうで。
 思わず顔を顰めた。]


[一方で、どうやら相討ちとは成らなかったことに気付けば、舌打ちをして。]

――どうせなら、皆死ねば良かったのに。

[こいつらだけじゃない。こんな馬鹿げた"ゲーム"とやらを実行した人間も、自らの家族も、まったく関係のない全ての人まで皆。
そんなこと、あり得るはずがないと理解しながらも、それを夢想することはやめず。
さて、あの男が自らと同じように実態のない身体を手に入れたならば、どうしてやろうか。
それを考えると、少しだけ気分が晴れる気がした。]


ふーん、こっちの兄ちゃんが残ったのか。

[協定を組んだ二人共が死んで。
 残ったのは、どこかで見たことのある、けども思い出せない男。]

まー、でもこの兄ちゃんも助けがなけりゃ出血死しちまいそうだがなぁ。
主催者とやらが助けてくれるんかね?

[言って疑問がひとつ浮かぶ。]

ってかそもそも、これの主催者って、最後の一人を本当に待ってたんだろうかね?
公になれば大事だろ、なら残った一人も殺したほうが、色々安全だろしなぁ……。

……ま、もうすぐわかるかね?


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