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メモを貼った。
い、いけど……ドキドキしすぎちゃって、
ご飯が喉を通らなくなっちゃうかも。
[旦那の方が良いって呟きには恥ずかしそうに瞳を伏せて]
……うん。
フィリップくんが旦那さんだったら、きっと幸せ、ね。
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[頬杖をついて笑う。少し意地悪な笑み。]
ははは、そりゃ困るな。 それじゃやめとくか?
[目を細めて、優しげに微笑むと]
ああ。 俺もローズがお嫁さんだったら良いな。
[少しだけ沈黙。軽く咳払いして]
冷める前に食べようぜ。 理想の夫婦の話はそれからでいいさ?
[とウインクした]
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[恋がよくわからない。
それは、ホリーをよく目で追っていた自分には予想のできた答え。
それでも伝えずにはいられなかった。そういう想いがあることを、自分は初めて知った気がする。
だから、届かなくても悔いはない、そういう覚悟で。]
……ホリー、
[返る答えに、目を瞬く。
彼女の方から触れた指先。貝殻のブレスレットは彼女のもとへ]
一緒にいたいと恋うる人に、
一緒にいたいと……、恋だと、言ってもらえて。
嬉しくないわけがない。
[そっと微笑んで、触れ合った指先を絡める]
ありがとう、ホリー。
[大好き。と小さく囁いて]
……まずは傷の手当てと、お風呂かな。
[そう言って笑って。
一緒にいけるところまでは、ホリーの傍で、手を繋いで付いていたのでした]
[うーと小さく呻って]
やりたい、けど……。
もう少し慣れて、からがいいな。
[ふうと大きく息を吐くと、少し熱を持った頬を両手で包みました]
…………ぁぅ。
も、もう。さらりとそんなこと謂っちゃだめ。
[頭がぐるぐるとなって、湯気が出そうな気分になります。
涼しげにウィンクするフィリップくんを、じーっと見た後、
フォークを手にとって一口ぱくりと、口にしました]
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食事も、楽しんでしなくちゃな。
好きなように食べるのが一番!
[フォークを咥えたまま、ローズを見詰め返す。
顔は笑っている]
お嫁さんだったら良いなー、って言ってるだけなんだけどな?
ほらほら、食べて食べて。
[終始からかいながら、食事も一段落。
満足の溜息。]
ん。 ごちそうさま。 美味かった。
愛がこもってりゃまた格別…だな?
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緊張しちゃうと、食べれなくなっちゃうから、ね?
[フォークをくるくるっと回すと、髪を押えながらもう一口ぱくりと頬張ります。
見られている事には気付いてないでしょう]
だって、お嫁さんとか恥ずかしい……。
嬉しいけれど。
[じーっと上目遣いに見詰めて。
そんな風にからかわれながら、昼食を終えました]
愛は……うん。
美味しくなーれって、いっぱい込めたから。
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ああ。 ガチガチだと、味もわかんなくなっちゃわないか?
[普段緊張なんてしないが。]
冗談だよ。
今のところは、な?
[クスクス笑って]
俺も美味しく茹で上がれよーって思ってたよ。
俺は茹でただけだけど、自分で作ると美味しいって言うよな。
[「好きな人に作ってもらえる方が良いけどさ」と笑う。]
味もだけど、喉を通らなくなっちゃう、よ。
[苦笑いを浮かべて、アップルジュースをこくりと一口飲みます]
そ、そうだよね。
冗談、だよね?
[どこかほっとしつつも、少しだけその言葉に寂しそうにしながら、
自分で作ると〜との言葉に頷いて]
でしょ。
ちゃんと愛情込めて作ると、お料理は美味しくなってくれるから、すきなの。
また、一緒に作ろうね。
うん。 気軽に、気楽に食べたいよな。
[「こんな風に、笑いながら…さ?」と言ってまた笑う。]
そんな顔するなよ。
良いお嫁さんになれるのは間違いないって。
ローズをお嫁にもらえる幸せな旦那が俺だったら良いな、って言ってるだけさ?
[にやにや笑う。]
ああ、いつでも。 さて、洗っちまうか。
俺が使ったのはローズが、ローズが使ったのは俺が洗うかな?
[そう言って席を立った。]
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わ、私も……お嫁さんになるならフィリップくんのお嫁さんが、いいの。
[小声で呟いた声は小さくて、フィリップくんに届かなかったかも知れません。
ますます赤くなる頬を押さえると席を立って。
お皿を流しへと持って行きました]
んーと、私が洗うからフィリップくんがお皿を拭く方が早いかなって思うの。
[何事か呟いた様子に、クスクス笑う。]
聞こえない聞こえなーい。
そうか? それでもいいぜ。
んじゃあ…布巾になりそうなの持ってくるよ。
[食器を流しにすべて置いて、荷物の中から薄手のタオルを持ってきた。]
ま、これでいいか。
聞こえないように、謂ったんだもん。
[ぷぅっと膨れて、
かしゃかしゃとお皿を洗います。
綺麗に洗ったお皿は一枚ずつ水きりの棚に乗せながら]
男の人は手が大きいから、あまり洗い物には向かないってママが。
だからうちではパパがお皿を拭く係なのよ。
メモを貼った。
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[クスクス笑うと「大好きだよ」と言い残してタオルを取りに。
戻ってきた]
なるほど。 冷たくなったら暖めてやるよ。
[包むようなまねをする。]
手の話だけど、俺に取っちゃ、手は大事だからな。
楽器が弾けなくなる。
[自分から重ねた指先は、ぎこちなく頼りないもの]
ペラジーくんが嬉しいって思ってくれるなら、私も嬉しい。
[やがて絡まる指の感触に、身体が震える。
けれど其れは畏れからでは無くて、小さな囁きに胸が暖かくなる]
……ありがとう。
[未だ「大好き」と返すのは恥ずかしくて。
繋いでいない方の掌に包んだ貝殻のブレスレットを、胸に抱いた]
[大好きだよと謂う言葉に、危うくお皿を落としてしまう所でした。
見られていなくてよかったと、こっそりと安堵の息を洩らします]
慣れてるから、大丈夫よ。
でも、ありがとう。
[包むような真似をするのを見て、微笑みを浮かべました]
フィリップくんのギター、素敵だったものね。
聴けなくなると、寂しくなるの。
でも人から暖められたりはしてないだろ?
遠慮するなって。
[「恥ずかしいなら良いけどな?」と笑う。
指を器用に動かして]
ま、手がダメでもまだ喉が有るさ。
人並みに弾けるのはピアノにギター、それにドラムかな。
管楽器やるなら、トロンボーンが良いな。
何か格好良くてさ。
人からって……慣れてる人の方が少ないと思うの、よ。
[恥ずかしそうにしつつも、手を出し手と謂われれば差し出す心算で]
ピアノだったら小さい頃に少しだけ習ってたの。
もう指が動かないけど。
トロンボーンってトランペットが大きくなったみたいな楽器だよね?
……うん、きっと似合うの。
[洗い物を終えた頃合い。
最後の食器を受け取って、水気を拭き取って台に置く。「ほら」と促した。
出してもらった自分の物よりは小さな手を両手で包んで、緩く息を吹きかけた]
冬とか大変だろ? お湯が出るならいいけどさ。
お疲れ様。 さっき買ったの、飲む?
[要るというなら冷蔵庫から出してやる。
自分はアップルジュースの飲み残しが有る]
そっか。 なら、料理のお返しに俺が教えてやるよ。
ローズが弾いて、俺が歌って…とか出来たらいいじゃん?
逆だっていいしさ。
そうそう、そんな感じ。 こう、伸ばしたり縮めたりして音を変える奴さ。
[それから玄関先で、服と足の砂を落として。
ペラジーが膝を診ようとしたなら、「膝下丈のパンツだから大丈夫!」と裾を押さえて首を横に振る]
治療はね、フランに責任持ってしてもらうから。
[湯上がりの治療を申し出られたなら、それも断る。
先程の玄関先での彼女との問答の内容は、女同士の秘密]
じゃあ、また明日。
……おやすみなさい。
[蓮華の間の前で、小さく手を振り別れる]
[両手を包んでもらうと、少しだけ気恥ずかしくて。
でも嬉しいって気持ちで胸がいっぱいになります。
息を吹きかけて貰うとその優しさに、
気持ちが溢れて思わずぎゅっと抱きついてしまうでしょうか]
ううん。今、はいらない。
少しだけぎゅっと、してほしいな。
[緩く首を振って、フィリップくんの腕の中で甘えます]
私のピアノでフィリップくんが歌うの……?
じゃあ、また練習頑張ろうかな。
金管楽器もできるなんて、フィリップくん凄いの。
[着替を手に浴場へと向かって、昼とはまた違った趣きを見せる眺めに笑みを浮かべ。
湯浴みをするプリシラ
……いたた。
[擦れた肌が少し湯に染みて。
玄関での事をふいに思い出して紅くなったけれど、きっと湯に当たった風に見えるだけ]
[夜着に着替え布団に潜り込んで。
まだもう少しだけ合宿気分で居たかったから――何せ、居残り前提な気分で居た訳で――ブレスレットは胸ポケットの中]
お安い御用さ。 んー…。
[背中を、あやす様にゆっくり叩いて]
ローズ、良い香りだな…。
[目を閉じてそんな事を言う。その体制のまま]
ああ、良いだろ、そう言うの。
一緒に好きな歌練習したりさ、歌作ってみたり…。
はは、出来ない出来ない。 練習したらそりゃ人並みくらいには出来ると思うけどさ。
[あやす様に背を撫でる手に、うっとりと身を任せます]
そうかな……?
香水とか何もつけてない、けど。
[はにかみながらそう呟いて、きゅっと。
腕をフィリップくんの背中に回しました]
うん……すごく、素敵。
合宿終わったら、ピアノ教えてね。
私、頑張るから。
フィリップくんならきっと、人並み以上にできる様になると思うの。
[――翌朝。
ブレスレットの贈り手に出会う頃には、白い貝殻達は本来収まるべき場所で自己主張をしていた]
[合宿所の皆へ手を振って別れを惜しみ、ケイトには耳打ちで何事か伝えて。
来た時と同じく大荷物を抱え、合宿所を後にする]
……これから、どうしようか。
[暫くして、横を歩く少年に行き先を尋ねる。
そうして答えを待ち、じ、と瞳だけで*見上げた*]
香水じゃないのは分かってるさ。
でも良い香りだ。
[頬をくっつけて言う。]
ああ、電子だけど一つ家に有るから、持ってってくれたっていいぜ。
俺にはギターが有るし、自分の家の方が気楽に練習できるだろうし…。
[少し離れて、顔を見詰める。「ローズ。」と名前を呼んだ。]
……恥ずかしいな。
多分シャンプーとかの匂いだと思うけど。
[頬を寄せられると、瞳を閉じて。
背中に回した腕に、力が入ります]
アップライトなら、お家にあるの。
昔練習用に買ってもらったから……。
な、ぁに…?
[頬が離れると名残惜しそうにしながら。
じっと見詰める瞳を受け止めて、緩く首を傾げました]
俺は? 変な匂い、しないかい?
[「そっか」とピアノの話に頷いて。
抱きしめたまま、唇を寄せた]
ん…。
[裾を押さえて首を振るホリーの様子に、きょとり]
それならいいけど……。
治療する時に、ちゃんとフランシスカに見てもらってね?
[気づかぬうちに作った傷、というのは案外厄介なもので。心配に眉をひそめるが、フランシスカが手当てしてくれるなら大丈夫かと、先ほどの様子を思い返す。二人がどのような会話を交わしていたのかは、全く想像できないままに]
おやすみ、また明日。
[ひらり、手を振って。蓮華の間の扉が閉まるのを見届けてから、踵を返す。
また明日。胸にブレスレットを抱いて、「ありがとう」と言ったホリーの表情がフラッシュバックする。明日も、彼女と共にいられるという喜びを噛み締めて、自分も部屋に戻った]
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