人狼議事


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……。

[ベッドサイドに放られた本は、そのままサイドテーブルから零れ落ちた]


[視界に広がる、赤。



         赤 

怪訝な顔をしてそれを見上げる男は、肉体という現世の器を失っていた。
しかし、すぐにそう気付く様子はなく、急に現れた少女の姿に眉根を寄せた]

……ぁ?
ようこそ?
って、どうやって入ってっ……どちらさんですか?

[扉に鍵を閉めたはずだった。
しかし、其の容姿が少女だったがために、状況の不自然さや恐怖よりも、どこか間抜けな声が出た]


 
[薄灰が、燻る。]
 
 
 
 ……おや。
 
[それはそれは、素っ頓狂な詞が零れた。]


[煙は容を成さぬまま、くるくると二度、三度と部屋を廻り。]
 
 
 うっかり寝ちゃったみたい。
 
[そう洩らすと、漸く男の姿をぼんやりと容取った。]


…ヒメぇ?
………。

[まじまじと目前の少女を眺めていたが、その姿が不自然に揺らいでいることに気づく]

……は?
ユーレイってマジでいんの?
もっと怖いもんかと思ってた。
何、俺に何か用?

[そう言って起きあがろうとした時、何か違和感を感じたように一時動作が止まる。それから

―――慌てて辺りを見回した]


 
 そうだねえ。 寒いからねえ。
 どうなってしまうか、わかったもんじゃないね。
 
[声の踊る方へ、ふわりふわりと煙が散る。]


は?仲間だぁ?
誰がユーレイだよ、一緒にするn…

[少女の可憐な顔が、妖艶という歪さを纏って嗤う。

しかし、視線をさまよわせた先にあったのは。
己の肉体だったものの、無残な姿。]

……なんだよこれ。
なんだよこれッ!!!

[吐き気を催す肉体は、無かった。
全てに現実感が無いような、もどかしさで少女を振り返る]

あれ、なんだよ!?
アレが…アレが俺なら……

今 此 処 に 居 る 俺 は 何 な ん だ !?

[混乱して叫ぶ。状況が、呑み込めていない]


……、……

[愕然としたような、うろたえるような表情で、己の屍を見つめる]

……てめぇが殺ったのか。

[呻くように言って睨みつけるも、すぐに溜息に代わった]

『オトモダチ』、ね…
此処にいる以上、あんたと諍いしても仕方ないってことか。

[未だ屍を茫然と見ながら、呟く]


死ねば、

     ―――――何もかも消えるんだと、思っていた


 
 寒いからねえ。
 煙すら、凍ってしまうかもしれないねえ。
 
[踊る躍る、声と煙の中心で。
 ぱたぱたと、翡翠が瞬いた。]
 
 
 全員、喚ぶ気かい?
 


[踊る煙の声にも気がつく]

アンタは、誰?
話の感じ、アンタもついさっき来たって感じだけど。
平然としてんのな。

[少女の幽霊の、跳ね踊るような声音に、漸く視線を屍から外す]

全員、ねぇ。
何か死んだって言われても―――妙な感じだな。

[ただ、身体は妙に軽く、ふわふわと浮いていたので、地から離れた自分の足元を見下ろして渋面を作った。]

死すら、逃げ道ではないと知ったら。
自殺を考えてる奴なんかは、どうするんだろうな。

[無意識に、透ける腕を、反対の手で押さえた]


 
 そうか。
 
 
[ふわと煙は揺れ、]
 
 ……当たるものだね。
 
[くつくつと、声を零す。]
 
 見ている方が、愉しいもの。


 
 誰?
 
 さあて、誰だろう。
 
 自分でも不思議だよ。
 こうして在る事に、なんら疑問を感じない。
 寧ろ、初めからそうであったかのような感覚すら憶える。
 
 
[ノックの音と、声。]
 
 
 ――Enoch=Lafcadio
 
 そう、名乗っては居たけれど、ね。
 
[その答えは、イアンへ向けてか。それとも、別の声へ向けてか。]


便利ね、便利…確かに。
難しいことねー。地縛霊?になって長いと老人と同じく楽観的になんのかな?
次は―――誰呼ぶの?

[試しに廊下に出たら、イアンたちの姿が見えて後をついて歩いた。]

……誰だろう、か。
確かに、死んだヤツに、誰、もねーか。
エノクね、俺はラルフって名前だったよ、生きてる頃は。

[少しの間、煙のように漂う声に返した]

ん?そうすっと、ラルフとは、俺そのものを指す単語ではなく、
俺の肉体を指す単語ってことになるのか?
……俺は、此処に在るのに。

[揺らぐ気配は、消滅する様子もなく、整然と変わらず存続していて、男はどこか失望を*滲ませた*]


 
 宿泊客が、悪霊に次々と殺されて往く。
 
 
 ――ふふ。
 
 よくある、話さ。
 そう。 よくある、話。
 
 
 
 なんだってあんなものを書いたのだか、僕にもわからない。
 
 
 この手で簡単に生命の鎖を無残に引き千切れるのが愉しくてね。
 無我夢中でキーを叩いていたら、ああなった。
 
 溢れ出る詞の泉が底を突く事は、一度足りともなかった。
 ――あんな感覚は、初めてだったよ。


 
 尤も、本当に悪霊が棲んでいるなんて思ってもみなかったけれど。
 
 
 ……案外、似たような趣旨の物語は、総て……
 
[くつりと、喉を鳴らす。]
 
 
 そういうものなのかも、しれないね?
 


 
 ああ――
 
 
 いい。
 
 なんだって。
 名など聞いても、どうせ忘れる。
 
 きみはきみだと、そう記憶する。
 
 
[ゆらり、煙は揺らぎ。]
 
 
 
 プリンセスのお友達は、どんな子だろうね?
 
 
[消えた。**]


 
 ああ。
 
 こわいねえ。
 
 
[ふわと薄灰が燻り、また消える。**]
 


[>>*11もう一人、揺らぐ姿を認識する]

…アイツ、軽く見えるけどさ、あれで結構イイ奴なんだぜ。
ダチ殺されて本気で逆上する位には。

[さほど時間もたっていないだろうに、蠅の集る首の引きちぎられた『自分の肉体であったもの』を揺さぶるイアンを見て呟いた。]

俺は此処にいんよ。
その蠅の集ってる犬のクソみてーな有り様の身体に、俺の名前を呼ぶなっつの…

[ヤニクの軽口には、チッと不愉快を滲ませて舌打ちした。
しかし、斬りかかるイアンには歯噛みする]

馬鹿やろっ、だからてめーはっ…
返り討ちにあう定番じゃん?死にてぇの?何なの?
死んだらテメーの大好きなセックスもうできねーんだぞ?
頭冷やせ!オイ、誰か窓でも開けて頭突き出してやれ!

[苛立たしげに吐き捨てた。]


[アイリスを庇って突き飛ばし、腕にハチェットを受けるヤニクに冷めた目をする]

女庇ってヒーロー気取りか。ヒュゥ。
イアンみてーにテメーの下心ちゃんと理解してやってんなら解るが、
コイツや眼帯のにーさん、マジだから反吐が出るわ。

特にこのオカルト野郎は、人の死体見てヘラヘラして軽口言える下衆野郎だってのに、
それでもソイツに抱きついてまで庇う尻軽馬鹿女もいるんだから、もー笑い話だろ。
男なら死んで良くて女は駄目なんだー?
サカリのついた犬野郎はテメーだよ、オカルト下衆野郎。

[冷めた口調と、冷めた目で聞こえぬ声を背後に投げた]


[ドナルドの「誰が彼女達を守るってんだ!」で、噴きだして、
「仲間割れしてる余裕はねぇんだぞっ!」、という言葉に堪え切れないようにげらげらと笑った]

彼女達?あー、にーさんも女の尻にのっかってケツ振るのがダイスキってヤツか。
自分一人だけチガイマス、俺はオトナデス、なんて顔してムッツリ野郎だなー。
ウゼー。
それに、まるでこの中に犯人はいないって信じこんでるみてーな台詞。

じゃあ、犯人捕まえて来いよ。
カッコつけてる暇があったらさァ?
悪霊ってどうやって捕まえるのか、しらねーけど。

[肩を竦めて]

どうして女ってこういう格好ばっか付けたがる野郎にばっかケツ振るわけ?
まあ、そういうのばっかじゃない、ってのはしってっけど。

[真犯人たる、自分を殺した怨霊たちにせせら笑いと共に投げかけた]


ま、事実を把握する前におっ死んだ俺が一番役立たずのクソヤローだろうけどな、「男は女を護るもの」と思ってる女どもにとっては。
そもそも自分の命も守れてね―時点で俺は俺的にも役立たず確定だが。

[肩をすくめたままに、両手をひらひらとさせた。]

俺の知ってる中で、一番いーオンナだと思ってるヤツいんだけど。なんだっけ、なんかのレクリエーションのゲームの時だったかな
『皆で勝つ。いいな?
男だからとか女だからとかいってんじゃない。
現代社会は建前だけだろーが、男女平等ってことになってんの。』
そんなこと言って、笑ってやがったな。
事故で子供庇ってあっけなく死んじまったけど。

……死んじまうなら、一回位、ヤっときゃよかったと思ってたわ。
まあ俺ももう死んじまったわけだが。

[煩わしそうに蠅に手を払うが、通り抜けるばかりで何の効果もなかった]


イアンを正面からドつける貴重な人材だった、とぼやいた


俺からみりゃ、お前ら全員イカれてるよ。

イアンが頭に血昇ってんのは確かだがね。
自分の事ながら、あの散々な死体見てトチ狂わず、動揺してる人間を非難出来るってのはいい根性してるよ。
お前ら皆他人事みたいな顔して、自分には関係ないとでも思ってるのかねー。

どうやら、招待状は全員分あるらしいぜ?

[生前よりも酷く毒づくのは、悪霊化しているせいか]


殺し合いねー。
死ねしね、皆死ね。

そんで、感想でも聞きたいところだ。

[ごろりと四肢を投げ出すように宙に浮き、そこら辺を漂った]


そーだな。

死人はさっさと消えちまえよクソが!

ってとこだね。ユーレイになるとか想定外。
死後の世界なんて、俺の人生設計の中に入ってねーの。

[感想を求められ、吐き捨てるように答えた。]


アンタらはさぁ

ユーレイやってるってどんな気分?


…そうだろうなあ。この先もずっとこうだなんて、考えるだけでうんざりするわ。

ユーレイなんかなっちゃって、何すりゃいいのって感じだもん。
なるほど、寂しくて、っていうよりは暇でユーレイは生きてる人間を引くんだな。

ガン無視ねえ。
4人も死体出てる割にパニクるヤツもいねーし。
あいつら死体慣れしすぎ。全員人殺した事でもあるんじゃねえの。

[せせら笑った]


だろーなあ…フツー、そうだと思うぜ。

やっぱりか。じゃなきゃ、アンタがいまココにいるわけないもんなぁ。
皆かぁ…
なるヤツとならないヤツがいるのかもしらんね。
ろくな死に方しなかったヤツが未練で残るとか?

アンタ、自分が何で死んだか覚えてる?


そりゃご愁傷様。
どういう状況かしらねーが、大学生の男ってだけでひとくくりにされるのは心外っていっとけばいい?

[ふうん、と首を傾げた]


ユーレイもジョーダン言うんだ。
面白いね、アンタ。
年、いくつ?

聖書ねー。効くの?


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