人狼議事


306 【誰歓5発言RP】かたりかたるるかたりべの

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【人】 山師 グスタフ

[あれはもう10年近く前の話だったか。
修行と称して、親父に樹海にぶち込まれたことがあるんだよ。
これから三日三晩、人里に降りずに生き延びろってさ。

樹海といやァ、道に迷えば二度と出られないと言われる恐ろしの魔境。
だが怪異を知る者にとっては、そこに満ちる瘴気も闇の恐怖も、一つの試練に過ぎない。
霊気を感知すれば危険は避けられるし、感覚を研ぎ澄ませて帰り道も辿れる。

……だがまァ、あの時の俺は今よりも未熟だった。
闇と瘴気の中で何時間も同じ景色を見続けて、魂を持って行かれそうになったんだ。

ふらり、ふらり、何かの気配に招かれるようにして、
やがて辿り着いたのは死者の宴。
聞こえるはずのない祭囃子と楽しげな声。
現実離れした亡者たちの馬鹿騒ぎを見たんだ。]

(5) 2020/08/26(Wed) 01時頃

【人】 山師 グスタフ

[闇の中を照らすミラーボールを見上げて目を瞬かせば、
はじめは、おかしなキノコでも食っちまったのかと思ったんだが、
全身に迸る嫌な気配で、飲み込まれれば二度と帰って来れないと気付いて震えた。

亡者たちは俺を歓迎してきやがる。
マズいと思いながらも、ここに飛び込めば楽になれると感じてしまう。
俺はこの時、二度と帰れないことを覚悟した。

……その瞬間、給仕の姉ちゃんが明るく声をかけてきたんだよ。
ジョッキを差し出して、一杯どうですか、ってな。

その姉ちゃんの顔を見た瞬間、俺は大切なことを思い出したんだ。

俺はまだ、こんな可愛い嫁さんを貰ってねぇ。
だからこんなところで死ぬわけにはいかねェ……ってな!]

(6) 2020/08/26(Wed) 01時頃

【人】 山師 グスタフ

[気力を振り絞って正気を取り戻し、額の脂汗を拭うと、
給仕の姉ちゃんから差し出されたジョッキを丁重に断って、
すぐにそこから走って立ち去ったんだ。

そうして……俺はあの世の飲み物を口にせずに、
なんとか現世に帰ってこれたと。そういう昔話。]

 まぁ……そういう事情だったんでよ。
 あの時は逃げるように走り去ってしまって悪かったよ。
 まさかこんなところでアンタに会えるとはなァ……。
 縁ってやつは、あるもんだ。

[そうして現在、コテージの宴会場。
俺はあの時の給仕の姉ちゃん——フローラとまさかの再会をして、
改めて酒を酌み交わしながら、10年も前のことの言い訳をしていた。]

(7) 2020/08/26(Wed) 01時頃

【人】 山師 グスタフ


 いやいや……これでも感謝してるんだぜ。
 アンタは命の恩人だと思ってる。俺にとっちゃな。

 ハハッ、別嬪さんの顔を忘れたことなんてあるもんかよ。
 それにしても本当にあの時と変わらねぇんだなァ、死者ってやつは。

[いつの間にか俺も年を取ったなァと苦笑い。
結婚したい執念であの樹海から逃げたのに、こちとら未だ独身である。悲しいね。]

 あの時は一緒に呑めなかった詫びに、今夜はとことん付き合うぜ。
 いいだろ? フローラ。

[一方的に恩人扱いをしていた死者と再会した喜びで、これまた一方的に舌が回る。
ここは良い。こうして生者も死者も共に酌み交わせるのだから。]

(8) 2020/08/26(Wed) 01時頃

【人】 山師 グスタフ


 じゃあ、どっちが先に潰れるか勝負だ。
 俺が勝ったら、俺の部屋で一晩過ごして貰う。

 なーんてなァ。

[冗談のようにそんなことを言い放ち、けらけらと笑った。
……フローラに他に呑みたい相手がいるのなら、それを邪魔するつもりは毛頭無い。

そもそも俺は死者に本気で惚れ込むようなことはしないと決めている。
だが、もし彼女が生者だったら求婚してたかもしれねぇな。
……本当だぜ?**]

(9) 2020/08/26(Wed) 01時頃

山師 グスタフは、メモを貼った。

2020/08/26(Wed) 01時頃


山師 グスタフは、メモを貼った。

2020/08/26(Wed) 01時頃


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