人狼議事


182 【身内】白粉花の村

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メモを貼った。


[並べられた食事を前にはしゃぐ幼子をぼんやりと見る。
彼女を見ると自分の幼い頃は随分と詰まらないカキだったのだな、と痛感させられた。食事一つでこんなに喜んだ事があっただろうか。いや、無い。今も昔も変わらず、ディーンが喜ぶのは本を前にした時だけだ。

ハンバーグを頬張る彼女に、零すなよ、なんて小言を言って。返ってきた言葉にはふっと表情を和らげた]

――そう、か。
なら、良かった。

[今だってこうしていられるのだから、それは事実なのだろう。たどたどしくも懸命に此方に訴える彼女の頭を、ぽんと撫でてやる。
先程頭を撫でた時、どうやら喜んでいた様だったので、子供のあしらい方はこれで良いのだろうと思う。違くても知ったこっちゃ無いが]

お前は物の見え方がおかしいんだったか。
……今、私はどう見える?

[昔彼女に酷く怯えられた経験があったもので、何となく彼女について誰かに尋ねた事があった。その時に病状についても軽く聞き及んでいたが、果たして正しい記憶かどうか。
まあ、続けた問いの答えは、分かりきってはいたけれど]


―病院・廊下―

[――カツン。
綺麗に磨かれた、ざわめいた廊下に紛れるような、渇いた足音。
病院独特の、消毒液の匂いの混じった空気を――あの山奥の施設よりも微かに濃いその空気を肺へと送りながら、人の行き交う白い廊下を歩いていく。
あれから食事を済ませ自室に戻れば、届いていた一通の封筒。
封筒に院長のサインが見えた時には一瞬、件の話が彼の耳に入ったかと嘆息したものだが、幸いにもそれも杞憂に終わってくれた。
入っていたのは解雇通知ではなく、転勤の書類。しかし中々に急な話だった為に、急いで準備を終わらせるも、ここに着いたのは昼をかなり回ってしまっていた]

医師のヴァレリーです。
キリシマから連絡が行っていると思いますが。

[受付の看護師にそう告げ、待つ事数分。出てきた人物から別の部屋でこの病院の説明を軽く受け、一番初めに退院した一人、先日退院した二人と、新しく退院した一人のカルテを受け取った]


―執務室―

[当てがわれた部屋の机に座り、転勤の際に必要になるらしい書類をいくつか作る。
――それにしても。あの施設と違い、ここはどうにも雑音が多い。人の話す声、物音。
部屋の外から聞こえるそれらに対し、何処か違和感を覚えている自分に、僅かながら驚く]

(……何年、居ましたっけ)

[考えてみれば、外の病院は久し振りかもしれない。無意識のうちに耳のピアスを指で弄りながら、ぼんやりとそんな事を考えた。

閉ざされたあの白い城での生活が、ほんの少しだけ懐かしく感じられた事には…苦笑しか出なかったけれど。

しかし、態々執務室まで用意して貰えるとは。何とも破格な待遇ではないか。
そんな考えを胸に、机に肘などつきながら自分にしては"珍しく"、そこそこに真剣な顔でカルテに目を通していく]


[パラ、パラ。静かな部屋の中に、カルテを捲る音だけが響く。
転院後、彼らの症状は幾らか改善しているのだろうか。そして如何なる方法で、あの何とも奇妙な病の治療を行っているのだろうか、と]

朝顔。

[病名、現実錯乱病。5歳、女性。
あの病院で最年少の小さな幼子。周りに怯えるおかっぱ頭の少女、そして以前回診で行った事のある彼女の病室が頭に浮かんだ。
あの時も確か、沢山の折り紙や風船が部屋に散らばっていただろうか。
齢5歳。その幼さで発症したとは言え、この速さで治療法が見つかったのなら…奇病患者達の中では、もしかしたら運が良い方なのかもしれない]

オスカー・コープラ。

[病名、非現実病。19歳、男性。
――あぁ、あの青年も退院したのか。持った感想はそれだけだった。
彼の治療は、恐らく今日から始まるのだろうか。しかし例え彼の病が治癒したとしても、一度持った嫌悪感は消えそうには無かったけれど。
そう言えば自分が皺くちゃにした彼のカルテは、どうなっただろうか。誰かが書き直しでもしたのだろうか?
ここにあるのは写しなのだろう、皺の無い綺麗なカルテを眺めながら、そんな事を思う]


カリュクス・デラル。

[病名、不成長病。36歳、男性。
彼は確か、キリシマの幼馴染だったか。白い肌と赤い瞳――アルビノの少年の姿を頭へと浮かべながら記憶を辿る。
あちらに居た頃には、よく院長と二人で居る事を目にしたような記憶がある。
――彼の、この男に対する…執着、に見えるあれは果たして何なのだろうか。微かに引っかかった疑問に眉を寄せつつも、軽く頭を振ってそれをすぐに霧散させる――自分には関係の無い事だ]

…ディーン・アンリ・ダレット。

[病名、笑困難病。24歳、男性。
最後の一枚。ぺらりと薄いその紙を持ち上げ、愉悦の笑みを浮かべながら。
凍っていた彼の面持は、少しは溶けているのだろうか。口は笑みの形へと歪むようになり、目にはその心の内を写すようになったのだろうか。
――そしてその度に、まだきっと癒えていないであろう顔の傷も痛むのだろうか、と。
見ればカルテには、外傷の事も書かれているようだ――顎の、あの傷の事も。
嗚呼、そうだ。彼にはまた"約束"を果たしに、そして果たしてもらいに行かなければ]


…さて、出掛けますか。

[見終わったカルテを手に、席を立つ。棚にそれを仕舞うと、鍵を持って部屋の外へと向かう。

嗚呼、それにしても白衣が邪魔くさくて仕方が無い。あちらに居る時は着ない事も多かったが、流石にここではそういう訳にもいかずに。
ポケットの煙草を確認すると、部屋に鍵をかけて、さあ何処へ行こうかと廊下を進んだ]


[ぽん、と頭を撫でられれば、鼻の頭に皺がよるほど破顔する。
文字は書けないけど、今日のことは落書き帳に描いておこうと心に決め、スパゲティをフォークにくるくると巻き取る。]

つぎはパフェー。

[空っぽになったお子様ランチのお皿をテーブルの隅に押しやって、パフェの器を目の前に引き寄せたとき、
"どう見えるのか"という思いがけないディーンからの質問。

初めて会った時は、潰されそうで怖くて、ちゃんとお喋りしたことがなかったのに。
どうして知っているのだろう、とぽかんとしていたが。]

んーとね。いまは、めがねさんはね。
あさがおの、おとーさんくらいにみえるよ。
でもときどき、ゆらぁーっておおきくみえたりすることあるよ。

[でも大きく見えてもすぐに治るから、もう怖くないよ。と付け加えてパフェの苺を一個フォークに突き刺す。]

めがねさんにもおすそわけ。

[食べる?とにこにこ笑って問いかけた。]


[…狭い車内に長時間詰め込まれるのは閉塞感と緊張感を生む。運転手とその隣に乗る、二人の職員へ軽い被害妄想を持ったけれど、いやそれもここまでだと、必死で振り払う]

[見慣れた木々のひしめく風景から、緑が細々と乱雑に立つ開けた道へ出て、いつしか窓は整えられた植物の続く都会の風景を映した。

歩く人や品を並べる商店なんかに、懐かしさと小さな感動があって。記憶の隅には残っていたけれど、もう随分見ていないものだった]

[車に揺られている間は何もすることが無く、約束した花の事ばかり思い出しては、手紙はちゃんと受け取って貰えたのだろうかと答えのない疑問ばかりが浮かび消え]


[そうしている内に車を止められれば、白い大きな建物と、それに似つかう白い病衣の数人が中庭で雑談やらをしている様子が見て取れた]

げ…

[露骨に嫌な顔をする。人が多過ぎた。
今でさえ、汗が額に小さく粒を作って息が詰まるような苦しさがある。此方に気付いて寄って来た職員は御構い無しに先導しようとしてくるけれど。

その手をやや強引にでも払って睨みつけて、ああ、これではまた繰り返しだな、と思う節もあったものの直す気も謝罪する気も起きなかった]


ー診察室ー

[先導されて行くと一階のある一室に連れ込まれて、入口のプレートに"診察室"と書かれているから見慣れた字だと皮肉ぶりながら。

何をされるかと警戒したけれど、幾つかの質問を男の医者に随分丁寧に聞かれたものだった。
部屋に医者が一人なのは助かると思いながら、下手下手に回るような質問は何だか気持ち悪く感じられた。変な話でも噂されたか。]

[その後は多少の身体測定(気持ち悪かった)を終えてようやく用も済んだようで、一人の看護師に連れられてエレベーターに乗り込み4階まで上がる。

案内された"4[1d20]"の数字と"オスカー・コープラ"が二列に並べて書かれたプレート…正確には自身の名前を苦々しげに睨みつけて促された部屋へ渋々入って行った]


メモを貼った。


部屋番号 4 [1d20] 号室に決まりました。


まじか… こうか 420 号室


やめろ笑うな


オスカーに哀れみの目をむけた。


ヤニクのその目に刃物突き立ててやろうか


オスカー、やれるものならどうぞ。君の目の保証はしませんが。


僕の目を潰せると思ってるの??お気楽脳なの?


オスカーお気楽脳とは、君にだけは言われたくありませんね…


[少女は食の細い自分とは違って、どんどんと皿を綺麗にしていく。よく食べるものだとある種感心してその食べっぷりを見守った。
まあ、喋りながらなので行儀が良いとは言えないが]

……なら、良い。
良かったな。

[微かに笑んで言葉を落とす。恐らく先に彼女が言った様に、段々と物の大きさを見誤る事も無くなっていくのだろう。

恐らくディーンも、自分では分からないものの、幾らかマシになっているに違いない。子供にはよく表情の事で怯えられていたりしたから、それは目の前の彼女がそうでないという事が証明している様にも思えた。
怖くないと、そう言われる事が救いになるだなんて、思った事も無かったけれど]

……は、
いや、私は……。

[差し示された苺に困惑顔を返す。こういう場合、どうするべきなのか。別に食べたいとも思わないが、素直に断ってしまって良い物なのか。子供の扱いというものは本当に分からない。未知だ。
暫くの間そうして考えて、結局、ため息を一つ]

――頂こう。

[重々しく、意を決した様に言って。彼女がそれを差し出してくれるなら、躊躇いながらも口に含むだろう]


【人】 少年探偵団 ガーディ

[呆れたような声色>>87に、何か言い返してやりたいのはやまやまだが。
今無駄に口を開けば、確実に床にぶちまける羽目になる。
そんな事態は是が非でも避けたいから結局黙るしかなくて。

反論の一言もしないでいたら、好き勝手な結論>>87を出されて眉を潜めた。
先程までの様子から比べれば随分と落ち着きを取り戻してしまったように聞こえる声色に、口惜しさを覚えて苛立つ。それがまた吐き気を呼んだ。


重たい瞼は少しだけいつもと違って、眠たげってよりは完全にげんなりしてる。
一歩一歩進む事にすらひどく気力を削がれていくし。
大してない筈のシンクまでの距離がやたらと長い。
支えられる事でその足取りを保っている癖に、何度拒否をしても献身さを押し付けてくる相手にも、それに頼るような自分にも、疎ましさを感じた。]

…も、ういい、ひとりでいい、
アンタの助けなんていらな、

っ…、!

(7) 2014/07/01(Tue) 14時頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

[シンクの淵に両手をつくと、散々痛めた右手にはまるで力が入らなくて崩れかけた姿勢を肘で支えた。苛立って小さく舌打ちを落とす。
先程より強めに当てられた背中の手>>88を、今度こそ加減もなく叩き落として、医者の忠告とやらも、介護じみた行為も、傍らにいられる事も、全部に拒絶を示した。
伝えなかったのは自分なのに、伝わらないからいらないと突き放す自分勝手さを隠そうともしない。

無理に動けばそれまで堪えていた物が一気にせり上がって、たまらず顔を伏せた。
逆流する内容物が辿っていくあちこちが気持ちが悪い感覚にのまれて、流れ出る水が吸い込まれていく排水口に、胃液ばかりの吐瀉物を吐き出した。]

…ぅ゛…、っ、…ぇ゛、

[何度か苦しげに咳込んでから荒く息をつく。口の中が気持ち悪い。
満腹感は眠気を呼ぶから、極力食べないようにしてきた空っぽの胃袋は、、一度だけでは満足しなかったかのか、まだ吐き出す物を探すように痙攣をやめてくれない。
ひくつく胃がひっくり返りさえしそうな感覚に再び腰を屈めてえづいた。
残った物をうまく吐き出せずに呼吸ばかりが急いて苦しい。
視界まで反転しそうで、頭がぐらぐらする。視点が定まらない。

(8) 2014/07/01(Tue) 14時頃

メモを貼った。


だからね、めがねさんはもうこわくないよー。

[言葉を付け足したのは、分かりづらいと思うのに、それでも朝顔の説明をしっかりと聞いてくれているみたいで、そのことがとても嬉しかったから。
とはいっても、そんなの気がついてもらえるとは思えないけれど。
そして、その顔にかすかに浮かんだ笑みに]

めがねさん、いまちょっとわらったきがするー。

[彼が患っていた症状はわからなかったけれど、雰囲気が柔らかくなったことと関係あるのかな。と考えて、声を上げて笑った。

雰囲気が柔らかくなったのは、治療法が見つかって、症状が改善されてきた喜びからかもしれなかったけれど。]

ねっ、イチゴおいしーよね。
わけっこすると、たのしいのもわけられるから、うれしいの。

[差し出した苺を、ディーンが口に運ぶのを見れば、少しだけませた口調でそんなことを言う。

玩具や絵本を友達と共有する時に、幼稚園の先生が教えてくれた言葉なのだけれど、なんだかぴったりな気がして。

そうして暫くオレンジジュースとパフェを交互に口に運んだ後、両方の容器が空っぽになれば『ごちそうさまでした』と手を合わせ]


[お腹がいっぱいになり、新しい友達ができたところで思い出したのは、猫の縫いぐるみと約束したと『探検』のこと。

眠たくなる前に病院中を探索しなくちゃ、と椅子から降り立つ。]

あさがおはこれから
にゃーにゃとたんけんにいってくるね。
めがねさんもいっしょにくる?

[カウンターに返却するために、空の器を積み重ねながら問いかける。

大人の人が探検をするのかはわからないけれど、いつも新しい遊びをする時には友達や姉にそう声をかけていたから。
ディーンの返答はどうだっただろうか。]


……あ、ああ。
そうだな。

[ませた口調に曖昧に返す。分け合う良さというのはいまいち分からなかったが、彼女が満足したならそれで良い]

――にゃーにゃ?

[何の事だと思わず聞き返すが、少女の抱えた猫のぬいぐるみが目に入れば、合点がいったという様に首肯いた。ぬいぐるみをまるで生物(正しくは友達だろうか?)の様に扱うのは、ディーンからしたら奇異に見えたが、彼女にとっては当然なのだろう]

……いや、私はいい。
少し疲れた。部屋に帰る。

[最初こそ院内を散策するつもりだったけれど、彼女と会話していたら比喩で無く疲れてしまった。子供相手はやはり変に気を遣う。……それでも不快ではなかったのは、自分自身でも不思議だったが]

片付けは私がやっておく。
さっさと行ってこい。

[少女が重ねた器を自分の方に寄せて、しっしと手を動かす。別に急かすつもりは無いのだけれど。気遣いというのはかくも難しいものだ。

彼女がそれを諾としたならば、特に見送る事はせずに食器をカウンターに返して、その足で自らの病室へと帰るだろう]


[朝顔と別れて病室に帰れば、一通の手紙が机の上に置かれていた。恐らく看護師の誰かが置いて行ったのだろう。勝手に部屋に入られた事へは苛立ったが、誰に文句を言えば良いかも分からない。お節介をしてくれやがって。

裏返して差出人を見る。そこに猫耳を付けた青年の名前を見つければ、おや、と片眉を上げた。
てっきり父母のお小言が書かれた手紙かと思えば、どうやら違ったらしい。ディーンに手紙を出すなんて、奇特な者も居たものだ。
……それにしても、妙に分厚いのは何故だろうか。触り心地も変だ。
何かおかしな物でも入れてないだろうな、と。恐る恐る封を切る。
出てきたのは手紙と……見知った万年筆だった]

あいつ……。

[失くしたと思っていた万年筆を手の上で弄びながら、憎々しげに言葉を吐き出す。手癖の悪い奴だ。尤も、人の酒を一緒に呑んだディーンも、人の事は言えないのかもしれないが]


……何だあいつ。
こんな事言う為に態々手紙を出したのか?

[手紙にざっと目を通して、ふ、と。呼気を洩らす。
泥棒だなんて奴だけには言われたく無いし、その他にも腹の立つ事は沢山書かれていたけれど。
……けれど最後に付け足された祝いの言葉を見れば、許してやるかという気持ちになってしまう。(これが無ければ、破り捨てていたかもしれないが)]

ーーやれやれ、遠くに居ても騒々しい奴だ。

[気が向いたら、返事を出してやるのも良いかもしれない。
そんな事を考えながら、万年筆と共に手紙を机の引き出しにしまった]


メモを貼った。


[降り注ぐ陽気の中。道行く人々を眺めながら、病院の外の道を歩く。
身に付けたままの白衣は鬱陶しくはあったけれど、戻った時にまた部屋に取りに行くのも面倒で。結局はそのまま出てきてしまったのだ。

火のついた煙草を片手に、その逆の先には小振りのバスケットがひとつ。中には"お見舞い"の定番であるメロンが鎮座し、他にも桃と林檎と葡萄が各一つ。
そして隣に下げた紙袋の中には、本屋で適当に買った本が二冊。取り敢えず入り口に積んであったものだけれど。
結局あの時、何が好きか答えては貰えなかったから――ナイフで傷を負わせながら問うたのだから、それも当然なのだろうが]

…昼食抜いていましたね、そう言えば。

[仄かに漂う果物の香りに、バタバタして昼食を取っていなかった事を今更ながらに思い出す。一度自覚してしまえば、その後は煩い程に主張してくる空っぽの胃袋に嘆息しながら、手にした煙草を口へと運び。
少しは空腹が紛れてくれる事を期待して、その煙を肺へと送り込む。
――見舞いに行ったら一口分けて貰おうか。
そんな不躾な事を考えながら、見えてきた病院の門に視線を向けた]


部屋は…何処でしたっけ。

[病院に戻り、真っ直ぐに病室のあるフロアへと向かう。しかし彼の部屋番号など知る訳もない為に、まずはナースステーションへ。
名を名乗り部屋を尋ねて見れば、どうやら話は通っているらしくあっさりと教えて貰う事が出来た。
後程行く事になるであろう他の患者達の部屋番号もついでに聞いておき、それを記したメモを受け取り胸のポケットへとしまい込む。
此方の手にした果物を見て怪訝そうに首を傾げる看護師には、笑顔で一言"お見舞いも兼ねて"と伝えておきながら]

…あ、ここですか。不在でなければいいんですけど。

[エレベーターを使い、長い廊下を奥へと進み。先程聞いた番号を頼りに病室のプレートを確かめながら歩いて行けば、漸く目当ての番号が見つかる。
部屋の扉の横にあるネームプレートに記された、"ディーン・アンリ・ダレット"の文字を確認すれば、その部屋の前で立ち止まった]


[さぁ、"約束"を果たそうか。
手当の後、絶対に来るなと言われたような気はするけれど…まぁ特に気にする必要も無いだろう。
――一体どんな顔を見せてくれるんでしょうね。
カルテによれば、症状は幾分か改善しているようだから。小さく口端を持ち上げながら、そう独りごちる]

入りますよ。

[ノックの代わりに一言そう声をかけながら、病室の扉へと手を掛ける。
部屋に鍵でもかかっていない限り、医者はそのまま部屋の中へと入って行っただろう]


[オスカーは自室のベッドの上にいた。]

うう……

[部屋へ案内されて暫くに、看護師が訪れて再び診察室へ連れて行かれると新薬だか何だかの注射を打たれた。

別に抵抗するつもりも無かったのだが、それからの倦怠感が半端なものではなかった。
部屋に着くなりベッドへ倒れこみ、呻き声を上げている今に至る]


[頭痛が酷い。脳の、身の柔い部分を徐々に崩していくグチグチとした鈍い痛み。
刺すというよりも腐りかけた果肉を潰していく様な、じんわりとした痛みが波打って響く。

身体の怠さも伴ってろくに動けず、もぞもぞと雑ながらも白いシーツの中に潜り込んだ。
身を丸めてジッと息を…と、それは熱を帯びて少々荒いものでいて、しんとした室内での呼吸音はオスカー自身に煩く感じられて]


[現状を想像すれば、これは以前と何が変わったのかとぼんやりとした頭で思考する。
人の多い病院では部屋の外に出るのがやっとだ。こちらでもまた閉塞的な生活が始まるのか、病気が治ると信じてこの様だ。

何処にも押しつけようもない憎しさがジワジワと増して眉根を寄せてはシーツを痛くなるほど握り、耐え。
そうして虚ろな意識を手放すように眠りについた]


メモを貼った。


メモを貼った。


――は?

[突然開かれた扉と、聞き覚えのある声に、咄嗟にそちらを向く。ぱちぱちと目を瞬かせて、暫く訪問者の方を見て。じりと一歩後ずさる]

な、なん、
……何で、お前が、

[此処に、と。狼狽しきった声音で尋ねて、また一歩後ずさった。無意識の内に右手が顎の傷に伸び、未だ治りきらないそこがじくりと痛んだ気がして、眉を寄せる。

ちらと彼の後ろにある扉を見て、どうにか逃げられないかと考えてみる。(そもそも逃げる、という発想が出てしまう時点で酷く屈辱的なのだが)けれど此処から出る為には、どうあっても彼の横を通らなければならない。一瞬窓からとも考えてみたが、そんなのただの投身自殺に他ならないだろう。

であれば、逃亡という選択肢は消えてしまった。逃げようというのに自分から向かっていってどうする。振り解けるなら話は別だが、ディーンにそんな事が出来る筈も無い]

く、来るなと、言っただろう。

[律儀にも見舞いの品を持ってきたらしい彼に、鋭い声で言う。不審と、警戒と。その両方を孕んだ瞳でもって睨みつけて、ともすれば震えそうな体を叱咤した。
目の前の彼からしたら、ディーンの虚勢を見破るなんて容易い事だろうけれど]


【人】 少年探偵団 ガーディ

[振り払って強制的に退かせた腕が落ちて、背中から他人の体温が失せたのだけは確りと、頭の端っこで認識する。
その後に続いた幾つかの独白めいた台詞>>11は、辛うじて耳に届くもののその意味を考える事も、それに対してどう思うのかも、ましてや反応をする余裕なんてものは今はもてない。

喉と内臓が執拗に上下するのに抗うことも出来ずに、
こみ上がる嘔吐感とそれなのに吐けない不快感にただ耐える。

引き寄せられて無理やりあげられた顔に表情が歪む。
これも何かの世話焼き行動の一種なのだろうけど、
流石に遠慮してくれよと思わなくもない。

今度はもう顎を掴む手を振り払う体力を使う事も億劫になってて、離せよと言わんばかりの視線を向けるにとどまる。]

(24) 2014/07/02(Wed) 04時半頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

――…や、め、っ、

[悪い、なんて言葉>>12に、何をする気なのかと怪訝げに一瞬眉を潜めたけど、次の瞬間口の中に捻じ込まれた指先に思わず顔を顰める。
無遠慮に奥へと進む指の動きには物理的にも心理的にも嫌悪感しか湧かない。
身動ぎながら上体を引こうとするけど、掴まれた顎が幾らか痛むだけ。
指を引っ込めでもしてくれないかと、せめて僅かにでも侵入を防ごうと、歯先に触れるそれを、ぐ、と噛んだ時。喉の奥がむず痒いような感覚と、変に堰き止められてた胃液が、こじ開けられた食道から這い上がる感覚とで胸元が不快感でぐるぐるする。]

…ぅぇ゛ぇっ、ぇ゛…、〜〜ッげほ、…っ、

[頭を押さえつけられて半ばシンクにへばり付くみたいな姿勢になったけど、最早いっそ有難い。縁に腹を圧迫されて残った内容物も全部押し出される。
呼吸をする間や咳込む間を邪魔するように、何度かに分けて逆流してくる胃液を、遠慮なく吐き出した。

漸く胃の痙攣が収まると今度は容赦なく出てくる咳に背を揺らした後、途切れ途切れの荒い呼吸を漏らす。
さっきからジャアジャアと音を立て続ける水流に紛れて、吐き出した吐瀉物が消えてくのがぼんやりとした視界に映った。]

(25) 2014/07/02(Wed) 04時半頃

見舞いに来ると言ったでしょう。
……あぁ、それから。
今日から転勤になりました――"ここ"に。

[面白いくらいに狼狽える相手へ失笑を返し、扉を閉めて部屋の中へと。
意地の悪い笑みと共に告げた最後の一言は、彼を余計に狼狽えさせただろうか。

逃亡を画策しているのか、背後の扉へ、奥の窓へと視線を泳がせる様子に、至極愉快そうにクスクスと肩を震わせる。
"何をそんなに怯えているんです、別に取って食ったりしませんよ"、なんて。

そうして無意識なのかそうで無いのか。顎の傷へと伸びた相手の手に気付くと、知らずのうちに自然と顔が綻ぶ。
――嗚呼。どうやら自分の思惑通り、ちゃんとその傷に"苛まれて"いてくれたらしい]

どうぞ、お土産です。
結局何が欲しいか聞けませんでしたので、適当ですけど。

[すこぶる上機嫌に、まるでこの再会を心から喜んでいるかのような声音で。
ジリジリと後ずさる彼を嘲笑うかのように距離を詰め、近くの机へとフルーツの入ったバスケットを置いた。そしてもう一つの紙袋――書籍の入った紙袋を相手へと差し出す。
彼がそれを受け取るのであればよし、受け取らないのであれば肩を竦め、果物の隣へと置いたであろう]


……それにしても、驚きました。
本当に回復しているんですね。

[鋭い声を寄越し、必死に虚勢を張るその姿に――何とも愉快なその姿に、浮かべた笑みを強めながら向き直る。
しかし彼の"眉根が寄っている"事に気付けば、細めた目を見開いて大層驚いたように見つめてみせた。
揶揄るでもなく、嘲るでもなく。純粋に興味深そうな表情をその顔へと乗せ、感嘆の息をひとつ。
ここで見る彼の顔は、どうにも自分の知る"仏頂面"とは、明らかに違っているように見えてしまって。寄せられた眉も、瞬かれた瞼も。それらは正しく初めて見るもので、実に新鮮だった。

僅かに高揚した気分のまま、睨みつける視線を受け流し、先日まではピクリとも動かなかった筈のその顔へとおもむろに手を伸ばす。
伸ばされた手は、恐らく彼によって振り払われるであろうが――もしも万が一、振り払われなかったのであれば。その手のひらでそっと相手の頬へと触れたであろう]



林檎でも剥きましょうか。
……座っては?

[未だ立ったままの相手に肩を竦めてそう勧めると(勧めるも何も彼の部屋なのだけれど)、キョロキョロと"何か"を探すように部屋を見回す。
林檎を剥くにしても、皿なり何なりの用意が必要であろう。しかしどうした事か、近くの棚を漁り紙皿は用意出来たものの、果物ナイフが見つからない。

仕方が無い、と溜息をひとつ。
ポケットから携帯用のナイフを――彼のその傷を抉ったナイフを取り出すと、部屋に備え付けられた洗面台でナイフと手を綺麗に洗い、バスケットの中から真っ赤な林檎を取り出す。
そうして椅子へと腰掛けて足を組み、スルスルと林檎の皮を剥き始めた]


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