人狼議事


8 DOREI品評会

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小僧 カルヴィンは、メモを貼った。

2010/04/06(Tue) 01時半頃


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 小僧 カルヴィン

[奴隷からの苦言は何も受け付けないスタッフたちに71回しつこく纏わり、漸く入浴の許可を取り付けた。そうでなくては、あの妙に古びた控え室では、蟻にでも集られてしまいそう。
舞台での痕跡を洗い流し、それでも周囲に女だとバレていることは間違いない。
生来の憧憬に負けて、つい着替えにはドレスを選んでしまった。
黒とボルドーの天鵞絨生地も美しいワンピース。
詰まった首元に大きなリボン、パフスリーブに腰は縊れAラインのスカートの裾はひらひらと蝶の羽のような幾重ものフリルとレェスで飾られている、古典的なドレスデザイン。
どうにも短い髪が不自然なので、共布のカチューシャを飾ることで、幾分か女の子らしさをアピールしている。
そして、帰り着いた控え室で、少女は置かれた少し曇った鏡の前から離れないのだった。]

(5) 2010/04/06(Tue) 01時半頃

― ヴェス別荘(ジェレミー邸) ―
[真っ白な車に乗せるときも、翡翠の衣装は破れたドレスのままだった。
車内で男は彼に一切触れず、窓の外を眺めている。
やがて見えてくるのは高い壁、壁、壁。
何処か別の国の建物を彷彿とさせる屋敷には
所々にヴェスパタインの趣味が見え隠れしている。

車は石造りの門を越えて館の玄関前へと到着する。
芳しい花々が咲き乱れる少し小さな前庭には二羽ニワトリが居た]

 Jade
 今日たったいまから正式に御前の名前だ。
 其れ以外の名も身分も忘れるんだね。

[到着と共に現れた二人の召使がドアを開ける。
男は地に立つなり青年へそう宣言した]


メモを貼った。


【人】 小僧 カルヴィン

[小さな頃、メイドが使っていた化粧道具を持ち出して怒られて、酷く叱られた記憶がある。それから、女性らしい小道具や装飾品は、少女の中ではタブーになっていた。]

こんなところで叶うなんて……皮肉なものだな。

[鏡の奥から不安げに見返してくる少女は、本当に自分なのだろうか?
髪を伸ばして巻いて、結い上げて。頬や唇に紅差し化粧を施したならば。
自分が憧れていたもう一人の自分が、そこに居た。
ひくり、と一つ嗚咽を呑み込む。
この小さくか弱い手を取る、夢の中の王子様は、もう望めないというのに。]

……………………おうじ、さま、か。

[偉そうなNo.3をつけられたあの男は、それに近い身分だったのだろうか。彼等の言葉はさっぱり分からない。
そういえば、他の奴隷たちの名もほとんど聞いていなかった。
一番想像していた理想の相手に風貌や雰囲気が近いのは例の紳士だが、いつもつまらなさそうな不可思議な威容を纏う男も、得体が知れないながら身分は高いのだろうと憶測する。
最後に思い出したのは、叫ぶ黄金の眼をした彼と、つい縋りかけた残酷ながらも背格好の逞しい男。]

(9) 2010/04/06(Tue) 02時頃

― →ヴェス別荘(ジェレミー邸) ―
[カボチャも馬車もそこにはない。用意されていたのは白い車。
最悪のセンス、表情はそんな風に告げる。久しぶりの日は、少し眩しくて目を細めた。
遠くなるその場所を振り返る事はない。
ただ、気に入りのディスターシャが遠くなっていくことだけは少し後ろ髪を引かれた。
けれども今となってはそれを取りに戻るも許されない身分なのだろう。
窓の外を見る事はなく、ただ車が長い時間をかけて辿り着いた場所は、
自分の知っている場所とは違ったし、見覚えのある風景でもなかった]

…『買ったというなら、好きに呼べばいいだろう』

[返事をするかどうかは当然別だ。
返事は是でも拒否でもない]


小僧 カルヴィンは、現実を知らしめる冷たい鎖が、足元で鳴った。

2010/04/06(Tue) 02時頃


 勿論だよ?
 好きにする為に買ったんだしね。

 そうだね、Jade
 先ずはその身を洗ってあげようか。
 酒臭いよ。 

[男は瞳を細めて哂う。
着込んでいた黒いジャケットを召使に渡し
会場で着ていたのと変わらぬ姿になって]

 こっちだ。

[有無を言わせず手を引いた。
あとには二人の召使が続く。双子のように顔だちがそっくりだ。
少し進んだところで、玄関の扉が重い音を立てて閉まった]


メモを貼った。


メモを貼った。


『…下らんことを』

[酒臭いと言われたところで、何かしようがあっただろうか。
酒を無理やり飲ませたのだって目の前の男だというのに]

『ッ、一人で歩けるといったはずだ…!』

[まだ酩酊は残っているけれど、それとこれは別だから。
手を引かれれば振りほどこうとするけれど、叶うのだろうか。
後ろからつかず離れずついてくる足音が二つ。
幾らか気味が悪い]


メモを貼った。


 ひとりで歩く?
 まだわかってないんだな。
 御前はもう御前の意思で歩くことすら許されないんだよ。

[腕を引く手は、振りほどこうとした彼の手首をつぶれるほど強く握った]

 俺の命令だけが御前の全てになる。
 俺の機嫌を損ねたら、御前の身体は少しずつ削られていく。
 どこから切り刻んで欲しい? 指か、それとも耳か。
 ――…それが嫌なら精々気をつけるんだね。
 逆らうのは利巧じゃないよ、Jade。

[話しかける内容は薄ら寒いもの。男の口調は至って本気だ。
やがて到着した浴室は、少し風変わりなものだった。
広さは三、四人が充分寛げるほどだが、膝ほどまでしか深さが無い。
其処に既にたっぷりと用意されている液体は琥珀色に輝いて、粘り気を帯びていた。
浴室からは甘いにおいが立ち込めている]


メモを貼った。


【人】 小僧 カルヴィン

―― 控え室 ――

僕は男じゃない……。
背も高くないし、身体だって大きくない、
力も強くないし、結婚しないと爵位も継げない……。

[その家も、もうないも同然だけど。
それにいつまでも縛り続けられる自分が急に莫迦らしくなった。]

このまま、最期に女の格好をして、
舌を噛み切ってしまおうか。
どうせ売れ残れば、それより酷い死に方をする……。

[シルバーバーグ子爵はもうどこにも居ない。
鏡に問いかけながら、ふと控え室の他の奴隷を気にしてみる。]

(17) 2010/04/06(Tue) 02時半頃

───ぃ…ッ

[強くかかる力に、表情が歪む。
告げられる言葉が最終宣告に近いことだということも解っている。
だから、口を噤んだ。硬翠の視線だけは、決して屈することはなかったけれど。
小さな舌打ちと共に、引きずられるように連れて行かれた場所は
酷く甘い匂いがしていた]

───عسل(蜂蜜?)

[甘い匂いは独特だったから、自然と言葉が零れる。
体を洗うと言っていなかったか。なのにこの状態は何なのかとばかり。
訝しむような視線を濃い金色の髪の男へと向けた]


メモを貼った。


[黙ってしまった青年を
男は一度さも愉しげに細めた瞳で見遣った。
そうして連れてきた場所で、此方へ向いた視線に頷いてみせる。
呟いた言葉が単語のみであれば、男とて世界中に”お使い”に出ている身。
一切わからないわけではない]

 少し混ぜ物はあるけどね。
 
[そう言って、彼の無残なドレスに手をかけた。
自分で脱ぐといっても
御前に自由は無いと、同じ言葉を繰り返すだけだ]

 御前たち、洗ってあげて。
 綺麗に舐め取るんだよ。

[一糸纏わぬ姿まで剥くと、男は青年を浴槽に放り込んだ。
影のように控えていた双子の召使に命令を出す。
彼等は自ら衣服を取り去った。成人前だろう髪の長い召使にも短い召使にも、胸元の膨らみは無い。そしておかしなことに股間にも性別を主張するものは存在しなかった]


メモを貼った。


【人】 小僧 カルヴィン

[つと立ち上がる。
足枷の先の鉄球は変わらず、よく考えればこれをつけて水槽などに入れられたら溺死していたのではと思い当たる。
片方だけヒールの高い靴を履くわけにもいかず、ドレスに似合わない素足は慎ましさを塗り替えて淫乱に魅せるのだと、あの舞台で覚えた。]

……ひらひら、すーすーする……。

[全裸ほどではないけれど、落ち着かない。
そして身についた所作もまた、男のそれであるため、ドレスとはチグハグで正に馬子にも衣装といった状態。
ただ、風を孕んで広がるスカートが嬉しくて、裾を摘んで一回転してみる。]

……っふふ……はは、ははは。

[自分が可笑しくて涙が出てきた。]

(25) 2010/04/06(Tue) 02時半頃

[風呂に落とした青年のもとへ、忠実な召使たちは擦り寄っていった。
ねっとりとした液体は彼等のしなやかで傷一つ無い腕にも細い脚にも絡み付いている。

男はといえば、そんな光景を衣服も乱さず
入り口に立ちはだかったまま見ていた]


[混ぜ物。
その一言で、思う。食べ物に対してなんてもったいない事を。
生まれてこのかた空腹に泣いたことなんて一度か二度あったかないかだが
かといって飽食を好むわけではなかったから。
白いきぬは奪われて、今度こそ隠すものなんて何もなかった]

───な

[飛沫があがることはない。たぷんと、緩やかな波が上がっただけ。
派手に転んで塗れる事はなかったけれど、浴槽に満たされた蜂蜜に
しゃがみ込むように体勢を整えた少年は胸元まで浸かることになる。
男に指示を受けた召使たちに視線をやって、表情は驚きに染まる]


小僧 カルヴィンは、記者 イアンに一連の行動を見られたかと、鏡の前でびくりと跳ねた。

2010/04/06(Tue) 03時頃


 ああ、口に含んで不味いものは入って居ないよ。
 混じってるのは少し良い気分になるクスリだけさ。

[此方まで重みのある液体が飛ぶことは無い。
男は広い浴槽の中、琥珀が塗された彼の肌を
瞳を細めてじっとりと見つめている。

双子の召使は男の命令通りJadeの身体に蜜を塗すために両脇から擦り寄って、その肌についた琥珀をざらりと舌で舐め取っていく]

 この子たちは少し変わっているだろう?
 お下がりなんだけど、気に入ってね。
 珍しく壊さずに使ってるんだ。


【人】 小僧 カルヴィン

な、ななな、なんでも、あっ

[お嬢ちゃん呼びに反論したくても、服装までもドレスなのだから余地もない。
上擦った声で一歩後方に引くと、ちゃらりと鳴る鎖に足を取られてまた転びそうになった。いつまで経っても足枷に慣れはしない。]

ええと、先ほどは見苦しいところを……。

[ぎゅ、と右手拳を握って、首が痛くなるほど高い位置にある男の顔を見上げた。]


尻尾振る相手は見つかった?
随分と死ぬことが恐いような様子だった。

(33) 2010/04/06(Tue) 03時頃

『…クスリ?』

[持ち上げた両の手はとっくに蕩けた琥珀に塗れて、
両脇から近づいてくる姿に、幾らか訝しんでいれば
肌の上の蜜をなめ始める姿に不快感もあらわに]

『何を──』

[突き飛ばすのは簡単だった。
けれど、流石に二人一度につきとばせるほど器用ではない]


【人】 小僧 カルヴィン

……最初から見ていただろう。
僕は男として育てられていた、から……。


[尊大にない胸を張って腰に両手をあてる。]

ドレスなんて百枚でも二百枚でも買えたさ。
ただ、着ることが許されなかったのと、


……経営に失敗して没落したんだ。だから、金がいる。

(37) 2010/04/06(Tue) 03時頃

 そうそう、その子たちにキズをつけたら
 御前の同じ場所から皮膚を抉るよ。

[此処ではJadeよりも彼等のほうが価値があると言う風な台詞。
突き飛ばそうとする彼を見て男は先に忠告をひとつ。
召使たちは甘い香りと蜜に混じる薬でとろりと表情を蕩かせながら、彼の口元へも浴槽にたまる蜂蜜を掬って塗りつけていく]


【人】 小僧 カルヴィン

僕が、男に生まれていれば……。
こんな目に合わずに済んだんだろうか。



それとも、やっぱり男でも
ああいう見世物や玩具みたいな扱いは、
恥ずかしかったり辛かったりする?

[ふるふると、力なく身体の横に沿わせた腕が小さく震えた。
No.8をつけられていた男を見上げる目線は、どこか迷子のように途方に暮れたようでもあり。]

(42) 2010/04/06(Tue) 03時半頃

…ッ!

[突き飛ばそうとした手が、力を失う。
傷をつけられること自体には男だから抵抗はないはずだけれど。
肌に塗りつけては舐め上げられ、口に運ばれる蜂蜜は甘くごく僅かに苦く。
酒精が抜けきっていない体が、暖められた蜂蜜の熱と
徐々に沁み込んでくる薬品の効果のせいで少しずつ重たく感じられた。
肌の上をなぞる舌の動きに、表情が酷く歪んだ]


[息を荒げた召使が、犬のように尻尾のない尻を振りながら
琥珀色を塗りつけては舐めている。彼等は幾ら昂っても処理する箇所を持たない。溜まる快楽は苦痛のようで、何時しか二人は青年に縋りつくようにして、それでも命令を守って行動している。
男は彼の表情の変化に気付き、二人を止めた]

 ――…効いて来たかな?
 本当はクスリを使う心算じゃなかったんだけど
 ま、いきなり流血沙汰よりは
 一度くらい愉しませてあげようと思ってね。

[靴もそのまま浴槽へ近づき、身を屈めて視線を合わせる。
それから琥珀に埋もれた彼の下半身へと目線を下げた。
反応がおきたかどうか、確かめる為に]


【人】 小僧 カルヴィン

あんな辱めを受けるくらいなら、
死んだ方がマシだと思うのは、


……可愛くないのか。

[女の見苦しい欲を喩えに出されれば、こちらもカチンとくる。
胸倉を掴んでくる手には本能的な恐怖を感じたが、澄んだ葡萄酒色の瞳は至極冷たい。]

何なら、そのまま縊り殺してくれても。
競争相手が減るんじゃないのか。

[彼がそうはしないだろうと高をくくっているからこその、憎まれ口。どうにもNo.3の男といい、男性相手には虚勢を張って口論になることが多いようだ。それは、自分が持ち得ない性への劣等感もある。
突き放されると、矢張りけほりと小さく咽せた。]

カタどころではない。
自分で選んだ、ら、騙されてこの有様さ。
……けれど、融資者を見つけるのと
矜持の傷つけられ方は大差がない気がする。

(46) 2010/04/06(Tue) 03時半頃

小僧 カルヴィンは、記者 イアンに、そちらは、と身の上話でもねだるように小さく顎をしゃくった。

2010/04/06(Tue) 03時半頃


[蕩けた琥珀が肌の上に幾度も塗りこめられていけば、
そのうちに彼等が蜂蜜を舐めているのか、それとも自分の肌を
舐めているのか、その境目すら曖昧になってよく解らなくなる。

それこそ自分と蜂蜜と彼等の境すら曖昧になったかのようだった。
擦りよせられる肌も、縋りつくような舌も指先も、何もかもが
今の彼には歪んだ何かに感じられる]

…『冗談、じゃ…な、ぃ』…っ

[噎せ返るような甘い匂いの中、呻く声はごく僅かに熱を孕む。
尋ねる様な声にふるりと首を横に振った。
合わさる肌の合間から落ちる蜂蜜の滴が、音も立てずに沈むのが
酷く幻想的で、それ故に非現実的すぎて思考が幾らかぼんやりとしていた]


【人】 小僧 カルヴィン

僕は子供だから……色々なことを、知らなさ過ぎた。

[イアンの鋭い舌打ちに、こてりと首を傾げる。
さらりと頬を掠めていく銀糸の流れ。
首は痛いけれども、まだ彼から目線は逸らさない。]

(49) 2010/04/06(Tue) 04時頃

小僧 カルヴィンは、記者 イアンを見上げながら、色々と思案を繰返している。

2010/04/06(Tue) 04時頃


[塗り込めた蜜に混じる薬は確実に彼等を侵しているようだった。
一糸纏わぬ青年に絡む対の人形。
二人は両側からJadeに擦り寄ったまま、出口の無い快楽を抱えながらも動きを止めている。
何処か倒錯的なものを感じながら、男は唇を歪めた]

 そう、残念ながら冗談じゃない。
 俺は至って本気でね。
 No5じゃ勃たなかったようだけれど、薬が入ればどうかな?

[間近まで顔を寄せれば、熱い吐息がかかる。
その変化に満足そうに、低く甘いバリトンが浴室に反響した。
その間にも体温を帯びて蕩けた蜜は彼の肌をゆっくりと流れていく。
男は肌色の違う彼の胸元に指を伸ばし、くいと軽い刺激を与え乍掬い取った]


【人】 小僧 カルヴィン

[首を辿られると、芋虫のそれを思い出して身震いする。眉が僅かに蹙められた。
けれど、何とかその恐怖心も押し殺すようにして、彼の身の上話に耳を傾ける。
普段なら、興味も抱かなかっただろう他人の事情。ただ、あの舞台を共有したことで、奴隷への妙な親近感が湧いてしまったのだろうか。競売、と言われたからにはお互いに魅力的であることを他よりアピールせねばならないはずなのに。]

けれど、買って貰えればその相手は
出資者になってくれるかも知れない。
……そう思うのは、滑稽かな。希望的観測過ぎる?
まぁあの状況だと、そうだろうな。

[くふん、と小さく鼻を鳴らす。]

君はここが、人身売買の巣窟と知って乗り込んで来たのか。
ならそれなりに、度胸も腕に自信もあったのだろうね。
……こんなではなくて、カメラの腕でスカウトされればよかったのに。

[イアンの視線を追って、壁際に押しやられた棺桶と、レンズも割られてしまったカメラに双眸を細めた。]

(54) 2010/04/06(Tue) 04時頃

[皮膚から直接吸収され、そして口で直接摂取させられた薬は
ゆっくりと、それこそ蜜の滴るほどの緩やかさで神経を染めていく。
持て余した熱がそうさせるのだろう、人形達の肌は酷く熱を持っていて
だから余計に頭の中がぼうっとしていた]

『何、す──』

[極僅か傍で覗きこむ視線に、睨みあげる硬翠は蜜のような彩を帯びる。
浴室に響く声は、酩酊する意識の中で更に反響して谺する。

伸ばされた指、掬いあげられる琥珀。
極僅かに、けれど確かに喉が小さく震えた]


【人】 小僧 カルヴィン

記者なんて、周辺を嗅ぎ回っては
ありもしないゴシップ記事ばかり書き散らしている
最低の下衆だと思っていたけれど。

[未だ抜けない男の仕草で、飄々と肩を竦めて見せる。
燦めく葡萄酒色の瞳の下で、唇の端を少しつり上げて。]

……キミは嫌いじゃない。
少なくとも、あそこに集った貴族連中よりはマシだ。
僕も本来なら、あちら側に居たと思うけれどね。

何て厄介で妙な奇遇だろう。

[ふるり、もう一度かぶりを振る。]

お嬢ちゃんはやめてくれないか。
僕にはカルヴィン……いや、カルヴィナという名前がある。
君は、No.8?

[わざと挑発するように、彼が下げた札を手を伸ばしてぐいと引っ張った。]

(55) 2010/04/06(Tue) 04時頃

 ああ……あんなに鋭い眼をしていたのに。

[何処か物足りなさそうに
それで居て愉しそうに、男は彼を覗き込んで哂う。
声こそ上がらなかったが、胸元への軽い刺激に反応した彼を見遣り]

 効いてきたね。
 それじゃあ、入浴タイムは終わりだ。
 着替えをあげるよ。
 気に入ってくれるといいけど?

[身に力の入らぬ様子の人形達に命令を下す。
二人はふらつく足で浴槽から上がり、ねっとりと身体中に蜜を纏ったまま奥へ消えた。
暫く後、何事も無かったように衣服を着込んだ双子は現れ
男に黒い皮製のベルトを手渡す。紐の下着に似たそれは、本来男根を覆うはずの前布が無く、尻にあたる部分には細身のバイブが取り付けられていた]


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