人狼議事


162 絶望と後悔と懺悔と

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視点:


【人】 幸運の科学 リッキィ

― 終わりの空の下 ―

………、僕、は

[僕は確かに終わらせたいと願ってた。>>1
終わらせたところで、全部が元通りにならないことくらいちゃんと、分かってたうえで。

だって。
死んだ人はもう、戻ってこない]

………。

[涼にーさんも、死んだの?

じゃあ、神宿に行っちゃう前に言葉を交わしたっきりの理依にーさんは?
キャロライナにーさんも、後から来るんじゃなかったっけ。
周にーさんも――姿を近くに感じてたのに、今はどこかに行っちゃった。

戻ってこないなら、死んだのと同じこと?]

(32) Akatsuki-sm 2014/02/24(Mon) 19時頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

[わからないことが増えていく。
でも今の僕にはやっぱり零にーさんが一番わからないんだ。

始祖吸血鬼は殺したんだから、もう、血に縛られるのは終わりにしていいはずなのに。


ふと目に入ったにーさんの表情は、かつて僕のことを“希望”だって言ってくれた時のとひとつも重ならない。


――それでも、
未だに始祖吸血鬼を思い続けているならいっそ後を追ってしまえなんて言えなかったし、
傍でささやかに約束が交わされるのも、止めなかった]

(33) Akatsuki-sm 2014/02/24(Mon) 19時頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

[僕は絢矢の亡骸を地面に寝かせると立ち上がる。
頬からこぼれ落ちた――明にーさんが拭ってくれても止まらなかった雫の色は透明で。

――ああ、僕、まだ泣けたんだ]


……。

[立ち上がったはいいけど、どうしよう。
まだこの手に取り戻せるかもしれないものがあるなら、探しに行って、それから――?]

(34) Akatsuki-sm 2014/02/24(Mon) 19時頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

………うん。
ありがとう。

[僕は明にーさんに頷く。>>35

それからどうしたいのかなんてまだ分からない。
けれど、にーさんの言葉は、確実に僕の背中を押してくれたんだ]

……。

[視界が滲んでると動きづらい。
上着の汚れてないところ――がそもそもあんまりなかった、もう。……我慢しよう]

(37) Akatsuki-sm 2014/02/24(Mon) 20時頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

………。

[何かを問いたげな目が向けられてる。>>36
そういえば……零にーさんの問いに答えてなかったから、そのせいかな]


分かるでしょ、…“始祖様”のためじゃない、ってことくらい。

[それは違う。絶対に。
かといって“許せない”って気持ちに突き動かされてたのとも違う]

終わらせたかった、…それだけだよ。
こんな戦いも、家族が傷つくのをただ見てることしかできない僕の弱さも。

[そうして。
僕の生命そのものが終わってしまえればどれだけ――]

――っ、

[考えてたら胸が苦しくなってきた。やめよう]

(46) Akatsuki-sm 2014/02/24(Mon) 23時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

そう、僕自身のため、…だよ。

[零にーさんに僕を傷つける思惑があるかどうかはさておき、
僕は涙を浮かべたまま笑い顔を貼り付けてみせる。>>47
今はこうする方が、僕自身をちゃんと傷つけられると思って]


………っ、

[僕は絢矢の亡骸に目を落とす。
返す言葉は、ない。屁理屈は思いついたけど声にならない。“終わらせる”と“克服する”は違う、だなんて]

(53) Akatsuki-sm 2014/02/25(Tue) 01時頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

[僕は、――零にーさんを前に相当ひどい顔をしてたと思う。
立ってるのがやっとだって状態の者の顔が、いい顔のはずがないんだから。いくら笑い顔を貼り付けてたって。

それでもなんとか立ってられたのは、明にーさんが支えになってくれてたからなんだ。>>59]


零にーさ、ん、だって、自分のために、周にーさんのこと……

[ほんとのところはどうなのか、分からないけど]

(63) Akatsuki-sm 2014/02/25(Tue) 20時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

使って、 ……って、
周にーさんのこと何だと思って―――、……。

[もののたとえだとしても聞き過ごせなかったけど、
どうしよう早くも口に出したことを後悔したくなってきた。>>87

でも、――でも。零にーさんの口から“家族”って言葉が出てきても、出てこなくても。
辿る思考はきっと、ほとんど変わらないもの]

―――…っ

[駄目だ。これ以上零にーさんも、にーさんの腕に抱かれた始祖吸血鬼の亡骸も見てられる気分じゃない。
足音を立てて、背を向ける]

(92) Akatsuki-sm 2014/02/26(Wed) 02時頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

ごめんね……、
僕は、探しに行けるかどうか、わからない。

[僕の心はちょっぴり軋みをあげる。
別に零にーさんのこと、もう家族だって思わないって言ってるわけじゃないのに]


  ―――…取り返しに行かなきゃ。

[ただ、先にしたいことができて、
そのために前に進むように――って、僕を突き動かそうとしてるだけ*]

(93) Akatsuki-sm 2014/02/26(Wed) 02時頃

リッキィは、明にーさんなでなで。

Akatsuki-sm 2014/02/26(Wed) 03時頃


【人】 幸運の科学 リッキィ

そっか……、

[もしも周にーさんが“変わらずに”守護部隊に居続けたなら、
吸血鬼に『負けるな』って示してくれただろうね。その片鱗は戦場で垣間見ることができた。

でも周にーさんは吸血鬼になってしまった。
それでも渇きに耐えて、吸血鬼を殺して、変わらずに。
吸血鬼に『負けない』ところを見せたんだって、――僕は零にーさんの話を聞いて素直にそんな感想を抱いた。


こんな結果を零にーさんは望んでないって。そう見えるのは僕だけなのかな。

零にーさんの『きぼう』は、僕の手の届かないところにあるみたいで、それが、――苦しい]

(99) Akatsuki-sm 2014/02/26(Wed) 15時頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

そう、だね。
吸血鬼に、――僕らと同じになっちゃうんだって、思ってた、周にーさんのこと。
そこは、…僕の落ち度にして、いい。

[一息。]

僕は、零にーさんを……、

[言葉は、続かない。
ああ、僕のしたいようにしていいなら、ここですぐに答えを言わないことも選んでいいんだよね。
というか選べるものなら全力で選んでやる。

ただひとつ、ここで言えることがあるならそれは、]

(100) Akatsuki-sm 2014/02/26(Wed) 15時頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

責めないよ。
………僕じゃ、周にーさんの代わりにはなれないから。

[良かった。ちゃんと、優しい声音で言えた。

そう思ってるのは嘘じゃないし、零にーさんを責めて自己嫌悪に陥った状態で、周にーさんを取り返しに行きたくなかったし、
そもそも、自己嫌悪に陥るって分かってるくらいなら、最初から責めたりなんてしない。


またね、って言えないまま、僕はその場を立ち去った*]

(101) Akatsuki-sm 2014/02/26(Wed) 15時頃

幸運の科学 リッキィは、メモを貼った。

Akatsuki-sm 2014/02/26(Wed) 15時半頃


【人】 幸運の科学 リッキィ

― 荒野の人でなし(達) ―

―――!

[あれは、……守護隊の生き残りの姿! 僕はすぐに建物の影に身を隠す。

補給基地のあちこちは、既に焼け野原って言葉がふさわしいくらいになってた。
始祖吸血鬼という絶対の頭を喪って、逃げる側に回ってる吸血鬼と、残党処理に動き回る守護隊。

こうしちゃいられない。――狩られる側なんだから、僕も周にーさんも。

だからって「周にーさん、どこー?」なんて叫びながら動き回るわけにもいかなくて、僕は息を潜めながら周にーさんの姿を探してたけど、]

はぁ――…、

[疲れた。]

(115) Akatsuki-sm 2014/02/26(Wed) 23時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

[壁にもたれて座りこむ。
膝を抱えてれば余計小さくなって見つけにくくなるかな。でもやらない。


見つかったらやばいのに、見つけてほしい、なんて、――変なの]

(116) Akatsuki-sm 2014/02/26(Wed) 23時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

―――…っ!?

[こっちに誰かが近付く気配がしてる! >>133
ここに座り込んでからどのくらい時間が経ったのかわかんないけど、相変わらず疲れてるからどう考えても、ちょっとの間。

ため息ついてる場合じゃない。とにかく場所を―――]


…………。
あ、  周にーさん……、生きて―――る?

[見間違いとか僕が生み出した幻とかじゃない、……よね。
僕は確かめるために手を伸ばすのをためらわない。右手だけだったけど]

(136) Akatsuki-sm 2014/02/27(Thu) 00時頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

……。

[だいじょうぶ。ちゃんと立てた。>>137
だけど僕はしばらく周にーさんの手を離さない。

考えてみたら、吸血鬼になった周にーさんに触れるのは初めてなんだ。
僕は始祖吸血鬼に牙を立てられて吸血鬼になったわけじゃないから、
離れてても周にーさんの聲が届くことはなくって]

ほんとだ、……生きてる。
ちゃんと、ここにいる。

(138) Akatsuki-sm 2014/02/27(Thu) 00時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

………あの時、の?

[思い出すのは始祖吸血鬼の城で周にーさんに言った言葉しかない。>>139
“またね”。
僕はこの言葉にいかなる重みも、――願いもこめたつもりはなかった。心のどこかで諦めてすらいた。

でも、諦めなかったんだ、周にーさんは。
吸血鬼に変わってしまっても]

―――っ、ぅ

[僕はまた、今まで泣けなかった分まで泣きたくなる。
けど、言わなきゃ。こうして僕のところに帰ってきたんだから、かける言葉はひとつだけ。
浮かんだ涙はそのまま、周にーさんの手も握ったままで]

(141) Akatsuki-sm 2014/02/27(Thu) 01時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ



……… おかえり、周にーさんっ…。


 

(142) Akatsuki-sm 2014/02/27(Thu) 01時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

……、う、うん。

[そう言われても危機感があんまりない、……のは単純に、嬉しいからなのかも。>>140
とにかく周にーさんもああ言ってることだし、ここは気を引き締め直して脱出――]


…………。え、ちょ、

[待ってもしかしなくてもこのままじゃ僕恥ずかしい体勢になる!?
――けど我慢だ我慢っ! 周にーさんもそう言ってたし、ワガママ言ってる暇がないことくらいわかる]

…っ、ちょっと、だけ、安全なところまででいいから。

[まずは叫び出したくなるのを抑えて。でも言いたいことはちゃんと言ったよ]

(143) Akatsuki-sm 2014/02/27(Thu) 01時半頃

幸運の科学 リッキィは、メモを貼った。

Akatsuki-sm 2014/02/27(Thu) 02時半頃


【人】 幸運の科学 リッキィ

― 隣り合う夢 ―

……マドカー?

[ここにもいない。
僕は茂みから手をどけると庭をうろうろし始める。もう隠れられそうなところなんてないのに。

ほら、この前は孤児院の建物の中に隠れてたから、今は裏をかいて庭の方に隠れてるかもしれないでしょ?

僕がやってるのは見ての通りの、――かくれんぼの鬼。
じゃんけんに負けたからこうなったんだっけ。……違う、最初に見つかったからだよ。


あれ、でも僕より先に誰かが、鬼につかまらなかったっけ―――?]

(147) Akatsuki-sm 2014/02/27(Thu) 14時頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

[“鬼につかまった人は、鬼になる”。


……何考えてるんだろ、ただのかくれんぼの最中なのに。
探さなきゃ。

周りは薄暗い。零にーさんが何か言いたげにこっちを見てるのが辛うじて見えたくらい。
明にーさんも一緒だったはずなのに、もうどこかに行っちゃったのかな。

でも、薄闇の中でも目立つ、白いコートを着てたから、すぐに分かった。
僕は僕よりも背格好が高く見えるその人影に近付いて、]

みーつーけー、―――

(148) Akatsuki-sm 2014/02/27(Thu) 14時頃

【人】 幸運の科学 リッキィ



………、ん、 ――…っ。

[あれ、もしかして……、寝てた? こんな時なのに]

夢、……。

[夢ですらちゃんと会えない。近付いてたと思ったら遠ざかっていく。がっくりきた。
せめて、もう一度目を閉じて、]

―――…っ!?

[こっちに誰かが近付く気配がしてる!(>>136につづく)*]

(149) Akatsuki-sm 2014/02/27(Thu) 14時頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

[流れ去る景色を眺めながら、僕は周にーさんの声を聞く。>>159>>160]


それって、周にーさん、僕と……、
“さよなら”したくない、――ってこと?

[似たようなことは僕も考えてた。
周にーさんを取り返せるなら、探して見つけて、それから、
――どこか遠くに行っちゃうのもいいかもしれない、なんて]

……、――――。

[もういない人の名前を声にしそうになる。「他のやつ」なんて言うから、……言うから]

(169) Akatsuki-sm 2014/02/27(Thu) 23時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

[ねえ、絢矢。
僕は結局絢矢を置いてっちゃったね。――亡骸を。
だけど絢矢が託してくれた小太刀は今も手の中に残ってる。

ぎゅって握りしめるだけで、痛いばかりだった心が、落ち着くのを感じるんだ。

ねえ、ねえ―――僕は何のために生きればいいのかな。

犠牲か、贖罪か、――――それとも“希望”か]

(170) Akatsuki-sm 2014/02/27(Thu) 23時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

[もしも叶うなら、]


――ずっと、傍で笑っていて。


[犠牲か、贖罪か、それとも“希望”か。
あるいはそのどれでもない道を、死ぬまでいかなければならないのなら。
せめて傍に、大切な人の笑顔があるように、って**]

(176) Akatsuki-sm 2014/02/28(Fri) 00時頃

リッキィは、絢矢をむぎゅうした。

Akatsuki-sm 2014/02/28(Fri) 00時頃


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