人狼議事


158 雪の夜に

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視点:


ヒューは、ヤニクが一人で一生懸命はさまってて笑った

gekonra 2013/12/29(Sun) 06時頃


ヒューは、ホレーショーに話の続きを促した。

gekonra 2013/12/29(Sun) 17時半頃


ヒューは、ソフィアに怯えた。

gekonra 2013/12/29(Sun) 22時頃


【人】 負傷兵 ヒュー

― 診療所 ―

[医師達による治療の間、ヒューは目を瞑っていた。
木片を噛まされ、くぐもった呻き声を漏らすことしかできない。
寒さにも関わらず、だらだらと脂汗とも冷や汗ともつかぬものが出てきた。
一際大きく唸るような声をあげたと同時に、体が痛みに反応して動いた。医者達がそれを押さえつける。
以降は、また気が遠くなったのか、ぐったりとして動かなかった。]

(17) gekonra 2013/12/30(Mon) 13時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[ヒューが見覚えのある寝台で、目を覚ましたのは、その少し後の事になる。
暫しの間、呆けたように診療所の小汚い天井を見上げていた。]

 ……、っ

[次第、頭のもやが晴れる。
咄嗟に、ゆっくりと眠っていられないと感じたのには、いくつかの理由があった。跳ね起きようとした。何時ものとおり、残りの手を頼りに身を起こそうとしたが、今日は両手の自由がきかない。
眠っている間、下手に動かすことのないよう、切り裂かれた手は固定されていた。
残り一本の手だったから、医師達もなんとかしようと手を尽くしてはくれたようだが――。

刹那、血に染まった自分の手や、診療所に担ぎ込まれる前の光景、倒れ伏す前に見せたハナの瞳が、次々と蘇った。
やりきれなさや、失意。後悔と空虚さがいっぺんに襲ってきて、心臓が跳ねていた。苦しげに、震える息を吐く。]

(18) gekonra 2013/12/30(Mon) 13時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[足を縮め、肩を寝台の上でずらし、背を丸めるようにして、重たい体を何とか起こす。
目が回るように悪くなりかける視界に顔を顰め、その中でホレーショーの姿を探した。微かに、声は聞こえていた。>>7

 ―――、

[目を見張る。
ホレーショーの姿に、唖然とし、固まったように、動けない。]

(19) gekonra 2013/12/30(Mon) 13時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[彼は生きていた。
最初に頭に浮かんだのは、彼が船に戻れるのかという事だ。
その答えは、身を以て知っていた。
一年間、よくよく思い知らされてきた。
ホレーショーの片腕が、なくなっていた。
視線の先にいる仲間は、嗚咽を噛み殺しているようだった。

ヒューは人狼を知っていた。
一年間、同じ町で暮らしてきた。
それが余計に、他にも人狼がこの町に居るのだという事に、思い至らせ難くしていた。
ハナが母親を襲った夜に、一体何があったのか、今、想像しようとも詮無い。

頬を、知らぬ間に、生ぬるい水が伝っていた。]

(20) gekonra 2013/12/30(Mon) 13時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー


 なんだよ……

 どうすりゃ良かったんだよ

[思わず、口に出していた。
消え入りそうな掠れ声は、あまりに小さく、ホレーショーの耳にも届きそうもない。
元より、それはホレーショーへの問いかけではなかった。

――殺してやりゃあよかったのか?

物騒な事を思い浮かべた。
存外、自分がそれを本気で考えていることに気付いた。
これまでの事を、自ら打ち壊すような思考に、ヒューは、僅かに頬をひきつらせた。]

(21) gekonra 2013/12/30(Mon) 13時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[長く、息を吐き出す。]

 ……。

 生きててくれて、よかった。

[漸く、ヒューは、ホレーショーに声をかけた。
疲れた顔で、仄かに、笑みを作る。
*泣き笑いのような、情けなさだった。*]  

(22) gekonra 2013/12/30(Mon) 13時半頃

ヒューは、ソフィアの眉間に無情なチョップをキメた。

gekonra 2013/12/30(Mon) 14時半頃


ヒューは、ソフィアに包帯をまいてあげた。

gekonra 2013/12/30(Mon) 14時半頃


ヒューは、ソフィアとミイラごっこをしながら悪い子はいねぇかと徘徊している

gekonra 2013/12/30(Mon) 15時頃


ヒューは、一日はやかった気もする。

gekonra 2013/12/30(Mon) 15時頃


【人】 負傷兵 ヒュー

― 診療所 ―

[ホレーショーの顔は、涙と鼻水でぐちゃぐちゃになっていた。
見ている方の胸がつまって苦しくなるほど、ホレーショーは悔しそうに、泣いていた。>>25

 ……。

[ヒューはかける言葉も見失い、嗚咽と、鼻を啜りあげるのを、ただ、聞き続けた。
自分が泣いていることにも気付かなかったヒューには、目の前の男が、自分の一年前の怪我を思っているとは、また、僅かも想像出来なかった。>>24

 ……ああ。

[ホレーショーの軽口めいた台詞に、ヒューは頷く。
びしょびしょの顔で笑おうとするホレーショーの顔に、つられるように、無理やり笑う。
不自然に、頬が引きつった。]

(38) gekonra 2013/12/30(Mon) 21時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[生きていてよかった、かみ締めるようにホレーショーに言われ、ヒューはぽかんとしていた。
無理やり作った笑みは強張るように失せていった。
それは、俺が言われるべきではない。
その思いに急かされ、気付けば口を開いていた。]


 だめだ、――俺は
 ホレーショーに謝らないと

 俺が、ちゃんとしてれば――ほんとうは、


[その腕を、きっと失わずに済んだ。
その言葉は、流石に紡げずに、声が尻すぼみに消える。]
 

 俺が――代わりになれたら、よかったのにな。


[空虚さが胸を占め、平坦な声で、ぽつりと言った。]

(39) gekonra 2013/12/30(Mon) 21時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[セレストの動向は、倒れている間、知る事は出来ない。
返事をする間もなく、室外の騒ぎに、病室に居た全員の注意が引きつけられた。
深刻そうな顔をして怪我人達は互いの顔を見合わせた。
やがて聞こえた名前は、ソフィア。
最近始めて知ったばかりの、雑貨屋の娘の名だった。
人狼の容疑がかかっているらしい。]

 は……?
 人狼は――だって、

[ハナは捕らえらてしまったはずだ。
ヒューには自分が追い込んでしまった自覚さえある。
恐ろしい人狼は、もう檻の中だ。
そういう事になった筈ではなかったか?
そうならない、という事は?背筋が凍りつく。
頭のてっぺんまで駆け上がるような嫌な予感があった。]

 まさか、誰か、襲われたんじゃないだろうな

[*ギシ、と腕を括った紐とベッドが、音を立てた。*]

(40) gekonra 2013/12/30(Mon) 21時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

― 診療所 ―

[病室の外が騒がしい。
緊迫した空気が、壁や扉越しにも伝わってきた。
叫び声や呼び声。人が出入りする足音や、扉の開閉音。
病室に残った医師の纏った雰囲気や顔つきが僅かに変わる。
彼は落ち着いたままだったが、静かに仕事に備えているかのようにヒューには見えた。

『今、女を捕まえたばかりだろう!』
『やはり子供の他にまだいたんだ!』

『宿だ!宿で襲われている!』

総毛立つ。
括られたままの手を見下ろした。

『船乗りだ!船乗りの女が喰われている!』

ぎし、と寝台が軋んで音を立てた。]

(66) gekonra 2013/12/31(Tue) 13時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[船乗りの女が彼女一人でなくとも、一番嫌な展開が一番最初に頭を過ぎっていた。
直後、手を括っている紐の結び目を一瞥し、顔を近づけた。
引っ張るべき箇所は既に観察済みだ。
歯で探し、顎に力をこめて、顔を引く。
邪魔だと苛立ちながらも、それを外すのに長い時間は必要なかった。外してくれと医者を相手に駄々をこねるより、絶対に早いと思える程度には。

今までも、片手の指でどうにもならない時は、口や歯を使う事が多かった。今後はこれを頼りにするしかないのだろうことは、凡そ見当がついていた。

結び目が緩み、解けた。
殆ど同時にヒューは寝台から転げ落ちた。]

(67) gekonra 2013/12/31(Tue) 13時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

 ……げほっ

[手を庇って背中を打ちつけ、咽ながら、肘を支えに身を起こす。
眩暈で目の前が真っ暗になるが、気にせず立ち上がった。
大きな音に振り返った医者が驚き呆れていた。
すぐにだめだと渋られたが、それを無視して進んでいく。
病室の扉に肩を寄せて押し開けた。
病室の外には、怪我人の情報が寄せられていた。
誰かの「助からない」という声が耳に飛び込んできた。
焦燥感に歯がみした。
嫌な予感に足が震える。
部屋に戻れと言われても、頑として聞き入れなかった。
無事であるように祈る。その祈りには、セレストでない事を祈るという、身勝手も含まれた。**]

(68) gekonra 2013/12/31(Tue) 13時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

― 診療所 ―


[堪らず診療所の外まで駆けだして、朝凪亭までの最短の道乗りを選んで進むと、すぐに人だかりが見えた。
道をあけるよう、怒号が飛び交っている。
駆け寄った。ヒューの嫌な予感や、悪い想像は、的中していた。
診療所へ運ばれているのは、セレストだった。]

 せ、セレスト、セレスト!
 先生、助けて、セレストが、

 い、いやだ!
 起きろ、セレスト、セレスト!!

[ヒューは追い縋って、泣きそうな声で、何度も名前を呼んだ。
それが出来たのも、病室の前まで。
ヒューは廊下に取り残された。]

(89) gekonra 2014/01/02(Thu) 02時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[そこで、張り詰めていたものが、ぷっつりと途切れた。

足から力が抜け、膝がかくんと折れ、冷たい廊下に座り込んだ。
抜け殻のようになって、病室の扉をただ見ていた。
涙が流れるまま、ぽたぽたと落ち続けている。
拭うために、腕が持ち上がる事はなかった。
喚く力も湧いて来ない。
最早、立ち上がる気力も失せた。

どれほどの間そうしていただろう。]

(90) gekonra 2014/01/02(Thu) 02時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[長い沈黙の後で、出て来たのは、不思議と、笑いだった。
額を膝につけて、背中を震わせる。
腹に力も入らず、ただ漏れるに任せてくすくす笑っていた。
ヒュー自身にも、自分がどうして笑っているのか全く分からなかった。
滞った思考がとろ火で生暖かく煮られ、匙でどろどろにかき混ぜられているような、酸素が足りずにぼんやりするような、わけのわからぬ温度を頭に感じる。]

 ……はぁ

[ひとつ息をついてみれば、笑っていたことさえ急激に冷めて、虚しくなった。
なるほど、と、ヒューは唐突に思った。]

(91) gekonra 2014/01/02(Thu) 02時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[おとぎ話は、教訓話だったのだ。
先人は偉大だった。

悪い人狼がやってきて、みんな食べられてしまう。
だから人狼は、やっつけなければならない。
或いは、食べられる前に、逃げなければならない。
そういう悪者として描かれてきた。

良いとか悪いとかは、本当に、どうでも良い事だ。
だから、それはさておく。

けれど、逃げる、やっつける、というのはきっと正解だったのだ。
きっと、誰かが身を以て知っていた事だったのだ。

愚かしくも先人の教えに背いた結果が、これなのだろう。]

(92) gekonra 2014/01/02(Thu) 02時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[蹲ったままの姿勢で、小さく、呻いた。]

 いてぇ……

[切り裂かれた手が先についている方の腕を、頬で押す。
手で腕を擦り、誤魔化そうとする事すら、出来ない。
出来なくしてしまった。

当然手を使わなければ出来ないことは、それ以外にも山とある。
もう船で働くことは不可能だろう。
それどころか、ワンダの魚屋で仕事を続けることすら無理だ。

諦めなければ人生なんとかなると、セレストから言われたのが、ほんの数日前の事。
今この瞬間においては、もう一度、同じ人間にそれを言って貰う事すら叶わない。
あの時、一瞬でも望みを持てたことが、嘘のようだ。

もう、なんのともし火も残っていない。
からっぽだった。
つまり、諦めてしまった。
こうなってしまうと、セレストの論でも、人生なんともならないのだろう。]

(93) gekonra 2014/01/02(Thu) 02時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[手の痛みが弱まる気配はない。
今まで、この痛みや、行く先の真っ暗さを差し置いて動けていた方が余程おかしな事だった。]

 いてえ……いてえ。
 くそ、いてえ……

[腕を噛んだ。少しも痛みは紛れそうもなかった。
苛立つように、体を揺する。
腕を噛んだまま、ふうふうと息を吐き、痛みを堪えていると、少しして足音が聞こえてきた。
*ヒューは、医師によって、病室に戻された。*]

(94) gekonra 2014/01/02(Thu) 02時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

― 診療所 ―

[セレストが診療所に担ぎ込まれた日から、数日経った。
ヒューは、無関心そうに、出された食事を見下ろしていた。
小さく切られた食べ物が、皿に乗っている。

手は使えない。よって、食べる方法は限られていた。
ヒューは抵抗なく、犬のように、皿に顔を近づけ、食べはじめた。

最初は食べさせて貰っていたが、もう、断っていた。
うまいまずいは、気にもならなかった。]

(95) gekonra 2014/01/02(Thu) 02時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[皿へ伏せていた顔を上げた。
人の気配がしたからだ。
何の用だろうかと視線を向ける。]

 ……。

[口の中の物を飲み込んでから、唇を腕で拭った。]

(96) gekonra 2014/01/02(Thu) 02時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

 今日は、どうなさったんですか。

[病室へ入ってきた喪服の婦人へ、尋ねた。
人の死を思わせる黒色が、病室のなかにあるのが、なんだか少し滑稽にも思えた。
なにか忘れているなと、一瞬考えるような間があって、思い出したとばかりに、ヒューはうっすらと笑みを浮かべる。]

 誰かの、お見舞いですか?

[行儀よく、寝台に座ったまま、*首を小さく傾げた。*]

(97) gekonra 2014/01/02(Thu) 02時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

― 診療所 ―

[婦人の質問へ、一瞬の沈黙を返した。>>105
思わず、鼻で笑っていた。]

 どうって……。

[先ほどの後ずさりをされるような食事風景。
着替えも一人でするのは困難だ。
体を洗うことだってそう。]

 さあ……?
 どう出来るんでしょうね。

[自分自身に呆れ果て、自嘲していた。
昔話の言いつけを無視して、良くないことが起きるのは、大人も子供もみんな同じだったのだろう。]

(107) gekonra 2014/01/02(Thu) 21時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[婦人の顔に、痛みを堪えるような笑みが浮かんでいた。
片手を差し伸べられていた。]

 当てなんて……そうですよ。
 ありません。

 ……俺は、あなたの所へいっても、
 なにも、出来ないはずですよ。

[自分の両手を見下ろした。
差し出せる手も、無かったのだ。]

(108) gekonra 2014/01/02(Thu) 21時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[わざわざ確認するような真似をしなくても、此方が何も出来ない事くらい、一目見れば分かるのだ。
分かっている上で、言っている。
そう考えて、包帯に包まれた手を選んで、持ち上げた。]

 ……。

[差し出された細い手に、触れさせる。
痛むのか、一瞬顔を顰める。
小さく息を吐き出して、顔を寝台を見下ろすように、俯けた。]

 俺は、あなたの名前も知りません。

(109) gekonra 2014/01/02(Thu) 22時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

 ……なんだ……

 ……まだ
 俺にも、使い道が、あったんですか?

[腑抜けた顔を前へ向けた。
夢を見ているように無気力げな、表情に乏しい顔で、喪服の婦人をただ見ている。
紅い唇が言葉を紡いでいる間、捕らわれたように、それから視線を離せず、喪服の婦人が名乗るまで、口を開けずにいた。]

 パピヨン・ローズさん。

[名を覚えようと、飼われた鸚鵡のように、繰り返す。]

(119) gekonra 2014/01/02(Thu) 23時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

 ……。

[人狼を、エレクトラ号でこの町に連れてきたのが、パピヨンだとする。
その人狼が何もしていなければ、この町に船で人狼を連れてきたなどと、わざわざ口にはするまい。]

 ――そうですね。
 それじゃあ、止めないとならない。

[疲れたように、そう口にしてから、声をたてずに、笑った。]

(120) gekonra 2014/01/02(Thu) 23時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[多分、名を知らないのは目の前の喪服の婦人も同じはずだ。
相手に自分の名は、不要だと感じていた。
だから名乗りもしなかったし、覚えて貰おうとも思わなかった。
多分、縁が交わるのも、一瞬の事だろうと思っていた。
いや。今も、思っている。]

 ヒューといいます。
 ……きっと――長くご迷惑には、ならないでしょう。

[パピヨン・ローズと名乗った女が、どれほどの間、酔狂でヒューを傍へ置くのかは、分からない。
仮にそれがヒューの余生の全てだとしても、それは女の人生におけるほんの一瞬の事にすぎないのではないかと、何故か、そういう風に、感じていた。**]

(121) gekonra 2014/01/02(Thu) 23時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[船出までの間、町の人間の、ごく僅かな人にのみ、挨拶をした。
ワンダに今まで世話になった礼を言った。
ダーラの所へも出かけ、同じように礼を言う。

そしてそれらの二人、どちらにも、もしもセレストとホレーショーが困った時は、助けてやって欲しいと、頭を下げた。

――自分がそうして貰ったように。
見捨てないで欲しいと。

きっとそれは、言うまでもなかった事だけれど。]

(132) gekonra 2014/01/03(Fri) 00時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[診療所への帰り際、海に面した坂道の雑貨屋がやっているかどうかを確かめた。
雑貨屋の元の主人は死んでしまったらしい。
あまり用事は無かったから、よくは知らないが、優しげな瞳をした老人だったはずだ。
だから、開いていなかったかもしれない。
兎に角、どこかでヒューは手紙を書くための品を手にいれた。

診療所に戻り、手は使えなかったから、買ってきた素描用の道具を口に銜え、ミミズの這ったような文字を書いた。

『またな。』

たったのその一文。それだけ、セレストに残して、ヒューはパピヨンについて、旅立った。]

(133) gekonra 2014/01/03(Fri) 00時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[セレストがそうしていたように、ヒューもまた、手紙で、経過を医師に尋ねた。
義足を欲しがった事を手紙で読んだ時は、ひどく驚いた様子だったこと。また、読んだ後に、下がった目尻が、ひどく嬉しげだった事を知るのは、パピヨンくらいのものだ。]

 ……すごいな。

[諦めなければなんとかなると言っていたあの言葉を、本当にするつもりらしい。]

 ――……

[目を閉じて、海の上で生活していた頃のセレストを思う。
エレクトラ号の船員として、セレストや、ホレーショーと働いていた頃を。
大丈夫。彼女なら、じきに何とかするのだろう。
では、前よりは幾分上達した文字で、何と書こう。
この手紙が届く頃には、すでに彼女がその町にいなくても。**]

(134) gekonra 2014/01/03(Fri) 00時半頃

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