人狼議事


204 Rosey Snow-蟹薔薇村

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― 夜の居間 ―

[血やもろもろで汚れた服は着替えていた。

 居間に入れば、ノックスと、トレイル、ニコラがいて。
 ためらうように足を止める。

 ソファに座っている二人を見ないようにして、炊事場へと向かおうと思えばノックスの手招きが見えた]

 ノックスさん……
 いまは、痛み止めきいてるから……

[謝罪に、眉をさげる。
 トレイルにちらりと視線を向けて、フランシスへというのにはゆるりと首を振った。
 熱の発散はしたけれど、怪我による発熱はまだある。
 どこかぼんやりと、危機感がないのはそのせいで]



 ――っ

[近づくフロスティブルーの瞳に、琥珀がゆれる。
 ざわり、ざわつくものはやはり感じて、視線をそらした]

[冷たい水を受け取り。
 小さな声で告げられる言葉に、瞳がかげる。
 ノックスへと感じる衝動は、どういった気持ちからなのか、よくわからなくなっていて]

 ――いや、俺が、不用意に近づきすぎたせい、だと思うから……

[許せはしないけれど、声高に非難するつもりもなくて。
 わずかに赤みが残る頬に触れられて、眉を寄せる。
 痛みがあるから、と拒否すればなおさら、確認しないとと言われて逃げられず]



 ――ちょ、ノックス、さん……っ

[抱きしめられて、びくりと震えた。
 触れる手に、ぞわりとうごめくものがある。

 発散したばかりだというのに、ざわめくのは、血の味を覚えたからか]

 ……だから、こういう、のは……

[やめてほしい、と逃げようとするけれど。
 まわされた腕ははなれず、背を撫でなれて吐息をこぼす]

 あ……っ、――だめ……

[悪戯な手から逃れられず。
 その、白い喉に噛み付いてしまわぬよう、耐えることに神経が向かって。
 彼の思惑には、気づかない*]


メモを貼った。


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【人】 許婚 ニコラス

[ノックスが優しくラルフを呼ぶのを、トレイルと並んで見ていた>>4:34
多分いままでラルフと話していたものと変わらないんだろう。

近付く距離>>4:36
ゼロセンチ]

 ……。

[足をぶらぶらさせるのをやめて、ただ、じっとノックスを見る。
手を開いて、握って、閉じて。
面白いものや綺麗なものを見る時とは違う、ただすべてを目に収めるための目で。

多分、蟻の巣を見ていたときと同じ色の目]

 ……んん、

[首を真横に傾げたら、ごきりと音がした]

(8) 2014/11/21(Fri) 21時半頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2014/11/21(Fri) 22時頃


[シメオンの言葉に、ディーンは首を横に振った。
生きている誰かの幸せは、わざわざディーンが願う程では無い。
自分の唯一である彼の幸せは願うものではなく、寄り添って共に見るものだ。

だから、ディーンが幸せを願う対象は、シメオンの他にない。

彼の憧れていたものを、彼の生きている内に与えられていたらまた違ったのだろうか。
それともまた、彼の道も変えようの無いものだったのだろうか。
考えたところで詮無いことだ。
記された物語は頁を巻き戻すことは出来ても、もう書きかえることは出来ない。――自分は、魔法使いでは無いのだ。]


[感謝の言葉は、小さな棘となってディーンの胸を刺す。
名前を呼ばれる度に、むず痒い心地がしていた昔を思い出した。
いつの間にか、そばにいることが当たり前になっていた『弟』の手を離したのは他でもない、ディーン自身だ。]

 ――…………ありがとう、シメオン。
 僕は、君が居てくれて、幸せだった。

[置き忘れていたものは後悔でも無く、謝罪でも無かった。
伝えるべき最後の言葉を置いて、ディーンはシメオンに背を向ける。このままここにいれば、また身勝手な後悔と謝罪を、彼に押し付けてしまいそうだったから。]


メモを貼った。


[そうして瞬きをした次の瞬間。
ディーンの姿は、帰るべき場所にあった。
空っぽになっていた片目にも、元と同じ藍鉄色が嵌っている。
ディーンは宝石箱の中に収まる自分の眼球を見て、ニコラの唇がディーンについて紡ぐのを聞く。

彼の唇は、果たして何度名前を呼んでくれるのだろう。
宝石箱の中にある眼球は、いつまで腐らずに形を保つことが出来るだろう。
食われて、彼と同じものになって、それでおしまいだと思っていた。しかし、まだここにひとかけら残っている。
彼の目は、それに気付かない。]

 ――…………ニコラ。

[はやく気付いて。はやく慰めて。はやく触れて。はやく――。
ディーンは何かを堪えるように眉を寄せ、その場にうずくまる。

胸に刺さる棘が、痛い。**]


メモを貼った。


【人】 許婚 ニコラス

[頭を傾いだまんま、影を眺める。
切れ切れに聞こえる二人の声は、息遣いは、今まで聞いたことのないもの。

揺れて踊る影は、ナメクジが絡み合う姿を思い出させた。

その行為の意味なんて、ほとんど知らない。
ただ、影で息で声で感じる変な雰囲気に、ただただ。


汚い、と思った]

(36) 2014/11/22(Sat) 00時頃

【人】 許婚 ニコラス

 ん?

[>>30トレイルの視線。
汗をうっすらかいたトレイルが、なにかを探すような目をしてこちらを見ている。

酷い顔をしていた。
多分、僕と同じ顔。

彼の方へ体を向けて、宥めるために指を触れさせる。
額へ、頬へ、血のにじむ唇へ。

最後に前髪を撫でてから、てろっと指についた血を舐める。
トレイルと僕と、両方、すっと唇に朱が残った。

ノックスとラルフ。の、なにかソーイウコト。
汚くて、怖くて、羨ましい。


彼の探す小刀は、大事にポケットの中。
僕は彼が探すものは知らないし、彼も僕が持つものは知らないから、出すことはない]

(37) 2014/11/22(Sat) 00時頃

 うん
 ……うん

[幸せだった、そう言って貰えるだけで
嬉しくて、涙が毀れそうで――それでも笑った。
笑って、見送って

彼が消える前に、天井を仰ぎ、そのまま後ろに倒れた]


[ベッドは柔らかく弾んだ。
目を閉じて、それでも足りなくて手の甲で瞼を覆う]

 ……ふ、ぇ

[呻きに似た啜り泣きが、命の気配がない部屋に響いた。
流れる水が耳に入って気持ち悪いし、
頭の奥の方が熱くて、重くて
止めたいのに、五月蝿いと思うのに]

 な、んだよ   ……もう


[あれだけ落としてきた記憶が、
涙が流れるのと同時に帰ってくる。

傷からの発熱で、旅に出てすぐ熱を出したこと。
触れないように髪を撫でてくれた手を振り払ってしまったこと。

何もすることがなくて、文字も読めなくて
仕方なく、宿の女将から繕い方を習ったこと。

春に、なったら―――]


[いつしか啜り泣きは止み、少しずつ、息を整えていく。
濡れた瞳はぼんやりと天井を見上げ、閉じた窓に向けられた。


―――春は、遠い。
暖かい日差しが、もう浴びることの出来ない太陽が
どうしようもなく、恋しかった**]


メモを貼った。


【人】 許婚 ニコラス

[>>43音が。
止まった]

 ん。

[足をゆらゆらさせるのをやめて、小さく鼻で言う。
トレイルはそれを合図に、指にさらさらの前髪の名残だけ残して立ち上がった>>58

>>69そうして聞こえる、乾いた音。
その痛そうな音に、うーってなった。

けどトレイルを怒る気にはなれないの。
血の臭いがする。足音がする]

(120) 2014/11/22(Sat) 04時頃

【人】 許婚 ニコラス

[音は見てないと、聞こえない。
遠くで顔を歪めるトレイルの声は聞こえない。
けど、とってもかなしい顔をしていた。

ぺたぺたと、トレイルのそばに寄ろうと。
やっと歩き、トレイルを慰めてあげようと。

していた途中]

 あ。

[>>81光が駆けてきて。
なにがあったか理解する前にトレイルの体が倒れ、思わず立ちすくんだ。
それが人で、狼で、フィリップだとわかったのは、拳が振り上げられてからのこと。
あんまりにも一瞬で、僕はなんにもできずに]

 と、れい、るっ

[>>86がご、と音がした]

(121) 2014/11/22(Sat) 04時頃

【人】 許婚 ニコラス

[>>100ノックスがフィリップを抑えて。こっちに歩いてくるトレイルをみて。
まだどきどきしている心臓を押さえて、息を吐く。
ああ、よかったなあって思う。死ななくて、よかった。
って考えてから。
なにか嫌なことに気が付きそうになったから、卵をぎゅっと握っておく。

まだ、かなしそうで冷たいトレイルの顔。
僕の手だけを引く動きに、ちょっと戸惑って]

 ……ノックスは?

[トレイルに訊ねるけども、多分、答えはない。
おとなしく手を引かれるまんま、振り返り振り返り]

 ノックス、

[困った声で、名前を呼んだ。
後、彼が口にしたラルフの血のことを思い。
吐かせたいなって思って。
繋いでない方の手を握って、伸ばした**]

(122) 2014/11/22(Sat) 04時頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2014/11/22(Sat) 04時半頃


メモを貼った。


―  に至る前―

 ――っぁ、……く、う……

[ノックスの甘い吐息に煽られる。
 与えられた口付けに翻弄されて、気づいたときにはノックスに咥えられていた。

 やんわりとした刺激に身を震わせて、喘ぎを押し殺す。
 色素の薄い髪が、低い位置にある。
 そこから聞こえる、濡れた音に、ぞくりと、震えが走る]

 ……は、……ん、ノックスさ、ん……

[ふる、と頭を振る。
 強い刺激に足が震えて崩れ落ちそうになり。
 けれど、支える手が、足に触れて。
 誰も触ったことのない箇所を解されて、期待と不安に怯え]



 あっ……ん、ん……っ

[もうすぐ、というところで離されて、物欲しげな色が無意識に浮かぶ。
 濡れた音に煽られながら、ほかの事は考えられず。
 ソファから見えていることすら、意識できなかった]


 ノックスさ……あっ……

[快楽に流されている。
 衝動を感じた気持ちがなんだったのか、いまだ理解していないけれど。
 いうなれば、淡い初恋のような、ものだった。

 囁く声音ににじむ熱に、ぞくり、と背筋を震わせ]

 ん……ぅん……

[答える前に、重なる口付けに眩暈がする。
 求められることにくらくらと、思考回路がまともに働かず]


 ――――っ!!!

[初めて受け入れる、男の熱い塊に、声にならない悲鳴があがる。
 痛みに逃れようとして、両の手が押さえつけられ。
 中をえぐられ、快楽と苦痛にあえぐ]

 ……ふ、あ……っぁ、…

[瞳を閉じて、与えられるものに翻弄されていた。
 喉に触れる、硬い歯の感触に、期待と不安を感じて。
 途切れた動き、囁かれる声。
 ゆるり、とろけた琥珀が、薄青を捉えて]



 は、ぁ……ん、
  ノックス、さ、……んっ

 ああっ、……ノックスさん……

[問われるまま、熱を与える人の名を繰り返す]


[口元に寄せられる耳朶。
 とろけた瞳でみたそれが、とても美味しそうに見えてかじりつく。
 快楽にとろけた思考では、それが成す意味を考えもせずに、
 やわらかい肉と、血の味に、恍惚とした表情が浮かんだ]

 ひ――っ! ああっ

[いつか想像したように、血に染まった彼の姿を見て、口元が笑む。
 けれど、体勢を変えられた刺激に、また翻弄されて。

 ノックスにされるがまま、深く与えられる熱と快楽にあえぎ]


 ん、ふ……あ、あ……

[殺しきれない声が、零れ落ちる。
 耐え切れないと、開放を訴えるかすれた声でノックスを呼び――]

 も、いっちゃ―――?!

[ノックスに縋る指に力がこもる。
 流れ落ちる甘い血と、指先からにじんだ血が混じるけれど。
 それを意識する前、堪えきれない快楽を吐き出した瞬間。

 ――熱い痛みが、腹に生まれて]


 ――ああっっっ!!!


[激痛に、意識が半ば途切れかけ。
 かすむ視界の中、血にまみれた人を見る。

 彼が口にする、赤に、言葉に。
 何かを言おうとしたけれど、声にならず。
 彼の腕の中、ゆるりと琥珀が閉じられて――]




[そうして、息絶えた**]

 


― 死に至った後 ―

[ゆらゆらと、漂うような心地。

 痛みがなくなっていることに気づいて。
 ふ、と、意識が覚醒する]

 ――――?

[意識を失う前のことを思い、
 痛みを感じないことに、首をかしげ――**]


メモを貼った。


メモを貼った。


― 居間 ―

 ……なんで、聞こえるのに。
 とどかないんだろう。

[完全に目覚めたのは、声にならないフィリップの悲鳴を聞いたから。
 フランシスが、ドナルドが、フィリップが嘆いているのが見える。

 腹を割かれ、ノックスの手が臓器を弄った体を、
 綺麗にしてくれているのを見ている。

 フィリップへと、“思い”を向けても届かないのに。
 フィリップの“思い”は届くふしぎに小さく呟く]


[死ぬ前、ノックスに抱かれたのは、彼に感じた衝動をすりかえられるだろうかと思ったから。 
 それでも、与えられる快楽だけでは衝動は抑えきれずに。
 フィリップへと“思い”を届けることすら忘れて。
 その耳を噛み千切ってしまったけれど。

 二人分の血で彩られたノックスの姿に、食らってしまいたかったと、思う]

 これは、俺が食われたってことなのかな。

[ノックスが手についた臓器を口にしたのは見た気がしたけれど。
 いま、フィリップが食べようとしているようには食べられていない。
 ゆるりと瞬き。

 フィリップの傍にいるか、ノックスの様子を見に行くか。
 しばし、迷う*]


【人】 許婚 ニコラス

―目覚めの話―

[寒くて、目が覚めた]

 ……ん、

[まだトレイルは眠っている時だった。
外はまだ雪がびゅうびゅういっていて暗いから、時間はよく分からない。

ただ、昨晩のことを思い。
ゆる、とまばたきをして、トレイルを見た]

 ……。

[静かに眠る彼の、長いまつげ。
それをしばらく見てから、起こさないように布の布団から抜け出した]

(156) 2014/11/22(Sat) 18時頃

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