283 突然キャラソンを歌い出す村2
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― 夕方:九尾塚商店街の裏路地 ―
……、…………、ば ば、場所を 変えねェかい!?
[本気の要望だった。全身がいやな汗でじっとりしてきている――対して口はカラカラになってきた。]
あんたそれ、 何からきいた。 せ、せーとかいちょー、かえ。 ……あああぁぁ、もう、じゃあ、わかった! 『鉄血一瓶』『恋歌』『雪女の涙』 『九尾塚学園体育祭の、優勝トロフィー』で買える。 で、体育祭は明日だアタシゃそいつを取った方がいいし アンタもぜひ手伝ってくんな。
[おもんは追い詰められてめちゃくちゃ早口で自分から分かっている情報を一部吐露した。この状態で全部聞くとかは無理だ。無理だったのだ。] な!
[そう念押しして、早くどいて欲しいと祈った。]
(0) 2018/09/14(Fri) 08時頃
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旅籠 おもんは、メモを貼った。
2018/09/14(Fri) 08時頃
おもんは、現在どういう状況かというと、美しき英会話講師クラウザー・剛志に壁ドンされているのだ。
2018/09/14(Fri) 08時頃
ー体育祭の日・朝ー
…ん?
[今朝は妙な感じがした。
顔を洗って眼鏡をかけても、鏡に映る自分の顔が何だかとてもぼんやりとしている。いや、もはや眼鏡以外のパーツが見えない、個人名が無い完全なモブ生徒になった様な…?]
(…まあ、真一以外と会話する事などほぼ無いし、
ウォッチンにはむしろ好都合だろう。)
[尚、その真一とも本日から一切目が合わず、個人チャットも謎の電波障害で届かなくなったりするのだが、昨日の事()を気にしているのかもしれない。そう、一人で納得する。
同名クラブの噂もあるし、丁度良い。**]
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― 夕方:九尾塚商店街の裏路地(壁ドン) ―
[無駄接近をおもんは苦痛と顔にくっきりと書いた甘んじてうけた。一応協力関係を結んだ以上殴る蹴るはご法度、一応内緒話も理屈はいい必要なことを話し終わるまで――]
もっと普通にはなせねぇのかァ!!!!!!!!
[終わった。終わったのでつい手が出た。 ご法度とかいったが無理だった。 悩む間もなく秒で手が出ていた。 おもんは腹パンをすべく拳を突き出した。]
(6) 2018/09/14(Fri) 08時半頃
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はあはあはあ……… おっと手がすべったな………… こいつぁいけねぇ、しかしセンセー、正当防衛だぜ。 当世風にいやァせくはらってやつだからよォ…… なんせ手を組んでるわけだからな、謝るゼ いやあわるいわるい………
[全身さぶいぼまみれのおもんは満身創痍で謝った。]
(7) 2018/09/14(Fri) 08時半頃
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……でだ。 生徒……?
……………。 ……おお。あァなるほど! そいつァいいや! ありがてェな。 不審だの徘徊だのと言われねェでいいって寸法だ。
そンで体育祭ってのが何だかしらねェが――
とにもかくにもどうにかして、 その優勝トロフィーってヤツをかっさらえばいい。
[腕をくんでにたりと笑った。 ノープランだが、おもんは手近な目標に燃えていた。]
(8) 2018/09/14(Fri) 08時半頃
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おもんは、ザーゴに拳すらイケメンであることの肥やしにされて、怖気を濃くした………
2018/09/14(Fri) 09時頃
旅籠 おもんは、メモを貼った。
2018/09/14(Fri) 09時頃
おもんは、ザーゴ得体のしれない不気味さに、じりじりと後ずさった。**
2018/09/14(Fri) 09時頃
旅籠 おもんは、メモを貼った。
2018/09/14(Fri) 09時頃
(む。葛籠に俺が見えるのなら、
返事だけめちゃくちゃ聞き取りづらく
なった事にしよう。
個人チャットはウォッチンや
戦い(原稿)で忙しくて
忘れている事にしよう。)
[ご都合主義だった。*]
旅籠 おもんは、メモを貼った。
2018/09/14(Fri) 11時半頃
[久世黒江は体育祭のポスターを眺めて、
昨年の双子お神輿騎馬戦組んず解れつ神回
を思い返し滾りを和太鼓にぶつけている…]
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― 体育祭当日 ―
[その日、九尾塚学園1-Bに謎の転入生がやってきた。 この体育祭の日にである。
その名も浦島大将。(うらしまだいすけ) 玉手箱で有名な彼と同姓のその転入生は、一年生にしては大人びた顔つきをしていた。彼曰く]
あン?文句あんのかぇ。 お受験に失敗してンだよ馬鹿だからよ。 義務教育ってヤツを終えたあと助けた亀に連れられて 竜宮城に行ってる間に こうなっちまったに決まってンだろがい。 名前見りゃ分かンだろうが。えェ?
[クラスに打ち解ける気0の物言いである。 義務教育とかお受験みたいな話は、クラウザー剛志からのアドバイスだったかもしれないし、他所の怪異からかもしれないが、どちらにせよにわか知識だ。 彼は人一倍この体育祭の優勝――それどころかMVPに拘っていた。]
(34) 2018/09/14(Fri) 13時半頃
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[浦島大将(おもん)は上下えんじ色のジャージに身を包んで、腕を捲りジャージの下の裾も捲り、腕を組んだ。
既に敵情視察に出かけたが、どうやらナツミとは別のチームであるらしい。けれど明にナツミを焚きつけるよう頼んだことに後悔はない。
明の説得が上手くいっているならナツミがあちらのチームでMVPをとったとして万事浦島大将的には問題がない。
どうやら歌唱点なども加点の対象になっている。 文化祭では…?とお思いだろうか?それは否だ。 歌とは腹筋をはじめとする体の鍛錬と体力がものをいう。 *そう、スポーツなのである!*]
(35) 2018/09/14(Fri) 13時半頃
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旅籠 おもんは、メモを貼った。
2018/09/14(Fri) 13時半頃
旅籠 おもんは、メモを貼った。
2018/09/14(Fri) 13時半頃
[
ひたすらに(聞いた!)と(首だけ!?)の
合いの手を入れて。最後に思いっきり
\\\レッツゴー!///]
…この曲はアニバライブで確実に盛り上がるな。
楽しみだ。
[サイリウムを振り終わると、
中庭の茂みの中に再びズボリと沈んだ。*]
旅籠 おもんは、メモを貼った。
2018/09/14(Fri) 22時頃
おもんは、ヨスガにアンコールした。
2018/09/14(Fri) 22時頃
旅籠 おもんは、メモを貼った。
2018/09/14(Fri) 22時半頃
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[女子ジャージの定番といえばえんじジャージ。 本日転入してきたばかりの浦島大将ことおもんは、女装と同じ感覚でえんじジャージを着たいだけで、この学園がいかなるルールでどういうジャージを購入する決まりになっているのかもよく知らない。]
……ほう……?
[おもんは1-B生徒のなかの異物として過ごしているうち、鉄人の噂をきいた。鉄人の娘とよばれたその娘は、今大会のMVP候補であるらしい。**]
(84) 2018/09/14(Fri) 23時頃
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――昨日のこと――
[教室に風が吹き込む。優しく包むような、癒すような風は体調を悪くしているらしい隣人を心配するようにそよぐ。
―――――風が、メロディを伝えてくる。]
……、……
[こえは、こえにならず。
風が仄かに震える気配。]
♪
分かり合えない日々が当たり前
今回が恵まれすぎていただけさ
wild wind
いつも 気まぐれ
wild wind
いつも 荒くれ
語り合う暇があれば
遊んで笑い合いたくなる
good-by friend…
その声は届いているよ
thank you friend…
ちゃんと見ているから
♪
[机に伏して眠るケンマに、毛布代わりに暖かな風をふわりとかけた。
しかし、容赦ない一撃をくらうのは風では防げませんでした。]
かか。
授業はまじめに受けるものだからな。
俺がいれば、多少は影になって
目立たなく出来たんだろうが、…
今更、だ。
[しかし痛そうな叩き方をするなぁ、と感想を抱きながら…ケンマの様子を眺めていたのだった。]*
――体育祭当日――
[目を閉じるケンマの髪を揺らす程度の風が吹き抜ける。
新たな転校生が1年に来たと聞けば、ふらりと見に行き絶句する。なんて自己紹介だ。あいつはいつも変わらない……しかし一体どういう風の吹きまわしだ?と、思わざる得ない…。]
…、…ん?
[そして聞こえてくるのは中庭から。最高に軽快でノリの良いメロディだ!
\\\レッツゴー!///
思わず合いの手を入れてしまった。]*
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― 体育祭当日 ―
あン?
[浦島大将ことおもんは、(すでに1-Bのだれもが声をかけづらくなっていたところ)声をかけられて振り向いた。 そう、彼女こそが鉄人の娘。今大会のMVP候補の一人伊吹セイカそのひとである。]
……シシシ。 アンタ、エムブイピー候補つてヤツらしいなア。
[浦島大将は彼女の姿を見下ろして口の端をつり上げた。 そして二つ返事で彼女の申し出を引き受ける。]
構わねェ。願ったり叶ったりってやつサ。 高得点か。いいねェ…… そいつぁ、『アタシと出たほうがいい。』
[ペア競技とは二人で組んで出る競技のこと。事前に知識は少しつけておいたのだ。つまり、彼女の足を誰かに引っ張られては困るのだ。]
(98) 2018/09/15(Sat) 00時頃
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ヒトツ言っておく。
――アタシゃ優勝を目指してンだ。 いンや。アタシの欲しいのは優勝トロフィー。
いいかえ、鉄人のお嬢ちゃん。
[おもんは手を差し出しながら]
やるからには勝つ気でやるよ。 アタシゃあの優勝トロフィーがねぇと 家にも帰れねェんだ。
[※ガチである。]
(99) 2018/09/15(Sat) 00時頃
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旅籠 おもんは、メモを貼った。
2018/09/15(Sat) 00時頃
旅籠 おもんは、メモを貼った。
2018/09/15(Sat) 00時半頃
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― 体育祭当日 ―
クラスのやつとか、アンタが居ない隙に噂してたぜ。 教師の間でも期待されてるみてぇじゃねェか。 あの伊達男のセンセーとかよ。
[二人は握手を交わし]
オヤ、その呼び名はお嫌いかえ? 由来は知らねェが、強そうに越したこたァねエ。 なにせ優勝を目指すわけだからな。
インハイってのがなンだかわからねェが シンドウ・レイアってコと 駆けっこして負けかけたこたァあるな。 いや、マトモにやり合ってりゃ勝てなかったか……
無茶苦茶に足が早かった――アイツぁ危ねェな。
[インターハイ出場経験のある真堂麗亜。あの時は学園内からどんどん離れていったから妖力を失っていたが――学園内にあったとして、あの脚の速さ……どうだろうか。]
(132) 2018/09/15(Sat) 00時半頃
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― 開会式 ―
[ポン……ポポン……。空で白い煙が音を立て炸裂する。開会の合図であった。 開会式は馬鹿だから何を話されていたのかはよく覚えていない。いまのおもんにはただただ、優勝トロフィー。 そいつしか眼中にないのである。>>119]
(145) 2018/09/15(Sat) 01時頃
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― 体育祭当日 / リバ可ップルお姫様抱っこハードル走 ―
[説明しよう!なんかやべえ競技だ!>>122 おもんは体育祭実行委員会がマイクを用いて巻き舌でその大会のルールを高らかに叫ぶのを聞き、なるほどと頷いた。 もちろん浦島大将(おもん)は競技の全てまったく知らずに参加している。
エクスタシーウロボロス浦島大将ことおもんはグラウンドのトラックを眺めながら――]
なるほどな。大体わかった。
[本当だろうか。本当にわかってしまったのだろうか。]
――まずはお手並み拝見といこうじゃねェか、 鉄人のお嬢ちゃん。
(146) 2018/09/15(Sat) 01時頃
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[原稿で睡眠不足だったのを取り戻そうと、
見学していると見せかけてすややかになっていたが、
(眼鏡しか見えないモブ故、寝ても全くバレない)
なんかめっちゃ燃料与えられてる気がした*]
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― 体育祭当日 / リバ可ップルお姫様抱っこハードル走 ―
[――そうこの競技には美術点というものが存在する。 フォーム。それは『ハードルを越える時』のみに限らない。 ゆえにおもんは、軽い体を抱えられ――>>164]
シシシ。そうだろォ? お前はトラック半分、アタシの軽さでぶっちぎりな。
[そういいながらおもんはセイカにしなだれかかった。 常より女装を心がけているおもんにとっては、女形など造作もない。蛇の怪異はエクスタシーウロボロスとの評判を裏切らぬように――今ばかりはお姫様。 ただし深窓の令嬢というよりは、いかにも婀娜っぽく振舞った。人を惑わす蛇として。
これなるは。 人を惑わす妖姫を連れ出す幼き鉄血の騎士。
フォームの美。 それは――『お姫様だっこ』の再現率だ。]
(184) 2018/09/15(Sat) 02時頃
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目を閉じてた方がサマになるってンなら 任せられようじゃあねェか。
[おもんは妖しく嗤って目を閉じた。 ピストルが鳴った。>>165]
(186) 2018/09/15(Sat) 02時頃
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♪
――どうか此処からアタシを連れ出して
♪
[初速は順調。――ほどなく一つ目のハードル。>>166 追手の手を逃れる鉄血騎士セイカは、ハードルを飛び越えた。ふわりと体が宙に浮く感覚――おもんはセイカの細い首に回したまま、目をつむったまま………頬を寄せるようにした。ハードルなどものともしない。 この安定感安心感に包まれて、眠りからかけらも目覚める気がないように。]
(187) 2018/09/15(Sat) 02時頃
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♪
幼い貴方にこの身任せて 誰よりも速く 九月の風になって 誰より早くアタシを遠く奪って 遠く遠く
♪
[眠れそうな程の安定感。 ハードルを飛び越えて尚、セイカの膂力は振動をあたえない。目を閉じた男(おひめさま)は、烏のような嗄れ声で、魔女のように妖しく歌った。]
(188) 2018/09/15(Sat) 02時頃
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♪
見捨てないで騎士様 おやすみ 貴方に任せたこの身は貴方だけのもの あゝ フクロウすらもアタシ達の邪魔をさせない おやすみ騎士様 悪い女でごめんなさいね おやすみ騎士様 このまま駆け落ちしましょうか おやすみ騎士様 アタシだけの――
♪
[――セイカの慈しみの笑みは、浦島の目をつむった顔をみていた。セイカの160センチの体に、鉄の鎧が見えるかのよう。
――幾重も戦いを重ねた(※中学時代)、傷だらけのアイアン・アーマーが――……!!]
(189) 2018/09/15(Sat) 02時頃
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― 体育祭当日 / リバ可ップルお姫様抱っこハードル走 ―
[ラストは澄んだまっすぐな騎士の声と、烏のような魔女の艶めかしい歌とが重なる。>>191 互いのハーモニーが重なって―― あっという間の半周地点。
浦島はぱちりと目をあけて、半周地点あたりで、わざとらしく欠伸のフリなどしてみせる。]
(203) 2018/09/15(Sat) 03時頃
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――……おはよう、『お姫様』!
[ここまで、鉄人のセイカの脚が誰に負けることがあろう。 ――そう思っていた。いや。まけてはいない。まだ。
痩せた浦島の軽い体はイニシアチブとなって――更には、抱き直しのロスさえ許さない!>>192 セイカに体を放り出される。踏み出しの準備。そう言われ、地面との距離をはかる。
歯をみせてにやりとわらい、首を抱えて地面を蹴り高らか舞うようにして曲芸が如くに腕に飛び込んできた鉄人セイカを――浦島(おもん)は抱きとめる。
その時にはもう、言われたとおりに ――走り出していた!]
(204) 2018/09/15(Sat) 03時頃
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[トラックを次々に足が踏む。獰猛に笑った浦島はトラックを全力で駆けていた。>>194 さながら、紅い獣か盗賊が、姫を奪うがごとくに。
後ろからは――>>198 真堂麗亜が迫っている。]
(205) 2018/09/15(Sat) 03時頃
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眼似流星! 機如掣電!
喰らうがため 奪うがため 俺のために!
その身を奪う 眼似流星(めはりゅうせいににて) その身を奪う 機如掣電(きはいなずまのごとし)
♪
[セイカの負担を省みない抱き方。――これは奪うものの美。あさましさの美。ならずものの美。生命の美。
真堂麗亜と王子様お姫様の美で競い合っても、仕方がない――ヘッと小さくわらって、おもんはこれを選択した。
お姫様を抱くのは王子様だけではない。下賤には、下賤なりのお姫様抱っこがあるものだ。 ハードルを飛び越える――負荷なんざ考えない、ただ速度だけの乱暴な抱き方。それをカバーするのはセイカに任せた。]
(206) 2018/09/15(Sat) 03時頃
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