人狼議事


289 【ペア】風邪引いたあの子ん家に行く村

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【人】 保安技師 ナユタ




────ばっかみてえ!


 

(15) よつば 2018/12/05(Wed) 00時頃

【人】 保安技師 ナユタ

[>>2:10あいつとの最初の記憶は
あまりいいものではなかったと思う。

普通の人間なら憤慨するような
そんな言葉を吐いても、変わらずに
あいつは「あの笑顔」だったことを覚えている。

偽物みたいで。
気持ち悪いって思ったんだ。

それは、他人に合わせた笑い方が出来ない自分への憤りか
はたまた、いつも多くの友達に囲まれている、彼への嫉妬か。]

(16) よつば 2018/12/05(Wed) 00時頃

【人】 保安技師 ナユタ

[でも、そんな俺にもあいつは
やっぱり馬鹿みたいに笑って、手を差し伸べてくる。

そんな手を払ったり。
無理に言うことを聞かせたり。
時には突き飛ばして、怪我をさせたりもした。

それでもあいつは、へらへらって無邪気に笑ったまま。
俺は、ますますあいつの事が気に食わなくなった。]

(17) よつば 2018/12/05(Wed) 00時頃

【人】 保安技師 ナユタ

[しかし、いつだったか
親も、友達も、誰も居ないところで
隠れて泣いているあいつを見つけた。


何をしても泣かないんだと思ってた。
何も考えてないような、馬鹿だって。
人形みたいなやつだって。

───でも違った。

彼はちゃんと人間で
辛いことや悲しいことを飲み込んで
ただ、ひたすら泣くのを我慢していただけだった。]

(18) よつば 2018/12/05(Wed) 00時頃

【人】 保安技師 ナユタ

[ふと、あいつが泣いている姿が
テレビの中の、怪物に襲われて泣いていた子供と重なった。
その子供は、かっこいいヒーローに助けられて───]


…………なくなよ


[気付けば声をかけていた。
泣かせていたのは自分かもしれない。
それでも、いつも笑顔だったあいつが
目を腫らして泣いている姿は、放っておく事が出来なかった。

幼馴染の頭を撫でたのは、その時が最初。
おそるおそる、その頭に一度手をのせて
身動ぎすれば驚いたように手を引くけど
また、意を決したようにその頭に手を伸ばして、強く撫でる。]

(19) よつば 2018/12/05(Wed) 00時頃

【人】 保安技師 ナユタ



ばかだな、お前。
そんなにつらいなら
助けて、っていえばいいのに。

そうすればヒーローが助けてくれるんだぜ。


[最初に突きつけた言葉と同じでも、その棘は抜け落ち。
ぎこちないけれど、精一杯の優しさを込めて告げる。]

(20) よつば 2018/12/05(Wed) 00時頃

【人】 保安技師 ナユタ



[>>2:9俺だけは、こいつの味方でいようと思った。
守ってやらなきゃいけないと思った。

二度とそんな顔をさせないように。
それでも泣きたいなら、俺が全部受け止めてやるんだって。

それは、憧れのヒーローを真似する少年のような
弟が出来て喜ぶ兄のような
湧き上がる、初めての感情たち。]

(21) よつば 2018/12/05(Wed) 00時頃

【人】 保安技師 ナユタ

[最初は戸惑われたかもしれない。
拒絶されたかもしれない。

>>2:=5けれど、いつかそれが認められたなら。
そうして彼の“ほんものの笑顔”が見られたなら。

なんだ、普通に笑えるじゃん。

そんな風に、少年も初めての笑顔を彼に見せるだろう。
凍っていた表情が溶かされていくように。
彼の隣は、不思議と、飾らない自分で居られた。]

(22) よつば 2018/12/05(Wed) 00時頃

【人】 保安技師 ナユタ

[>>2:=4何故いい子でいることに拘るのか
その時の少年には分からなかったけど

いい子でいるために避けられない障害があるのなら
それから彼を守るためならば
俺はわるい子にだってなってやろう。

他の誰が俺を認めなくても
彼が笑ってくれるのなら
それだけで、嬉しかった。

あの時から、俺にはお前しかいなかった。]

(23) よつば 2018/12/05(Wed) 00時頃

【人】 保安技師 ナユタ



[だって、ただのいじめっ子を
ヒーローに変えてくれたのはお前だった。


あの時のヒーローはもう居ないけれど
あの時の心は、今も変わらず──お前の傍にある。**]

(24) よつば 2018/12/05(Wed) 00時頃

【人】 保安技師 ナユタ

─ 翌朝 ─


………ん、 

[外から聞こえる鳥の鳴き声。
カーテンの隙間から漏れる光と、
遠くに聞こえる生活音を受け、男は薄く、目を開いた。

身動ぎひとつしても、昨日程の怠さは感じられない。
体温を測らなくとも、幾分か熱が下がった事は窺えた。
身体を纏う心地よい疲労感は、風邪ではなく、昨夜の行為の名残だった。]

(43) よつば 2018/12/06(Thu) 10時半頃

【人】 保安技師 ナユタ

[そうして、隣に幼馴染の姿を見つければ
昨夜の事が夢ではないのだと、改めて思い知らされる。
夢中で求め、求められ、名前を呼びあった記憶が鮮明に蘇る。

手を伸ばして、その頬を人差し指で擽ってやれば
首筋に>>=73再び繋がりを求めた時に残した赤い痕が
情事の激しさを物語るように、無数に散っているのが見えた。]


……おはよ、稜


[その身体を抱き寄せて、
色濃く赤が残る首筋に口付けを一つ。

まだ起き上がる気配はなく、微睡みの中
相手の体温の心地よさに、足先を絡め、顔をすり寄せる。
それはさながら、大きな犬が甘えているようにも見えた*]

(44) よつば 2018/12/06(Thu) 10時半頃

【人】 保安技師 ナユタ

[>>52情事の名残でべとつく身体を軽く流し、着替えた後
部屋に用意されていたのは、朝食と称したフレンチトーストとスープ。
一手間かかる為、鳴海家ではあまり卓に並ばないのに。
……毎日稜の作る朝食を食べられる功也さんが羨ましくなった。]


無理すんなっつったのに。
………ありがとな。

[>>53隠す訳でもない、首筋の赤を見れば
彼の動きを鈍らせているのは自分なのだと、より自覚する。

しかし、無理をするなと告げても彼は甲斐甲斐しく
自分の為に脱衣場を暖めたり、ベッドを整えたり
食事を用意したりしたのだろう。]

(58) よつば 2018/12/07(Fri) 00時頃

【人】 保安技師 ナユタ

─ それから ─

[話に区切りがついた頃、冷めてしまうからと
フレンチトーストをつつきながら]


そういえば、
お前何か欲しいもんとかねえの。

………ほら、ここ数年何も出来てなかったしさ。

[>>2:=43辛い思いをさせてしまった。
彼を手にかけない為とは言え、長く付き添った親友に
突き放される痛みはきっと、自身が抱えたものより大きくて。

その穴埋めには到底足りないだろうが、
寂しさを一つずつ晴らしていくための彼の“お願い”なら、
出来る限り聞いてやりたいと思い、問いかける。]

(86) よつば 2018/12/07(Fri) 04時頃

【人】 保安技師 ナユタ


[>>0:62並ぶ事はないと思っていたソファーに
>>113今は二人きり、隣にあった。

アルコールに浮かされた身体は火照り
重なる唇を、受け入れて]

(130) よつば 2018/12/07(Fri) 08時頃

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