170 白峯異聞
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あーあ、だらしないわね。
敵の前で、なんで2人ともそんな事してるのかしら?
[抱き抱えながら良く分からない事を言うレイ君も。抱きかかえられて居なくならないでと懇願する櫻子も彼女には理解できなかった。]
まだ、あたし達が残ってるんだけどな?
[抱き合う2人に向けて蹴りを放つ。 それが物言わぬ身体になったレイ君に当たろうと、もしくは櫻子に当たろうと気にしないと言う様子で。
抵抗が無ければ、気が済むまで足蹴にしただろう。]
(0) 2014/03/24(Mon) 12時半頃
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あんなナイフの使い方した貴方がそれを言うのかしら……
[うん、なんだかとっても理不尽な気分だ。 まあ、巫女服のままでこんな行動を取ってる自分も傍から見たらどうなんだろうって気はするのだけれども。]
(2) 2014/03/24(Mon) 14時半頃
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そうね。
ならさっさと止めさしてあげる? それとも、あたしがやっても構わないのかしら。
[楽しげに笑いながら。 そんな事を口にしていた。]
(4) 2014/03/24(Mon) 15時頃
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ちっ……
[櫻子の電撃による防御。
その直撃を受けて、多少はたたらを踏むが。それ以上までは喰らわない。
動き出した死体を見て、薄く笑うと竜巻を発生させる。 死体を数体それで蹴散らしていたが。 自分に向けて迫り来る“彼女”を読みきれなかったのが結局紗枝にとっての命取りとなっただろうか。]
(8) 2014/03/24(Mon) 17時半頃
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――しまっ……
[相手の速度を読みきれず。 直撃を受けてしまえば口からは鮮血が溢れる。
攻撃力だけに特化して防御を鍛えていない紗枝にとってはこの間合いで先に攻撃されたと言うだけでも致命的だった。]
……。
[目の前の“彼女”へとまだ無事に動く方の手を伸ばす。
掴みさえすれば、彼女の全身を竜巻で切り刻む。吐血しながらでも、それが彼女の最後の執念だった。]
(9) 2014/03/24(Mon) 17時半頃
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[最後の執念が実ったのか。
竜巻が彼女を刻み、変化も解けて行く。 しかし、追撃するだけの余裕も無く。 彼女が立ち上がるのを見やるのみ。]
(14) 2014/03/24(Mon) 18時半頃
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[小さな闇の球体が此方へと飛んで来る。 普段であれば回避出来たのだろうが。
胸を抉られている今の彼女ではかわし切れるものではない。 触れたところが小さな爆発を起こし。 彼女の巫女服にさらなる血の花を咲かせていくのだ。]
……つまらないわね。 貴女も、レイ君も。
帝の魂を解放し、異能者の世界を作る。 ――あたしには認められない価値観だけど。
その理想は買えたわ。 それが今は何よ。
[そこまで言ってから再度吐血した。 鮮血よりももっと濃い色の血に内臓までやられたかとどこか冷静な頭は理解して。]
(15) 2014/03/24(Mon) 18時半頃
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同胞を殺されたぐらいで。 あたし一人だけは殺す?
随分と小さな理想に成り下がったものね。
[何故か敵側の人間を叱咤している。
そんな奇妙な状況だったが。]
大望を捨てるんじゃないわよ。 あたしを魅了するぐらいのスケールの大きなこと言って見せなさいよ。
帝を解放して、この国を全部手に入れるぐらいのさ……
[倒れそうな状況だが。 最後の意地なのか、不思議と立ってられた。]
あたし達の正義と貴女たちの正義。 どっちが勝つのか――
(16) 2014/03/24(Mon) 18時半頃
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…伊那、あのな
俺らからすれば、お前らが悪で
俺らは夢を叶えるために一歩踏み出しただけで
[ 身体を持たない浮遊感は心地よいもので、
声にならなくとも"言葉"を紡ぐ。 ]
俺ら解放側だけが、
本当に、悪、なのかね?
自分とは正反対の意見を
はなから悪と決めつけてるようじゃ
人の気持ちなんてわかるわけねぇわな。
[ 櫻子さえ生きてくれれば、それでいいのだけれど―― ]
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……悪いわね。 貴方も大分やられてるようだけど。
ここで見てましょうか。 いざとなれば……だしね。
[もしも櫻子を彼等で倒せなければ。その時は強引にでも相討ちに持ち込むつもりだった。]
(23) 2014/03/25(Tue) 12時頃
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[まだ風の力は残っている。それを確かめながら戦況を見やる**]
(24) 2014/03/25(Tue) 12時頃
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[迷惑、という言葉が聞こえるとぼんやりと視線を向けた。
迷惑なのは知っていて、諦めて、それがこの結末]
じゃあ、どうすればよかったのかなあ。
[自分の棍が、自分を殺めた人間を殺しても、ただ痛みしか抱かない。
櫻子を庇うレイを見て、仲間の死を悼む櫻子を見て]
どうして、こうなったのかなあ。
[ぼんやりと、疑問を口にする。
自分の死体の隣に座り込む。
ふと、空を見た。奇麗だった]
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