人狼議事


85 私達しか、居ませんでした。

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良家の娘 グロリアは、メモを貼った。

2012/04/12(Thu) 01時頃


【人】 良家の娘 グロリア

ねえ、イリス。

…イリス?ちょっと、ねえ、

[抱きしめた腕の中で、急に咳き込むような動作を感じて。
 表情を見ればとても苦しそうで、]

誰か…誰か、呼ばない、と…

[枕元のナースコールで、容態が急変したことを伝えて。
 その間にも、イリスは確実にひどくなっていて
 それなにのに、何もできずにいて]

イリス…

[長くない、そう言っていたけれど
 こんなに早くに、なんて。
 外敵からなら、守れた。
 だけれど、Blue Roseには、誰にも逆らえない]

(11) 2012/04/12(Thu) 01時頃

【人】 良家の娘 グロリア

[じきに。
 反応がなくなり、呼吸が止まり。
 脈をはかるモニタに、一本の線がうつる]

イリス?
イリス、起きてよ、ねえ、

[ご臨終です、と言われても
 とっさのことに頭が回らない。
 だってさっきまで
 風邪気味だったとはいえ、元気そうに見えたのに]

嫌あ、

[まだ、ほんのりと残る体温を求めて、
 じきに白い華になってしまうのは明らかだから]

(14) 2012/04/12(Thu) 01時頃

【人】 良家の娘 グロリア

ねえ、お願い、
もう一度、言って。

[愛してるって。
 耳元に、まだ甘い響きが残っている。 
 だけど、答えてくれるはずもなくて]


イリス。


[ぷつりと、糸が切れた。
 それから、病院から箱に入れられたイリスを受け取るまでの記憶が全くない状態で
 家に帰れたのは奇跡に近かっただろう]

(15) 2012/04/12(Thu) 01時半頃

【人】 良家の娘 グロリア

――自宅――

[バタンと、大きな音を立てて玄関を閉めたせいか
 焦ったようなノーリーンがやってくる。
 もって出たはずの荷物を持って
 さらに箱を持っているグロリアを、どう思っただろう]

ノーリーン。
………どうして私、守れなかったのかしら。
私は…私は、愛する人ひとり、守れない女だって、いうの…?

[鞄を取り落とす。
 そして、そのまま箱を抱えたまましゃがみこみ、
 濃いグレーのスカートに黒く染みを作った**]

(16) 2012/04/12(Thu) 01時半頃

良家の娘 グロリアは、メモを貼った。

2012/04/12(Thu) 01時半頃


 私は何処にも行きたくなかったし
 何処か遠くへ行ってしまいたかったのかもしれない。

 白亜の壁の中で生きる重圧は
 当たり前の事なのに、何故だか息苦しくて。

 生きる理由を知りたかった。
 だけれど知り得なかった。

 世界は残酷だ。
 平等に齎す死の瞬間に愛する人の涙を見て

 ―――平気で居られる筈がない。


「ねえ、私のどこが好きだった?」

 切欠は些細なこと。得てしてそんなものなのだと思っていた。
 恋愛感情は偶然の積み重ね。

 結ばれた時、耳元で囁かれた想い。
 だけど、そこに「永遠に」という言葉がなかったのは
 私も彼女も、わかっていたからなのかもしれない。

 ずっとずっと愛してる。
 だけどその愛情は今、届くことはなく、

「ねえ、私のどこが好きだった?」

 ―――こたえが、ほしい。


「望むことは何?」

 願わくば、
 生を、繋がりを、ぬくもりを。
 生と死の狭間に場所なんて無いのだから。

 だけど誤解しないで欲しい。
 私は彼女の死を望まない。
 彼女には生きて欲しい。もっと、生を謳歌して欲しい。

 私はただ、
 彼女の傍で、
 生きて、いたかった、だけ


 いつか消えそうで怖かった貴女なのに、
 先に消えてしまったのは私。

 貴女の心には穴が空いてしまって、
 どうしようかなって、考える。

 そうだ。貴女のその空洞を
 私が、食べて上げよう。

 だからねえ
 わらって。


【人】 良家の娘 グロリア

[メイドに助けられながら、ようやく自室にたどり着いた。
 イリスだったもの、をサイドテーブルにおいて
 外出着のままベッドの上に腰掛ける。
 
 まだ、実感がなかった。
 姉をなくしたソフィアもこんな気持だったのだろうか。
 強く掴みかけられた手を払いのけなければよかった、のかもしれない。
 その気持ちを受け止めてあげればよかったのかもしれない。
 だけれど、その時の自分はそんなことも考えずに]

馬鹿ね、私は……

[心配したらしい母親が部屋をノックしたが、無視した。
 まだ、しばらくは、ひとりにして欲しかった**]

(36) 2012/04/12(Thu) 22時半頃

【人】 良家の娘 グロリア

――管理局――

[呆然としながらも、管理局に向かう。
 ただし、服は着替えて。
 よくイリスが着ていた、オールドピンクを基調としたもの。 
 喪に服すなら黒だが、今回に限ってはこちらのほうがいいような気がして]

……イリスですが。
数時間前、病院で。

[亡くなりました、という言葉は継げずに。
 それでも上司は理解してくれたらしく、二言三言会話をすると、席に着いた。
 埋葬は、自分がやろう。
 それから、書類も…]

(54) 2012/04/13(Fri) 19時半頃

【人】 良家の娘 グロリア

[ぽたり、ぽたり。
 書類の上に涙が落ちる。
 書きかけた文字が滲んで読めない。

 今日は仕事にならないだろう、と思ったけれど
 意地でもここにいなければならない気がした*]

(55) 2012/04/13(Fri) 19時半頃

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