人狼議事


261 甘き死よ、来たれ

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メモを貼った。


メモを貼った。


―最期の時―
[わたしが聴き惚れていたのは、血の中から流れてくるような音楽。すべてが溶けてゼロになるような。ブラッド・ミュージック。
何かが耳に押し当てられていても、その事にも気づかなかった。]

 ぁ……

[だけど、音楽がなりやんで、少しして。
流れ出ていく何か。
地面に広がりゆくなにか。
わたしの一部だったものが取り外されて残る感覚がした。]

[でもそれは嫌なものではなかった。
何か、残るんだ。
どこか安心感にも似た心持ちのまま、わたしの意識は途絶えた。**]


―ここはどこだろう?―

[気がつくと辺りは乾いていて、暑くて、寒かった。輻輳する矛盾した感覚。見えるものはぼんやりとぼやけて、何があるのか誰がいるのかも分からなかった。]

 あー、……そうだ。
 眼鏡、眼鏡。

[見えないのはきっとそのせいだ。無意識にかけ直す仕草。ぱちぱちとまばたきする。次第に視界がはっきりしたくる。
奇妙なことに、気づいた。]

 えーと。尾崎さん、に、歌瀬ちゃん。
 ……その数字は、何?

[二人の頭の上にある数字。
 カウントダウンのように、見る間に減っていってた。桁数はたっぷり八桁くらいはあるようだったけれど。]



 ねえ。ねえってば?

[何度呼んでみても、わたしの声は聞こえてないみたいだった。それどころか居ることにも気づいてない様子で去っていく。]

 ……はぁ。仕方ないな、誰か探そ。

[とりあえず南シェルターに戻れば、冷くんがいるかな。そう思って移動し始める。]

 ――ん。あなた、誰?

[少し進んだところで、誰か――あるいは、何か?居るのに気づいた。首を傾げて、眺める。]


[彼女の頭上には、名前。
尾崎さんや歌瀬ちゃんと同じように。でも、違うのは。
さっきのカウントダウンの数字が見当たらなかったこと。
何故だろうと思いつつ、名を呼んでみた。]

 中秀、春。ちゃん?

[ぴくり。
聞こえてはいる、気がした。しばらく待ってみようか。思い当たる事がないわけじゃない、し。**]


メモを貼った。


―廃駅?―

 んー…?

[何も変わっていやしない。
地面に自分の死体が転がってる以外には。]


 えへっ、そりゃ無理に決まってるよなぁ。

[夢と現実は違う。
ドラ○もんやディ○ニーの世界じゃあるまいし。

勿論心の奥底から祈っていた"願い"なら神は振り向いてくれるのかもしれないが、思いつきの様な考えを口にした所で無意味なのは確かだ。]


[暫くその場所に佇んでいる、いや動けなかったと表現する方が正しいか。
すると藍がやってきた。]

 …藍か。
 すまねえな。


[届くはずの無い声を贈る。]


 なあ、春ってのは待っても来るもんじゃねえ。
 自分で奪い取らなきゃ、冬眠から目覚められないぜ?


[お供えとしてメリーの瞳を置くのは、やはり藍らしいなんて思いながら。
静かに立ち去る彼女に手を振る。]


 …あばよ。


[中秀、春。ちゃん?

おっと再び来客か。
驚かすんじゃねえ、と声の主の方へと向く。


―――が、何かが違う。
いや、同じとも言えるか。]


お前は誰だ?

ってか、なんで俺の名前知ってるんだ?

どっかで会ったか?


[質問の嵐をぶつけてみる。
そして最後に]


―――おまえも死んだのか?*


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 道化師 ネイサン

-ピエロのねぐら-
[目を覚ませば、いつもの廃棄トラックの中。
昨夜の記憶がない。どうやってねぐらに戻ったのか、メイクは落としたか。
水浴びもしていない気がする。
海に生活水を汲みに行ったはずだったが、その水は持ってかえってきたか。
記憶は空白。原因は明白。]

ああ、ワタクシは……

(116) 2016/12/16(Fri) 23時頃

【人】 道化師 ネイサン

ピエロ失格ですね……

[死に行く少女に、見切りをつけてしまった。
一瞬だけ見えたその顔に、死相を見た。
それだけで、自分の出る幕ではないと線を引いてしまった。
誰もいないねぐらに、悔恨の声が響く。

また。
また、躊躇した。]

[死んでいく世界で、ピエロは一人、暗闇に咽び泣く。]

(117) 2016/12/16(Fri) 23時頃

道化師 ネイサンは、メモを貼った。

2016/12/16(Fri) 23時頃


ネイサンは、アイリスに話の続きを促した。

2016/12/16(Fri) 23時頃


ネイサンは、アイリスに話の続きを促した。

2016/12/16(Fri) 23時頃


[生前のわたしだったらきっと物怖じしてしまってたようなQの羅列だけど、いまのわたしには怖くなかった。淡々と一つずつ答えていく。]

 わたしは小山内恵都。
 あなたの名前は見えてるわ。
 どこかですれ違うくらいはしたかもね。

[ そうして、ワンテンポ置いたらしい質問に、
 ええ、とにっこりうなずいた。]

 ――そう、生きてる間に、シェルターかどこかで。


 じゃあわたしからも尋ね返そうかな。

 わたしの名前は見えてなかったの?
 じゃあ、現世は見えてる?

 現世の人たちの名前は?
 その頭上に数字があることとカウントダウンされてること、その意味は?

 春ちゃんがさっき見てた人、
 彼女もうすぐ、こっちに来ることは?

 いくつ気づいてたかな。いくつ知ってるかな?


 春ちゃんはさ、死後の世界ってあるとしたら、どんなのだと思ってた。

[ これは質問というより、語るための呼び水。]

 わたしは、うーん、ざっくりだけど、たぶんね。
 もっと平坦だと思ってた。
 平穏っていうか。
 もっと生々しくないっていうか。

[感覚的には生きてる頃とそんなに変わらない感じがする。現実に生きている人や物体に触れないことで、ああやっぱり、って確認してしまうくらいに。]

 たぶん、この状態からでももっかい死ぬとか、しそうなくらいに。
 幽霊とかゾンビってさ、ふつう眠ったりしないじゃない。
 でも、なんか、……ふぁ。

 急に眠くなってきたりとか、しそうで。


大きくあくびをした。


[わたしに合わせるように、だろうか?
 春ちゃんも生欠伸したようなのが見えた。
 まあ、思い込みと言われればそれまでだけど。
 人は見たいものをみてしまう。
 元人間の幽霊だってたぶん同じだろう。]

 ん……と、ごめん。わたし、寝ちゃうかも。

[くらりと頭を泳がせた。
気を抜くとふわぁって身体が浮いてっちゃいそうだ。]

 あ、でもまあ、まだ成仏しそうな気配はないから。
 安心して?

[何を安心するかわからないけど、とりあえず。]

 それと、天国に行ったりもしないから。
 わたしは極楽送りが約束されてるのです。南無阿弥陀仏。


春に向かってまくし立てて、両手を合わせるとそのまま健やかな眠りについた。


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