人狼議事


197 獣ノ國

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【人】 営利政府 トレイル

 ふぅん。

[彼の告白>>2:398を受けた第一声の言葉。
なんとなくに察していたことは強ち間違えでもなくて、特に驚く素振りも見せずにただただその言葉だけ。]

 …言ったはずだ。
 俺は友人が獣人でも気にしない、と。
 だから俺は君がその"獣"だろうと、なんだろうと気にはしない。

 謝られる筋合いも俺にはない。
 むしろ言ってくれて礼を言う。ありがとう。

[余程辛い思いをしていたのだろう。この場で言ってくれたこと、そして自分に言ってくれた事に礼を言う。裾から覗く尾鰭の様な物を目にすれば、日常の生活に現れた非日常の現実を突きつけられる。
でもそこに恐怖などは感じなくて―…]

(13) 2014/10/07(Tue) 02時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[彼がこの手を掴んだのなら碧の世界から抜け出す為に後は思い切り引き上げるだけ。掴んだ掌に力を込めれば、静かに彼と会話をするのでした。]

 人間かどうかは最終的には君が決めること。
 俺が決めることじゃない。
 …前兆はあったにせよ、突然こうなってしまっては誰もが驚く。
 だから今の君の反応は変じゃない。
 
 気にするな、と言う言葉はとても無責任な言葉かもしれない。
 俺が君の立場だったら同じような反応を示すかもしれない。
 …でも残念ながらそれを共有出来ないのは事実であり、むしろ俺は逆に君が少し羨ましいな。

(14) 2014/10/07(Tue) 02時半頃

【人】 営利政府 トレイル

 だって君は御伽噺の主人公に選ばれたんだから。

 君は選ばれて、俺は選ばれなかった。
 それだけのこと。名誉なことだと思う。
 神様は試練を乗り越えられない人には試練は与えないのだから。
 そう考えたら少しは楽にならないかい?

 君に今すぐに現実を受け止めろと言うのは酷な話だ。
 何者なのかもわからずに不安なのは俺にもわかる。
 だけどこれだけは君にはっきりと告げることが出来る。

 ティソ…

(15) 2014/10/07(Tue) 02時半頃

【人】 営利政府 トレイル

 俺の目に写っている君は間違えなく人間だ。

[彼の瞳に己の姿は写っているのだろうか。
交わす視線を外すこともなく、彼の姿を捉えていた。
鳩時計の秒針と外から漏れる雨音。そして自らの声が静寂の店内に音を作り出す。]

(16) 2014/10/07(Tue) 02時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[ここまで一気に言葉を羅列する自分が珍しくて、喉に痛みを感じると咳払いを交えて湯気の消えた花茶を口にする。]

 …少しお喋りが過ぎたようだ。
 慣れないことをするもんじゃないな。

[皺だらけの煙草の箱を彼に見せて罰の悪そうな表情を作り、「こいつのせいだ」と悪態を付くも「でも辞められない」と付け足して火をつけようとする。もし止められれば吸わずに箱にしまうこともするとは思うが。]

(17) 2014/10/07(Tue) 02時半頃

【人】 営利政府 トレイル

 大丈夫。君は絶対溺れない。

 もっと自信を持てばいい。
 碧色の世界は君のだけの世界だ。
 そこを自由に泳ぐことが出来るのは―…

 紛れもなく君しかいないのだから。

[彼の瞳に写る自分はどう見えているのか。胡散臭い言葉を並べていることは自覚をしている。しっかりと握られた手を引き上げることは出来たのか不安だったが、くしゃりと少し乱暴に彼の頭を撫でると友人が持ってきた手土産>>2:133を思い出し一緒に食べることを提案する。
箱を開ければその量の多さに呆れて小言を言ったかもしれないが、時間を許す限りは彼の話に耳を傾けて、家が近くであれば途中まで一緒に帰ったかもしれない**]

(18) 2014/10/07(Tue) 02時半頃

【人】 営利政府 トレイル

― 自室 ―

[真っ暗な部屋へと帰宅し、足元を探る様に歩を進めてそのままベッドに横になる。ポケットから携帯を取り出して数時間振りの携帯画面にはメール受信>>2:90を告げる画面が表示されていた。

暗闇の中に照らされるのは携帯の灯のみ。
重たい瞼を堪えながらメールの中身を確認しようと親指をスライドさせたところで――…
         視界は暗闇に遮られた**]

(22) 2014/10/07(Tue) 03時頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/10/07(Tue) 03時頃


営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/10/07(Tue) 03時頃


営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/10/07(Tue) 03時頃


[走る汽車の窓から外をぼんやりと眺めていれば、景色の向こうに見えたのは見慣れた大きな科学塔。
朝陽を浴びて遠くに見えるそれは、とても、とてもゆっくりと窓の外を走り行く。
――あの國で過ごしたのは、果たしてどのくらいの間だっただろう。故郷と呼ぶには短く、旅と呼ぶには長いその年月。徐々に遠くなるその塔の影を追ってしまうのは、やはりそれだけの年月を其処で過ごしたのだと、言うことなのだろうか。]

………ん、

[そうしてふ、と。震えるポケットに気付き。其れを開いて見たのなら、そこには二通のメールの通知。何方も、差出人はあの歳の近い友人だ。
先に来ていた一通は、昨日の昼の"デート"を揶揄る一言と、"今日"より先の晩酌の誘い。
応える事の叶わぬそれには、小さく、小さく苦笑を漏らす。
最後に付け加えられた一文には、呆れたように肩を竦めはしたけれど。]



……フン。自分の方こそ、十分にお楽しみだったじゃあないか。

[大学で見かけた時に、彼の隣に居た少女を思い浮かべ。"唯の生徒と先生"ならば、この言葉の限りでは無いのだろうけれど。
懐かしむように目を細め、呟いた言葉はあの國に残る友人には、決して届く事は無いだろう。
借りた本は、結局返さぬままに持って来てはしまったけれど。まぁ、あの友人の事だ。もしもこの先会うことがあったのなら――酒の一つと此方の話とで、きっと許しては貰えるだろう。
そうして最後の追伸に、ふ、と――嗚呼、何時だっただろう。まだ自分の歳が二十の前半だった頃、酔った勢いで悪戯に詐欺を装い、彼に電話をかけたりもしただろうか。]



…出来るなら、最後にまた一度お前と酒でも交わしながら…話でもしたかったんだが。

[二通目のメールに目を通しながら、ポツリと漏れたのはそんな一言。このメールを飛ばして来たと言うことは、恐らくはあの本は無事に持ち主の元へと届いたと思っていいのだろう。
此方から本を貸す時、或いは彼方から本を借りる時。返すと言うのを理由にして、数え切れない日々を共に朝まで語り明かしたかの友人。神話の生物の事を主に研究している男と、民俗学から神話や都市伝説まで幅広く精通している友人と。
大学に用事がある時は、その授業風景を時折覗きに行った事もある。そして彼の話す話は、男の興味を酷く惹きつける物だったから。
自分があの國で最も近しいと言える友人は、今頃何をしているのだろう。]



………、あぁ。

[メールへの返信は行わぬまま、携帯端末に登録されている全ての番号からの着信を、拒否に設定する。全てを置いてきた中で、この小さな機械だけは置いて来ることが出来なかったのは――それは果たして、あの國への未練故か。
そうして再び窓の外へと視線を移し。既に見えなくなってしまった科学塔に、知らずのうちに声が漏れる。
向かう先は、長年使っていない別荘へ。きっと埃に塗れて"仲間"の巣も沢山張られているだろう其処を思い浮かべ…男はひとつ、諦めたように息を吐いた。

ガタン、ゴトン。
揺れる汽車に運ばれて、《蜘蛛》は漸く國の外へと。]*


【人】 営利政府 トレイル

― 回想・花屋Lemo ―

[ふわり、と風が「Crows」とぶらがった扉から流れ込み、「ふたり」の時間に終わりを告げる。
初めてお目にかかるお客様>>33。でもそのお客様が用事があったのはこの店ではなかった。二人の様子から初対面な印象を受けたが、来店した時に"ティソ"と名を出して来たのは――…。

 不思議なことがあるもんだ。

ぽつりと呟いてはお客様の謝罪に静かに首を振って本日最後の注文に取り掛かった。]

 いいえ、今日の営業ももう終わりですから。
 …畏まりました。それでは少しお待ちいただけますか?

[言われた花々を厳選し、まだ完全には開花をしていない花を選んで和紙に似せたラッピング用紙に花を包む。その間に二人の会話はあったのか。]

 今はまだ蕾に近い状態ですけど、明日には開花しますので。

[様子を見ながら二人の間に八部咲きの花束を差し出し、そのままお客様に手渡した。「今後も是非ともご贔屓に。」そんな言葉を付け足して。*]

― 終了 ―

(53) 2014/10/07(Tue) 11時半頃

【人】 営利政府 トレイル

― 自室 ―

[携帯を左手に持ったまま眠りにしてしまった様で、窮屈な私服のまま目が覚めた。画面は友人からのメール>>2:90を開いたままの状態で、重たい瞼を擦っては内容を確認して活性化をしていない脳みそのまま返信を打つ。]

(55) 2014/10/07(Tue) 11時半頃

【人】 営利政府 トレイル

――――――――――――――
差出人:トレイル
宛先:ヤニク
――――――――――――――
おはよう
20xx年 10月2日
――――――――――――――

昨日はどうも。メールに気付かなかった。
帰ってきてから気づいたのだが、そのまま寝た寝てしまった。

あのケーキの量はなんだ。
あれを二人で食べようとでも思っていたのか?
お前は馬鹿か。
でも美味かった。ありがとう。

追伸:狩人は見つかったのか?
俺はいつでもお前を信じているが。

――――――――――――――

(58) 2014/10/07(Tue) 11時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[誤字脱字は未だ寝ぼけている証拠。
そのことにも気づかずにさっと文章を作っては確認もせずに送信ボタンを押して電波を飛ばす。送信完了が確認出来れば眠気覚ましに風呂にでも入ろうか。入った後は店に向かって月に一回のお客様への連絡をして準備に入る。返事が帰ってくれば直ぐにでも配達が出来る様に。]

(59) 2014/10/07(Tue) 11時半頃

【人】 営利政府 トレイル

――――――――――――――
差出人:トレイル
宛先:錠さん
――――――――――――――
おはようございます
20xx年 10月2日
――――――――――――――

昨日の雨は大丈夫でしたか?

こちらの準備は整ってますので、時間が合えばいつでも伺えます。**

――――――――――――――

(61) 2014/10/07(Tue) 11時半頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/10/07(Tue) 11時半頃


[――ゴトン。
乾いた音と共に、床へと置いたトランクの周りで大きく埃の渦が舞う。
其れが肺に入るのを嫌うように――そもそも服に埃が付くことがそもそも我慢ならない事ではあったのだが――男は大きく眉を顰め、荒れるに任せるその別荘を見回した。
埃の絨毯はそれはそれは高く積み重なり、"仲間"の巣は至る所に張り巡らされている。必要最低限の家具はあるが、それでも暮らして行くには足りない。
――一先ず掃除は後回しにして、先に家具を揃えに行くか、と。この時間なら、無理を言えば夕方には届けて貰えるかもしれない――とそこで、ポケットの中で震えた端末に目を瞬かせる。]

………、待ち遠しいよ。

[家の外へと出ながら開いたメールに、漏れたのはそんな言葉。自分の声音に微かに滲んだ寂しさに苦笑しながらも、見慣れぬアドレスに僅かに目を見張り。
貰った名刺に書かれていたのは、"ジャニス"の名。そこに書かれたアドレスとは別のアドレスと…彼の名前に、男の顔には先とは別の笑みが浮かぶ。]


[そうして、そのまま返信は行わぬままに男はタクシーを拾って乗り込む。行き先を伝え、シートへと身を預けて窓の外を見たのなら、そこに広がるのは見慣れぬ景色。
最後にあの國で見た車からの景色は、あの図書館からの景色だっただろうか。]

……――――。

[そっと動かした唇が紡いだ名は、静かな車内に響く事は終ぞ無く。ぼんやりと外を見つめながら、夜が明けるまでのあの時へと、ゆるりと意識を向ける。
ポツリポツリと、幾つの話をしただろう。此方の話に相槌を打つ彼の姿を浮かべたのなら、その指先にはあの柔らかな髪の感触すらも蘇った気がして。それを掻き消すように――逃さぬように、男は強く、拳を握った。]

……泣いていたな。

[去り際に彼が初めて見せた、その涙。此方の言葉を拾った運転手には"何でも無い"、と手で制しておきながら、また意識はあの夜の時間へ。
演技に自信を持つ彼が、あの時だけは笑顔すらも演じられなかった事。その事に胸に痛みと…ほんの、ほんの僅かな充足感を覚えたのは、男にしか知り得ないだろう。]


[彼の口からは、ついには"行くな"という一言は出はしなかった。男を困らせるような言葉は、一つたりとも出なかった。嗚呼、本当に――聡い子だ。もしも次に相見えたのなら、思い切り、我儘を言わせてやりたいものだ――あの時伝えられなかった言葉を、捧げながら。

そうしてふ、と手にした携帯端末に視線を落とす。
電話は拒否に設定したけれど、メールはそのままこの端末へと届く。そんな事を――相手からの一方通行だけを許すなんて、それは酷く未練がましい行為だとは…自覚はしているとも。
――嗚呼、だけれど。彼からのそのメールは慰みになどなりはしない。
更に募る恋しさに焦がれながらも、しかし今後ももしかしたら届くかもしれないそれを拒否する事なんて…どうしても、出来はしなかった。]*


営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/10/07(Tue) 15時半頃


【人】 営利政府 トレイル

― 花屋 Lomo ―

[送信と同時に受信>>68をしたメールにエラーで未送信になってしまったのかと、慌てて開封ボタンを押したが友人からの物だとわかると綴られた文字を斜め読みをして、返信ボタンをタップしようと親指を重ね合わせようとするが]

 赤ずきん…か。

[そのボタンは直ぐにはタップはされなかった。追伸に書かれた文字で自分の知りうる御伽噺のタイトルを呟いて、もう一度友人からのメールを読み返し、漸く返信のタップを押した。]

(135) 2014/10/07(Tue) 22時頃

【人】 営利政府 トレイル

――――――――――――――
差出人:トレイル
宛先:ヤニク
――――――――――――――
Re:おはよう寝坊助さん
20xx年 10月3日
――――――――――――――

あの量はさすがに一人では無理だったから、食べるのを手伝ってもらったけどな。

ケーキを貰ったばかりなのにそれはさすがに悪い。
別に俺が用意をしても構わないんだ。


追伸:赤ずきん。
お前がまるでその狼みたいな物言いだな。
――――――――――――――

["猫"だと思っていた友人は"狼"なのか。
その真相は解りかねるが、「どうせあいつのことだから」と気まぐれ猫を連想させたまま。]

(136) 2014/10/07(Tue) 22時頃

【人】 営利政府 トレイル

[掲示板に文字を打つ。
ここ最近でだいぶ慣れてきた掲示板と自分の携帯。
ここにいる人たちは面白い人たちばかりだと、思いながらも最新の書き込みについて眉間に皺を寄せれば獣人だと打ち明けてくれた彼を思い出すのだった。]

(137) 2014/10/07(Tue) 22時頃

【人】 営利政府 トレイル

――――――――――――――
差出人:トレイル
宛先:錠さん
――――――――――――――
Re:おはようございます
20xx年 10月3日
――――――――――――――

それは良かった。
嘘つきな少年にでも会ったんですか?


向日葵の追加、畏まりました。
用意しますので少し時間をください。
50分後には家に着く様に行きます。
――――――――――――――

[本日のお客様からのメール>>112を確認して店内に見渡す。そして店内の隅に咲いている残りも僅かになった向日葵を見やると、手短に返しては携帯を終い込んで追加である向日葵の花の準備を始めた。]

(138) 2014/10/07(Tue) 22時頃

【人】 営利政府 トレイル

― 錠宅 入口 ―

 すみません。

[いつの頃からか目の前の立派な家に向かって、声を掛けることも躊躇することはなくなった。月に一回の届け物もこれで何度目になるだろう。
毎月届ける純白の大山蓮華に、今日は小さな向日葵を持って家屋から人が出てくるのを待っただろう。使用人の人が来れば、会釈を返して案内されるがままに歩を進める。主が来たなら挨拶を交わして注文の物を確認して貰う。]

(139) 2014/10/07(Tue) 22時頃

トレイルは、ヤニクは未だに"気まぐれ猫"だと思っている。

2014/10/07(Tue) 22時頃


【人】 営利政府 トレイル

― 回想・花屋 ―

 …さんきゅ。
 その時が来たら俺は君に引き上げてもらうことにする。
 その自慢の尾鰭を使って華麗に泳ぐ君にな。

[掴まれた手に力を感じれば>>100>>101、目を細めて安堵の笑みを浮かべ、煙草を持つ手とは逆の手をちらりと見えた尾鰭に指を指して。]

 トレイルだ。改めて言う名前でもないけどな。
 だが"店員さん"って名前じゃない。

[なんて冗談めいて名前を名乗って、箱からケーキを取り分けると彼に先に選ばせる。自分は余ったケーキで良かったのだが、彼がこちらのケーキを強請れば「"お前"は欲張りだな」と友人に向かって言う言葉を彼にも言うのだった。
碧の世界で泳ぎ始めたばかりの彼の手。その手は彼が自由に泳げる様になるまでは支えようと心に決めて*]

(143) 2014/10/07(Tue) 22時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[姿を現したのは家主であった。>>145]

 こんにちは。
 いつもありがとうございます。

[定例のご挨拶だ。
案内をされるがままに花を持って、家主の後ろ姿に着いて行く。玄関>>142>>145までの会話は聞こえてはおらず尋ねられた質問に応対した。]

 最近ですか?普通ですね。
 店の方は新しいお客様が何名か見えてそれなりに。
 錠さんこそ最近どうなんですか?

[聞かれた事を何の気なしに聞き返して、案内された道に花の香りを置いて広い家を進んで行く。]

(151) 2014/10/07(Tue) 23時頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/10/07(Tue) 23時頃


―街中の喫茶店―

[あれから、開店直後の家具屋へと向かい。必要な家具を取り揃え終えたのは丁度ブランチの時間くらいだった。
大口の買い物を多くしたからか、店の店主が男の無理を快く聞いてくれたのは嬉しい誤算だ。頼んだ家具は、夕方には届けてくれるらしい。
それまでにせめて、あの埃まみれの家の掃除を終えておかねばならぬのだけれど――取り敢えずは珈琲が飲みたい、と。
しかしヤカンもミルも全て置いてきてしまったので、ひとまずは近くにあった喫茶店に入ってみたのだけれど。]

…珈琲を。豆は…

[カウンターに座り、注文を済ませ。豆の種類は、取り敢えずは目に付いたものを。
時間が時間だからか、人のあまり居ない店内に、レコードの音が静かに響くのが心地良い。煉瓦造りの壁の前で、コポリコポリと丸いフラスコの中で湯が湧く様をぼんやりと眺め、このひと時を堪能する。
火から降ろされたフラスコに、ミルで挽かれた豆が入ったロートが差し込まれれば。湧いた湯が、その筒を伝って上へ上へと昇って行く様は、何度みても面白い。
ゆうるり、ゆうるりと竹べらで回されていく豆と湯と共に香る豆の香りに目を細めていたのなら、ひとつ、ポケットが震えた。]


[取り出した携帯端末に表示されていたのは、先程手に入れたばかりのアドレスと"彼"の名前。思わず口元が緩んだのは、男の意識の外だったけれど。
――だけれど、その文面を見たのなら。柔らかく細められた男の目は、怪訝そうに見開かれる事となっただろう。]

――……殴られた?

["兄に殴られた"、と。その一文を見るなり、男の眉は至極不満げに寄せられる。
しかしすぐにそれの――殴られた理由を理解したのなら。嘆息と共に、こめかみを指で押さえはしただろうか。]

……"責任"、か。
そんな物は…幾らでも取ってはやるさ。

…帰りに氷を買っていくか。

[彼が、家を出ると言うのなら。それはきっと、渡したあの紙に書かれた場所へと――自分の居るこの場所へと、向かう為だろうから。
彼が自分を追い掛けてくれるのだと言うそのメールの文を、何度も、何度も目で追い。焦がれる想いを誤魔化すように、運ばれて来た淹れたちの珈琲を、一口口に含む。]



………、美味いな。

[はた、と。手にした珈琲を、もう一口。
珈琲を出す店は星の数ほどあれど、美味い珈琲を出す店は少ない。男の目に敵う珈琲を淹れてくれた店主を見たのなら、白髪の奥の瞳を小さく細め、柔和に笑っていただろうか。

嗚呼、遠く離れたあの國で、彼もまた今この時に…自分と同じく、珈琲を味わっていると知れたのだ。身を焦がす想いは強くはなれど、その小さな繋がりを感じたのなら、じわりと胸に熱さも広がろうと言うもの。
返事を打ちかけた手を無理矢理に止め、開いた返信画面はそのまま保存もせぬままに閉じ。本当であれば…彼のその声が、聞きたくて仕方が無いのだけれど。

――だけれどどうやら、彼は珈琲が苦手なようだけれど。最後に加えられた一文を眺めながら、またいつか会えた時は…彼にこの珈琲を、味わわせてやりたいと。
最初は、甘い物と共に飲むのが良いかもしれない。嗚呼しかし彼は甘い物は好むだろうか?
チョコレートケーキが好物だなど、男は未だ、知り得ない。

そうしてその時には、自分とあまり仲の良く無い堅物の兄の話でもしようか…そして彼の兄の話も、聞いてみようか。
――なんて。そんな事を、思いはしただろうか。]*


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 営利政府 トレイル

― 居間 ―

 店にあった最後の向日葵です。
 全部持ってきてしまいましたので、それで最後ですね。
 …あぁ、お代はそんなに取るつもりもないのでご安心を。

[出されたお茶>>154はやはり息を吹きかけて湯気を飛ばす。
ある程度まで熱を取ればこくりと喉に通し、渋みを持つお茶の味に堪能をしては茶菓子にも手を伸ばし]

 その時期は卒業式や入学式などがありますからね。
 花を届けに毎日何処かに駆け回ってますよ。
 疲れますけど、嬉しい悲鳴です。

 錠さんの本は面白いですから。
 俺は錠さんの話は好きですよ。
 でもセンター試験に出たら難しすぎてお手上げです。

[饅頭を持ったまま笑って両手を肩まで挙げる。
勉強はどちらかと言ったら苦手だ。興味のないことはからっきし。
灰皿を置かれたら饅頭を口の中に放り投げて懐かしむように少し昔の話を。]

(171) 2014/10/08(Wed) 00時頃

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