179 仮想現実人狼―Avalon―
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― 食堂 ―
[食堂にたどり着いても、言葉は出ない。 抱きかかえられた二人と、抱きかかえている二人に目が行くも、既に終わったそれらに何もかける言葉が出ない。]
…なんでまた。 投票がどうのって話、 言いだしたのはあの子だったろうに。
[眉を顰めつつ吐き出した。]
(4) 2014/06/04(Wed) 00時頃
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― 食堂 ―
[カリュクスらが出ていくようなら、後を着いて行けずにただじっと見送る。 結局食堂まできて何もできずに立ち尽くしたまま、下に向かってため息を落とした。]
なんつーか…何だかな。
[ぽり、と頭を掻く。 フードが無い分、指の感覚がよく頭に伝わった。
事実の確認が終われば、もうここに居ても意味はないだろうと食堂に背を向ける。 だが背を向けた後でどこに行こうか、考えてはいなかった。]
(20) 2014/06/04(Wed) 00時半頃
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トルにー。
[どうすっかなと思ってたところにトルニトスがやってくる。 なんかタイミングいい時に来るよなと思いつつ、見上げた。]
トルにーのそういう所、 やっぱ人間側なんだろうなぁって思うよ。
[何者にも同意できないなんて、きっと何かしら役割をもっていたら言わないんじゃないだろうかと、そんな事を思った。]
(36) 2014/06/04(Wed) 02時頃
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何と言えばかー、って、 そりゃいつも通り、 筋肉の命ずるままに言えばいいんじゃねぇの?
[とは何やら考え込んでいるトルニトスに少し笑む。 が、踊らされてるには微妙な顔をした。]
まぁ、そうなんだろうなぁ。
[とは、新しいスキルを手にいれた自分が一番痛感している。 早く済ませる、という部分には、曖昧に笑んだ。]
(37) 2014/06/04(Wed) 02時頃
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…あれだろ、やれることを、 やれるところまでやるしかない。
じゃねーの?
だから俺も、自分が出来る事は、 最後までやるつもりだよ。
[そこに嘘は混じってなかったから、 何時もほど軽くはなかったが、笑って見せた。]
(39) 2014/06/04(Wed) 02時頃
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おっと
……よっ。
[トルニトスと会う前か後か、チアキに軽く手を上げられると、こちらも同じしぐさを返す。 いつもより幾分ぎこちない挨拶になったが、この重苦しい感じの最中じゃ仕方ない。
トルニトスと話すようなら、何気なし近くで会話を聞いていた。]
(44) 2014/06/04(Wed) 02時頃
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……。
[>>47見つからない狼には何とも言えず、唇を横に結んだが。 >>48驚かせたかと言われるとゆるく首を振った。]
んや、驚くってほどじゃねーよ。 ただまぁ明るく挨拶って訳にも、な。
[謝罪不要という風に、苦笑に似た曖昧なものを顔に浮かべて言った。]
あー…うん俺はちょっと、今はいい。
[食事をとる気には全くなっていなかった。]
(55) 2014/06/04(Wed) 02時半頃
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おーおー相変わらず眩しいね。 目に焼き付けとくわー。
[>>49だいぶ見慣れた暑苦しいそれを棒読みで賞賛してから、取り戻せない云々には、少し不思議そうに瞬いた。]
そりゃ、トルニーが取り戻す必要なんかねーだろ。 トルにーがワンダのリアルの知り合いとか何とか、 大事な人とか言うんだったらわかるけど、 そうでなけりゃ、助力で十分だろ。
[それ以上は、おせっかいって奴じゃねーの?とぽつり。]
(58) 2014/06/04(Wed) 02時半頃
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近しい奴だったとしても、 助力だけで十分だって時もあるしさ。
[どうすれば傷つけないか、踏み込み難くて、扱いにくくて。 そんなもどかしさは嫌と言うほど知っている。 自体を作った元凶に対しては、そうなと乾笑いを浮かべて。]
そうなーほんと、 ボッコボコにしてやんねーと腹の虫がおさまらねーわ。 その為にも――…
生きたいなぁ。
[苦笑したまま、顔を少し伏せてつぶやいた。]
(61) 2014/06/04(Wed) 02時半頃
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あー、トルにーの次はチアキなのね、あっちは。
[フランシスカが誰を占うかは知らなかったので、 なるほどとは、情報の一つを得たように頷いた。]
トルにーはねぇと思うんだけどなぁ。 …って、俺が言っても仕方ねぇか。
[何となし腑に落ちない様子で、かりと頬を掻いた。]
(65) 2014/06/04(Wed) 03時頃
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あー、俺はリンダを占う予定だから… リンダ次第だなぁ。
[>>60占い結果と言われて、ステータス画面を開いてみるが、すぐ閉じて首を振る。 選んだのはさっきだったから、そんなに早く結果は出てこない、そういう風に。]
(66) 2014/06/04(Wed) 03時頃
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二人ともよく食べれるよなぁ…。
[こっちは臓物掴んだ後なのとかあって、どうにも食指が向かない。 一応とか無理にでもとか食え食え言う二人に押されるように、ウサギ肉を一つ撮んで口にいれて―――至極微妙な顔をした。]
うえ…
[やはり体が受け付けないのか、べー、と下に乗せたまま、台所の隅のごみ入れにぺっと捨てた。 ざりざり猫のように、備え付けのタオルに舌を擦り付けて味を落とす。]
やっぱ無理…。
[兎さん一部無駄にしてごめんなさいとは心の中で謝っといた。]
(67) 2014/06/04(Wed) 03時頃
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クシャミは、チアキが部屋に戻るのは、またなと見送って。
2014/06/04(Wed) 03時頃
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すなおっつーか色々あきらめてるよ!!
[>>68何が素直だと今度は見上げて突っ込み返したので、残念ながら背筋が張って盛り上がった肉が目に焼き付いて遠い目になった。]
あー、そうだなそれがトルにーだもんなぁ。 いつも通りだな。
[変わりねーなと思う為、そこを否定する事はせず、>>69リアルが絡む所にはそれ以上は突っ込まなかった。]
嘘かー、そうだな嘘だといいなー。 嘘じゃなくても、消滅が最悪キャラデリでもいいや。
……うん。
[素直に頷く様は年相応のそれだった。]
(79) 2014/06/04(Wed) 03時半頃
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うええ、解ってても無理ー!まずい!
[>>75食事絡みの仕事に着こうとしている身の上、食事の大事さは十分すぎるほど知っているが、食欲ないどころか何だか不味く感じて今は駄目だった。 ざりざりしているのを見かねてか、何か作ると言い出した時にはちょっと戦慄を覚えたのは仕方ない。]
トルにー料理出来んのかよ……
って、あ、まった!俺もやる!
[見張るわけではないものの、思い出したように、材料を確認した後、隣でマドレーヌを焼き始めた。 料理スキルなど一切取らなくても、こちらも手際はいい。 出来たらカリュクスの所にも差し入れるつもりだったが、他の者も食べられるように、数は多めに作っておく。]
(80) 2014/06/04(Wed) 03時半頃
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――、私は死んでいた。
そのことに、気がつきもせずに。
――あなたは、命を落としました。
そんなシステムメッセージが、マユミの前に表示されている。
――、膝を抱えて。
じっと、虚空を見ていた。
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えー…。
[>>82諦めたものの勝った負けたになると同意しては駄目な気がするので不満の声をあげた。 後ろ向きに生きても仕方ないのは同意するものの、少し間をあけてから、そうだなぁとしか言いようがなかったが。]
(85) 2014/06/04(Wed) 07時半頃
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そらそうだけどすげー不安だよ! だいたいトルにーその肉で調理器具ちゃんと持てんの
……って、意外と手際いいな。
[失礼な事も言ったが、手際の良さには感心したように手元をのぞき込む。そういうのを見ているとしみじみと、]
トルにーってさー、ほんと、 一人暮らしのおっさんって感じだよなー。
[とは中身を知らないからこそ、とても軽く言うのだった。]
(86) 2014/06/04(Wed) 07時半頃
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[さくさくこちらも完成させせたのち、 個包装は無理そうだったので、まとめて皿に盛っておく。 小皿ひとつ分だけは、よりわけておいた。
ひとつ、手にして口に入れると当人は微妙な顔はしたものの、 マドレーヌ自体の味は、何時もと変わりのない物だった。]
ちょっとカリュんとこに持ってってくる。
[普段そうしてるからこそ、別段違和感も覚えずにまっすぐカリュクスの部屋へと向かい、彼女がいれば、彼女に小皿を差し出すだろう。
途中。シロガネの部屋の横を通り過ぎたが、ちらと流し見るだけで終わった。]
(87) 2014/06/04(Wed) 07時半頃
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― そして時間が空いてから ―
[目が覚めると異様に気怠い。 この間の目覚めも良くはなかったが、今朝はもっと酷い。]
あ、 ぅ……?
[何だこれ、と言おうとして、呻きしか出なかった。 きっと疲れてるんだと、再び目を閉じてから数十分。 二度寝してもまだ怠い体を引きずるように起こしてから、借りている寝台を降りると少しよろけた。]
…ん、 っ と あぶね。
[ぶるぶる頭を振って、そういえばフードまだ貸したままだったっけかと、軽い頭に思い出しながら、先ずはスキル画面を開いて確認した。 じっとその結果を眺めた後、双剣を身に着けて、広間へと向かう。]
(88) 2014/06/04(Wed) 07時半頃
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おはよ、 …リンダは、 人狼だった。
[広間には誰かいただろうか。 当のリンダがいるならそちらを複雑そうに見るだろうが。 誰もいなくても、録音機にそれだけ聞かせると、 少し疲れたように、椅子に座って背を預けた**]
(89) 2014/06/04(Wed) 07時半頃
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― 虚空を見る眼に映るは、無だった。 ―
仲の良い家族だったと思う。
マユミは、兄さんが心配なだけだった。
ノリが良くて気のいい兄さんだった。
物作りが好きで、その姿には尊敬さえしていた。
アヴァロンに来たのは、どうしてだろうか。
その理由は、なんてことない興味本位だった。
物作りの好きな兄が、はたと大学に行かなくなった。
そのことを心配し、時には両親が喧嘩していることを兄さんは知っていただろうか。あんなに仲が良かった家族が、ばらばらになっていくのが恐かった。
それを伝えようと思っていたわけではなかった。
ただ、兄が何を見ているのか。
それほどまでに、帰ってこれなくなるような世界があるのか。
それが気になって――、捜しにきたのだ。
両親へと二人だけの水入らずで家族旅行をプレゼントしたいという理由で、マユミは色々なことを頑張った。
友人は快く引き受けてくれて、兄さんのことまで含めて様々な協力をしてくれた。
初めて体験したVRの世界は、とても綺麗で。
楽しかった。
優しい人が沢山いて、思い出が沢山出来た。
初めて声をかけてくれたチアキには、ちょっと憧れもあったかもしれない。
初めてのことばかりが連続していて、そのどれもが驚きの連続で――。
――初めての戦闘は、大きな兎の首を跳ね飛ばすという少し衝撃的なもので。
しかし、そういうものなのだろうと彼女は世界を誤解していった。
輝かしい世界は、いつからだろう。
血に濡れてぬらりと輝く、黒の世界へと変わっていた。
[あんなに、元気に笑っていた子供を殺した。
ワンダさんに愛されていた様子を、見ている。
その息の根を止めた時。
苦しんでいる様子を、ただ茫然と見た時。
刺し身を美味しいと言って食べてくれた記憶が。
愛おしそうにワンダさんから撫でられている記憶が。
悲痛な叫びをあげるワンダさんの声が。
覚悟を決めたように、眼を閉じるトニーの姿が。
あの独白の声が。
手に残る、首を切った感触が。
吹き出す鮮血の光景が。
その臭いが。
広がる血だまりが。
――彼女の虚ろを、支配していた。
現実と虚構の境目は、どこからか曖昧になっていた。
殺した。
殺した。
殺した。
ゲームでのこと、という認識はなかった。
マユミは、誤解をしていた。
あるいは、それは誤解ではなかっただろうか。
この世界は、残酷なのだ――と。
――心が、耐えきれなかった。
平然として、淡々としていたのは。
ゲームだと認識して、ゲームとしての行動をしていたのは。
そうでなければ、恐くて逃げ出してしまいそうだった。
ただの、ポーカーフェイスだった。
「シロガネ」としての振る舞いは、いつものマユミとは全然違う行動を取らせた。
シロガネだから出来ることが沢山あった。
シロガネだから、私は――。
――???――
[光射さぬ細井戸の 澱んだ水溜り
少年は身を丸め ゆうるり ゆるり 堕ちて行く
遥か上を見上げれば 鏡の如き空に 映る貌
白い面で泣く彼は まごう事なき 己自身]
『 嗚呼 俺は 』
[途端に気付く 己は最早彼ではなく
あの時流した 一粒の涙だったのだ
彼があの時手放した 少年の心だったのだと]
『 俺は 消えて行くのか …… 』
[ゆるり ゆうるり 堕ちて行く
絶望の巣食う 闇の底へ と]
[澱の中に堕ちたかと 思うた瞬間
ふわり と躰が浮いた
波の様に優しく 羽の様に柔らかい
それは誰かの腕のよう
温かい声が木霊して
『 大丈夫ですか 』
魂を揺さぶり 霧散しそうな意識を呼び留める
『 トニー 』
嗚呼 そうだ 彼女は……]
……ワン、ダ……、
[消滅と再生の狭間で まどろむ少年の幽体が
その名を紡ぐ
死の瞬間に口にした 同じその名を
彼女の心の安寧を願いながら―――**]
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― 広間 ―
[広間に最初から居たらしいリンダの方を、深く腰掛けたまま注意深く見る。 >>114細い目で見られても、微妙な顔のまま。]
そーらしいなぁ。
[と告げて、息をついて立ち上がる。気怠さはまだ残っているものの、二度寝のおかげか満足に動けない程ではない。]
なわけで、凄い恨みがあるわけでもないんだけど…
(132) 2014/06/04(Wed) 20時半頃
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ちょっと死んで貰えるか?
[髪の奥、緑の瞳が細められる。 今はまだ―――死ぬ気は更々無い。
帰したいと、言ってくれた人の声が蘇る。 口をふさがれて何も言えなかったが、 言いたくても言えない物が腹の中にあった。
ぎりぎりまで足掻いていたかったから。 人殺しなんて好んでやる物ではないが、PKK(返り討ち)とは違う覚悟をもって、両腰の双剣に手を当てた。]
(133) 2014/06/04(Wed) 20時半頃
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― 広間 ―
そら、そっちからしてみりゃそうだろうな。
[>>127リンダを人狼と断じたなら、フランシスカは仲間、という図式になるのは当然だ。 彼女の呟きが聞こえたなら、彼女を見ないままそう言った。]
よートルにー、 今ちょい取り込み中だけど、まぁ見たまま。
[>>143説明をはしょりもしない返答に、理解を示したトルニトスの方もまた見ることはなかった。]
(146) 2014/06/04(Wed) 21時頃
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