126 生贄と救済の果てに〜雨尽きぬ廃村・ノア〜
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2013/06/19(Wed) 00時頃
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―イアンとの別れ―
[空中でイアンに接した瞬間、激しい電撃の余波が狼へと襲いかかった。 ぶすぶすと焦げ付く臭いを発しながら、背に触れる熱い体。 力を失った『人』の肉体。 肉体を貫く雷電に全身を痙攣させながら、辛うじて地面に着地し、四足を踏ん張った。
恐らくは、周囲の全てが水に覆われていたためだろう。 着水すると同時に、一時的な雷撃は周囲に拡散され弱まっていく。 呼吸を整えろ。そう言い聞かせ、歯を食いしばりながら狼の早い呼気を収めていたところで。 背中の上から、よく聞きなれた声が自らの名前を呼んでくる>>3:149]
……………………。
[初めて背に乗せた>>3:123>>3:124時よりも、はるかに力を失っている。 あの時も同じように呼びかけられたが、それとは異なる状態なのは了然のこと。 狼は、答えない。ただ、挙げられていく名前の一つひとつを、痛みに耐えながら耳にする。 やがて、聞きとれない声を1つ挟んで挙げられた、知らない名前が――――]
(10) 2013/06/19(Wed) 01時半頃
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[「人それぞれだ」>>2:44。再びヴェスパタインの声が蘇る。 ジョージ。それが何者>>1:121>>1:122>>1:124なのかは、狼に悟ることはできない。 ただ、今際の際に呼びかけずにはいられない、そんな相手なのだと理解した。 今際の際……イアンはもう、助からない。 いや、ひどく冷たく言うならば、無事に殺害に至れる、という言葉にもなりはする、が。 二度と触れ得ぬだろう背の感触が口惜しく、体の痺れを言い訳として、しばらくはそのまま立ち尽くす]
約束を、守るぞ。
[どれほどそうしていたことだろう。 やがて人の姿に戻ると、ツェツィーリヤの隣にイアンを横たえた。 口にしたのは、この村で最初に出会った時>>0:145>>0:156の続き。 あの頃は、その言葉通りになるとは思ってはいなかったが。 彼にかざすは、右手の右手。おそらく……そうゆう割り振りだったのだろう。
選択の、余地はない。 右手に再び力を込めて、イアンを『生贄』として、取り込んだ。 自らの、『糧』として]
(11) 2013/06/19(Wed) 01時半頃
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[供物の破損は修復されなくても、内包する力は回復されていくのを感じれば、もはや動かない2つの体を、じっと見つめる。 イアンの魂も、彼が取りこんだ魂も、先ほどよりさらに赤黒く染まる腕に取り込まれていることだろう。 その時ふと、彼のシャツのポケットに、『死神の指先』>>2:13が収められていることに気がついた。 その意図>>3:56は、ヴェラには明確に知ることはできなかったが……その気持ちは微かであれ、分かる様な気がした]
……これは、お前の家族か?
[気がついたのは、ロケットつきのペンダントの存在>>1:121。 手にとって、中を開いた訳ではない。たまたま開いていたのを覗いてしまっただけのことだ。 すでに命の光を失ったイアンは、当然問いかけには答えない。 ただ、返答を待つように、少しの間、焦げついたイアンの顔を見つめていた。 その時間も長くはない。 血の臭いを嗅いだ下級魔物が集まってくる気配を察知して、ヴェラは白狼の毛皮へと手を伸ばす]
(12) 2013/06/19(Wed) 01時半頃
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[そのまま、立ち去ろうとする。 2人の肉体は、これから魔物に喰われるか、もしくはやがては消滅することになるのだろう。 ともあれ、立ち去るヴェラに新たな所有物などありはしない。 『死神の指先』も、『鉤爪の破片』も、『雷の矢尻』も、そのままに。 もちろん、イアンの持っていたペンダントも]
いつか、全部聞かせてくれ。
[そう言って、2つの遺体に対し背を向ける。 告げているのは、軽く持ちあげた右手に対し]
いつになるかは分からんが、私の隣で、話して……。
[ヴェラは、それ以上は言葉にせずに。 小さく嘆息をついた後、もの言わずに済む狼へと変化した。 そして、感情により涙腺を働かすことのない傷ついた狼は、魂だけを携えて、2人の遺体を後にした]
(14) 2013/06/19(Wed) 01時半頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2013/06/19(Wed) 01時半頃
風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2013/06/19(Wed) 01時半頃
風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2013/06/19(Wed) 01時半頃
[其処に横たわった彼女の身体。
隣にイアンが横たえられ、彼の死に瀕した息遣いは
もう彼女には聞こえない。
彼女の魂は、其処にはないのだから。
生贄にされた彼女の身体は、
もう暫くすればおそらく霧散する。
其処に、遺体は残らない。
彼女が羽織っていたローブだけが、残るのだろう。]
ヴェラは、この先で、何者かに遭遇するのだろうか……?**
2013/06/19(Wed) 02時頃
風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2013/06/19(Wed) 02時頃
― 同族に向けて ―
…ホレーショ、さん。
[薄れ行く意識の中で三人の名前を呼んだ後、彼が自分の名前を呼んだような気がした。
恐らく、ヴェラは約束通りに自分を糧にしようとする筈。
此処に来るまでの自分なら、迷うことなくそれを望んでいた。
けれど今は、ヴェラと比べればほんの一時を過ごしただけに過ぎない同族の方へと意識は向かう。
距離が離れたホレーショーの右手に宿る事は叶わないか。
それでも。
自分は此処だ、とヴェラには聞こえない声で彼を呼ぶ。]
― 森の奥・ヴェラと ―
[名前を呼びながら、脳裏に彼らの顔を思い浮かべた。
目は霞み、雷の衝撃で麻痺した身体は自力で動かす事はもう叶わない。
混濁していく意識の所為で痛みはあまりなかったが、背中にヴェラの感触をうっすらと感じていた。
―あぁ、懐かしいな。
淡く口元だけに笑みを浮かべる。
魔物になってからは、自分からヴェラに触れる事は無意識に減らしていたように思う。
それを彼は気付いていたかどうか。
死んだらもう味わえない感触を忘れないように頭に刻み込む。
ヴェラはじっと黙っている。
まだ糧にしようとしないのを少しだけ不思議に思いながら、少しは哀しんでくれているのだろうかと考えていた。]
[約束を守る、というヴェラの言葉に同族の気配を探そうとした。
―彼はソフィアと一緒にいると言っていたけれど、近付く気配はしていた。
まだ間に合わないか。
自分の身体がツェツィーリヤの隣、地面に横たえられる。
人の声で彼の名前を呼びたくなるのをぐっと我慢した。
ヴェラはホレーショーが魔物だとまだ気付いていない筈だから。
これ以上、足手まといになるわけにはいかない。
けれど、自分に残された時間は残り僅かで。
それを察したらしいヴェラの右手が翳される。
あの時は自分達がこうなるのはもっとずっと後だと思っていて。
ヴェラ達以外にその右手に宿りたいと願う人が出来るなんて想像もしていなかった。]
[やがて自分はヴェラの右手に宿され、肉体から完全に魂が切り離される。
その内に自分の肉体は霧散するのだろうか。
下級の魔物に食われるなんて癪だから、そちらの方がましだと思いながら。
魂を失った肉体は、此処にまだ辿り着かぬ彼にとってはもう無価値か。
ヴェラが『死神の指先』の存在に気付く。
墓を作る代わりに拝借したそれを、ヴェスパタインは許してくれるだろうか。]
―そうだよ。
[不意に掛けられた問いかけに、ペンダントの事だと察して答えたけれど、恐らく彼の耳には届いていないだろう。
自分も弟に何度か話し掛けたけど、答えは聞こえてこなかったから。
或いは拒否されていたのかもしれないけれど。
血の匂いに魅かれてやって来た下級の魔物の気配。
―あぁ、お前達なんかお呼びじゃない。]
[魂はヴェラに寄り添って、二十年と数年使っていた肉体に別れを告げる。
自分の右手に呼び掛ける言葉には、両腰に手を当てているような気分で彼に返す。]
―いいけど。
俺を糧にしたんだから、少しでも長生きしてよ。
[出来たら違う人が良かったんだけど、なんて。
ヴェラが聞いたら怒るだろうか。
同族に生きながらえて欲しいと思うし、彼にも同じようにそう思う。
―それは自分が彼らと共にいられなかったのと同じで、両立し得ない願い。
同様に彼の右手に宿ったツェツィーリヤは今、何を思っているのだろうか。
やがて狼の姿になったヴェラと共に、森の奥を後にした。**]
風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2013/06/19(Wed) 19時半頃
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―広場―
あいつめ……一体どこへ行ったのだ。
[ヴェラは、ぬかるみの中に置き去りになっている革袋>>2:194をつかみ上げ、ゆっくりと周囲を見渡した。 そこに、人影は見当たらない。「あいつ」と示した少女が握りしめていただろう革袋>>3:45だけが、雨に赤く染まっている。 「持っていろ」と言われていたものを、無下に放り出す人間には思えない。 それだけの事態が、なにかここで起こっていたというのだろうか]
まったく。すべてが終わったことを教えてやろうと……ぐっ。
[革袋を手に取り、胸によぎる不安を払拭するように吐き出した呟きが、中途で途切れた。 袋を掴んだ、右手が熱い。 思えば、通常の動植物や人間ではない、短時間の間に2人もの魔法使いを生贄としたのだ。 おそらくは、彼らに宿っていた魂と共に。 伸ばされた右手は、赤い雨でもその色を隠せないくらいに、赤黒く明滅している]
(19) 2013/06/19(Wed) 20時半頃
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喰い過ぎだな。こんなことを言うのは、お前たちに悪いが。
[伸ばしたままの右手に向かって、そう言ってから、苦笑した。 魔法使いの生命の延長の1つに、魔物がある>>3:115。 群れを好むヴェラは『狩り』の頻度に比べれば、分け合う分だけ得てきた『餌』は少なかったのかもしれないが。 もともと変身に慣れ親しんだこの体は、いつ変貌を遂げてもおかしくはない状態だったのかもしれない]
ま、私は強いから問題なく背負えるが。 …………ん?
[ふと、何かの気配を感じた気がして、ヴェラは革袋を抱きしめ、再び周囲を見渡した。 それはただの気配。ヴェラの鼻は雨に絶たれているのだから。 何かが、決して小さくない何かが、自分が立ち去ってきた方向へと、突き進んでいく>>気配>>13。 ピキッ……パキッ……と。 生まれるは疑念から、やがては滾る思いへと。今、狼の姿であれば、背の毛が逆立っていたことだろう。 ヴェラは革袋を胸に抱くと、迷わず毛皮を解き放った]
(20) 2013/06/19(Wed) 20時半頃
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―森の奥―
[ヴェラは、目の前の状況を、熱く、そして一方では冷静に受け止めていた。 先ほど、天の裁きの如く降り落ちた雷撃の元の場所>>13。 イアンとツェツィーリヤを取り込んだこの場所に、氷の魔物が舞い降りている。
イアン。お前はまっすぐなヤツだったからな。
蘇るのは、魔物と化したイアンの言葉。 最初に再会した場所で、ヴェラの命を奪わなかったことを、「何でダと思う?」>>3:41と問いかけた声。 あの時は、迷うな、と、過った疑念を振り払ったけれど>>3:66。 彼は口での駆け引きなんて、得意としているヤツじゃない。
単純なことだ。それだけの理由ではなかったのかもしれないが。 イアンは、『対象』と目されていた存在ではなかった>>3:55のだろう。 そうであれば、能力をよく知りつくした相手を、あの場で見逃したりはしない]
(21) 2013/06/19(Wed) 20時半頃
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お前が、『対象』だった>>3:84んだな……。
[まるで蜥蜴のようにも見える雹を携えたこの魔物が、ここで何をしていたのかには、今は触れない。 ヴェラの目に見えている光景にも、特異であろう相手の視界>>2:188にも。 ただ、ホレーショー、コリーン、ヤニク、ソフィア。 4人の魔法使いの誰かであろうことは、ヴェラにはしっかり理解ができた。 理解した上で、迷わない。イアンの時と、同じように]
その姿、『聖杯』とやらに魅入られたのか?
[仮にここまで、魔物がヴェラの存在に気づいていなかったとしても。 ひときわ大きく張り上げた声は、相手のもとへと届いただろうか。 ヴェラは、『聖杯』などという不確かなものを、それほど信じているわけではない。 ただ、思い出したのは、似たような蜥蜴の魔物を討伐した時のこと。 瀕死に追い込まれた元魔物は、うわ言のように『聖杯が』と呟いていた。 もっとも、その魔物は今目にしている相手より、一回り小さく、冷気も纏っていなかったが]
(22) 2013/06/19(Wed) 20時半頃
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怨むならそいつを怨め。まぁ、別に私を怨んでも構わないが。
[表情には決して出さないが。声を上げるたびに、体が軋む。 白狼は寒さには強い。相性としては悪くないのかもしれないが……それは大した慰めにはならないのかもしれない。 雨により奪われた体温。血を流し続けた背の切り傷。 削がれた頭の一部。そして、雷撃により引き裂かれたであろう、体中の筋繊維。 回復もかなわず、体も物質としての供物の姿も、満身創痍ではあったけれど、それでも強気で言い放った]
諦めろ。お前はもうお終いだ。 私は強い。だから、決してお前を逃さない。
[革袋をその場に捨てると、一歩踏み出し半身を晒し、白狼の毛皮を右手で掴む>>3:42。 目宿るのもあの時と同様、確固たる揺るぎない殺意>>3:43。 傷つき、おそらくは通常の人型魔物であっても満足に対抗できないであろう、熱い獣の殺気を放つ魔法使いは……この魔物の目には、一体どのように映るだろうか。
毛皮を掴んだ右手。 それが、崩れ去ったあの廃屋にいたころ>>1:109と比べ、何かを取り込み、激しく赤黒さを増していることには……魔物は気づいていただろうか*]
(23) 2013/06/19(Wed) 20時半頃
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ヴェラは、仮に相手に攻撃の意図を感じたら、狼として飛びかかっていくかもしれない**
2013/06/19(Wed) 20時半頃
風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2013/06/19(Wed) 20時半頃
風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2013/06/19(Wed) 22時半頃
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―森の奥―
[ヴェラの目に映っているのは、次から次へと下級の魔物を捕食していた氷の怪物>>37の姿。 鞭のような舌で絡め取る……それが見られたのは幸いか。 何も知らずに向かって行けば、狼の小さな体など、いとも簡単に捕食してしまうことだろう。 距離が測り辛いな。 そう思いながらも、いくつか言葉をかけていく>>22>>23。
氷の魔物に、反応はない>>40。 現れた者に気づけないほど飢えているのか、それとも、現れた者も他の下級魔物と等しく、目を向けるに値しないと考えているのか。 いや、やることは変わらない。それでも構わない……か。
ただ、無言で供物の毛皮を解放すると、一匹の狼となって突進した]
(42) 2013/06/19(Wed) 23時頃
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[白い頭部から、赤い一部と僅かな髪をはみだしたまま、氷の魔物へと向かって行く。
と、宙を走る巨大な尾>>41。 狼は回避すべく上空へ舞い上がる。尾の届かぬほどの高さを目指して。 ほとんどの動物に対して有効な、真上からの急襲を狙い……]
……ちっ!!
[体を無数に撃ち抜いたのは、雨が凍結した無数の槍。 追おう毛皮が削られて、思わず本体があらわになる。 空中では対応できない、無防備な体。ヴェラの麦だしの右手は、魔物の視界に入っただろうか。 もはや空中での軌道修正は無理だ。 数多くの創傷を身に刻みながら、このまま氷の魔物の真上に降り立つことへと目標を変更する。 仮にうまく降り立つことができれば、そのまま変化をして反撃を狙うべく……]*
(43) 2013/06/19(Wed) 23時頃
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― 広場→森の奥 ―
[ヴェラは広場で誰かを探している様子。
その相手がソフィアだとは当然分からない。
全てが終わったとヴェラは思っているようで、そっと安堵する。
―大丈夫、まだばれていない。
ヴェラの意識が向いた右手は、自分とツェツィーリヤの分も魂を呑み込んで赤黒さを増していた。
…一気にやると、きついよな。
まだ魔物になって間もない頃。血に酔ったように派手に糧を求めた時の事を思い出す。
あの後は身体が熱くて堪らなくて。
けれどもっと、と暴れる本能を鎮める為に…近くにあった湖に入水した。
魔物姿の自分が纏っていた色は紅。血の色だ。
頭から血を被ったような有様だったから、周囲の水が赤く染まったのを見て、一気に冷静になったのを思い出した。]
[不意にヴェラは何かの気配を察知する。
それはまだ姿を見た事のなかった同族の気配。
―向かっているのは、自分達の躯が残る場所。
其処に彼の求める魂…力の根源はもうない。
迷うことなく其方に引き返すヴェラを制止したくとも。
言葉を伝えるすべがないから、進路はそのままに。*]
― 森の奥 ―
[其処には、氷蜥蜴の姿をした彼がいた。
長い舌で下級の魔物を捕らえ、喰らっている。
―自分の魂を取り込み損ねたからか。
乾きはまだ収まっていそうにない。
そしてそんな魔物の姿を目にして、ヴェラは件の魔物が目の前の存在と認識したらしい。
―あぁ、僅かな時間さえも稼げなかった。
自分は全然上手くやれなかったのだ。
満身創痍のヴェラは、やはり迷わずに魔物に立ち向かおうと。
―あぁ、自分の想像した最悪の事態だ。
魔法使いの右手に宿された自分には何も為せず、行く末を見守るのみ。*]
―…。
[三人一緒か、と。
ヴェラが森の奥へと向かう道すがら、耳に届いた彼の声。
ヴェラの右手には、当然、自分が糧として取り込んだヴェスパタインの魂も取りこまれている。
―彼は今、何を思っているのか。
確かに感じるその存在に触れるのは怖くて…自分は目を背けていた。]
[そして、あれ程言葉を交わしたいと願った魂の存在を同じ右手の中に感じていても。
ヴェスパタインと同じく、まだ向き合えそうにない。*]
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[ぎょろりと、こちらを捉えた視線に気づいた>>44。 左右の目が、別々に。一瞬感じる背中の悪寒]
ふん。視界が広いな。器用な目だ。
[いや、正確には、悪寒が走ったのは……その次の行動か]
はっ。ははっ……。
[氷の蜥蜴が、立ち上がる。冷たい体が急速に近づく。 背面を狙って落下していた体に、重たい衝撃に襲われた。 掴まれているのは、自らの足>>45。鉤爪の喰い込む痛みが走る。 次の瞬間、圧力と共に、感じたことのない浮遊感が……]
お前……ご自慢の、体だな。
(48) 2013/06/19(Wed) 23時半頃
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ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!
[冷たい雨が降りしきるぬかるみへ、背面から叩きつけられた。 飛び散る泥混じりの赤いしぶき。 感じるは、雷《イカズチ》に撃たれた時とは異なる、ひどく直接的な衝撃と痛みか。 視界が一瞬真っ白になり、呼吸が詰まり、息ができない。
足は、まだ鉤爪が捉えているのかどうか。 それは、一時的なものだったのかもしれないが、それすらも、感覚を失った今は分からなかった]*
(49) 2013/06/19(Wed) 23時半頃
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[感情を不要だと彼女が思うのは。
彼女が抱いた躊躇いと迷いと
喪失感の所為だ。
感情がなければ、其れを感じることは
二度とないはずだと。
彼女はそう思っていたのだから。]
[昔話には、続きがある。
そう、彼女の左目が光を失ってからの話。]
[彼女は代償によって、見える世界が狭くなった。
相棒は、彼女の目となることを望んだ。
音で状況を見ることに、彼女が馴れるまでの間
彼女を助けた。
尤も、彼女は必要以上に相棒を頼ることはなかったが。
彼女の努力によって、彼女は目を取り戻す。
音という、新たな目だ。]
[初めは簡単な要請からこなして行った。
そして、段々と元のような要請を
相棒と二人でこなすようになる。
そして。
――あの日も、雨が降っていた。]
[その要請を受けた日。
この村の雨とは違う、通常の雨が降っていた。
雨音が彼女にとって問題になることはない。
初めは、問題なく攻撃を仕掛けていた。
彼女が遠距離から狙い、相棒が切り掛かる。
丁度、ホレーショーと共闘した時と同じだ。
二人は、問題なく倒せると思っていた。
追い詰められた魔物が、攻撃パターンを変えるまでは。]
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