231 獣ノ國 - under the ground -
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[覗き込む瞳を、彼は柔らかく見守った。>>2:271 深海の色した肌が、夜の海のようにびくりと揺れて それで、潮の息苦しさからは解放されたはずなのに
胸につかえるこれは、なんだろうか。 いかせてはならぬと叫ぶ妄執は確かに燻っている。 けれど――「これでよかった」と、 どこかで はっきりと 思ったのも、確かで。]
……なに、心配ない。
[どうして、という言葉には答えない。 いきておいでと小さく紡いで、 そっと集まる警備の人ごみのなか、
泳ぎ出でるように来た”亀”が モスキートの名を呼んだなら、>>2:261 彼は、黙して袂に腕を入れる。]
(3) 2015/07/14(Tue) 02時半頃
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[「しおき」が下るというなら、 それもまた悪くないだろう。 ……そう思えるほどには彼は狂っている。
二人の会話を妨げぬよう、 いつのまにか人影のなくなっていた第三棟、 鮫の背を見送った。>>2:263]*
(4) 2015/07/14(Tue) 02時半頃
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[耳元で丁寧に伝達される文字>>2は 今しがた旅立った鮫の名前をつげるもの 頬にしずくを零しつつ 尚復唱する亀の声に
彼は従わない。従えない。 いなくなった同僚の事はまだ知らず。]
……処罰は受けましょう。
[亀に向き直り、淡々と言う。 涙を流しながらも仕事を果たすことを、 訝しくさえ思いながら。 何もなければ、そのまま踵を返しただろうが。*]
(5) 2015/07/14(Tue) 02時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/07/14(Tue) 02時半頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/07/14(Tue) 13時頃
[ さあてさてお立ち会い。
白亜から目もくらむ、乱痴気騒ぎの外の世界。愁嘆場じみた茫洋の。螺旋の波をのぞむ先。
“ ふかいふかい ”その“ 水面 ”で、
―――もとめた満腹はどこにある? *]
―― ? ――
[ ぐうと叫ぶ虫の鳴き声は、“いきたい”ともとめ、躯をうねる欲求は。いずれどこで、
―――“ きえた ”のだっけ。
螺旋のそこを1つ、1つと進みながら。いつか四角形の「造りもの」の中、水面へと躯を撓らせたように。今度は本当のひかりを、とただ、浮き泳ぐように。
己が「いきる」ことをねがった声を、思い返しながら。監視はどこまで自分を追ったろう。
――最後に聞こえた“こえ”に、くつわを外したその顔を、振り返らせかけては。自分を出した男は。すきに、とこがれる「ふるさと」へ、背を押した亀は。]
…、――――
[ やがて声も、白亜の名残も届かない古びた階段の先。いつの間にかフードも下ろされた、露わになったそこに。
―――撫でふれ、においたつのは。 ]
そと、
[ ひりとした喉奥を滑った、潮のにおいに。
足は一歩とその先を踏み締める。遠くに鏡映し、本物のひかりを照らすそれを、“しんかい”じみた色の隙間、のぞみながら。
なじみの彼が、鳥が、針鼠が、うたったそとを。
惚けた息が1つ、溢れたのは、誰に知られることもなかっただろうか。
――その場に暫く立ち尽くしたまま、やがて“観察対象”として、己のなした事に気がつけば。ふらつく足取りでひとの、ほかの気配から遠ざかるよう、歩みを進めただろう。*]
―― →路地裏 ――
……、――
[ うみ、――ふるさと、と。小屋がある、とつげた彼の声を乾きに喘ぐ奥、囈言のように1つ呟き。
……やがて路地の裏。清潔でも白くもない建物の壁隅にずり、と背中を付けては。そのまま、海底で息を潜めるようにしばらくと踞る。
――あれほど、ぐうぐうとないていた腹の底。
「満足」を、その先をもとめた餓えが。欲求が。跡形もなくなっているのには気付かないまま。]
―研究室―
んー…あ、あぁ……ふあぁ
[ソファの上で居眠りをしていたらしく、背伸びをしてからふと辺りを見回せば見慣れない光景で
そこが自分の前居た場所。否、これから居る場所になるのだが。研究室と気付くまでに数秒要したか]
そういや、ボカァ辞めたんだっけ…
[頭を掻いてから思い出して。貯金は思ったよりもあるし、研究に没頭するだけの蓄えもある
なのに、どうしてもやりたい事が見付からないし、研究を続けたいと思う事も出来なかった]
医者になろうかなって思ったんだっけ
…なんで、だ?
[それはいつか自分とは違う人を見たからなのだろうか
優しかったあの人も、嫌味を言うその人も、不思議なあの人も]
…誰だっけ
[ノアの記憶から、すっぽりと“抜け落ちていた”**]
―研究室―
『マーティン先生が帰ってきてくれて助かりますよ
研究がずっと行き詰まってたんです』
[ソファーの上で生ぬるくなった珈琲を飲んでいればそこに現れる元助手の姿で
尤も、今では彼も昇格したらしく、教授として指導しながら研究を進めているらしいが]
…どれもこれも、駄目だってハナシ
[効果が無い上に、水を飲ませている方がよっぽどマシでは無いかと言う代物。これならばどこかで見た、薬の方が使えるに違いない]
どこで見た…んだっけ、なぁ
[元助手がこちらを見てまるでわからないとでも言うような顔をして、なんでもないと手をヒラヒラと振ってみせる
いつの間にか自分の居場所はここにも無くなっていた。けれど、前の居場所に戻るつもりもない]
なーんか、大事な事忘れてる気がするぞ…と
[それは誰の事だっただろうか。疑問が解決する事も無く、切れた珈琲豆を買うために研究室を後にした**]
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[こちらに向いた目を、静かに見つめ返した。 未だ雫を零しながら、怒るように目の端釣り上げ 下った「しょばつ」に、耳を傾ける。
連れ戻してくれ、と 云う声は切実な響き けれど]
……。申し訳ありません。
[それだけはできない。 たとえ外の世界が獣人にとって 優しいものでなかったとしても。
「ごめんね。忘れて」と頬を搔く亀から ふと、視線を外すと何か赤いものが見えた。]
(43) 2015/07/15(Wed) 00時頃
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[『マイゴ!』と叫ぶ赤い鸚哥は、 くるりくるりと微風の中を飛び回る。 どうしてここまで迷い込んだものだろう。
先ほどの激情を無しにして おどけてみせた亀に、軽く礼をした。]
承知いたしました。
……( どうして、そこまで )
[暖炉の下へ身を滑らせゆく亀を見送り乍 亀が泣いて鮫を見送った理由に思いを巡らせ
静かに、飛び回る赤い鸚哥に手を差し伸べた。]
(44) 2015/07/15(Wed) 00時頃
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―― おまえさん、駄目じゃないか。 こんなところに来ては……
[ 何とよびかけていいかわからなかったから そう言ったけれど、 赤い鸚哥には聞こえていただろうか。*]
(45) 2015/07/15(Wed) 00時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/07/15(Wed) 00時頃
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[寝ていないからか、それとも別の要因か。 彼の瞳には少しの動揺のさざなみも立たない。
それは差し出した薄い掌に止まる鸚哥の瞳と同様に。 微風からは「外」の匂いがすると、 ――潮のごく僅かな匂いがすると 鸚哥は気づくことがあるだろうか。]
……ここは、どこだろうな。
[獣人を収容しておく施設<プリムラ>だ。 そしてここは管理人のすまう第三棟だ。 そんな事は自明じゃないか。
けれど、一瞬彼の脳を塗り潰した言葉は ”牢獄” それに他ならなかった。]
……怪我、してるじゃないか 消毒だけでもするか。
(52) 2015/07/15(Wed) 00時半頃
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[直接答える気にはなれなかった。 誰が聞いているともわからなかったから。 だから彼は、きっと思うより”聡明”な その鸚哥の小芝居に 嘘を塗りたくることにした。
ぽつり、白々しく言葉を落とし 一歩、踏み出すは暖炉の方ではなく、 彼の部屋の方。
――鸚哥が何を叫んでも、 誰にも聞こえぬようにと
嫌がられなければ、 そのまま部屋に連れていっただろうけれど。 (それで鸚哥も、 この棟を少しは”偵察”できたかもしれない)]
(53) 2015/07/15(Wed) 00時半頃
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[耳から聞こえた挨拶に、 もうそんな時間かと 一つ、瞬きをして 小型マイクを一瞬口に近づけた。*]
(54) 2015/07/15(Wed) 00時半頃
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[恐らくこの鸚哥の弟は心配するだろう 判っていてもすぐに返す気になれなかった。
鸚哥も鸚哥で手首から肩に 怪我もないのにびっこをひきながら移動していたから わかったうえでこうしているのだろう。]
――もしかしたら、おまえさんが本当に あれの兄なのかもしれんな。
[肩に乗る鳥の頭を人差し指の腹で撫でた。 ただの鳥とは思えなかった。
扉を開けて部屋に入れば、小さな和室に、 けしてものが多いとはいえぬ中、 机の上に赤い羽根が一つ。]
(59) 2015/07/15(Wed) 01時頃
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ここは私が泊まっている部屋だよ。 獣に何かあればすぐ駆けつけられるように ……むこうの扉は あれは外に続いている [彼は、相手が獣であることすら考慮にいれず 最早人間にそうするように話しかけて 鸚哥を机の上かどこかに導いた後、]
――……なあ、
[ずるり、と気だるげに扉に背を預けた。]
何が狙いだ
[投げかけた言葉はいつもよりぞんざいだったが 鳥の前で柔和に取り繕う気にもなれなかった。
この鸚哥がただ迷い込んできたとも思えぬし 何か、目的があって動いているなら 存分に利用されようじゃないかと そう、思うのだ。*]
(60) 2015/07/15(Wed) 01時頃
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>>67 ―― 森に帰ってどうする。 あの世界でお前たち、どうしていきていくつもりだ まなざしと暴力がいずれお前たちを殺す外の世界で。
……いや ははははは、 ここにいても同じか。 なら、 ……ならば ありのまま”い”きていける場所に ”い”くのが当然という事か。
[鸚哥の言葉は想像どおりのもので 彼は鮫の後姿を思い出しながら明朗に笑い 前髪をかきあげ額に手をやった。]
ノア君は…………部屋の名札がなくなっていたね
[彼は未だ、ノアが辞めたことをはっきりとは知らないが 見慣れた廊下の見慣れぬ部分から、 きっと。]
(70) 2015/07/15(Wed) 06時半頃
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[彼は静かに顔をあげる。] [鍵を閉めて扉から離れた。]
([――ダシテクレタラヒミツ。 脅しているつもりなのだろうか。>>68 滑稽と言えば端から滑稽な彼には効いていない。])
……人の口に戸は立てられぬというからねえ
秘密にするも何も、……ないだろう?
[一歩、畳を音も無く。椅子の上の”兄”の傍へ。]
([獣はやはりここで生きてここで死ぬべきだ。 外に遣ってかなしく死なせてしまうくらいなら。])
[ゆらり、黒髪が揺れる。 感情無き目に鸚哥を映し、死人の如き白い手で]
([叫ぶ狂気と妄執は着物の下、拳を硬く握らせて])
(71) 2015/07/15(Wed) 06時半頃
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―― いま ここで おまえさまが 死んだら。
[ にっこり笑って、 もう一歩を踏み出した。 *]
(72) 2015/07/15(Wed) 06時半頃
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…………嘘だよ、嘘。 茶番だ。
[鸚哥に伸ばす手がその首を絞める直前に、 彼はからりと笑ってあっさりと引き下がる。 脅しすぎて噛み付かれたとしてもきっと飄々とした儘。
小首を傾げ、机からメモ用紙を取ると それを細長い形に切る。そこに文字を記した。]
(73) 2015/07/15(Wed) 06時半頃
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『第三棟の大扉は指紋認証がある。普段は管理人がいないと開けることができない。』
[恐らく弟の方なら理解するだろう事を書いてから、 くるり、小さく筒状にすると、そっと鸚哥に差し出した。 渡せ、という意味を込めて。]
……いきていたいもんなあ、
[ふと、そんな不明瞭な言葉を吐くと、 彼は鸚哥に手をさしのべ、乗れと合図し 扉を開けて階下へと。**]
(74) 2015/07/15(Wed) 06時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/07/15(Wed) 06時半頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/07/15(Wed) 06時半頃
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[ふわりとした赤い羽毛は、 その小さな勇気を表す火の色のよう。>>77>>79
身じろぐことなく ひとのごとく 黙して弟たちを想う内心までは測れずとも ただ、死を覚悟する鸚哥に 執着するように手を伸ばした。
彼が瞳に灯す火は、影も耀く望月の色。 それはさながら月に宿りし幽鬼の様。
それでも動かぬ揺らがぬ鸚哥に 一つ、微笑みかける。 その心は素晴らしいものだと。
……悪には”善”がいなけりゃ格好がつかぬ。]
(83) 2015/07/15(Wed) 16時頃
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――けれども君、命は粗末にしていいものではないよ。
[そこにどんな理由があったとしても。
脅しに脅し返しておいて、そんな事をいう。
……昨日少しだけ話した猫の獣人を思い出した。*]
(84) 2015/07/15(Wed) 16時頃
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[『マタネ!』と鳴いた鸚哥に『もう捕まるな』と苦く笑い 梯子を下り、弟のいるところへと兄を解放する。 飛んでいく鸚哥を迎える弟の顔には、 少しは喜色はあっただろうか。定かでは無いが。]
(……『悩み 悲しみに 沈めるときも 祈りに 応えて 慰めたまわん』……だったかな)
[だったら、 慰めるだけでなくて 救ってほしい。 罪無きひとたちを。]
[――助かった、と云う鸚哥>>80に目を細めて、]
……いきなり迷い込んでくるから何かと思った。 もう少し気をつけておやり。
[あくまで茶番を続けると、 多くを語らず、静かに図書室の外へと歩きだす。**]
(85) 2015/07/15(Wed) 16時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/07/15(Wed) 16時頃
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― 第二棟 庭園 ―
[――彼は侭、ふらりと奥の第二棟へ。
生体認証と云うのは、 死体では反応せぬとどこかで聞いた。 ならば、屹度指を切り離しても、同じ事だろうなと 酷い思考をぐるぐるぐるぐると回しては
気づけば 作り物の牡丹や桜、蒲公英が揺れる庭園に向かっていた。 第二図書室の方へ向かおうとしたところ ――ふらり、足元をよろめかせ ]
……、は、 くそ、歳か。
[苦く笑うや否や、 在った桜の幹に、静かに体を凭れさせた。**]
(86) 2015/07/15(Wed) 16時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/07/15(Wed) 16時半頃
―― 路地裏 ――
[ ひたりとはり付く喉が痛かった。
パーカーの奥、たぷと揺れる水の――ペットボトルに入ったそれを、癖めいて腹へと流し込む。
腹の底へ落ちたそれに、足りないとも、満足したとも思わなかった。ただ息はしやすくなった、と空気に晒した瞼を伏せる。
ここは、…ここ“も”――、と。路地の薄汚れた、凹凸の目立つ壁へ、白亜に馴れ切った黒を滑らせながら。
俺はなにを、あんなに、
“ ”、と、一間のみ。手を取り和らいだその奥にあったのぞみは――一体、なんだったのだっけ。
求めたひかりはここにある。男の”おしえ”の先も。光る石の彼が自らへ告げた”いきる”先も。…チェビィの言ったふるさとも。あの地下で、こえが求めた自由すら、
――そう、だから俺はここでいきたい、と。……どうして、
…あそこではいきていけなかった? ]
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