人狼議事


301 十一月うさぎのないしょ話

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メモを貼った。



 いえいえ、此方の話です。
 お店の忘年会?慰安会?するんですっけ。

 それなら、早い方が良いですよね。
 お暇な夜があれば教えてください。
 

 一緒に飲みましょう、戸崎さん。


[地獄耳ではあるけれど、聖徳太子ではないので店員同士の談話はブツ切れ。お誘いの声だけちょっと潜めて、迷子にならないように気を付けますから。なんて。**]


メモを貼った。


啓明結社 カコは、メモを貼った。

2019/11/27(Wed) 06時半頃


……困っちゃった?

[口実とか、何の話だろう。
 聞き返せば、此方の話です、と。
 そう言われてしまったら、聞き返せない。]

そう、みたいです。
みたいっていうのは、なんか変ですけど……

[慰労会の話は、頷いて肯定した。
 多分、おそらくきっと、それほどしないうちに。
 近所住まい同士で、例えばどら焼きを作りに家に当日行くくらいには、みんな行動が早いので。
 酒瓶を持ってやりたいといえば、その日の賄いからはじまってしまったっておかしくない宴だ。]


[一緒に飲みましょう、には、ちょっぴりの警戒。]

……あの、でも、わたし、お酒ダメなんです。
味もよくわからないし、すぐ酔っ払っちゃって。

でも、そう、そういう風に、誘われて、応えられたらいいなって思って――

[自分でも気が付かないうちに、随分と思いつめたような顔になっていた。
 およそ、店員からお客様に対して見せていい顔じゃなかった。

 無理をしてるわけじゃない。本当は飲みたくないとか、そういうことじゃない。
 ただ、今、こうして断りを入れることで。
 目の前のひとを失望させやしないかという思いでいっぱいだった。]


ほんのちょっと、とかでも、いいですか。

[そっと伺うように、勇気を絞る。
 隣の桐野江さんには、もしかしたら宅本さんが困らせたようにも見えたかもしれない。
 そうじゃない、とは言い切れないけど。

 でも。
 店員同士の仲でさえ、二人きりでなくてさえ、男性と夜を過ごすのを躊躇うのに。
 この人にはそう思わないのは、なぜだろう*]


【人】 啓明結社 カコ

― 鎧をなくした日の話 ―

[宅本>>1:188の忠告にいやいやまさか……と言った口がエリカの焼いた鴨肉を招き入れた瞬間に閉ざされ、静かに目頭を押さえる姿があったり、冗談が有馬>>1:189に通じたことが分かって得意気な顔をしたり。
 普段より衣の薄い顔はいつの間にか不安も忘れ、様々な人と料理に出会う。]

 わ。

[最後に出会ったのは、グラスに収まる宝石たち>>1:207
 エメラルドのきゅうり、トパーズのパプリカ、アメジストのレッドオニオン。琥珀のコンソメジュレが隙間を流れ落ちて、グラスの内側を伝い輝く。
 グラスを持ち上げて、その輝きを素に近い瞳に映して。
 小さなスプーンで掬い上げては、宝石たちの自然な甘みと包み込むようなジュレの優しさに酔いしれた。]

(14) 2019/11/27(Wed) 21時頃

【人】 啓明結社 カコ

[焙じ茶で夢から酔い覚まし。茶葉の香ばしさと温かさが、お腹の底の底までぬくもりを伝えてくれるようだった。]

 おかわり、なんて。あまり言わないから。
 急に言われても困るかなって思ったんです。

[焙じ茶を揺らして、少し前の言葉>>204を思い出し呟く。
 声は微睡んでいるかのように、とろんと穏やかだ。]

 でも、嬉しいって言ってもらえて嬉しかったです。
 あ、言っていいんだって思いました。
 私には、そういうものが結構あるみたい。

[例えば、先に頼むデザートみたいに。
 勝手に引いたラインは、思ったよりももっと緩くていいのかもしれない。

 最後の一口を飲み干し、カップから手を離す。
 空になった手元から顔を上げた。]

(17) 2019/11/27(Wed) 21時頃

【人】 啓明結社 カコ

 乙坂さんのランチ、また何度でも食べたいです。
 パスタ以外の料理ももっと食べたいです。

 だから、また指名させてくださいね。

[椅子から降り、ヒールを鳴らす。
 鞄を肩にかければ、そこに手を差し込んだ。]

 と、いうことで。
 いついらっしゃるか、伺っても?

[計画の成功に正確なスケジューリングは必須である。
 手帳をカウンターの上に開き、鎧なき顔で余裕のある笑みを浮かべた。*]

(18) 2019/11/27(Wed) 21時頃

[兵は拙速を尊ぶ。
 日々、季節の食材を仕入れるこの店全体の気風として、念入りに打ち合わせし完璧を目指すより、とりあえずやってみよう。と賽を振る姿は想像に易い。
 うんうん、と幾度か首肯を重ねて。]

 お酒が駄目でも、白けない飲み方なんてもありますよ。
 僕も初公判の前は呑まないようにしているので、心得ています。
 
 それに直ぐに酔えるのはお財布に優しいじゃないですか。

[無理を強いるのは望むところではない。
 彼女の困った顔は忌避するものではないが、客の間は行儀の良い手合いだと思われたい。アルハラとチャンスを天秤に掛けて、思案を暫し。]



 それでは ―――…、

[意気地なしと自らを罵る準備をしてから口を開く。妥協か折衷案かどちらにするか決めかねるまま。
 冗談です。と、なかったことにだけはしたくなかったが。
 
 しかし、言葉のサーブも完璧なタイミング。

 駅の向こうに夜だけ開いているカフェバーがあるんです。

 この店からだと歩いて15分くらいですかね。
 夜パフェなんて背徳的なこともしているんですよ。

 如何でしょう?
 
[引っ込めかけた誘いが大きく踏み出す。
 候補に挙げたのは、此方の営業時間外に飲みたくなったら顔を出す己の遊び場。――― 己の脚では辿り着くまで三十分ほど掛かるから、それほど近い印象はないけれど。]*


お酒がだめでも、白けない飲み方。

[それは、渡りに船だった。
 きっと一番、自分が欲しているもの。
 期待の乗ったオウム返しの声は、先程までの沈んだ面持ちをぱっと塗り替える。
 初公判、という言葉の響きは宅本さんの職業を意識させるけれど、飲める人が飲まないようにしているというのは信頼できることのように思えた。]

お財布に優しい。
それは、そうですね。

[だから、少し笑えた。]


【人】 啓明結社 カコ

― 名残の秋が過ぎて ―

[手帳を開く。12月ページには、赤い丸がふたつあった。
 ひとつは、以前>>18からあった最古参。24の数字の下には「コンサート」の文字。]

 搬入物はB倉庫にお願いします!
 ホールさん所有の物と混ざらないよう、
 ラベルと備品リストは必ず確認、照合してください。

[今年新設されたコンサートホールで行うクリスマスピアノコンサートはオファーしたピアニストの演奏だけでなく、子どもたちが参加できるような合奏パートもあった。
 今日はホールの休館日を利用しての機材搬入日である。]

 …―― はい、お疲れ様でした!
 ヘルプの皆さんもありがとうございました。
 本番まであと少し、頑張りましょう!

[終わりの挨拶なんて、朝会で聞く校長先生の話みたいなものだ。シンプルでいい。
 腰から折るお辞儀で感謝を述べた後、手を軽く叩いて解散の旨を伝えた。
 各々が次の仕事に向かったり家路についたりするのを見ながら、軽く伸びをして歩き出す。]

(21) 2019/11/27(Wed) 21時半頃

【人】 啓明結社 カコ

[あれから、メイクが変わった。
 詳細は省くが、3割減と言ったところ。

 同期は気づいたし、同僚は気づかなかった。
 後輩は嬉しそうだったし、課長は少し残念そうだった。

 ショーウィンドウに映る自分の顔は、戸惑いが混じりながらもどこか晴れやかだ。]

 あ、忘れてた。

[イルミネーションがちらちら見られるようになった通り、ショーウィンドウの前で立ち止まる。
 その拍子に冷えた首元を髪の束が払った。身震いする。]

(22) 2019/11/27(Wed) 21時半頃

駅の向こうに――
パフェ、も。

[そんな場所があったなんて。
 飲まないから、バーに対する情報はほぼゼロに近い。
 今日はこのあと、アップルフィリングが待っているだけ。
 少しくらいは許されるんじゃないか、なんて。]

迷わないように、しないとですね。

[歩いて15分を心配しつつ。
 今夜このままでもいいのかしらと、浮き立つ心をわずかに覗かせた。]


[アップルパイがひと切れ取り分けられたと知ったのはその後。
 さらに半分に切って乙坂に分けたのは、気落ちしてる先輩のため、だけじゃなかった*]


【人】 啓明結社 カコ

[これまで、murmur coneyに足が向かうのは突然だった。
 ちょっと失敗した日、疲れた溜まってきた頃、
 緊張する仕事が決まったお昼、踏ん張りどころ。
 自分じゃ補いきれない元気を、美味しい料理で。

 だから、来店の予定を手帳に書き込むのは二度目だ。
 最初はアップルパイ、次は――ふたつめの丸の下には、右肩上がりの文字で”All”>>19と書かれている。
 足取りは軽く、ヒールの音が踊るようだ。]
 
 ……ま、いっか。

[タイミングが悪かった日、偶然の再会と神様からのご褒美があった。
 鎧をなくした日は、待望のデザートと不思議なご縁、変わる青や自分だけの料理に出会えた。

 心踊る今日は、どんな夜になるだろう。
 ボードに並ぶ文字>>0>>8>>16に笑みを浮かべ、揺れる一本の尻尾を揺らしてうさぎ穴の扉を開けた。*]

(23) 2019/11/27(Wed) 22時頃

啓明結社 カコは、メモを貼った。

2019/11/27(Wed) 22時頃


啓明結社 カコは、メモを貼った。

2019/11/27(Wed) 22時頃



 気心知れた人たちなら、下戸でも気にしないと言うのは分かるんですが、気持ちの問題ですよね。
 
[彼女の同僚にしても、上司にあたる店長にしても、飲酒の有無で態度が変わるようには見えないけれど、変わるのは自身の気持ちだ。彩を差す面持ちに少し安堵の呼気を隠し。]

 はい、パフェも。

[彼女を誘っているのは確かだが、己もその響きに誘われる。
 宇都木の腕は信頼しているが、流石に恒常メニューにパフェがないのにパフェグラスがあるとは思わない。食器からリクエストするにはハードルが高い。
 背の高いグラスならあるだろうが―――、やはり、パフェグラスの縁っこは波打っていて欲しい。]


[瞳でだけで静かに笑うのは、美味しいものを食べた時とはまた違う喜びの表現。

 腕時計に視線を落とせば、閉店まで然程もない。
 今日も良く食べ、良い時間を過ごした。

 けれども今日は彼女を誘って延長申請。]

 片付けが終わるまで、店の前で待ってますね。
 ナビゲーターは任せてください。

[地図は読める。何故か迷ってしまうだけで。
 一人でなければ、何処へも楽々。]


【人】 啓明結社 カコ

― murmur coney 店内 ―

[扉を開け、店内へ入れば、外と違う暖かさにほっと肩の力を抜く。
 年の瀬の寒さを払うようにコートを脱ぎ、足は調理の手元がよく見えるカウンター席へ。]

 こんばんは。
 今日は……エリカちゃんがお休みかな?

[厨房にいるのかもしれないが、少なくとも新しい青を見つけられなかった。
 手帳に書かれた"All"の文字はそういうこと>>15だったのだろうか。
 軽く首を傾げると、いつもと違う>>1:88髪が揺れた。*]

(26) 2019/11/27(Wed) 22時頃

 ― 夜のカフェバーへ ―

[彼女の仕事上がりを待ってから、いざ秘密の特訓へ。
 口頭で住所と目印、それに「Foxtail」の店名を伝えてえっちらおっちら。]

 深夜の道を誰かと歩いていると少しワクワクしますね。
 一人だと、大体早く帰ろうとしか考えないんですが。

[他愛無い会話も挟んで、ウサギの巣穴からキツネの尻尾にワープ。踏切を待たなかったから、所要時間は10分ほど。

 地下1階の店舗は煉瓦の壁に、橙の照明が灯る隠れ家スポット。開店時間は夜の遅くから明け方まで。
 店内は酒を出すにも拘わらずカウンターが無く、客層は妙齢の夫婦が多かった。子供を寝かせてから、そっと贅沢するような、そんな店だった。

 丸い小卓の椅子を引き、彼女に勧め。]

 ガード下の飲み屋台なんてのも知っていますが、其方は上級者向けなので。

[ちゃんと冗句のひとつも添えながら。]*


ん……そうなの。
店のみんなは気にしないのは、わかるんだけどね。

[実際みんなから出てくるのは、無理するなとか珍しいとか。
 敢えて触れなくてもいいと言ってくれているようで、心地いい。
 でも、気持ちの問題だ。自分自身が、飲めるようになってみたいって。
 或いは、酒の席でも気負わずにいたいって。]

ええ……!?
だめです、寒いじゃないですか。

お隣、行きますし。

[閉店後でも明かりが付いている隣のビル。
 迷うことのない距離感、こちらから訪ねるのは苦に思わないと。]


[結局、迎えに行ったのか待たれたか。
 今は、きつねの尻尾を追いかけていた。]

わくわくする、わかるかも。
わくわくっていうか――どきどきしてる。

[冒険だ。夜の街をこうして歩くのも、お酒を飲もうとするのも。
 一人で帰れるか心配で、必死に道を覚えようとランドマークを探しながら歩いた。

 勤務中上げている髪は、そのままにしていると頭痛の種になるから、今は解いて。
 長い髪はマフラーの内側で撓んでいる。
 小さなバーの看板が見えれば、思いの外早くついたのに安心したような、少し残念なような。]


[丸椅子を勧められる頃には、どきどきは表情にまで出てきていて、緊張がまる見えだったと思う。
 パフェがあるとわかっていても、飲まなきゃいけないわけじゃなくても、素敵なご夫婦が和やかに笑み交わす中不釣り合いだと思っても、気を張ってしまっていた。]

お、手柔らかに、おねがいします。

[上級者向けには誘われない初心者は、テーブルに指をついて頭を下げた*]


【人】 啓明結社 カコ

 こんばんは、乙坂さん。
 寒かったですねぇ。冷凍庫に入った気分でした。

 いえいえ、大丈夫です。
 エリカちゃん探すの、癖みたいなものなので。
 ……不審な者ではありませんよ。

[素直に口にしてから少し後悔した。
 間違いではないが、語弊がある。両手のひらを向け無害アピール。]

 そうですか? たまにはいいかなって。
 でも冬じゃなくて良かったかも。結構冷えちゃいました。

[無害の片手を項のカイロに変えながら、カウンターへ視線を滑らせる。]

 まぁ、そんなところです。
 黒いシャツのお兄さんを待っていまして。

[選んだのは、乙坂>>31の前の席。椅子に腰かける。
 軽くなった鎧は、楽しげ笑みを隠さずに乗せた。*]

(37) 2019/11/27(Wed) 23時頃

【人】 啓明結社 カコ

[宇都木>>33へ、いつものようにコートを預ける。
 彼に対していつもという感覚が増えてきたことが嬉しくて、笑みは尽きることがない。]

 こんばんは、宇都木さん。
 今日もありがとうございます。

[それにしてもたった数日でそう感じされる彼の人懐っこさは、とても素敵なものだ。
 おしぼりやレモン水の給仕を受けながら、ふと投げられた問い>>33に目を瞬かせた。]

 宅本くん?
 今日は別々です……というか、これまでも別々です。
 初めて夜ここに来た日、たまたま再会してね。
 高校の同級生なの。

[打ち明けたことで、ここで宅本の年齢が明かされる日が来なくなってしまたかもしれない。ふとそんな懸念を抱いた。
 いつかの気遣い>>1:247を思い出しながら、そんな必要はないと一人首を横に振る。*]

(39) 2019/11/27(Wed) 23時頃

[待ち合わせにわくわくしていたのは本当だ。
 この辺りは治安も良いから夜道に覚えるのは危険よりも非日常感であったことも。

 けれど、遠慮と譲り合いの間をとって、事務所の窓から店先を見張っていた視界に私服の彼女が見えた、ら。

 事務所をうろうろ二周した。

 エプロンを外して防寒したくらいなのに、妙にそわそわとした気持ちに急かされて。

 そのそわそわを抱えたままの短い行程。普段と比べるまでもなくあっさり到着し、新記録樹立に少し安堵した。
 外で気持ちを落ち着ける為うろうろし始めたら、確実に迷子になる。]


【人】 啓明結社 カコ

― 来店直後 ―

[芙蓉>>42の姿がホールにあった。
 お昼時の忙しい時間帯に姿を見ることはあったが、夜に見た機会は少ない。珍しいのだろうか。
 そもそも通った母数が違う。信憑性のあるデータは取れない。]

 もう、芙蓉さんの意地悪。
 ……ふふ、こんばんは。
 芙蓉さんのお顔を見られて嬉しいです。

[だから、素直な気持ちだけを言葉にした。
 向けられる笑みに微笑みとひらりと振る手を返し、今宵も暖かな店内へ足を踏み入れた。*]

(43) 2019/11/27(Wed) 23時頃

[ついた丸テーブルは、うさぎのカウンターよりも二人の距離を近くする。彼女の緊張感を前身で浴びて、小さくわらい。]

 此方こそよろしくお願いします。
 ―――…とはいえ、白けないコツと言うのは案外単純で、楽しそうに華やかものを飲むくらいなんですけどね。

 戸崎さんに希望が無ければ、アルコールを抜いたサングリアとカルーアミルクを頼んでみましょうか。飲めなかった方は僕が頂きますから。

[己が口にした条件を満たすのは前者。ついで足した後者は地味だが飲み易さではカクテルの中でも群を抜く。カルーアの比率も好き好きなので変更に応じてくれる店も多い。
 初心者向けに二杯提示して、狐のスタンドからメニューを抜いた。]

 パフェはマスカットがありますよ。
 宝石みたいに積まれてるやつ。

 ………、
 



 ………お酒に緊張しますか?
 それとも、このお店か ―――、

 夜遅くに異性と一緒にいることに?

[強張る彼女に向けるべきは、もっと慮る言葉が相応しい。だが、つい、口を滑らせ聞きたいことを聞いてしまった。
 店員と客の肩書を外した途端、詮索めいた態度は恥じ入るものだが、少しはにかんだだけで撤回しなかった。]*


楽しそうに、華やかなものを――が、がんばります。

[縮こまっている今では、楽しそうなど夢のまた夢。
 せめてテーブルについた指を下ろそうと、膝の上に。]

サングリアは、ワインにフルーツを漬けたやつ、ですよね。
カルーアミルクは飲んだこと、あります。コーヒーの。

[どういうものかという知識はあるのは、飲食勤めのなせる業。]

サングリアは、華やかかなあ。

[華やかなものを楽しげに。アルコールも抜き。
 これならよさそうと、ほぅと詰めていた息を吐く。
 ぴちぴちに張っていた緊張の糸が、少しだけ緩む。]


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