人狼議事


301 十一月うさぎのないしょ話

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【人】 啓明結社 カコ

[注文の声を受けてくれたのは、新しい方から随分と変貌を遂げた宇都木>>0:120だった。
 了解の声に迷いと共にデザートの到着を待とうとしていたが、彼が動く気配がない。
 不思議に思って視線を戻すと、届いた提案>>0:121に動きを止めた。]

 え、いや、あー……はは。

[そんなに分かりやすかっただろうか。顔に手を当てる。
 首を傾げる姿に視線を泳がせた後、口を開いた。]

 抹茶のムースは、今度食べに来ます。
 でも、ありがとうございます。
 宇都木さんのデザート、今後も楽しみにしてますね。

[苦渋の決断という程ではないが、幾分か噛み締めた上での返答だった。このおすすめ上手さんめ。
 当たり前のように告げる次に、楽しみをひとつ送ろう。
 顔に当てた手を離し、パタパタと頬を扇いだ。*]

(1) 2019/11/23(Sat) 01時頃

【人】 啓明結社 カコ

[カウンターに一足早い冬が訪れたのは、頬を扇ぎ終えて暫く経ってから。
 雪原に乗るラズベリーは、彼の腰に揺れるバンダナよりも赤い。そこにミントが寄り添うことで、まるで花が咲いているようだ。可憐さに感嘆の息が漏れる。]

 そう、乙坂さんから聞きました。
 今日はラッキーなんだって。
 夜シフトの方だったんですね。

[最初に呼びかけた名に、頭の中で二重線を引く。]

 お会いできて嬉しかったです。
 いつもデザートまで絶品だから。
 あれ好きだったな……しっかり固めのプリン。
 卵の味がして、ほろ苦いカラメルとよくあって。

[勘違いした謝罪の代わりに、お礼と素直な感想を伝える。
 次の話>>5に頷いて、まずは今目の前にあるデザートを堪能するとしよう。*]

(6) 2019/11/23(Sat) 02時頃

【人】 啓明結社 カコ

[それでは本日最終戦。
 お相手はホワイトチョコムース。

 新しいスプーンで雪原に触れれば、その重さだけで深く沈むようなふわふわさに息を詰める。
 しゅわりという音と共にできた白い山を口へ運んだ。]

 ……!

[甘い。ふわふわ。美味しい。――それで、おしまい。
 舌に纏わりつくような甘さを残して、ムースはあっという間に姿を消してしまう。
 雪解けに似た感覚は、ホワイトチョコの鮮烈な甘さを和らげてくれているようでもある。これなら10杯はいけそうだ。

 最後の一口は、とっておいたラズベリーとミントと共に、これまでとは少し違う甘酸っぱさを味わって。
 テーブルの上を軽く片づけてから手を合わせる。]

(7) 2019/11/23(Sat) 02時半頃

【人】 啓明結社 カコ

 ごちそうさまでした。

[これまでの変わらぬ安心感と、新しい発見と、そして何より美味しい料理を味わえた有意義な時間だった。
 満足そうに息を軽く吐き、続けて吸った息を止め、立ち上がる。]

 ごちそうさまでした。
 また来ます。

[今度のごちそうさまは、店員さんたちに向けての別れの挨拶だ。おまけみたいにまたをつけて、目が合うことがあれば皆に小さく手を振ろう。
 同じカウンターの紳士に会釈した後、店を後にした。
 さぁ、午後の業務開始である。*]

(8) 2019/11/23(Sat) 02時半頃

【人】 啓明結社 カコ

― 少し時が過ぎて ―

[イベントプランナーの1日は、チェック業務から始まる。
 ホワイトボードに書かれた予定と合わせてメールを返信し、続いて各セクションの進捗状況を確認。
 物品リストと睨めっこしながら会議室へ移動、今日の午前はミーティングが一件ある。]

 お疲れ様。じゃあお昼にしま……あ。

 ……はい、桐野江です。
 お世話になっております。

 機材の到着は明後日の午前となっておりまして、……

[会議室を出たタイミングの着信音に、ひとり席を外す。
 クライアントの連絡に対応しながら、嫌な予感を覚えた。
 こういう時の予感が当たるのは、これが予感ではなく経験則だからかもしれない。]

(9) 2019/11/23(Sat) 03時頃

【人】 啓明結社 カコ

― 広告代理店社内 ―

[パソコンの電源を落とし、人目も憚らず椅子の背に体重をかけながら伸びをした。
 逆さまに見えた壁掛け時計は、出社した時と変わらぬ形を保っている。]

 止まった?
 むしろ止まってて。

[一人呟く声に返事をする者はいない。
 人目を憚る必要もない無人の室内に視線を向け、すっかり暗くなった窓の外へ視線を向けた。]

 ……帰ろ。

[警備員さんに挨拶をして外に出る。
 肌の隙間に入り込もうとする夜風に身を震わせ、コートの襟を引き寄せた。]

(10) 2019/11/23(Sat) 03時頃

【人】 啓明結社 カコ

[関わるイベントの時期が近づけば、忙しくなるのは仕方のないこと。
 ましてや今回は全体の総括も担当するのだから、いつも以上に仕事に追われるのは当然とも言える。]

 お腹空いた……。

[しかし、食事休憩も取れないとは思わなかった。
 今日がとことんタイミングが悪かっただけの話ではある。
 あるのだが、ヒールの足音に返事をするようなお腹の抗議が止まらない。]

 あ、

[ふと思い出したのは、先日教えてもらった"メニューのない夜"のこと>>0:56
 道の端、曲がり角で立ち止まる。]

(11) 2019/11/23(Sat) 03時頃

【人】 啓明結社 カコ

[あれから予想と覚悟を越えた忙しさにお昼を簡単に済ませてしまい、次の来店を果たせていない。
 それは今後も――手掛けているクリスマスピアノコンサートが終わるまで続くだろう。
 頭で理解している期間を確かめるように指を折り畳んだ。


 帰り道から遠回りするように、駅通りへ足を踏み出す。]

(12) 2019/11/23(Sat) 03時頃

【人】 啓明結社 カコ

― 夜・murmur coney前―

[陽に当たる浅い朱色には柔らかく暖かい印象を抱いていたが、今目の前にあるのはどこか幻想的とも言える光景だ。
 暗い夜、灯りに照らされて浮かぶ朱色はぼんやりと輝いて見えるようだ。
 見慣れた場所の見慣れない姿に、ドアへ一直線だった足が隣の建物>>0:99の前で止まる。

 外装を眺めるのに今暫し、食材の書かれたボード前>>2で一回休み。
 店内に辿り着くのは、指先が冷えを訴えるようになってからかもしれない。**]

(13) 2019/11/23(Sat) 03時頃

啓明結社 カコは、メモを貼った。

2019/11/23(Sat) 03時頃


【人】 啓明結社 カコ

[通っていた場所の見知らぬ一面を瞳に映し立ち止まっていると、声>>14がかかった。]

 あ、ごめんなさい。

[扉の前を陣取っていた訳ではないが、入店を躊躇わせてしまったかもしれない。慌てて振り返る。
 暗い夜道に溶け込むような黒いスーツに黒いハット、鮮やかな白の手袋が視界に広がった。]

 ……紳士さん?

[先日、テーブルに並んだ同じデザートを思い出した。
 名も知らないままであった結果、また同じ呼び名に出勤いただくことになる。]

 いえ、誰かを待ってい――

[腹部から、誤魔化せないレベルの催促音が響いた。
 今日はタイミングの悪い日らしい。滲んだアイラインの先を見ようとするように、視線を横にずらす。
 申し訳ない。気まずい。]

(42) 2019/11/23(Sat) 16時半頃

【人】 啓明結社 カコ

[救世主よろしく、もうひとつの声>>32が聞こえてきたのはその時だっただろうか。
 ドアノブを開け、入店を促す様子は店員のようである。
 しかしスーツをピシッと纏う姿からは、同じ客であることが窺えた。]

 ありがとうございます。
 夜来るの、初めてで。
 いつもの違う雰囲気にちょっと驚いてました。

[気まずさが幾分か薄れ、心配してくれたであろうモノトーンな彼>>14の問いに答えるような言葉を続けながら、お先にどうぞと店内へ手のひらを向ける。
 それからドアを開けてくれていた男性>>33へと改めてお礼を告げようとして、]

 ……、
  ……やかもと、くん?

[名前を呼ばれて、まじまじと顔を見つめる。
 輪郭、口元、鼻筋、それからやや細い目元へ。
 ふと浮かんだ名を口にした。]

(43) 2019/11/23(Sat) 17時頃

【人】 啓明結社 カコ

 宅本くんだよね?
 久しぶり。よく分かったね。

[あの頃よりずっと短くなった自身の髪に手を伸ばす。
 高校を卒業して、もう10年以上の月日が経っていた。文化祭実行委員として奔走していたあの頃が懐かしい。]

 同窓会、いなかったから。
 こんなところで会えるなんて思わなかった。

[仕事の合間に顔を出した同窓会、彼の姿は見えなかった。
 思い出話を口にしようとしたところで、ハッとしたように睫毛を上下させる。]

 あの!
 私、常連さんじゃなくて、桐野江といいます。
 ありがとうございました。

[先に来店する姿>>41を呼び止めるように声をかけた。
 両手を揃えて、腰から折るお辞儀で見送り、自身も店内へ入ろうと足を踏み出す。]

(44) 2019/11/23(Sat) 17時頃

【人】 啓明結社 カコ

 ……?

[店から少し離れた場所、女の子>>37の姿が見えた。
 じ、と見つめ、視線がかち合うことがあれば、ほのかに笑みを浮かべて会釈しよう。]

 こんばんは。
 あの、外に女の子がいるんですけど、
 どなたかのお知り合いやご家族じゃないですか?

[寒さから逃れた店内、挨拶に続いて問いをひとつ投げかけた。*]

(45) 2019/11/23(Sat) 17時頃

啓明結社 カコは、メモを貼った。

2019/11/23(Sat) 17時頃


【人】 啓明結社 カコ

― murmur coney 店内 ―

[夜風に冷え切った身体が室内の暖かさに包まれ、小さく息をつく。
 出迎えてくれたのは、人懐っこい声ときらきらした瞳>>51。]

 宇都木さん。

[二度目の出会いは、きちんと名を呼べた。
 嬉しそうな様子に何だか擽ったい気持ちになって、疲れた身体に染み渡っていくようだった。少し色の落ちた唇が笑みを形作る。
 通路の端に寄りながら、コートに手をかけた。]

 元々、宇都木さんは夜担当なんでしたね。
 おすすめしてくれた夜に来てみました。

 今は……乙坂さんはいらっしゃらないかな。
 あ、エリカちゃんはいます?
 夜も働くって聞いた気がする。

[コートを預け、店内を見回す。
 窓の外に視線を向ければ、日の落ちた外は何だか心許ない。]

(61) 2019/11/23(Sat) 18時頃

【人】 啓明結社 カコ

 ごめんなさい。お願いできます?
 何もなければいいんだけど、外寒いから。

[客である自身が声をかけていいものかと思っていたから、宇都木の申し出は有難かった。
 外へ向かう姿へ声をかける。]

 ボード見ましたよ。
 絶対食べますね。固めのプリン。

[ボード前で一回休みした甲斐があった。
 やや下がってきた睫毛が縁取る目を細め、お願いしますと頭を下げ、見送った。*]

(62) 2019/11/23(Sat) 18時半頃

【人】 啓明結社 カコ

[店内を見渡してエリカ>>55>>60の姿が見えれば、一度ひらりと手を振ろう。先に来店した紳士の応対をしているようだから、挨拶だけに留めて。
 アップにされた髪に留められたヘアアクセサリーはどんなものだっただろうか。
 会う度、青を目にするのを楽しみにしていたりする。]

 宅本くん、変わってないね。
 話し方とか、雰囲気……なのかな。
 今は何してるの?

[足はカウンター>>57へと向かい、引かれる椅子にお礼を告げ、腰掛ける。
 フットワークが軽かった代わりに、成績は平凡だった学生時代。軽妙な語り口のおかげで、10年以上ある空白に実感が湧かない。
 なお、知り合いではない旨には首肯したが>>57、困った理由は微笑みひとつで誤魔化した。お腹の話にまで発展しかねない。]

 宅本くん、プリン好きなの?
 それならここのプリンはおすすめ。
 さっきの人……宇都木さんが作ってくれてるんだけど、
 夜デビューってことはお昼に来て知ってたかな。

[プリンを作ったのは自分ではないが、少しだけ得意げに。
 1日酷使した足を、カウンターの下で小さく揺らした。*]

(64) 2019/11/23(Sat) 18時半頃

カコは、ウツギと女の子の様子を気にしている。**

2019/11/23(Sat) 18時半頃


啓明結社 カコは、メモを貼った。

2019/11/23(Sat) 19時頃


【人】 啓明結社 カコ

[宅本>>68が注文したペリエに合わせて、同じものをと告げる。
この後は帰るだけだが、明日もまた仕事だ。アルコールを残す訳にはいかない。
 サテンリボン鮮やかな青>>65を楽しみながら、メニューを手に取ろうとして動きを止めた。]

 メニューのない夜、か。

[もし今メニューに料理が並んでいたなら、端から端までなんてお金持ちもびっくりな注文をしかねなかった。
 慣れない夜のシステムに感謝しつつ、手持ち無沙汰になった指をテーブルの上で重ねる。]

 あ、りがとう。
 宅本くんは変わらないけど、大人になったね。
 それはお互い様か。会うの、卒業式以来?

[彼の話し方は昔から特徴的だった。今の違和感のなさこそ、年月を経た証なのだろう。
 綺麗など面と向かって言われる機会のない言葉に瞬きの回数を増やしながらも、胸元に光るバッジを目にすれば納得したように頷く。]

(85) 2019/11/23(Sat) 20時半頃

【人】 啓明結社 カコ

[そして、咳払いをスタートの合図に始まった宅本の熱弁>>70を静かに拝聴する。正確には、口を挟むタイミングを失っていた。
 熱い想いから数秒の間、先程の勢いとはまた違うテンポに自然と表情が綻ぶ。]

 ……ふふ、やっぱり変わってない。
 好きなものに真剣でまっすぐなところ。

 あと、その後におまけがつくところもね。

[ここは間違いなくmurmur coneyのカウンターで、お互い身に纏うものは社会人のそれ。
 しかし、今一瞬だけ、教室の白いカーテンや校庭から響く生徒の賑やかな声に包まれたような気がした。]

(89) 2019/11/23(Sat) 20時半頃

【人】 啓明結社 カコ

 スプーンで掬っても形を保つ固さがいいよね。
 食べてるって感じ。

 さくらんぼはちょっとピンクがかったシロップ漬けで、
 生クリームの上に座ってて。
 クリームやプリンに色が移っちゃうの。

 家では、色とりどりのチョコ散りばめたりしてさ。
 ああいうのはやっぱりしっかりした土台あってこそだし。

[どうしよう。今すぐプリン食べたくなってきた。
カウンターの上で大人しくしていた手をお腹に押し当て、宥めるように撫でている。*]

(90) 2019/11/23(Sat) 20時半頃

【人】 啓明結社 カコ

[さて、プリンのためにも料理を決めなければならない。
 先程姿の見えた乙坂>>82は、名前を知らぬままの紳士然とした服装の男性に料理を作るところのようだ。
 すんでのところで止まった名前とぎこちない呼び方を思い出し、柔らかな笑みを浮かべる。]

 エリカちゃん。
 私にも一品お願いできる?

 えぇと、ちょっと優しい味つけの……トマトソース。
 うん。トマトソースを使った料理を。

 ……こんな感じでいいのかな?

[空っぽのお腹がびっくりしないようにと考えていれば、鼻腔をくすぐるトマトが煮込まれる匂い。
 それと同時にプリンの甘い香りが誘惑するように寄り添っている。
 もう少し具体的な方がいいのだろうか。
 慣れない夜の注文に微かな戸惑いを覗かせつつ、首を傾げた。*]

(93) 2019/11/23(Sat) 21時頃

啓明結社 カコは、メモを貼った。

2019/11/23(Sat) 21時頃


【人】 啓明結社 カコ

[扉の開く音>>87が聞こえたのはその頃だったか。
 気にしていた2人の姿を見とめれば、安堵の息を漏らす。
 宇都木>>88と目が合えば、ひらひらと手を振り返そう。
 女の子とも目が合うことがあれば、先程よりも深い笑みを浮かべて手を振った。]

 !

[安心して視界を戻す途中、先程の男性>>92と目が合う。
 びっくりしたように目を開き、存在感を足した睫毛を何度か上下させた。軽く会釈をして視線を外す。
 よし、今回は気まずくなかった。]

 !

[お腹に当てた手に気づいて、膝に戻すのであった。*]

(94) 2019/11/23(Sat) 21時頃

カコは、ヘザーの揺れるサテンリボンを眺めている。

2019/11/23(Sat) 21時頃


【人】 啓明結社 カコ

[エリカと宅本の会話>>95で、彼の個性を思い出す。
 移動教室で苦戦している姿に手を貸したこともあったか。]

 そうそう。みんな立派になってて。
 先生はお年を召されてもパワフルだったよ。
 あ、写真あるかも。

[固めプリン党の会合がひと段落し、続く同窓会話に鞄からスマホを取り出す。
 ドレスアップした皆と仕事着のままの自分が並んだ集合写真を探しながら、続く話>>101に耳を傾けた。

 手を止め、視線が宅本を捉える。]

(113) 2019/11/23(Sat) 22時頃

【人】 啓明結社 カコ

[ひそひそ話の所作に、思わず身体が手の側に傾いた。
 それから睫毛が上下にいち、にぃ、さん。]

 ……言ったね?

[共犯者>>106の方へ向き直り、いつもより無邪気な笑みを浮かべる。]

 鳴き虫なお腹に優しくしてあげないと。
 型に嵌めるのは美味しいデザートだけにしましょう。

[一度だけ確認するように視線を宅本へ向けてから、肩の位置まで手を上げ、宇都木を呼び止めようとした。]

(114) 2019/11/23(Sat) 22時頃

【人】 啓明結社 カコ

 すみません。
 プリンを2つ、先に。

 ……いい?

[いつも通りハキハキと注文したはいいが、最終的に不安そうな言葉が加わってしまった。]

 あ、それからエリカちゃん。
 もし良ければ……量、多めで。

[パスタを3皿食べるのは憚られるが、食べられないとは言っていない。
 既に調理が進んでいるのであればそのままで構わない旨も添えた。*]

(116) 2019/11/23(Sat) 22時頃

啓明結社 カコは、メモを貼った。

2019/11/23(Sat) 22時頃


【人】 啓明結社 カコ

[エリカ>>118の協力もあり、宇都木>>119が視線を拾ってくれた。
 藤色のバンダナを揺らしながらオーダー票を取り出す姿に、注文>>116を告げる。]

 う……そう。
 早く、食べたかったの。

[慣れないことをした動揺に片手で口元を覆い、素直に頷く。
 嬉しいと告げる言葉に強めの目を柔らかく細めて、厨房に向かう姿を見送ったのだった。*]

(125) 2019/11/23(Sat) 22時頃

【人】 啓明結社 カコ

[宇都木が厨房へ向かってから、エリカ>>120へ改めて感謝の言葉を贈る。
 それから、メニューを思案する彼女の様子を見守った。]

 ソーセージ。

[心ときめく響きがした。
 葉物のキャベツは外せない。
 優しいトマトクリームにショートパスタが飛び込めば、ボリュームだって間違いない。]

 えぇ、お願いします。
 こうしてエリカちゃんにリクエストできるの、贅沢ね。

[お昼のパスタも格別だから、胸に抱くのは期待ばかりだ。
 迷うことなくOKを出して、彼女の手が動き出すのを眺めた。*]

(127) 2019/11/23(Sat) 22時半頃

【人】 啓明結社 カコ

 うん、途中から参加させてもらったの。
 あ……私、こういう者です。

[短い時間であったが、近況を語り合ったり思い出話に花を咲かせたりした。話題の三大巨頭は仕事結婚出産で、自身の年齢を実感する一因となったとか。
 無事注文を終え、鞄から名刺入れを取り出し、慣れた仕草で引き抜いた一枚を両手で差し出す。
 近くのビルに入っている広告代理店の名前とイベントプランナーの肩書き、それから名前と連絡先が記されたシンプルなものだ。]

 私はちょっとドキドキしてる。
 学生の頃、屋上に忍び込んだ時みたいな。
 そういう、わくわくに似た、ドキドキ。

[今度はお腹ではなく、胸を手で押さえた。
 慣れない感覚は、それこそ縁遠くなってしまった高校生>>132の頃に似ているのかもしれない。]

(139) 2019/11/23(Sat) 22時半頃

【人】 啓明結社 カコ

 私は波があるかな。
 担当しているイベント当日が近づくと、
 どうしても時間が取れなくなっちゃう。

 今はそれこそ、総括してるイベントが近いから。
 あと一踏ん張りね。

 宅本くんはいつもそんな感じ?

[一と言わず二三踏ん張りそうではあるが、決して苦ではないのだ。
 だって、ようやく立てた舞台。
 宅本>>129へ尋ね返す時には、自然と背筋が伸びた。*]

(140) 2019/11/23(Sat) 22時半頃

【人】 啓明結社 カコ

[宇都木>>133が戻ってきたのはすぐのことだった。
 まるでケーキのようなプリンの姿に目を微かに開く。]

 わ、ぁ。

[ホワイトチョコムースに出会った時のような感嘆の声が漏れた。
 六つ子のひとりにうさぎが寄り添い、もうひとりと共にテーブルの上に並ぶ>>134。]

 わがまま、叶えてくれてありがとうございます。
 今日、来て本当に良かった。

[幸せそうに目を細め、待望のプリンに目を輝かせた。*]

(143) 2019/11/23(Sat) 23時頃

カコは、ヤカモトの提案>>138が通って嬉しそうだ。

2019/11/23(Sat) 23時頃


【人】 啓明結社 カコ

[食事より先に注文するプリンにはしゃいだかと思えば、慣れた手つきで名刺交換>>150を行う。
 近年稀に見る高低差を体感しながら、浮かせた腰を下ろす。]

 うん、好きが高じて仕事にしちゃった。
 ……そんなこと言われるなんて思わなかった。
 ありがとう。すごく、嬉しい。

[好きな気持ちだけではなく、向いていると思ったからこその選択だ。
 だからこそ10年越しの感想は喜びと共に自信へ繋がる。
 慣れない言葉であることに変わりはないが、先程よりもずっと素直にお礼を伝えることができた。]

 え、あー……いや、私だって、その……。

[つい口を滑らせた、過去の秘密。
 アイラインをなぞるように左右へ視線が泳ぐ。
 足された言葉に正面へ戻った瞳は強く相手を見つめたが、それは元々の目つきから来るもの。すぐに下がった目尻が安堵を滲ませた。]

(160) 2019/11/24(Sun) 00時頃

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