219 FESを強いられし非戦場
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[性少年の挙動が更に怪しくなる>>0:75>>0:76 この頃は何に対しても繊細な反応を示していたなぁ。 そんな感慨深い思いを持っている間に頬を赤くしたまま 彼は何処かへ行ってしまった。]
彼はエリちゃんと言うのか。 同じ委員会なんだな。 朏君は面倒見が良いんだな。
[彼の体調を気にして当番を変わってあげるとまで言い出した 朏>>0:71の優しさに感動しながら気付いた。 そうか、あのエリちゃんと言う少年はフィリッパ先生にも 朏先輩にも恋心を抱いていると言う事か。
勝手な思い込みだけは深まっていく。]
まぁエリちゃんが大丈夫と言うなら大丈夫だろう。
(2) 2015/03/17(Tue) 00時半頃
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そうですか? ファッションセンスは無いとは思ってますが。
[出歯亀がばれてしまった以上仕方ない。 肩を竦めるフィリッパ先生>>0:73に、降参と両手を挙げて、 誤魔化せないかと苦笑を浮かべた。]
結構前が、どれ位前を指すかは悩みますな。 あ、鶏気付きましたか? 道端に落ちてたので特別に飼ってみようかと思いまして。 子供達の情操教育にも良いですよ、と校長には 許可を貰ってますよ。
[鶏について指摘されるとは思わなかった。 一応根回しして許可は貰ってあるからこれこそやましい点は無い。]
(9) 2015/03/17(Tue) 01時頃
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え、朏君?
[先輩に憧れているだけかと思いきや、 もしかして朏も満更では無いのかも知れない>>6 走り去る背中に手を振るしか出来ないのはおっさんの証拠だ。]
青春だなぁ。
[例え朏の中では純粋な心配かも知れないが、 記憶の中の学生時代を美化しすぎているせいか、 感慨深げに呟くのみだった**]
(11) 2015/03/17(Tue) 01時頃
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[奇遇にもフィリッパ先生との意見は同じ>>10 これは運命、等と軽口を叩きたくなるのを何とか抑えた俺を 褒めてやりたいと後から思った。]
青春なんでしょう。 いやぁ。 フィリッパ先生ならまだまだ甘酸っぱい経験出来ますって。
[制服を着たフィリッパ先生なんて、それこそ当時の 男子学生から見たらまさに憧れの的だったでしょう、と けらけら笑うが、忠告を受ければ笑みは当然抑えるさ。]
それは判ってます。 単純に声掛ける前に向こうが気付いただけですよ。今回は。
[物は言い様と、それでも肝に銘じておきますとは 返しておいた。]
(28) 2015/03/17(Tue) 21時頃
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お、卵お好きですか? フレンチトースト、オムレツ、カルボナーラ、釜玉うどん? それともシンプルに卵掛けご飯といきますか?
[鶏は嫌いとか怖いとか言われるかと思ったが、 どうやら卵に興味があるらしい>>12 これでもいつかは喫茶店を、と未だ諦めぬ夢の為 料理の腕はそれなりに自信がある。 良ければ家庭科室で作りましょうと、付け足して。]
(29) 2015/03/17(Tue) 21時頃
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ほお。盗み見とはなかなか勇者がいたもんだ。
[突然声を荒げたフィリッパ先生>>25に、我が身を思い切り 棚に上げて感心して見せる。 どうやら盗撮の常連らしい。]
まぁフィリッパ先生は写真映りも良いし、 被写体としては最高なんでしょうな。 後、動物の自然な表情とか撮る時に気取られない様な 訓練にもなりそうだし。
[そんな事を適当に口にしながら、盗撮者の名前と姿は何となく 覚えておく事にした。]
先生、ある日突然、わが校のマドンナとか言う名前で 取材が来るかも知れませんな。
[その時は校舎は綺麗にしときます。 そんな誓いに、そう言えば補修中だったと思い出して フィリッパ先生に別れを告げた。]
(30) 2015/03/17(Tue) 21時半頃
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はいはい。釜玉うどんですね。 その時は宜しくお願いしますよ。
[フィリッパ先生からの注文>>37に手を振って答えた後、 さすがにのんびりとまではいかず、きょろきょろと 何かを探す様に歩く。]
お、ベネ君。 もしかしてしっかりペンキを手に入れてくれたのか?
[ペンキを求めて向かった方向から、歩いて来る人物>>27を 見つけて手を振った。]
色もばっちりだな。 ミッションコンプリート。 将来の釜玉の客にしておいてやろう。
[褒美とばかりに、近い、もしくは遠い将来の奢りの約束を 口にしてペンキを受け取ろうと手を伸ばした。]
(40) 2015/03/17(Tue) 22時半頃
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お、もしかしてペンキ塗りに興味あるかね? 楽しいぞ。やってみるか?
[だがどうやらベネ君は自らペンキ塗りを してくれそうに見えた>>39 このままお仕事を押し付けられるかも、と 非道な考えが浮かんだが。]
物を咥えたまま喋ると、転んだ時危ないぞ。
[何やら口に物を入れて喋る相手に、軽く注意を促して、 差し出されたペンキと刷毛を受け取る事にした。]
(44) 2015/03/17(Tue) 23時頃
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おう。釜玉は余程おかしな事しなけりゃ 不味くなるわけないからな。 楽しみにしておけ。
[釜玉については自信満々な返答。 だが目の前の黒いシミになった壁には苦笑。]
早く消さないと校長に怒られるからな。 助かった、ありがとう。 あ、他にも変な落書きがあったら教えてくれ。
[早速シミを塗り潰そうとペンキの蓋を開ける。 途端に広がる独特の匂いに顔を顰めつつ、垂れない様に 床に新聞紙を敷いて塗り潰しに掛かった。]
(45) 2015/03/17(Tue) 23時頃
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「ເພື່ອຊ່ວຍໃຫ້ໂລກໄດ້」
(46) 2015/03/17(Tue) 23時頃
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[ただの模様にしか見えない謎の落書き。
「世界を助けて」
壁に浮き出た何処かの世界の悲鳴を白く塗り潰す。
誰かの目に留まる前に。 無かった事にするのが……俺の役目。]
(47) 2015/03/17(Tue) 23時頃
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全く……こう言う時は打倒ライバルの名前書いたり、 ●○ちゃん、好きだー!って書かないのかね、最近の若者は。
[いつの時代の事を言っているのかと問われるかも知れないが、 勝手に描く学生時代をベネ君に問いかけてみたが、果たして。]
(48) 2015/03/17(Tue) 23時頃
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ベネ君はこう言うのやってみたいのか?
[興味ありそうな返事>>55に、珍しいと少し目を丸くした。 社交辞令かと思ったが、どうやら結構乗り気の様だ。 釜玉にも喰いついて来るし、色取り取りのペンキの話まで 持ち出して来た。]
そうだな。 そんなに落書きばっかりの校舎も困るが、あったら 教えてくれ。 釜玉だけじゃなくて、他にも気が向いたら食わせてやる。
[世界の歪みがそんなにあちこちに出られてたまるか、と 内心苦笑しつつ、頼もしい申し出を断る事はしなかった。]
(59) 2015/03/17(Tue) 23時半頃
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花の絵を描くなら、小学校の校舎の方が良いだろう。 子供達に手伝って貰ったら喜ぶぞ。
[主に1、2年生位だろうが、そんな校舎も悪くない気がした。]
文字かどうかも俺も判らんなぁ。 蛇かミミズがのたくった痕にしか見えん。
[座り込んでペンキ塗りを見ているベネの指は、 軌跡をなぞる様に動いている。 それだけで何かが変わる筈はない、何より彼はあれが 何を意味しているか判っていないではないか。 にこやかな笑みを崩さないまま、刷毛を差し出した。]
ちゃんと飴を口から離してるご褒美だ。 少し塗ってみるか? 壁と違和感無い様に丁寧に塗れよ。
(61) 2015/03/17(Tue) 23時半頃
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[ベネ君に刷毛を差し出した頃だろうか。 体半分が寒気を感じて、悪寒の出所を探ろうと視線を向けた。]
……やぁセシル先生。 今日も溌剌としてますな。
[一際個性の強い教師の登場に、それでもにこやかに返す。 ウインクは反射的に身体を逸らしたから、 もしかしたらベネ君に直撃したかも知れない。]
(65) 2015/03/17(Tue) 23時半頃
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[セシル先生のこの熱烈な視線は、フィリッパ先生を見つめる 男子生徒に似て無くも無い>>70 もっとも、セシル先生の視線は全ての男性陣に 向けられている様だからそこまで強い警戒などはしないが。]
教える者に勢いが無いと、生徒も暗くなりますからな。 ベネ君は悪戯どころか、 落書きを消すのを手伝って貰ってるんですよ。 彼は真面目な良い生徒ですな。
[楽しそうに刷毛を握るベネ君の株をあげる事に専念してみた。 彼の担任は違うかも知れないが、俺にとばっちりが 来るよりは良いはずだ。]
(72) 2015/03/18(Wed) 00時頃
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ヤンキーだなんて。 青春してると思えば良いじゃないですか。 先生も一緒に塗りますか?
[ウインクを受け止めたベネ君、恐るべし。 彼にならセシル先生を任せても良いだろう。 もう一本刷毛が無かっただろうか。 あればセシル先生にも渡そうか。]
他にも落書きするやんちゃがいるかも知れませんから。 見つけたら教えて下さいね。
[一応仕事してるアピール。]
(73) 2015/03/18(Wed) 00時頃
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(目を付けてたんだ。)
[危うくそのまま声になりそうだった本心は何とか飲み込んだ。 嬉々としてベネ君との共同作業>>76>>77を手伝うと手を出した 迫力に間を置かずに刷毛を手渡した。]
なかなか消えませんよね。 案外呪いの文字かも知れませんよ。 2人で呪われない様に気を付けて下さい。
[ベネ君に目が向いているなら、彼に集中させてしまおう。 適当に言葉を並べて「2人」を強調しておいた。]
(79) 2015/03/18(Wed) 00時半頃
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[よし、上手く行った、と 思わずガッツポーズをしそうになった。 ベネ君との未来を夢見始めた様なセシル先生>>83に]
そうですよ。 セシル先生とベネ君の2人なら、 どんな困難も乗り越えられます。
[これで被害の拡大は免れるだろう。]
俺は他にもおかしな箇所無いか回ってみますね。 あ、終わったらペンキの蓋だけはしておいて下さい。 後は片付けておくので、ごゆっくり。
(85) 2015/03/18(Wed) 00時半頃
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[ここは2人だけにしておこう。 そんな意味不明な気配りをしながらそっと2人から離れて行く。 あの文字>>46はいずれ壁だけでなく、 あらゆる場所に浮かぶだろう。 それを読める者、失ったモノを取り戻した者達の元へと 現れるかも知れない。 今はまだそんな気配は無いが、彼らが失ったモノは この世界を創る礎でもある。 綻びる前に、見つけて……綻びから漏れてしまったなら。 この世界から排除しなければ**]
(86) 2015/03/18(Wed) 00時半頃
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[無事にセシル先生を生徒に押し付ける事に成功した俺は、 それこそ気が変わらないうちにと脱兎の様に 校舎の中を駆け抜けた。 逃げたのではない、戦略的撤退だと言い聞かせて、職員棟へと 辿り着いていた事に気付く。]
ここに落書きする馬鹿はいないだろう。
[流石に問題ないだろうと、 確かめもせずに別棟へと移動しようとした矢先。]
おや、校長先生どうされました?
[学園の顔である校長が難しい表情で窓の外を見つめていた。]
(116) 2015/03/18(Wed) 23時頃
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あの銅像が気になりますか? まさか夜中になると校庭を歩き回るって言うんじゃ?
[視線の先には学校なら大体置いてあるだろう 勤勉の象徴の銅像。 七不思議で大体歩き回っているが、校長がそんな事を言うまい。]
それともご自分の胸像でも建てますか? 別に構いませんが、俺は銅像はさすがに作れませんよ。 は? あれは違う? 何が? この世界は違う? 帰る? え? ご自宅にですか? 違う? 世界の崩壊を止める?
[何を言い出すかと思えば。 今の俺の眉間には皺が寄っているだろう。]
(117) 2015/03/18(Wed) 23時頃
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あっはははははっ。 校長先生ともあろうお方が何をいきなり。 それともあれですか? 小等部の子供達が考え付いたお話に乗ったんですか?
[真面目な表情で突拍子も無い事を言い出した校長に、 困った様な笑みを浮かべて、 宥めるように校長室の扉を開いた。]
校長、いきなりそんな事を言い出したら他の先生も 驚いてしまいますよ。
[あくまでも子供の空想に付き合う優しい校長のイメージを 押し付けるが、校長の表情は崩れない。]
(122) 2015/03/18(Wed) 23時頃
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そう言えば銅像に乗っかっていた生徒がいましたね。 後でしっかり叱ってやらないといけませんな。
[銅像は走らないが、懐いてる人物はいた>>121 違う意味で眉間に皺が寄るのだが、 今はあの生徒に構っている場合では無い。 いや、銅像に違和感を抱かれていたら面倒なのだが。 優先順位はこっちが先だ。]
あの生徒はちゃんと探して叱っておきますから。
[そう宥めても、校長はきっとアレも気付いているとかまで 言い出した。 彼女なら判ってくれる、早く探さなければ、 なんてまで言い出して。]
(123) 2015/03/18(Wed) 23時頃
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困ったなぁ。先生、貴方はもう不純物質《イレギュラー》だ。
(128) 2015/03/18(Wed) 23時頃
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[綻びは直さなければ。 直らないなら消し去らなければ。
俺の意味を理解出来なかったのか、一瞬校長の表情が 怪訝そうなものへと変わる。
言葉の意味を説明する気は俺にはなかった。 笑みのまま右手を校長に目掛けて振り下ろす。
漆黒の毛に覆われ、そこらの刃物等及びもしない鋭利な爪。 獣の腕が校長の顔を押さえ付けた。]
校長……出来ればこの世界が終わるまで、 生徒達を見守っていて欲しかったのですが。 残念です。
[一気に校長の口から何事か呪文が漏れる。 校長室の壁と言わず机と言わず、扉や、 それこそ付近の窓ガラスに、誰かに呼び掛けるような文字が 浮かび上がった。]
(132) 2015/03/18(Wed) 23時頃
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だからダメですよ。皆を錯乱させてしまう様な事をしては。
[力任せに校長を抑え込むと、彼の背後の空間に罅が入る。 それこそ空想だと笑い飛ばした話の様に。
ピキッピシッ……。
音を立てて広がる罅。 その一部が崩れて空間が見えた。 何も無い空間、だが校長を繋ぐ空間だろう。]
迎えに来たようです。 さようなら。
[罅が校長を呑みこむ程の大きさまで広がると、 その罅の空間へと校長の身体を押し込んだ。
身体が空間へと入ると同時、今度は罅が消えて行く。 校長は何事か叫んでいたが、伸ばした手ごと閉じる空間に 飲み込まれ……消えた。]
(134) 2015/03/18(Wed) 23時頃
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ああ、新しい校長先生を探さないといけないかな。 いや面倒臭いから、闘病中と言う事にしておこうか。
[歴代の校長の写真が飾られた室内。 いつの間にか今しがたまで 確かに存在していた人物の写真は消えた。 代わりに見た事の無い初老の男性の写真。]
先生。 先生が病魔に打ち勝ち、戻って来るまでこの学校は 教師一丸となって守ってくれますよ。
[まるで呪いの様に言の葉を紡いで、それを固定する。]
さぁこれで良いか。 後はさっきの楽しい生徒を探さないと。 まだいるかね。
[銅像の少女が2人に捕まっているとは知らず、 何事も無かったかのように校長室を後にした。]
(137) 2015/03/18(Wed) 23時半頃
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