197 獣ノ國
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―回想・商店街―
[向けられる視線>>4に男は戯けた姿勢をやめることなく]
――魔法か。君はそう捉えるのか。
かけられた魔法が“良い魔女”により持たされたものならば、夢物語のように朝日と共に夢は溶けてしまうんだろうね。
でも、“魔法”が悪意あるものならば……そう、たとえば、
――“悪い魔法”との契約ならば。
[問いかけには答えない。切り開くための駒も切り札もないのだから。
だからこそ、男は探し求めていたのだ。]
(8) 2014/10/07(Tue) 02時頃
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――名前なんてものにこだわるのかい?
[少し翼を雨粒により濡らした小鳥が彼女の元>>5へと飛び立てば男は首を傾げる。]
お利口にしていれば、何か貰えるらしいからね。
[和らいだような声色に対して、先の黒鹿とのやり取りを思い出して、差し出された一枚の頼りに目を通す。]
――僕が素敵な人だって? …ありがとう!
[綴られたそれが相手の連絡先だと知ると男は彼女が以前呟いた言葉を遣う。
茶化すような巫山戯た言葉。 けれども一枚の紙面をポケットに入れる仕草はやんわりとしたもの。
そして小鳥を連れて遊ぶ彼女の目線に合わようと軽く膝を折る。]
(9) 2014/10/07(Tue) 02時頃
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――だから、素敵な君へ。
次は綺麗な金糸雀にも、お便りをお願いしてもいいかな?
[差し出した鳥型の身体に添えるように綴られてあるのは、彼女の連絡先>>3:355
頷きを肯定と見なした男の結果だった。]
(10) 2014/10/07(Tue) 02時頃
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さて、僕はもう行こうかな。
[落ちたビニール傘を拾い、再び彼女に差し出せば受け取って貰えただろうか。
男は笑みを浮かべつつ、当初の目的地本屋へ向かおうとして――足を止めて。]
――君は、さ。
……やっぱり、何でもない。
[開いた唇は、閉ざされる。]
(11) 2014/10/07(Tue) 02時頃
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ああ、そう。本屋にはベネットはいたかな?
[再び切り開いたのはそんなこと。 彼女に尋ねてみたが、答えは貰えただろうか。
もし彼女から聞くことが出来たのなら、居合わせタイミングか、はたまた理由でもあったのか、会うことが無かったこと>>2:364を知ることはあったか。
聞くことがなかったのなら、自らの足で彼の元へと、本屋へと向かっただろう。]
――約束を破ったのは君の方じゃあないか。
[なんて、男も結局何の因果か約束を果たすことは叶わなかった。
何れにせよ、人のせいにすることに決め込んだ狼は鼻を鳴らしつつ、帰路に着くのだった。]*
(12) 2014/10/07(Tue) 02時半頃
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[走る汽車の窓から外をぼんやりと眺めていれば、景色の向こうに見えたのは見慣れた大きな科学塔。
朝陽を浴びて遠くに見えるそれは、とても、とてもゆっくりと窓の外を走り行く。
――あの國で過ごしたのは、果たしてどのくらいの間だっただろう。故郷と呼ぶには短く、旅と呼ぶには長いその年月。徐々に遠くなるその塔の影を追ってしまうのは、やはりそれだけの年月を其処で過ごしたのだと、言うことなのだろうか。]
………ん、
[そうしてふ、と。震えるポケットに気付き。其れを開いて見たのなら、そこには二通のメールの通知。何方も、差出人はあの歳の近い友人だ。
先に来ていた一通は、昨日の昼の"デート"を揶揄る一言と、"今日"より先の晩酌の誘い。
応える事の叶わぬそれには、小さく、小さく苦笑を漏らす。
最後に付け加えられた一文には、呆れたように肩を竦めはしたけれど。]
……フン。自分の方こそ、十分にお楽しみだったじゃあないか。
[大学で見かけた時に、彼の隣に居た少女を思い浮かべ。"唯の生徒と先生"ならば、この言葉の限りでは無いのだろうけれど。
懐かしむように目を細め、呟いた言葉はあの國に残る友人には、決して届く事は無いだろう。
借りた本は、結局返さぬままに持って来てはしまったけれど。まぁ、あの友人の事だ。もしもこの先会うことがあったのなら――酒の一つと此方の話とで、きっと許しては貰えるだろう。
そうして最後の追伸に、ふ、と――嗚呼、何時だっただろう。まだ自分の歳が二十の前半だった頃、酔った勢いで悪戯に詐欺を装い、彼に電話をかけたりもしただろうか。]
…出来るなら、最後にまた一度お前と酒でも交わしながら…話でもしたかったんだが。
[二通目のメールに目を通しながら、ポツリと漏れたのはそんな一言。このメールを飛ばして来たと言うことは、恐らくはあの本は無事に持ち主の元へと届いたと思っていいのだろう。
此方から本を貸す時、或いは彼方から本を借りる時。返すと言うのを理由にして、数え切れない日々を共に朝まで語り明かしたかの友人。神話の生物の事を主に研究している男と、民俗学から神話や都市伝説まで幅広く精通している友人と。
大学に用事がある時は、その授業風景を時折覗きに行った事もある。そして彼の話す話は、男の興味を酷く惹きつける物だったから。
自分があの國で最も近しいと言える友人は、今頃何をしているのだろう。]
………、あぁ。
[メールへの返信は行わぬまま、携帯端末に登録されている全ての番号からの着信を、拒否に設定する。全てを置いてきた中で、この小さな機械だけは置いて来ることが出来なかったのは――それは果たして、あの國への未練故か。
そうして再び窓の外へと視線を移し。既に見えなくなってしまった科学塔に、知らずのうちに声が漏れる。
向かう先は、長年使っていない別荘へ。きっと埃に塗れて"仲間"の巣も沢山張られているだろう其処を思い浮かべ…男はひとつ、諦めたように息を吐いた。
ガタン、ゴトン。
揺れる汽車に運ばれて、《蜘蛛》は漸く國の外へと。]*
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―自室―
[また出直すことに決めた男は帰路へと着いた。
そうして辿り着いた我が家にて、本屋の青年を思い浮かべていれば自然と指は読みかけの戯曲を開き、気付けばすっかりと読み耽ってしまっていた。
再び意識が浮上したのは小鳥の囀りを耳にした後。
欠伸を咬み殺すこと少し。気怠い身体を伸ばせば、関節のところどころが軋んだ音を立てる。
そうして時間を確認しようとして、一通手紙>>25が届いていたことを知る。]
(54) 2014/10/07(Tue) 11時半頃
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―――――――――――――― 差出人:ビースト 宛先:ベル ―――――――――――――― Bonjour funny girl 20xx年 10月3日 ―――――――――――――― やあ、綺麗な人 随分とお早いお帰りだね とっくに12時を告げる鐘は鳴り響いてしまったよ
それはそうと、君は実に不思議なことを言う 一つの物語に二人の主役はいらないのさ
そう、無事に届いたようで良かった ああそうだね、女の子に嫌われるのは望んじゃあいない 参考にさせてもらおうかな
ビーストは性根の腐っていて、力で何もかもを支配する野獣だろう? それならこのくらい意地が悪くて十分なのさ
(56) 2014/10/07(Tue) 11時半頃
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君が出会った3人の獣、か それは金糸雀?黒鹿?それとも噂のシェパードに色素の薄い獣か、キュウっと鳴く獣?
是非とも詳しく聞きたいものだから…そうだ 目立ちたがり屋さん、またいつかお茶でもどうだい? ちょうど“借り”も返せそうだしね
――――――――――――――
[手早く打ち込み、電子の道へと送り付ける。 形ある手紙よりもそれは何倍も早く相手の元へと辿り着くだろう。
そして、昨日雑貨屋にて購入した品>>2:284を二つを眺める。 どういうわけかそれぞれ別々に入っていたけれど、男は気にした様子もなく。そして、思い出す。]
(57) 2014/10/07(Tue) 11時半頃
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――あの子達は、濡れずに帰れたかな。
[思い浮かべるのは淡淡とした薄い髪を持つ小鳥、と。 花屋にて出会った何だか酷く落ち込んだ様子の少年、と。
――赤い頭巾をかぶった女の子。
脳裏に思い浮かばつつ、男は適当に身支度を整える。 そして赤い衣を身に纏おうとして…――]
無いんだった。
[苦い笑みを一つ、浮かべた――ところで。窓の外で羽ばたく小鳥の嘴が微かな音を立てる>>46
慣れた様子で端末を操作して、綴るは朝の挨拶と、他愛もない会話。]
(60) 2014/10/07(Tue) 11時半頃
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―――――――――――――― 差出人:ヤニク 宛先:カリュクス ―――――――――――――― おはよう 20xx年 10月3日 ―――――――――――――― やあ、ちょうど君のことも考えていた こちらこそ昨日はありがとう 懐かしい気分か それは真新しいものに変わったかな? 時間が経ち懐かしむのも悪くはない けれど、また君とも遊びたいと思うよ 僕も楽しかったものだから
確かに でも僕は彼に意地悪をしてしまったものだから、仕方がないね さっきもアドバイスを貰ったところさ “女の子に嫌われちゃう”ってね
次に会えた時は気を付けてみるよ 君が味方なんだから、心強いね
(62) 2014/10/07(Tue) 11時半頃
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そうかい 良かったね 彼は確かチョコレートケーキとミルクティーを頼んでいたよ 甘い物が好きなのかもしれないね
ありがとう 君の旅路も楽しいものでありますように また、君の冒険記も聞かせておくれ
追伸:なら、僕は君の物語を買いに行こうか ぜひ完成したのなら、教えておくれ
――――――――――――――
[本当は「約束はまたいつか」と伝言を頼もうとして男は筆を一度止めた。 本を綴るという口振りから、本屋を営む彼と関わりが多いのではないかと予測していたから。
けれども少女より早く届いた手紙を思い出せばそれは憚られて]
(63) 2014/10/07(Tue) 11時半頃
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僕にも足はあるからね。
[納得させるための言葉を自分に吐いては、少女の元へと電子の鳥を羽ばたかせた。
それを追うように男も外気に触れようとつま先を伸ばす。
隔てるものを放った身体は幾分も身軽に、足取りも軽やかに、歩を進める。
向かう先はそう、決まってはいないけれど。
ふらふらと彷徨う足を引き止めたのは、微かな震度>>58 片手で封を開ければ綴られていたのは訂正が必要だと思われる文章。 とても出版など出来やしない頼りに男は肩を震わせた。
けれども最後に綴られた一文に、男は俯いて。 躊躇いがちに言葉を打ち込み始めた。]**
(64) 2014/10/07(Tue) 11時半頃
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―――――――――――――― 差出人:ヤニク 宛先:トレイル ―――――――――――――― おはよう寝坊助さん 20xx年 10月3日 ―――――――――――――― 気にすることはないさ随分とお疲れのようだけど 大は小を兼ねるとも言うだろう?まあお気に召したのなら良かった
まあ、今度こそ本当の約束を果たすよ 葡萄のジュースを持って行くのは僕の役目だったのに勘違いしていたから
追伸:赤ずきんがいなければ狩人は来ないのさ 狼はまだお婆さんの皮を被って眠っているのかも、ね
…ありがとう でも狼のことは信じちゃあいけないよ ――――――――――――――
[打ち込み終えれば、少しだけ躊躇する素振りをすれど男は指を操作する。間も無くして彼の元>>58へと届けられるだろう。]**
(68) 2014/10/07(Tue) 12時半頃
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[――ゴトン。
乾いた音と共に、床へと置いたトランクの周りで大きく埃の渦が舞う。
其れが肺に入るのを嫌うように――そもそも服に埃が付くことがそもそも我慢ならない事ではあったのだが――男は大きく眉を顰め、荒れるに任せるその別荘を見回した。
埃の絨毯はそれはそれは高く積み重なり、"仲間"の巣は至る所に張り巡らされている。必要最低限の家具はあるが、それでも暮らして行くには足りない。
――一先ず掃除は後回しにして、先に家具を揃えに行くか、と。この時間なら、無理を言えば夕方には届けて貰えるかもしれない――とそこで、ポケットの中で震えた端末に目を瞬かせる。]
………、待ち遠しいよ。
[家の外へと出ながら開いたメールに、漏れたのはそんな言葉。自分の声音に微かに滲んだ寂しさに苦笑しながらも、見慣れぬアドレスに僅かに目を見張り。
貰った名刺に書かれていたのは、"ジャニス"の名。そこに書かれたアドレスとは別のアドレスと…彼の名前に、男の顔には先とは別の笑みが浮かぶ。]
[そうして、そのまま返信は行わぬままに男はタクシーを拾って乗り込む。行き先を伝え、シートへと身を預けて窓の外を見たのなら、そこに広がるのは見慣れぬ景色。
最後にあの國で見た車からの景色は、あの図書館からの景色だっただろうか。]
……――――。
[そっと動かした唇が紡いだ名は、静かな車内に響く事は終ぞ無く。ぼんやりと外を見つめながら、夜が明けるまでのあの時へと、ゆるりと意識を向ける。
ポツリポツリと、幾つの話をしただろう。此方の話に相槌を打つ彼の姿を浮かべたのなら、その指先にはあの柔らかな髪の感触すらも蘇った気がして。それを掻き消すように――逃さぬように、男は強く、拳を握った。]
……泣いていたな。
[去り際に彼が初めて見せた、その涙。此方の言葉を拾った運転手には"何でも無い"、と手で制しておきながら、また意識はあの夜の時間へ。
演技に自信を持つ彼が、あの時だけは笑顔すらも演じられなかった事。その事に胸に痛みと…ほんの、ほんの僅かな充足感を覚えたのは、男にしか知り得ないだろう。]
[彼の口からは、ついには"行くな"という一言は出はしなかった。男を困らせるような言葉は、一つたりとも出なかった。嗚呼、本当に――聡い子だ。もしも次に相見えたのなら、思い切り、我儘を言わせてやりたいものだ――あの時伝えられなかった言葉を、捧げながら。
そうしてふ、と手にした携帯端末に視線を落とす。
電話は拒否に設定したけれど、メールはそのままこの端末へと届く。そんな事を――相手からの一方通行だけを許すなんて、それは酷く未練がましい行為だとは…自覚はしているとも。
――嗚呼、だけれど。彼からのそのメールは慰みになどなりはしない。
更に募る恋しさに焦がれながらも、しかし今後ももしかしたら届くかもしれないそれを拒否する事なんて…どうしても、出来はしなかった。]*
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―――――――――――――― 差出人:ベル 宛先:ビースト ―――――――――――――― Re: 20xx年 10月3日 ―――――――――――――― 相変わらず、面白いね君は 魔法が解けなければ硝子の靴は永遠に君のもの はぐれた王子は君を見つける手段を失ってしまうじゃあないか
ツレないね 臆病顔を覗かせて逃げたあの日とは大違いだ でも嫌いじゃあない …そうだね、ほんの少し遊んでくれればそれでいいさ
(80) 2014/10/07(Tue) 15時頃
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蜘蛛に囚われてしまったのか 綺麗な夢見鳥は その翼を捥いでまで、地獄の糸を辿って逃避行かい?
まるで悲劇 仮面舞踏会で出会った貴族のような終わりを望んでしまうのかい
行くよ 僕は野獣なのだから ウソは吐かないよ だから君も 毒薬を飲むなんてつまらない真似は、よしてくれよ ――――――――――――――
[何処へ行こうか悩む足取りは、遠くへと行くこと出来ない。軽やかでいても惑う動きは迷子と同じもの。
指し示された場所でのお茶会>>72 遊びに満ちた文字の羅列に男の笑みも深くなる。
けれども1字。男の“嫌いな生き物”の名を、蜘蛛の軌跡を追うのだと告げる一文に、どうも胸が掻き消されるような想いが渦巻くのは。]
(81) 2014/10/07(Tue) 15時頃
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――僕は、蜘蛛が嫌いだ。
[誰にともなく零す言葉。 そう、だから仕方が無い。 だから不快なのだと。 男は、僕は――]
(82) 2014/10/07(Tue) 15時頃
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―カフェテラス―
[そうして向かったその場所で、男が頼んだものはチョコレートケーキとミルクティー。
特別甘党でも無い癖に、開いた唇が口走っていた。
間も無くして見つけた後ろ姿>>71 視界に覗くキャリーバッグ>>52には気付かないフリをして。
Bonjour おはよう ご機嫌いかが?
[昨日と同じ台詞を彼へと。 そして手短に挨拶を済ませれば、ふと笑みを零して。]
(83) 2014/10/07(Tue) 15時頃
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――さて、どんな借りを君は返してくれるんだい?
僕はちゃんとお詫びを用意したけれど。
[茶化すように問いかけては、紙袋>>2:284を取り出す。 “天使のお告げに従って手に入れてみたよ”なんて告げながら。
そうしてその人を、僅かに香る蜘蛛の影を、甘い甘いミルクティーで誤魔化すのだ。
ほんの少しだけ、微睡むように。]**
(84) 2014/10/07(Tue) 15時頃
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ヤニクは、ジャニスが頼んだメニューには一瞬顔を顰めた後、笑みを浮かべたが。*
2014/10/07(Tue) 15時頃
ヤニクは、シメオン(名前も知らない彼)は今頃何処へ向かっているのだろうかと逡巡。*
2014/10/07(Tue) 15時頃
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…おやおや、随分とお転婆だね。
[人より優れた聴力は些細な呟きも見逃さない。 思わず台詞を紡ぐ前に囁いたけれども相手の耳に届いたかは知らぬところ。
繰り返されるやり取りは同じもの。浮かべられた表情は違うもの>>92
何かあったのだろう、と予測はしつつも男はいつも通り、相手が知っているであろう笑みを崩さず続ける。]
おやおや! サプライズは成功かな?
天使からの贈り物なんだ。疚しいものはないよ。
[感情を素直に現す様はとても名俳優には思えず、男は一度咽喉を震わせてくつりと笑う。そして紙袋を押し付けようとした。
そして男の好物を頼もうとしていた、なんてことを知れば眉を上げて驚いたような表情を作ってみただろう。]
(119) 2014/10/07(Tue) 20時半頃
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気持ちだけは受け取っておくよ。
[勝手に断りもなく席に腰掛けることを相手は許したか。 どちらにせよ男は躊躇なく座席に腰を下ろしたのだが。
不服そうに突つかれる柔らかい色合いの菓子。
そのパートナーを務めるのは、男がこの世で最も嫌う豆をかき混ぜて作られた液体>>93
今も鼻を掠める香ばしい匂いは男の嗅覚を犯していて顔を顰めたくなるけれど]
へえ、それは助かった。
――好物なんだ、珈琲は。
[噯にも出さずに寧ろ喜ばしげに笑みを浮かべてみせ、小首を傾げる青年の元へと自身のまだ口も付けていないミルクティーを差し出す。]
(120) 2014/10/07(Tue) 20時半頃
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[そうして相手の端末が震える。その相手が天使だと、彼の口から耳にしたのなら]
お迎えかい?
[なんて茶化してみせて、続いたように震えた端末を覗くのだ>>95
そして僕にも天使が訪れたよと、彼にも伝えてみただろう。
しかし最後に綴られた一文>>96に男は笑みをぎちこなくさせる。 本屋を営む青年の姿が見えないという。
そういえば昨晩も結局会うことの出来なかった知人の顔を思い浮かばせる。
そして“お昼近くまで待つ”という何ともあやふやな言葉に、ため息を吐いた。]
(121) 2014/10/07(Tue) 20時半頃
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――天使が君のところに舞い降りるまで、だっけ?
[時刻。それが正確にいつを指すのかは分からないにしろ、昼頃といえば長針が指し示す数字はきっと。]
哀れな獣、か。それでも構わないかもね。
だってその間、君はベルでいてくれるんだろう?
[巫山戯た調子で流暢に言葉を綴ろうとして男は、口を閉ざして。]
――もし、狩人がいたのなら……左胸にキスして欲しいものだね。
[痺れるような渋味を一気に流し込みながら、甘美な夢を塗り潰して――唸る。]
(122) 2014/10/07(Tue) 20時半頃
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なんて、ね! 君のように上手に芝居も出来ない僕じゃあ役者不足かな。
僕にはビーストなんて主役は無理だね。端役でいい。確か美丈夫なんだろう?僕は。
ガストンは、そろそろ家に帰るよ。狼に襲われないように、ね。
[そして甘ったる過ぎるチョコレートにフォークを突いて、はにかむ。]
君との芝居はとても楽しかった。少しガストンの気持ちが分かったような気がするよ。 だから改めて礼を言いたかったんだ。
――初めまして、ジャニス。
僕はヤニク。遊びに付き合ってくれて楽しかった! 君の旅路が良いものでありますように。
[口に運ぶ最後の一口。口内を満たす甘いチョコレートを平らげた男は席を立つ。
唐突な行動に相手をどのように思わせただろうか。 ちらりと視線を一度彼に向けたものの、男は悪びれる様子もなく、口元を緩めている。]
(123) 2014/10/07(Tue) 20時半頃
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